響けブログ

音楽コドモから「音楽コドナ」へちょっと進化。ドラムとバイオリンと小鼓を弾く、ヒビキの音楽遍歴。

クラシックバレエには、いろいろ不文律があるようなので。

2009-04-30 | コレクション
The Ballet Book
Dk Pub
amazonへ


クラシックのレッスンの世界というのは、残念ながら、どうも敷居が高いというところがあるのはやむを得ない。やむを得なくないのかもしれないけれども、敷居が低くてうまく行く試しも少なくて、十分に高いほうがかえって生徒が気楽にできたりして(逆に低いと、生徒の側で、間違ったかたちで高めようとしたりして)高いことは気にしない、という戦略しかないように思う。

そうはいってもクラシックイタチ(私のことです)のこと、「慣れ」というのはしかし、客観性がないし、あまり好きではない。

というわけであんちょこをゲット。これはいいです。子供向けだし、基礎的だしね。だいいちモデルさんが子供でかわいい。(あれ?客観性はどこへ!?)

簡単だから気軽に読めて、読むとこも少なくて、それでもひととおりわかるので、おすすめです。どちらかというと、もう少し早く買っておけば、時計とかしたままレッスンとか行かなくてすんだかも。

痛快こぼうず、カラオケへGO!

2009-04-29 | 歌う
小学校の先生がおっしゃるには、9歳というのは発達のひとつの、なんというか節目であるらしい。というわけで音楽子供のヒビキをつれてみんなで休日の今日はカラオケへ行ったのだが。

いろいろおもしろかったです。まず、ひびきくんはイントロではあんまり画面を見ないんだね。自分でカウントして入ってくる。

ままの歌はなかったことにしてる。(へたなのでね)

ぱぱが歌に入ってくると、一瞥する。(声が大きいのでね)

この家族はお酒は飲まないんだけど、パーカッションをもたすとえらいうるさくなる。

などの特徴があるのでした。特に今回は、ヒビキの「さざえさん」「げげげのきたろう」が痛快でした。痛快こぼうず! うたがすてき、と親ばか父が大絶賛でした(!)

東京"かなりシブい"ライブ情報GETの、リンク集。

2009-04-28 | 響けブログについて
ライブとなると、がぜん老舗系、ほんとはうそなんだけどJAZZ系という感じがするかもしれませんね。なんというかその、年齢層高め、ってやつですかね。

しかし実際のところはjazz系なわけもなく、つまりライブというものに何を期待するかというと、やっぱりその場限りのもの、アドリブ的なものというふうにどうしてもなるから、という理由にすぎないような気がします。

たとえば、もちろんばっちり仕込まれた大ステージも好きなのですが、ああいうのはなんていうかな、「観客サービス」とかされるのが歯がゆいという感じもなくはないのです。出演者と観客というお互いが「高い入場料」というものの両端で、だからこれだけやってくれた、みたいになるのは、どうでしょう、「音楽とかんけーない」気がするのですよ、いかがでしょうか。

しかも昨今、ライブという催しがそういう大ステージ、それからライブハウス規模のごく小なステージと、二分されていて、間がない! という話も聞きます。確かにそーだよなー、なのであります。

というわけで、言い訳いっぱいしましたが、リンク集、いきます。

村上ポンタ秀一
MURAKAMI "PONTA" SHUICHI OFFICIAL WEBSITE SINCE 2007

公式サイトですが、ライブを網羅していません。

仙波清彦
仙波清彦ホームページ Semba Kiyohiko Home Page

こちらは意外と情報がのっています。邦楽のお稽古とかは載っていませんが、にかかわらず、イメージよりかなり邦楽色になっているのに、改めて驚きます。さすが家元、交流の伝統ぶりが本流なのであります。

