自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

'24冬 虫の目レンズは友 ~ツチイナゴ(続々)~

2024-02-29 | 昆虫

見晴らしのよい草地です。ここにツチイナゴがいました。

 

ほとんど動かないのでじっくり撮影できました。遠景をどう取り込もうかなと思案します。

 

そうこうしていると,向きを変えます。

 

ぴょーん,ぴょーん。すこし跳んで移動。

 

遠景が入ると広がりが出てきます。ツチバッタの生きている環境が理解できます。

 


'24冬 虫の目レンズは友 ~ツチイナゴ(続)~

2024-02-28 | 昆虫

この間ツチイナゴを撮った日は,空に雲が一つもありませんでした。わたしに気持ちとしては空に雲があった方がずっといいなあ,そんなふうな思いでした。それで晴れたら撮り直したいと思っていたのですが,曇りや雨がずっと続いて願いが叶いませんでした。

待ちに待ったこの日。なんとか晴れ間が覗きました。もちろん公園を訪ねました。

枯れ草をぽんぽんと叩いていくと,思ったとおりツチイナゴが出現! 気温が低いので動きはほとんどなし。カメラを地面に置いて撮ったのが下写真です。

 

ツチイナゴ,すこし前へ。カメラをすこしだけ地面から浮かして撮りました。平日なので人はなし。もし写し込めたらたのしいのですが。

 

別の個体が出てきました。

 

ほんとうに動かないのです。なんとも撮りやすい。

 

期待どおり空の雲がアクセントになっているように思うのですが……。

 


'24冬 虫の目レンズは友 ~スイセンのある風景~

2024-02-26 | 

公園の数か所にスイセンの株があります。数株なので醍醐味はありませんが,それでも春を告げる雰囲気としては申し分ありません。ロウバイのすぐ脇にあるので,立ち止まって撮影する人もあります。

右奥に散歩で通り抜けた人を写し込みました。

 

別の株です。公園管理の軽四がやって来ました。陽が西に傾き,まったくの逆光下での撮影となりました。

 

犬を連れで散歩する人が通り過ぎようとしています。

 

春はもうそこに。うれしいですね。

 


'24冬 虫の目レンズは友 ~白梅の風景~

2024-02-25 | 

道路脇の畑にウメの老木が数本。白梅です。今満開に近い咲きぶりです。

思わず車を停めて撮影開始。トラックが走ってきました。久しぶりに晴れた空には雲が少々。遠景としては上々です。

 

今度は軽自動車が。

 

反対方向を向くと……。電車がやって来ました。陽が向こうから射しているので,電車がくっきりしていないのが残念。

 

右の中央奥に電車が。やっぱり日陰なので姿が今一つ。

 

ウメは季節をきっちり感じています。そんな風景かなと感じます。

 


'24 昆虫の頭・顔 ~クビキリギス(続々)~

2024-02-24 | 昆虫

先日の公園で見かけたクビキリギスは褐色型,緑色型の各一匹。緑色型も持ち帰って顔写真を撮りました。

この個体は口元を盛んに動かしました。それで,撮影はたいへん。すがたは堂々としています。

 

横から撮ると頭頂部下のくびれがよくわかります。

 

真正面からの顔は凄みすら感じられます。

 

これをトリミングしました。

 

一度,顎を大きく開いた瞬間がありました。下写真は最大に開いた際の一コマです。ふしぎにも後脚を高く上げました。開脚の格好もすごい。これは威圧のスタイルなのかもしれません。

 

深い深度でもう一枚。

 

カメラ位置を変えて撮りました。剪定鋏のような顎。緑色型に噛まれて出血した苦い思い出がよみがえってきます。何日も痛みが消えませんでした。

 

次々とおもしろい表情が現れ出ます。新たな発見が生まれ続けます。だから顔写真はたのしい,と感じています。

 


'24 昆虫の頭・顔 ~クビキリギス(続)~

2024-02-23 | 昆虫

クビキリギスの噛む力は想像をはるかに超えたものです。昆虫だからとか,バッタだからとか,そんなやさしい話ではありません。いったん噛みついたら放さないほどの威力があると思ってよいでしょう。その被害に遭ったのがわたしですから,確かだと思っていただければ。

撮影していると,そんな強さを感じる場面が何度かありました。大顎が大きく開きました。

 

