響けブログ

音楽コドモから「音楽コドナ」へちょっと進化。ドラムとバイオリンと小鼓を弾く、ヒビキの音楽遍歴。

たまには「メディアアート」なる切り口で。

2009-09-08 | おんがく
ヤマハのというか、岩井俊雄さんのというか、そう「TENORI-ON」が、なんとMoMAのパーマネントコレクションに選定されたとのこと。

というのも、今オーストリアでアルスエレクトロニカというメディアアートの祭典をやっているんですね。

文化庁メディア芸術プラザブログ
http://media-arts.cocolog-nifty.com/map2009/2009/09/tenori-on-a590.html


TENORI-ON公式サイト
http://www.yamaha.co.jp/tenori-on/


おめでとうございます。

メディアアートという括り方を知ることで、技術とアートの最先端的な状況──というのはつまり、一般の人との関わりの部分ともいえるわけで。──が見えてきて、日頃おっ、これはおもしろい、すごい、と新しさを感じていたものがちゃんと集められていたりして、ほっとするというか、楽しいのであります。
ついでに、アートに「メディア」がつくことで、ま、一般的には「科学技術」チックになるというのは確かにあるんだけれも、それだけじゃなくて個人的にはアートよりかなりチープになるように思う。芸術制作がものづくりになる、みたいな。ほんとはそんなことないんですよ。けど、なんか芸術市場の派手さにひきくらべて、芸術が本来もっていた貧乏さというか、チープなところがかえって顕れてくるような効果を感じます。


写真は私の指輪なり。白はMoMA shopにて購入、緑はベネチアングラス。さあてどっちがチープ?……とどこまでもチープな私なのでありました。