TOKU
Flugelhorn Player TOKU's Site / TOKU-JAZZ.com

TOKUさんは、新しいアルバムと同時に新サイトへ移行。毎回アルバムのための撮影がしっかりしているので、サイトも立ち上げやすそう………などというのは憶測で、つまり以前のサイト同様、新しいサイトもすがすがしい雰囲気に仕上がっています。すごく気分いいかんじに。

LIVE MUSIC JIROKICHI
じろきちは、ジャズと言ってるわけじゃないんですよ。「LIVE MUSIC」。これがなかなかいいですよね。約2ヶ月ぶんのスケジュールが掲載されます。

新宿PIT INN
こう言ってはなんですが、マルチトップページ、フレーム等が、古いつくりのホームページ。ついこういうつまらないつっこみをしてしまうのは、クラシックイタチ、ウェブ制作をやっていたためなのですが、でもそういうことは情報を発信するという本分に照らしては、実際、どうということもないんだよね。それより発信者がなるべく簡単に情報をアップロードできるシステムが必要。だけど、ここが長年、なかなか発達しないのであります。(デザインと両立しないといいますか)

BLUE NOTE TOKYO
あんまり行きませんが、ときどき。

山口とも
廃品打楽器協会 TOMO OFFICE

ともさんのホームページはすてきです。シンプルだけど、ライブ情報もしっかりゲットできますよ。

このブログが面白い。響けブログ的ベスト5。

2009-04-27 | 響けブログについて
ほぼ日のことばかり書いてるから、さぞ毎日見てるんでしょうね──

などと言われて、そうかなあ、そうでもないんだけどなあ、と思って、クラシックイタチこと私がよく見るサイトをどーんとリストアップしてみた。すると案外音楽ものが多いので、響けブログでご紹介いたします。英語中心のベスト5は、追って「科学と広告のブログ」に掲載しますね。

では、ときどきのぞく、5大有名ブログ!

宇多田ヒカル
Message from Utada Hikaru / Utada
Hikki's WEB SITE
ひっきーらしい近況が逐次報告される、ファンとひっきーの交流の場、ともうしましょうか。いまはまっている音楽などが紹介されるのがおもしろいです。

清塚信也
清塚信也OFFICAL BLOG

全国をかけまわって演奏活動を続ける清塚信也氏が発信するブログ。

清水ミチコ
4325.blog MICHIKO SHIMIZU OFFICIAL WEBSITE

身辺雑記日記。美術展「忘れえぬロシア」や、新宿のカラヤンフィルムコンサートへ行って来た──などと意外にも、私たちと同じ暮らしの断片(私も行った、行った的なやつですね)が入るのが新鮮。テレビの中の清水ミチコさんが、すごく身近になります(笑)

ともさかりえ
ともさかりえ公式ブログ

友達でも同級生でも、氏名をフルネームで呼ばれる人と、「友坂」と名字だけのやつとがいる。ともさかりえさんは、きっとフルネームの人なんだよな。「りえ」という名の他の人を寄せ付けないなあ、とブログを訪れるたびに感じる。「むすこ氏」とか息子への「おっしゃる」などの敬語用法は、ともさかさんの言い回しを真似したこともある、響けブログなのであります。

原辰徳HARA SPIRIT Tatsunori Story
これはすごいです。月に2~8回、平均で3ぐらいかな、それを2002年の3月からずっーーーと続けているブログというよりもコラム。その間、大きな休みなし。しかもシーズンは続いているのだから勝った日もあり、惨敗する日もあり、それも含めて、丁寧に書き続けるということを達成する困難さは、たいへんだと思うんだけれど、誰もあまりほめないし、ほめたりする機会もなかったりして(コメント欄なし)、いやあこれは偉大への道、という感じであります。

というわけで、次回はライブ情報ゲットに欠かせない、ライブハウスリンク集でもやろうかと思います。


12歳の文学賞、続編。

2009-04-26 | コレクション
子供に本を買い与えよう、というのはいいことなんだけれど、そのことが、自由に子供の得意なことを伸ばしたり、それまでなかった意外な関心を育てたり、興味のあることを深めて、場合によっては大人なんかより──少なくとも何か特定の「そのこと」については──すごいなんてことになると、もっと、とってもいいことだと思う。

