自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

タンクローリーの鏡

2024-01-31 | 日記

過日のこと。道を入っていると,目の前にタンクローリーが。よく見ると,タンクのステンレスがピカピカ。輝いているのです。快晴だったのでとても印象的。何とか車内から撮れないかなあと思っていると,ありがたいことに交差点に差し掛かりました。そして赤信号で停止。

大急ぎでカメラを出して撮影開始。じつに見事に鏡になっています。

 

ズームアップして撮りました。うれしくなるほどに景色が輝いて見えます。

 

わずかな時間でしたが,間に自動車はなし,中身の濃い束の間となりました。なにしろ,信号機で止まるというチャンスがなければ撮れなかったのですから。

 


'24 わが家のマンサク物語(2)

2024-01-30 | ロウバイ

1月30日(火)。

マンサクの花が次々と開き始めました。今日の暖かさで蕾が緩んだようで,オレンジ色の花弁が目立つようになりました。

花を見ていると,一つの花にツマグロキンバエがいました。頭を花の中につっこんでいました。撮影しようとしたら,出てきてしまいました。タイミングが合わず,残念。ありがたいことに、花から遠ざかることなく,しばらくそこにいました。

 

枝を歩いて下に行ったり上に行ったり。

 

おなじみのすがたです。冬の活動ぶりが光っています。

 

オスです。

 

これからどんな風景が見られるか,大いにたのしみにしています。

 


ある神社の鬼追い行事

2024-01-29 | 日記

先日,近くのまちにある神社で行われた鬼追い行事に出かけました。初めて見る行事です。

わたしは写真愛好家のグループに所属していて,そのグループが鬼追いをテーマにした撮影会を実施。そこに参加してきたという次第です。

前夜は相当な雨が降り,天気が心配されました。朝になって幸い雨が上がり,なんとか雨具なしで行くことができました。

 

日頃は昆虫をテーマに撮っているだけに,被写体が変わるとどう撮ってよいやら迷うことがいろいろ出てきます。それですくなくとも構図には気を付けようと思って動き回りました。どの位置で,何を,どう写し込むか,です。

参拝者とふれ合う鬼。まるで,なまはげ風に福をもたらす神とそっくりの動き。参拝者には縁起担ぎになるのかな。

 

そのあと,鬼はステージで舞います。小さな子が鬼に呼びかけていました。「ヤッホーッ!」。これに鬼が応じていたので,びっくり。まことに親しみ深い鬼というか,現代的な鬼というか。

 

スマホで動画を撮る人があちこちに。それを撮るわたし。

 

舞い終わった鬼が記念撮影。子ども鬼もいたのです。向こうに見えるのは湯気。餅米をかまどで蒸しているのです。この後,餅搗きが待っています。

 

この行事,新型コロナ蔓延防止のために二年間休止だったそうです。

 

何枚かを次回例会に持って行って,メンバーから助言をもらうことになります。

 


春を呼ぶ畔焼き

2024-01-28 | 日記

1月28日(日)。

寒い日が続く中,今日は比較的穏やかな日中でした。空は曇り,風ややあり,といったところ。午後恒例の畔焼きに出役。昨日は奈良の若草山の山焼き。草を焼き払うのは今の時期の風物詩です。もちろん,新芽が出やすくするとか,虫を退治するとか,景観をよくするとかといった理由があるわけですが。

風がすこしでもあると,火の勢いがちがいます。火は本当に怖いものですが,コントロールできるうちはありがたい存在です。

 

日ごろから田の管理がなされているので,畔の草は刈り取られています。作業は短時間で終了。

 

田は春を待つばかりとなりました。

 


'24 昆虫の頭・顔 ~キベリヒラタアブ(続々)~

2024-01-27 | 昆虫

キベリヒラタアブを正面から見た顔写真にこだわって撮影。それも被写界深度ができるだけ深いものを。ところが,微妙に動くので苦労続き。

 

容器の縁でしばしじっとしています。

 