開いたままの状態が長く続くことはありません。それでこの程度の深度の写真しか写せません。それでも噛む力の一端が伝わってくるのではないでしょうか。

 

横方向から撮りました。頭部に占める顎の大きさが印象に残ります。

 

クビキリギスを観察するときは,この顎を見逃したくないものです。ただし,からだに触れる際はくれぐれも顎の近くに指を近づけないように。

 


'24 昆虫の頭・顔 ~クビキリギス~

2024-02-22 | 昆虫

公園で見かけた褐色型のクビキリギス,これを持ち帰って顔写真を撮りました。これまでにクビキリギスとはずいぶん付き合ってきましたが,こんなかたちで腰を据えて撮ったのは初めてです。撮っていると,何年か前にこの口に噛まれて出血した苦い経験が浮かんできました。

脚のすがたがなんとも堂々たる感じ。紙に載せて撮っていると,じつにしっかりとつかんでいるのでびっくり。脚先に巧なしくみができているのです。

 

落ち着いたものです。

 

動き回るといったタイプではありません。じっとしているときは,ほんとに長い間静止しています。

 

頭部の先端が尖り,前方に突き出した独特のかたちをしています。横方向から見て初めてわかることです。

 

赤い大顎は餌を食べる,身を守る,そんなときの大道具です。まことに強力です。ドラキュラのようです。撮影中にこの顎が何度か開きました。それについては次回ご紹介します。

 


'24 昆虫の頭・顔 ~ツチイナゴ~

2024-02-21 | 昆虫

公園でツチイナゴを一匹捕獲。それを持ち帰って顔写真を撮影しました。なかなかじっとしていないで,ぴょんぴょんと跳ねます。口元も動かします。撮影はたいへんでした。

後ろから全身を撮りました。後脚を大きく曲げると,すぐに跳びます。

 

これは飼育ケースに入れた状態で撮りました。

 

背景は白い紙なので,体毛の様子がわかりにくかもしれません。

 

と思って,今度は黒い紙の上で撮りました。

 

最後は真正面からです。前脚の関節部分が目を引き付けます。

 

深度を深くして撮りました。脚を見ると,跳躍力のほどが伝わって来そう。

 

背景を黒くしました。前脚の先がからだを堂々と支えています。

 

アップ写真です。トリミングなし。

 

これだけ撮るのにずいぶん苦労しました。今回から昆虫を載せる台に一案を講じたので,撮影前の準備がとてもスムーズにいくようになりました。撮影には苦労したものの,結果としてはこれが功を奏しました。

 


'24冬 虫の目レンズは友 ~クビキリギス~

2024-02-20 | 昆虫

冬ですから,公園の雑草はすっかり枯れています。しかし,晴れて暖かさを感じる日は越冬中の昆虫に出会えるチャンスに恵まれます。これは経験から予感できます。この日はクビキリギスに会えました。ラッキー!

草地を歩いていると,飛び出してきたのです。すこしばかり飛んで背の低い枯れ草の上に着地。こういうときは向こうが見通せるので撮影にはばっちり。

 

カメラ位置を変えて撮影。向こうに建物が見えます。

 

撮っているとまた飛んで遊歩道脇に着地しました。このときは人の姿はなし。残念!

 

こころに残るひとときとなりました。

 


'24冬 虫の目レンズは友 ~ツチイナゴ~

2024-02-19 | 昆虫

2月16日(火)。

最高気温15.8℃。うれしくなるような暖かさ。「この感じなら」と,公園に出かけました。もちろん目当ては昆虫との出会い。長めの枯れ枝を手に,枯れ草をポンポンと叩いていきます。うまくいけば,越冬型のバッタが飛び出してきます。

何度か叩いていると,案の定,びっくりしたように出てきました。ツチイナゴです。これを続けていると,また飛び出してきました。やはりツチイナゴ。もっとやっていると,またまた。そんな調子なので,合計五匹のツチイナゴに出会いました。その姿をご紹介します。

この個体は右の斜面から出てきました。塩ビパイプの上でじっとしています。

 

指を触れると,すこしだけ移動。そこでまた静止状態。

 

しばらくしてまた移動。飛ぶにはまだ体温が上がっていないようです。下写真は右の前脚をのっそり前に一歩進めた瞬間です。

 

活動を始める春が待ち遠しい,といった表情に見えましたが……。