先だってオーストラリア人の女性と話していて、学校に毎月ニュースレターのような形でジャンルごとになっている推薦図書のリスト(科学、ノンフィクション、ミステリーとかいったふうにですね)が配られ、生徒が見て、好きな物を注文して読んだものだ、と聞いて、それはいいなと思った。

以前もちょっと紹介したけれども、それがこんなサイトになっている。

SCHOLASTIC bata版
http://www.scholastic.com/kids/stacks/


こういう機会に注文するから、先生にほめられたりというわけでなく、父兄の誰かが儲かったりするわけでもなく、実に子供が興味を持ちそうなものを、大人がリストアップして、買う手段を与えられるとしたら、それはとってもすばらしい。

一方、やはり以前紹介した小学生の文学賞で、子供たちによる逆推薦の本セレクションというのがあるようだ。

12歳の小説アワード
http://www.netkun.com/12saibungaku/webmag/award/index.html


これはまあ、文学賞の審査委員の作品が選ばれていて、ちょっと手前みそな感じであるけれども、ただいかにも大人のお墨付き、という雰囲気からはちゃっかり脱している点は評価できる。

私が知っているのは子供が通っている小学校だけだけれども、少し、大人が子供や小学校を私物化しすぎているのではないだろうか? 子供が単独では──つまり大人に日和るのでなければ──いいと思わないようなものじゃなくって、今の大人にはないような知恵をつけてくるかもしれないような、そんな触媒になるようなやつをお薦めしちゃうぐらいの大人でありたいものではありませんか。

ほらたとえばさ、世界がもし100人の村だったら、みたいのとかね。科学者の伝記じゃなくって数学パズルとかね。そうやって考えるとセレクションという作業がなかなか難しいことにも気づかされる(し、もしかしたらセレクションそのものじゃなくて配布などの運営が個人的にあまり感心しないという偏見かもしれない)けれども、それと同時に月1回という知恵にも気づくのだ。つまり、ある程度の量、適度の量を推薦できるからである。ジャンルというふうにきってやることにも意義があり、それはこういう場合にはこれを見ればいいという知恵を身につけられるからだし、高校になって急に「進路」を決めろといわれて悩まなくてもいいかもしれない。

買ってしまいました↓
12歳の文学 (小学館文庫)
小学生作家たち
小学館
amazonへ


[12歳の文学賞、当ブログ内記事一覧]
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ドラムキッズのパズルの解き方。

2009-04-25 | ドラム・パーカッション
雨の土曜日、最近ヒビキがはまっているのが、パズルをいっぱい集めた本。たとえばこんな問題がある。



元は英語の本なので、問題はアルファベットと数字で構成されていることが多い。数字や文字がどのように並んでいるかが解く鍵で、上の問題であれば、アルファベット順に文字を並べたときに、「B」と「E」の間が3、「E」と「I」の間が4、というふうに考えていくと解ける場合が多いのであります。これは縦に並んでいるが、それが斜めになっていたり、とびとびになっていたりという別の規則が加わる場合もある。

本の表紙はこういう感じ。学校でもはやっているみたいですよ。↓

頭をよくする面白・難問パズル500
誠文堂新光社
amazonへ


ところでヒビキ、この続編の『頭をよくする面白・難問パズル450』というのが欲しくて、買って買ってキャンペーン実施中。
「前の本は終わったの?」
という親たちの質問に、さっきの画像の問題を、一例として解いてみせたのだが、その解き方が………なんとリズムでした。「B」と「E」の間が2カウント、「E」と「I」の間が3カウントと、体をゆらして、なんと拍で数えていたのだった!

