響けブログ

音楽コドモから「音楽コドナ」へちょっと進化。ドラムとバイオリンと小鼓を弾く、ヒビキの音楽遍歴。

オペラ「山びこ」

2006-09-28 | バイオリン・レッスン
昨日はバイオリンのレッスン。ヒビキ、練習してなかったので、はじめからふざけて、だめだこりゃ、の雰囲気。そうしたら先生が、いろんなバイオリンの曲を弾いて聴かせてくれたんだよね。ヒビキ、にこにこで、がぜんリッチに聴くを楽しんでましたが。
バイオリンにはいろんな音があって、いろんな弾き方、歌い方があるんだよね──。

そう、前回より引き続きの課題が、スラーなんである。

で親バカ母、遅まき気づいたのは、スラーというのは、カリキュラム的に一大事件、ちょっとした意識改革なのだということ。大人としてバイオリンにアプローチしてくと、まあ折り返すのと折り返さないのとあるだろうぐらいの感じで、単にスイッチなんだが、それは間違っているのだ。

バイオリンって折り返さなければ、弓がない!!

この厳然たる事実の前に、基本は折り返す、なんだろう、きっと。それをスラーってのは折り返さないから、こりゃたいへんな事件なのである。

なんでそう思ったかというと、ヒビキがとてもやりにくそうだからだ。頭ではわかっていてそうはならない。折り返そうとするのだ。
ま、単に弓のコントロールができていないわけなんでしょうけど、そのできないことがかえって面白いと思われたのだった。

というわけで、今日の帰りは自転車で、バイオリン歌いに没頭。
「あのさ、タイスの瞑想曲はさ、あれはオペラ(が原曲)なんだよね」
「! そう?(違うよ)」
「オペラだからさ、~・・・」
とビブラート歌い。
「やっほーのオペラもあるんだよ
       や~~~っほ~~~~~~~~~」
と歌ってました。

PANJAスイング・オーケストラを初体験

2006-09-23 | ライブハウスへ行こう!
親子ペア席というのがありまして、行ってみたら、前立腺ガンのキャンペーンだから「娘とお父さんで来て欲しい」とのこと。そこまで言うだけのことはあって仕込みは隆々のこのコンサート、まあこのメンツですから、特に影響はなかったとも言えて……。

■9月21日(木)後楽園・文京シビックホール
「山下洋輔PANJAスイング・オーケストラ」
19:00
山下洋輔(p)、杉本喜代志(g)、吉野弘志(b)、村上 ‘ポンタ'秀一(ds)、藤陵雅裕、梅津和時、片山広明、石兼武美(sax)、藤本忍、松島啓之、吉田哲治(tp)、中路英明(tb)、ゲスト:大貫妙子(vo)、日野皓正(tp)、坂田明(as)、渡辺香津美(g)
ブルークローバーチャリティーコンサート事務局
TEL 03-5452-0970
HOMEPAGE
http://www.asahi.com/blueclover2006/cons.html

というわけで、このコンサートにヒビキと親バカ母でもってGO!
ヒビキはそれほど感銘を受けてなかったみたいだったけど、どうかな、あんなちゃんとしたスイングは初めてでは?
ポンタさんは、前回われわれが見たのがTOKUとの超小規模コンサートだっただけに、今回は、そこへ来る、とわかっているのに、わかったところに音が入ってそれでもドキドキしてしまうようなキメの演奏。
山下洋輔さんって、いろいろとテキストコンシャスな方ですが、今回はすごさを再認識しました。ちなみに坂田さんと梅津さんという、サックス陣は、別々にふざけてました。ついでにウチブームでもある「カイヤ!」がでてきたのには驚きました。

というわけなんですが、そのコンサートちらしに、和丸の出る日野皓正氏イベントを発見。ちなみに、和丸、石若駿、鬼束大我、と3人のちびっこドラマーも出演するとのこと。1991年、1992年、1998年生まれという若さ。今年ピットインの厚生年金のイベントに出ていたのは、おそらく鬼束大我くんだったのではないでしょうか。