これは花弁の間でじっとしている瞬間です。

 

容器に花弁ごと入れて静止したときに撮影。中脚・後脚も写せました。撮影直後動き出しました。

 

キベリヒラタアブには感謝,感謝。

 


'24 昆虫の頭・顔 ~ツマグロキンバエ(続々々)~

2024-01-26 | 昆虫

今度はメスです。花弁の上でしばしじっとしていました.触覚にある一本の毛も写り込んでいます。

 

この写真,上写真をトリミングしたわけではありません。さらにクローズアップして撮りました。余程寒さが堪えたと見え,静止状態。吻がまったく動いていません。撮影者にとってはまたとない撮影機会です。

 

見上げて撮るチャンスが到来。口元がよくわかります。こんなチャンスはまずないといってよいほど。

 

根気強く被写体を追っていると,チャンスはいつか巡って来るのでしょうか。

 


'24 昆虫の頭・顔 ~ツマグロキンバエ(続々)~

2024-01-25 | 昆虫

ツマグロキンバエのオスです。ツバキの花弁でじっとしています。からだには花粉があちこちに。風貌はまるで“ヒゲ爺さん”です。

 

蕊にいるところを真正面から撮りました。

 

できるだけ近づいて撮りました。

 

別個体です。

 

この個体には花粉がたっぷり。

 

わたしなりに完成度の高い画像をめざしたいと思います。

 


'24 わが家のロウバイ物語(2)

2024-01-24 | 昆虫

花の中にごく小さなハエが一匹。ハナバエのなかま? イエバエのなかまにはちがいありません。吻先をぺたぺた。 

 

脚がじつにスマート。

 

花から出て行く直前のすがたです。このハエは送受粉の仲立ちをしているでしょう。

 

からだの大きさに比べると,花はなんとも大きい! だから,花が目に飛び込んできたというか,匂いに敏感に引き付けられたというか,誘われたのですね。

小さめの花には,それに見合った小さな昆虫が必ず訪れます。

 


'24 昆虫の頭・顔 ~ツマグロキンバエ(続)~

2024-01-23 | 昆虫

1月22日(月)。穏やかに晴れたこの日,風はほとんどなし。隣地でタンポポの花を見ながら,訪花昆虫を探しました。タンポポはセイヨウタンポポです。このタンポポは無性生殖で結実するのですが,昆虫の助けも借りて有性生殖を行うこともあります。こちらの方が遺伝子を多様に残すのに好都合なのははっきりしています。

そのタンポポに,ツマグロキンバエが数匹来ていました。寒い冬の頑張り屋さんです。

 

「タンポポの花で顔写真は撮れないだろうか」。ふとそんな思いが浮かびました。林立する蕊に頭を突っ込んで吸蜜するのですから,その行動中は無理です。「しかし,頭を上げるときがあるのではないか」と思ったのです。それでしばらく撮影を続けてみました。この個体はメスです。

 

蕊の隙間からかろうじて頭部が見えました。

 

花の外に出て来ました! またとない瞬間!

 

カメラの位置を変えるわけにはいかず,シャッターを切りました。からだには花粉が付着しています。

 

これだけ撮れるとうれしくなります。チャンスがあれば真正面,全身を狙って撮りたいですね。

 


'24 昆虫の頭・顔 ~ツマグロキンバエ~

2024-01-22 | 昆虫

ロウバイの花に来たツマグロキンバエを写していたら,顔写真を撮るチャンスに恵まれました。顔写真を撮るにはどうしても真正面からの水平ポジションが欠かせません。それをじっと待ったのです。

複眼が離れているのでメスとわかります。

 

花弁の上をゆっくり,ゆっくり動きました。

 

こちらにはまだ気づいていないようです。複眼の縞模様が特徴的。

 

来たー! この瞬間を待っていたのです。真正面! ピントは一皮。深度が浅いのは已むを得ません。

 

自然のままの状態で全身を真正面から撮るというのはわたしの究極の願いです。