君ね、これは「数列」を考えるためにあるわけだからさ。

しかしながら、拍の数え方が正確であれば、それはかえって問題なくて、ちゃんと正解をたたき出すのだから、おみごと。いやはや、芸は身をタスク、じゃなくって「助ける」、という次第なのでありました。

バイオリンはどのようにうまくなるのか?

2009-04-24 | バイオリン・レッスン


さて、サーバが倒れたと思ったら、gooがメンテに入って、とおつぎはローカルのこのマックのシステム入れ替え、とほんとにたたられたる一週間も、ついに終わろうとしていてありがたい。だいたいアプリも戻ったのだけれども………日本語変換がまだなのだ。今日は「ことえり」(なんと登録単語数7だった!)を使って書いてお送りいたします。

で、今日は久しぶりにバイオリンレッスンの話。

楽器の上達については、クラシックイタチの私にはやっぱりどうしてもクラシックの世界のことしかイメージが及ばないわけなのだけれども、それでもバイオリンっていうのが、どうやってうまくなるのか、とても不思議に思うことが多いのである。

ピアノだってきっと、たとえば単なる音階というものをさらっと弾いただけでも、どうしたら清塚さんみたいに一本一本に指を特に考えるヒマとかスキとかなく、コントロールすることができるんだろう? と考えると、「どのようにしてできるようになるのか?」というプロセスが、まったくわからない。

それがバイオリンになると、何も指板に印のないところを押さえて、どうして「音程」というものが正確に紡ぎだせるのか、皆目見当がつきません。なんというか、ピアノよりもバイオリンというのは3Dな感じで、パラメータが多いような気がする。

ところが、こういうことは、弾ける人も答えられないことが多い。

ただ現にできている人がいるということ。そして、その人も、ほんとに最初はできなかったってこと。その間に、計り知れない、一筋縄ではいかない、もしかしたら一期一会のレッスンの方法があって、それは「開発」のしがいのあるところだよなーと思いながら、その秘儀に迫るべく、バイオリンレッスンを見学しておる、昨今のクラシックイタチであります。

項目としてはですね、たとえば
・ポジション移動
・別の弦へのスラー
・重音
・トリル
・装飾音
・和音
・弦を飛び越える などなど。

何かがわかりましたら、またご報告いたします。。。

マトリョミン、「うたう」の原点へ。

2009-04-23 | 歌う
すき間ビジネスならぬ「すき間楽器好き」のみなさんこんにちは。

アンデスでしょ、トイピアノでしょ、こういうのを「すき間楽器」というよりほかに呼ぶ人もなし、というもののひとつが、このマトリョミンでありましょう。

マトリョミンのパンフレット

のこぎりを楽器に使うってのもありますけど、あそこまでいかない。ハンドベルもちょっと違いますね。リコーダーやピアニカ(鍵盤ハーモニカ)、ハーモニカはれっきとした楽器。あとスチールパン(スチールドラム)っていうのも素敵なんだよな(最近ではUAのドレミノテレビに登場していました)。あれは微妙……というようなやんわりした区分なんですが。

というわけで、このマトリョミン、テルミンとの違いは、テルミンはたぶん音量が調節できるんじゃないかな。操作可能なキョリパラメータが2つある。マトリョミンを演奏している映像を見ると、こちらは1つのよう。一つなら、それは音程ですよね。

ちなみにお値段は44,016円なのだそう
販売サイトはこちら↓
http://www.mandarinelectron.com/

オーナーのサイトはもっとテルミンだ↓
テルミン・竹内・猫暮らし
http://www.mandarinelectron.com/theremin/index.html


ところで先日すみだトリフォニーへ聴きに行ったヤロン・ヘルマン氏のコンサートですが、トイピアノではないのだが、よく似た響きの鉄琴が登場していました。もともと(プリペイドピアノではないのだが)ピアノの弦を直接弾く奏法があり(はい、もちろんすごーく音程が狂います)、それと絡んでくるもうひとつの響きが、鉄琴だったのです。この鉄琴とピアノはなぜかすごーく、音程が合っていて不思議でした。