なんか一頃と違って、ヒビキ、感情がすなおに出てこないというか、素直に楽しまずに、これはいったいどういうものなのかという社会性のようなものが先に立つ雰囲気あり。

スタジオドラマー養成講座

2006-09-19 | ドラム・パーカッション
先日はサタデー恒例ドラムレッスンであった。ヒビキ絶好調だったが、いつ絶好調で、いつ絶好調でないかは、基本的に家出はドラムをフルセットで叩けるというような環境はないわけなので、ぜんぜん親バカたちにはわからない。

最近のドラムレッスンで変わってきたことは、ヒビキ、やっと先生に何かものを言えるようになったこと。すると何言うかと思えば「っていうかさ、それもうできるんだけど」とかメトロノームをかけろとか、言い方はもじもじしているのだが、言っていることはえらく生意気なのだった。

最近の難関は、左利きなので、右から叩かなければならないパターン(ま、ほとんどそうだけど)でくろうしているようだ。テンポが修復できない感じにずれてしまうとしばらく体でリズムをとっていて、入れそうなところから入ってくる。

ところで何で今回のタイトルがスタジオドラマー養成講座かというと、親バカ父が、「ドラマーで譜面が読めると、仕事があるらしい」などと聞きつけてきたからだ。その点、ヒビキは譜読みのことなら大丈夫。譜面が読めて、リカバーができて、あとはドラムが叩ければバンドデビューもあと一歩!?

練馬・杉並・中野には雷が多い?

2006-09-18 | おんがく
と言う人がいて、親バカ母、なるほどと思ってしまった。なんだか大人になってから、雷って“増えた”ように思っていたからだ。

そういうわけでここ数年、練馬・杉並・中野に住んでいるわれわれは、雷が多い。一度なんぞ、雷の音がマンションの上空を通過していったこともある。

さて救急車のドップラー効果とか、雷のマネとかは、ときどきヒビキのものまねに上る。ところが昨日はヒビキ、ちょうど雲行きがいかにも雷が鳴りそう、という具合であると感知したのか
「あのさ、こういう曇りのさ、雨がふりそーな感じのときさ」
「うん」
「あのさ、

ドカドカドヒャカーン


って雷が鳴るよ」

頭が割れるかと思ったぜ。
これが音楽ネタかというとビミョーだが、音量だけはぴしりと正解。
今度からは、リアルに再現しなくていいからね。

スネアが多いんだな

2006-09-14 | ドラム・パーカッション
今日は仕事をおして、ヒビキのキッズダンス教室へGO!
以前行った時の先生がヒビキを憶えてくれていて、ヒビキもゴキゲン。今日はなんとなく以前よりやる気まんまんで、とはいえ、ま、自分でもドラムほどさっとできるわけじゃなく、回りの子供たちがなかなか上手に踊りのポイントを掴むので、ヒビキ、やや外し気味。

あとですね、やっぱりヒビキ、カラダかたかった!
親バカ母、自分で写真をとってみて、かたいと思ったのに、自分自身が小学校時代通じて立位体前屈マイナス値であったので、それに比べれば……と。
比べるなっていうことでした。

で、キッズダンスはJ-popsなんですね。
帰りはマクドナルドへ。このBGMもやっぱりJ-pops。
「なんか和太鼓みたいだね」と親バカ母がしったかぶると、ヒビキ、
「うーん」とかいいながら、
「これはさ、……」
この先は、親バカ母がリズムを再現できないのと、ヒビキにおいてはドラムの位置がリアルに再現できているのとで、図解入りじゃないと説明できん。
つまり、ヒビキは、和太鼓チックでないパターンを考えて、しかも現在の雰囲気のものを言ったのだが、それだと、
「スネアとハイハットしか要らない」
んだそうだ。
「あと、クラッシュを使ってもいいね」
そうですか。と、ヒビキ、ちょっとむずかしい顔して
「こういうのもあるね、タムを使う」
と言って、挿入的なパターンを一例。
「スネアが多いんだな」

