駅前不動産屋今日も回りは敵だらけ

株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

妥協か決着か二者択一でお願いします

2022年10月19日 | 大家さん

アメリカから流れて来るニュースを見ると

時々私たちの国とは別世界

そんな風に感じる事が良くありますね。

特に感じるのがお金です

ニューヨークの物価もそうなんですが

大きな会社の役員報酬だとか

MLBの年俸だとか

とにかくケタ違いですよね。

結果ビルゲイツやなんかのように

資産が数十兆なんて人も出来てます。

まぁしかし別世界ですからね

別に羨ましいと言う気も湧きません。

日本は日本で

そんな国に過度に影響されずに

今の価値感を保った国であれば良い

私の考えです。

金銭感覚の違いに

裁判の賠償金がありますよね。

最近では小学校で起きた銃乱射事件を

やらせ

そうネットで拡散して

裁判になり

損害賠償判決が出たってニュースがありましたが

その額が

6500万ドル

1417億円だそうです。

まぁ陰謀論者の皆さんが

真っ青でしょうね。

日本でもたくさんいますが

少し大人しくなるかも知れませんね。

それにしてもアメリカではどうしてそんな高額の裁判が行われるのでしょうね?

まぁ理由は単純です

アメリカは高額の訴えであっても

印紙税が安いのです。

1700億円の訴訟でも

手数料は数万程度だそうですから

いくらでも高額裁判が行われるのです。

ところが日本の裁判は

恐らく1700億円の訴訟であれば

数億円の印紙代がかかる訳ですから

要求も

現実に沿った金額になる訳です。

ケンカするには膨大なお金がかかる

だから

お互いに自制心が働き

結果裁判自体も少ない

多分それが日本とアメリカの違いになってると思います。

こんな話をすると

東京電力福島第一発電所の事故の訴訟

これが一体いくらの印紙税か?

気になる人いますよね。

私も気になりました。

なんせ判決が13兆円でしたからね。

ですから調べました。

これ

印紙税はたったの1万3千円だそうです。

理由は

株主代表訴訟は

例え勝訴しても

その賠償金は個人が受け取る訳ではないから

だそうです。

だから印紙税は安いっ事です。

逆に言えば

日本でも手数料さえ低ければ

大きな金額の裁判が起こるって事ですよね。

それと日本では

裁判の進行自体遅いですからね

そのために家賃滞納者の立ち退きも

時間がかかり

結果家主は莫大な家賃を泣き寝入り

これが一つのパターンです。

まぁしかし最近はそれを保証会社が負ってくれようになりましたからね

大変有難い時代になりました。

保証会社が普及して思いましたね。

日本の裁判制度の欠陥は

民間が知恵を出して補ってる

ただ

実際には一部の家賃滞納のリスクを

大勢の入居者が負担する

とも言える訳ですから

厳密には

入居者に負担を押し付けてるだけ

とも言えますね。

私自身

散々保証会社を利用しておきながら

いまいちすっきりしない

そんな気持ちもあります。

そんな訳で

日本の裁判は

費用も時間もかかります

昔はそれを補ってるのが反社会勢力でした。

“社長〇〇組に頼めばすぐに取り立てくれるよ”

なんてアドバイスは私も何度もいただきました。

もちろん私が頼る事はありませんでしたが

昔は

反社会勢力も裁判の欠点を補い

潤う仕組みがあった訳です。

もうそんな時代ではありません。

効率の悪い裁判の国で生きるには

国民の質の高さ

これが求められます。

しっかり法律を理解して

その法律に従う

これが欠かせない訳ですが

その法律自体は

100%満足を得られる結果はほとんどありませんからね。

最後は妥協する気持ち

この国で生きるには本当に大切だと思いますね。

“おれは1歩も譲らない”

なんて言った方もいましたが

であれば

ケンカはご自身でどうぞ

って事になりますよね。

例え筋は通っていても

1歩も譲らない

なんて言われては

我々も間に入りようが無いのです。

これは

今のウクライナとロシアの戦争も全く同じです。

お互い妥協する気持ちが無い状態では

決着をつけるしか無いのです。

譲る気持ちが無ければ

何年かかっても

裁判で結論を出してもらうしかないのです。

それも嫌で私たちに怒鳴り込んでも

どうにもなりません。

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