ほんとうはどうでもよいことでしょうが、鉄琴のスティックが、かえる色の、ビビッドなグリーンで、それもよかったなあ。

というわけで、マトリョミン、架空の髪の毛を引っ張るようにして弾くのが、またすごい、不思議な楽器なのであります。

マトリョミンの「マト」は、マトリョーシカの「マト」。詳しくはこちらのコンテンツへどーぞ。

『週刊リョーシカ!』スペシャルコンテンツ
「ほんとうのマトリョーシカ。」


コドモに引かれて、KUWATA参り。

2009-04-22 | コレクション
剪定されたヒマラヤ杉

YouTubeという便利なもんがあるために、しかし、ずいぶんいろんな古いことやちょっと古いことを知ることができるようになった。こういうものが、コドモの頃からあるのと、大人になって、もうなにもかも「過去」っていう意味合いで見るのとではぜんぜん違うだろう。

たとえば、小学3年生のヒビキは、みのもんたナレーションのプロ野球珍プレイ好プレイという番組を見て、ナレーションが野村監督や、古田や、いろんな選手がほんとうに言っていることだと思っていた。選手はプレーしながらそんなことは言わないよ。「外野」だから、そういう勝手なことを言うんだ。

そう言って教えても、いったんそう思って、それをすごーく面白がってみている回路には、なかなかストップがきかない。

コドモが残した履歴の中に、巨人のピッチャーとして活躍し、しかも長い選手生活を送り、かつ最後には米メジャーリーグにも挑戦して、引退したと思ったら大学(院)へ行くという……あの、桑田投手のクリップがざくざくあった。高校時代のピッチングと、巨人のエースとしてのピッチング。その背中があまりにも同じで、高校一年の甲子園の勝利投手のインタビューと、ついこないだの桑田氏がほとんど同じしゃべり方で、ああ、この人はこういう人なんだ、と「どういう」人なのかは判然としないのだけれども、その人の「質」のようなものがそれなりに伝わってきたのであった。

すごーく彩度の低い、灰色なイメージだったんだけどね、全体的には、これまで。

しかしその「どういう」というところがまだ直観に過ぎず、判然としないために、やっぱりどこかで気になっていて、桑田投手のスペシャル番組のようなものまで見てしまった。見てしまって、その「どういう」がまったく当たっていたことに驚いた。

特殊なケースにすぎないかもしれないけど、やはり映像の力はすごい。でも皮肉なことにあまりにテレビに慣れていると、きっと(テレビを見ない)私のようには思わなかっただろう。少なくとも、たまにテレビを見ると、映像がことばならぬものを伝える方法であるのに、ことばに頼り過ぎていると感じる。

サーバが復旧したら、今度はgooがメンテナンスか!

2009-04-21 | 響けブログについて
まずは『週刊リョーシカ!PART2』サイト復旧のお知らせ。やっと、リョーシカが帰ってきました。

週刊リョーシカ!PART2
第5週:量子って単位、それとも概念?


科学と広告のブログ ※上記記事のご紹介とRSS対応
リョーシはロハスである!?──第5週公開


というわけでgooへ戻ってきたら、なんとメンテナンス中!? あっちのサーバ障害で汲々としてて、まったく気づかなかった。やれやれ、サーバにたたられる一週間であります。

gooではメンテナンス中、これででも遊んでね、ということでレッドクリフの(こちらも!)PART2をテーマにした「人工無能ちかちゃん的」(現在は「脳内メーカー的」というほうが一般的でしょう)名前と血液型を入れると、あなたに合ったせりふをレッドクリフの中から表示しますよ、というプチゲーが置いてあって、つい、やってしまいました。

