駅前不動産屋今日も回りは敵だらけ

株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

人との接触は常に自分を最新の状態に保つアップデート

2018年08月30日 | 世間一般
昔 
 
長く一流の商社マンだった方とゴルフをしましたが 
 
この方 
 
50歳で早期に退職して 
 
それから長年の経験を生かして 
 
外国のファンドに投資をして 
 
莫大な資産を築いた方です。 
 
その意味では 
 
誰でも憧れる成功者 
 
そうも言えるでしょう。 
 
知識も豊富で 
 
人格的にも温厚で 
 
一緒にゴルフをしていて 
 
とても楽しい方です。 
 
が 
 
少し普通の人と感覚がずれてる 
 
そんな風に感じる所がたくさんあります。 
 
例えば 
 
ゴルフ場から駅までついでなのでお送りした事がありますが 
 
律儀な事に交通費を払う 
 
なんて言ってお金を出しました。 
 
有難く受け取りましたが 
 
百円玉数枚と10円玉数枚でした。 
 
どうしてかと言うと 
 
バスで来た場合のバス賃だそうです。 
 
数十億は資産があると思いますが 
 
チャラチャラと小銭を出すのを見て 
 
その金銭感覚は 
 
まるで高校生のような所も持ち合わせてる 
 
これが大変面白かった訳です。 
 
また 
 
ご本人が語っていましたが 
 
ご自身は大変お酒が好きですが 
 
お酒は退職してから自宅以外では飲んだ事が無く 
 
しかも自宅で飲むときも日本酒2合と決めていて 
 
寝る寸前にしか飲まないそうです 
 
理由は 
 
酔って転んで怪我をしたくないからだそうです。 
 
ゴルフが出来る位健康なのに 
 
自宅で転倒する心配をしてる 
 
これも少し私は違和感を感じます。 
 
その他にも色々ありますが 
 
とにかく優秀で良い人なのに 
 
どこかずれてる 
 
これを感じた訳です。 
 
まあしかしこの程度のズレは生活の上では何の問題もありませんが 
 
しかしこの方の状態は 
 
私たち人間がよく陥るパターンですから 
 
そうなった理由 
 
これも良く分かります。 
 
この方が世間の感覚とのズレが生じるのは 
 
仕事のせいです。 
 
毎日海外の金融市場を相手に仕事してますから 
 
昼夜が逆転してしまい 
 
結果 
 
生身の人との接触が無いために 
 
これが起るのです。 
 
これは 
 
今の時代 
 
たくさんの人が陥ります。 
 
特に孤独な中高年 
 
よく当社に来ては社員に説教したりなんかしますが 
 
発言内容は数十年前の感覚 
 
こんな感じの人がよくいます。 
 
つまり 
 
世間のとの接触がないために 
 
時代の変化に置いて行かれてる訳です。 
 
これは 
 
孤独な人にだけ起るのではありません。 
 
私がこの仕事をしていつも思うのは 
 
零細不動産屋はこのパターンに陥る傾向があります。 
 
ただ零細不動産屋がどこでもそうなる訳ではありません。 
 
世間との感覚がズレ易いのは 
 
夫婦経営の不動産屋です。 
 
会社の中で 
 
夫婦だけの世界ができ 
 
他の社員とは大きな壁が出来き 
 
結果 
 
少し異常に見える会社になるのです。 
 
私は独立する前にそれに気づきましたから 
 
自分で会社を起こすときに 
 
妻は会社に入れない 
 
これを固く心に決めた訳です。 
 
その決断は正解だった 
 
と今でも思っています。 
 
そんな感じで 
 
人との接触が少なくなると 
 
世間との感覚のズレ 
 
これは必ず生じます。 
 
どこの会社でも 
 
同僚との接触が少ない社員がいると思いますが 
 
やはりどこか違和感を感じる人が多いと思います。 
 
どうしても他人との接触が少なくなると 
 
自分の世界と他との間に壁ができ 
 
ズレてくるのです。 
 
そうならないためには 
 
たまには 
 
同僚と飲みに言ったり 
 
あるいは 
 
仕事の事でも語り合ったり 
 
これが大切です。 
 
こんな話しをすると 
 
社員や知合いから 
 
私の話ですか? 
 
なんて言って来る人がいそうですね。 
 
誰かを想定して書いてる訳ではありませんが 
 
今の時代はそんな人が増えてるはずです。 
 
自分が思い当たるのであれば 
 
できれば改善し方が良いでしょうね。 
 
 
コメント
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