親バカ母、マクドナルドで、誰と話しているんだか、次第によくわからなくなってきました。

ネコでも弾ける楽器

2006-09-13 | ピアノ
ネコふんじゃったという曲があるけど、ウチネコみゅーは、親バカ母なんぞがピアノ(ヤマハp200)なんぞを弾いていようもんなら、高音からやってきて低音へと鍵盤の上をしゃらりしゃらりと歩いてくる。

ま、ピアノってそんくらい誰でも音が出るってことですかね。

ヒビキの場合、親バカ母がむかーし「かえるの歌」を教えたんですが、バカ婆が和音で伴奏を入れる知恵をいれたらしく、Cの和音をところどころ入れながら童謡系を弾く、というワザを最近さかんに出している。

と、見てたら今日はかえるのうたの輪唱というのを右手と左手でやってました。こういうのは左利きは実は強いのよね。親バカ母的には、ヒビキの指の使い方が悪くないのがいいところ、でしょうか。

ところで今日は昼間、保育園でプラネタリウムに連れて行ってもらったんだそう。
「プラネタリウムでね、宇宙旅行へ行ったんだよ」
と言っておりました。


宇宙旅行といえば、先日月見をしました。ほんとうは10月だそうですが。

自分のフィルインを聴かせてくれ

2006-09-13 | ドラム・パーカッション
だいぶ進んでしまったレッスンについて報告。
ヒビキは先週土曜ドラム、今週月曜バイオリンとレッスンがあった。
ドラムは最近教材を使っていて、譜面を見ながらのレッスン。──フィルインのパターンがいろいろあります。でもこれだけじゃなくていーっぱいあります。とりあえずこれで練習するけど、フィルインと書いてあったら、自分のフィルインを叩きます。──

おう、ほんとのドラムになってきたぞ、と親バカ達が進展を見守る中、レッスンは引き続き「Alone again Naturally」に突入。

ところで先週日曜は、箱根へ突撃!!!!。とあるレストランで曲がかかっているのを聴いたヒビキ
「これギルバート・オサリバンのアロンアゲインだよ」
と言って、オトナを驚かせていました。以前まだ3歳ぐらいんとき、
「僕ね、小野リサ好き」
と言って、オトナをブッ倒したこともありますが。

さて、続いてはバイオリンレッスン。最近は「10回練習してきて」という課題もあり、なかなか宿題が加速しているのである。しかもレッスンに先生のおうちへ行くと、甘えて膝にのるは、ウンコするは、たいへんなんである。家ではかなりギコギコに弾いていたのだが、先日のレッスンではなぜかやたらとうまくてびっくり。

何がうまいかというと、指がぱたぱたとうごいて、トンネルも楽勝(指が小さいからかな)だし、弦のチェンジもできるし、つまりいくつかのチェックポイントが重層しているのを、ひらたくこなしているのである。

それらがなんでむずかしくないのか、親バカ母にはわかんないのである。

ただ親バカ母的には、その日はなんかそういう予感がしていた。というのは、それほど練習してなかったんだけど、家を出るなり、マンションの階段で勝手にケースを開けて、ヒビキ、弾こうとしたのだ。そんでもって「弾いたらさ、みんな集まってきて、拍手してくれるよ」と言ったのである。

いちおう阻止しましたけど。──でもモチベーション満帆だったのだ。

ヒビキ Switched on Bach

2006-09-06 | ドラム・パーカッション
Windy Carlos Switched on Bachと、グレン・グールドを同時に語ってはいけないような雰囲気を感じないこともないが、べつにクラシックを聴いているからといって、クラシックなまんま楽しんでいるわけではないのは、現代人であるかぎりどうしようもない。