知り合いの名前を入れたら
「約束は最後まで違えない 孔明」とかなんとか。

自分の名前を旧姓で入れたら
「海賊とさげすまれたが、誇りを失わなければ それで十分だ 甘興」とかいう。

で、夫の名前を入れたら
「こんな傷、戦場に出れば治ります 趙雲」

なに、傷が治るって? しかもなぜ急に「ですます」になったんだ、このセリフ。

このゲームで遊んだ人、4145人目だったそうで。

フィギュアスケート、その2

2009-04-20 | コレクション
おはようございます。お知らせです。

別サイトで『週刊リョーシカ!』『ようこそ量子LAB』というウェブページを運営していますが、サーバ障害で、現在閲覧できなくなっています。復旧は月曜とのことなので、明日にはリンクも生きると思います。よろしくお願いいたします。

さて、昨日ご紹介したフィギュアのジャンプを見わけるサイト、一読したのではさっぱりわからん、読み応えありすぎ、と思った方もいらっしゃるかもしれません。でもあれをちょっと体を動かしながらやると(もちろん家の中で!)、たとえばパワーのある選手が見わけられます。助走が短いから。村主さんやもう引退したクワンさんは助走が長いです。伊藤みどり選手は短い。そう、真央さんも短いです。(トリプルアクセルを飛ぶ女子は短いに決まってる、とも言いますか。)男子はまた違うのでそれも見どころです。長いから悪いわけでもないですし。

そう思いながらいろいろサイトをみていたら、ジャッジについてもまとめているサイトに遭遇。ジャンプが見わけられたら、じゃあそれが何点になるのか、しこうしてこれは公平なジャッジなのか、といったところまで見わけたい! というのは自然な流れというわけで。

フィギュアスケート用語 解説集
http://www.geocities.jp/cxb00463/skate.html


もっとちゃんとルールを知りたい人は。ISUのサイトがあります。これはちゃんとしてるけど、まあISUの歴史とか、歴代チャンピオンなんかを見るだけでも面白い。イナ・バウアーもサルコウも人名です。

ISU International Skating Union Official Site
ISU Rules
http://www.isu.org/vsite/vnavsite/page/directory/0,10853,4844-153889-171105-nav-list,00.html


フィギュアスケートは好きなんだけど、音楽が悩ましい。

2009-04-19 | おんがく
みなさん、フィギュアスケートはお好きですか?

いやフィギュア・ファンじゃなくとも……すごかったですね、真央ちゃん。何段も上、というすごさをすがすがしく見せてくれました。かっこいいなあ。トリプルアクセル×2で勝負してくるというのは、意外な展開だったのですが、そこでなぜか「荒川静香解説」の時代になっていて、伊藤みどりさんのトリプルアクセルへの意気込みなどが聞けなくて、やや残念。それからね、ステップがすごかったですね、真央さん。

テレビ番組では、いつも変わらない笑顔の松岡修造さんが、スケーターたちの「フィギュア」を前に司会という趣向で──笑いました。

このフィギュアスケートというやつ、私自身は「ジャンプの種類」が分かるようになって以来、なんだかすごく面白くなったんです。ジャンプで切り分けると、すごくプログラムがわかりやすくなるし、プレイヤーが基本的にはどこで苦労しているのかもわかりやすくなる。

今シーズンはしかし、ぜんぜん見ていなかったのですが、久しぶりにフィギュアスケートというものを見たら、これはクラシックイタチ(私のことです)のすなる「クラシックバレエ」と根は同じものだな、と思いました。クラシックバレエと体操と新体操は、もともととても似たところにあって、特にロシア、フランス、カナダというように寒い国々では、それがフィギュア・スケートにもなるという、それだけのことなのか、と思ったりしました。それらの国はほら、サーカスもさかんじゃないですか。

しかしながら、音楽という点ではPAも含めて、場所によって音がずれちゃったり、決してよくない音色だったり、またそういった中で「会場が手拍子」というのも相変わらずキビシイ。

そうは言っても、昨日の浅田真央さんのフリーは歴史的瞬間でした。


何年か前、ジャンプの種類を教えてくれたのはこのサイト
フィギュアを見るのが楽しくなります↓
フィギュアスケートのジャンプを見分けよう

ちょっと思い出せないあの曲に、楽譜のダウンロード

2009-04-18 | おんがく
以前のポスト「クラシックの楽譜をフリーでダウンロードする。」で、パブリックドメインの譜面ダウンロードサイトをご紹介した。

International Music Score Library Project(IMSLP)
Petrucci Music Library


今度は有料で、またピアノ譜だけのようだが、ちょっと視聴したり、1ページ目の画像を見たりして、内容を確認しやすいサイトを発見。

ヤマハ ピアノレパートリーガイド

アマゾンやレコード会社のサイトでも視聴できるものがあるが、楽譜と視聴が一体化しているので、なかなか便利という気もする。

なぜこんなに楽譜を漁り回っているのかというと……バッハである。実はクラシックでもバロックというのは──現代音楽に並んで!?──えらく人気のないジャンルらしく、ビバルディの四季と、パッヘルベルのカノンと、バッハはレパートリーがすごいので、まあそのうちのどれか、といういわゆるバロック名曲集どまりで、市場的には満腹してしまうようである。

が、昨年もシューベルトの衝撃的なポスターで湧かせてくれた有楽町・東京国際フォーラムの「ラ・フォル・ジュルネ」の今年のテーマが──なんとバッハなのであります」

東京国際フォーラムホームページ
LA FOLLE JOURNEE au JAPON「バッハとヨーロッパ」
Bach is Back!
バッハが時空を超えて帰ってくる!


バロックといえば第一人者の皆川達夫氏の授業で──誠に大昔でありますが──翻訳ものの推理小説などで、Bachを「バック」と訳している例があって、音楽的な常識がないとことほどさようになる、という話を覚えている。……Bach is Back というのはまあ、そういう冗談なのでありましょう。

キッズ向けプログラムのお申込も4/20まで延長とか。特にズーラシアン・ブラスでも、小曽根真さんのNo Name Horseでもご活躍の、トロンボートと言えばこの方、中川英二郎氏の「得意な楽器でジャズ・セッション! バッハをジャズにアレンジ」というすごいプログラムも。

「脳」というと、わかったような気になるけれど。

2009-04-17 | 科学と科学者
電球がともる、ってか。

昨日突然気づいたのだが(そういうと夫は、「お、出た、今日の“発見”」といってからかうのだが、何を言ってるんだ『毎日が発見』という雑誌だってあるくらいなんだから、“毎日発見があるくらいはフツーである”と言ってやるのだが、すると夫はその雑誌があることも知らないのだった)

というわけで、「脳」である。

「脳」と言われると、私たちは、日本語の特質だかなんだかわからないけれども「脳」という実物をイメージする。実物なんか見たことないから、そのイラストとか、人体模型とか、別の臓器を適当にカスタマイズしたものをイメージする。でもって、それが何であるかがわかったのか、とすっかり思い込んでしまう。

ひとの「脳」とほとんど同じ意味で「アタマ」が流行ったこともあった。アタマというとやや抽象化して、関数の白い「函」(またはブラックボックス)に入ったような感じになる。情報処理する装置というイメージ。まさかあの臓器みたいなもんがわかったことにはならないだろうというおそれがある。

実際のところは、もう何百年もそれ自体について考えることを封印してきた「脳」ってもんがどれだけわかっているかといえば、なかなかわからないのである。だってちょっと考えてみたって、「わかる」というのは「対象化」するわけだから、生きてる脳の働きを対象化するって、人体実験ってことになるじゃないですか。それが仮に安全に遂行できたとして、その対象である「人」はこれがテストだってことを重々知っているわけだし、だからして自分の反応とかが何らか記録されたりして観察対象になるんだなあ、と思いながら被験しているわけである。そう思いながら被験していることは、実験結果にどう反映するかなあ、と思ったりもするわけだ。えい、こう思っちゃえと思ったりすると、これはまずいかもしれないど、じゃあやめとくか、でも気になるなあ、と思ったりして、……さ、これはきりがないでしょう。それってちゃんとした実験になるのか???……というわけだから、こういうんじゃない、ちゃんとしたアプローチがきっと試みられていることであろう。