ヒビキはバイオリンレッスンのおかげで最近はすっかりクラシック好き、というかバロック好き、バッハ好きになった。とはいえ、ヒビキがそのなかにドラムを感じたり、電子ピアノの音色を感じたりするのは、そもそもピアノより先に電子ピアノがあるような環境に育っているんだからしょうがない。(でもバッハの時代は、さらにオルガン、ハープシコードですもんね。)

ヒビキも5歳の夏、である。
来年は小学生、である。
すると、この豊饒で不可思議な音楽の混成体も、なんとなく整理され、あやふやなものは淘汰され、技術的なものばっかり目指される時代の槌音が聞こえてくる。

音楽の技術といえば、ずばり“速弾き”だ。速く叩けるから偉い、むずかしいパターンが叩けるから偉い、グレードの高い曲が弾けるから偉い、曲集が終わったから偉い……

そんな折はジャンルや流儀や伝統を往来することで、単一に右肩上がりに発展せよという少年時代を、なんとか過ごしてもらいたいものである。──そういえば「少年時代」ってありましたね、陽水さんに。

(写真後日掲載予定↓)
そういえばとっくに完成していた練習用バッドの防音シートなのだが、下の階のおばちゃまに「さっきも練習してたでしょ」と言われ、親バカ父ガガガーン。防音になってんのかしら。そのうえウチ猫みゅーの爪研ぎにも使われてまして。

ヒビキ=マッカートニー

2006-09-05 | 歌う
最近ヒビキが
「これびっきーずでやろうよ」
とさかんにバカ親たちをせき立てているのが、レノン=マッカートニーの「Hello Good-bye」だ。

先日親バカ父がバンド仲間に借りてきたDVDがポール・マッカートニーの全米ツアーで、これがまたちょうど映画『CARS』で盛り上がった夏休みの終わりで、ポールがどでかいバスを何十台も並べてアメリカ大陸を移動したり、ウクレレ一つでジョージハリスンを追悼したり、yesterdayを歌ったり、インタビューで「fame」について語ったり……と、ほんとにすべてを天才だけが実現できる“気軽さ”で対応してしまう記録であって、もちろんステージしかり。
……しかもなんと! あつらえのごとく1曲目が「Hello Good-bye」なのである。

これを観たヒビキは、世にも美しく模範的でくまなくかっこいいポールの歌い方を、「ああ、こうやればいいんだ」というふうにおそらく暗黙に伝承してしまったらしいのである。歌というよりかけ声とかコーラスとかも含めてですが。もともとヒビキはコーラスがいいし、「Hello Good-bye」では最後のcha cha chaをずっと歌ってたりするし。だいたいいつの間にか歌詞を憶えてて、なんで英語が歌えんのよ、と思うほどに流ちょうに。そのうえ、家のなかでコード譜まで見つかってしまい、大興奮。びっきーずというファミリーバンド発足へ向けて、ヒビキの頭の中では、音が鳴り始めている、ようなんである。

てはじめに、昨日の夕食のときは、1コ(オクターブ)上で歌ってました。「ママできる?」
「できない」

(そうそう、ユーミンのルージュの伝言は「あの人にたまに逢うために」と歌っていました。日本語のほうがかえって難しい、という一面!?)

UAとキクチナルヨシ

2006-09-04 | ジャズ
というコンビのジャズアルバムである。親バカ父のゲットである。Over the Rainbowはとても力作だ。ところでこのアルバムがたまたまデッキに入っていて、たまたまヒビキと聴いていたときのこと。ヒビキは「Honeys and scorpions」という曲が気になっていたらしい。
「これ難しいんだよね」
 なぜかというと、三連どころじゃない感じにずれたリズムになっているのだ。
「仙波さんならできちゃうね」
 とヒビキがイメージしているのははにわのオレカマだ。
 と、ボーカルがからんでくる。
「あ、これ ううあ じゃん」
「そうだよ、よくわかったね」

 ボーカルぐらいはあっさり聴き破ってしまった。
「いいね、これ」
「そうですか」

ua * naruyoshi kikuchi
cure jazz