というわけで、科学者は別として、一般には「そのもの」のほんとうのところよりも、イメージが決め手になってしまうことが多い、ということは言えるだろう。「脳」にちなんではそんな部分を考えるのも面白いと思いました。(最近すっかり、アタマが音楽離れしてるみたいで、音楽コンテンツが少なくてすみません。このところウチブームはジャズピアニストのヘルマンさんなんで、その話は昨日のポスト、こちらから

ヤロン・ヘルマン、未来の語り方。

2009-04-16 | ピアノ


ジャズ・ピアノの新星、初来日! ってことで、CD聴いてよかったんで駆けつけた、という波ならぬ、いや並ならぬつう揃いのすみだトリフォニー。ジャズうさぎこと夫の大プッシュで、行ってまいりました。

キース・ジャレットだとあんなに高いチケットが、ヘルマンさん(YouTubeにアップされてたフランスのテレビでは思いっきりエルマンって言ってましたが)、たったの3,000円。信じられない。

しかもYouTubeでもたくさん聴けますよ。
Yaron Herman "Message in a bottle"
http://www.youtube.com/watch?v=gkLmlDzTDaE&NR=1


イスラエルのテル・アビブという街で生まれたというヘルマンさん、まだ20代という若さでこの活躍とあっては、「未来」としか言いようがないうえ、今回はピアノソロプログラムとあっては、「未来の語り方」なんぞは定石中の定石、同考多数のキャッチ(タイトル)と思われるのも無理はありません。

ですが、この人のコンテンポラリーぶりには、ほんとうに驚きましたです。

基本情報的なコンテンポラリーとして、まずはイスラエル。Wikipediaによれば国家としての面積は、だいたい岩手県と千葉県を足したぐらいの大きさ。Google Mapsによれば、彼が生まれたというテル・アビブから、エルサレムまで約30km、ニュースでよく出てくるガザ地区まで約40kmという近さです。

現在はパリ拠点で活躍しているとのことですが、なるほどフランス近代から綿々と続く現代音楽的不協和音の響きや、アドリブというかアクシデントというか、クラッシュ音というか、とっても現代音楽な響き──があるかと思えば、イスラエルといえば爆撃などもあるのだろうなあ、などとやや探っていると、本当に爆撃のような音が響いたり──かと思えば、繊細で感受性の強い彼のこと、日本滞在中に桜なんかも見て、さぞうす桃色のいろいろと不思議な気持ちになっただろうに違いないなどと憶測していると、ちらり(これはヒッキーのTravellingの「若さ ゆえに すぐに ちらり」の「ちらり」ですね)と伝統的な和なメロディーのかけらが挿入されたり。

最初に、ヘルマンさん、あなたは「未来の語り方」を示してくれているんですよね、と思ったのはいいけれど、それはただの思いつきだし、もっと言えば私が今知りたいことやりたいことを、たまたま舞台の上にいるあなたに当て嵌めただけなのに、ヘルマン氏はそれをどうしたことか、次々と論証していってしまうのであります。

この方は今後もいろいろ、音楽的に変遷されると思う。ぜひ機会を捉えて聴きに駆けつけてみてください。ちなみに今月18日にはなんと!ローマのコロッセオで、ピアノソロだそう。

ふう。コロッセオについてはまた機会をあらためて。

プロフィールなどはこちらから↓
Yaron Herman Web site
http://www.yaron-herman.com/


ヤロン・ヘルマン・デビュー
ヤロン・ヘルマン
ビデオアーツ・ミュージック
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