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株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

個性重視の前提条件

2017年03月12日 | 社内事情
黒人差別に立ち上がったキング牧師の 
 
I have a dream から始まる演説は大変有名ですが 
 
アメリカンドリームって言葉もありますが 
 
アメリカ人は 
 
本当にこのdreamって言葉が好きですよね。 
 
日本語でもこの夢って言葉 
 
何か将来を明るく見せる 
 
そんなイメージがありますよね。 
 
私達が子供の頃から 
 
“将来の夢” 
 
ってテーマは小学生の作文の定番です。 
 
で子供達は 
 
サッカー選手になりたいとか 
 
パン屋さんをやりたいとか 
 
そんな事を書きます。 
 
ただこの夢って言葉の展開活用 
 
私に限って言えば完全に間違ってますね。 
 
私は実際に見る夢は 
 
明るい将来を暗示するような事はほとんどありません。 
 
学校に上履きを忘れる夢は今でもよく見ますし 
 
大切なお客様の所に行って名刺を取り出そうとすると 
 
他の人の名刺ばかり出てくる 
 
みたいな 
 
どちらかと言うと困った事が圧倒的に多いし 
 
困らなくても 
 
日々の生活につながった夢ばかり見ます。 
 
しかも 
 
私は将来の明るい出来事どころか 
 
自分の未来の夢を見たことすらありません。 
 
見るのは 
 
すべて現在か過去です。 
 
私の中で 
 
明るい未来を表す言葉としては 
 
夢ははなはだ不適切って訳です。 
 
まぁ私がそうだかと言って 
 
他の方がそうだと言う確信もありませんから 
 
別に今の使い方を否定する気もありません。 
 
私に限った話しです。 
 
この夢 
 
いかがわしい人達も良く利用しますよね。 
 
私の母親は 
 
夢に死んだ人が出てくると 
 
ユタの所にいって理由を聞いたりしていました。 
 
そうすると 
 
大体ユタは 
 
先祖や村の拝所の拝みが足りないって話しをします。 
 
いわゆるウガンブスクって訳です。 
 
でそれを聞いた母親は 
 
ごちそうを作って 
 
あっちこっちの拝所へ拝みに出かけていました。 
 
私は子供ながらにも 
 
そんな母親の姿を冷ややかな目で見ていましたが 
 
それは多分祖母がクリスチャンだったからですね。 
 
祖母は当時沖縄では珍しくキリスト教を信じてましたが 
 
それはたくさん自分の子供に先立たれたからです。 
 
11人子供を産んで 
 
その内8人を見送ってます。 
 
たまらないですよね。 
 
例え一人でも子供に先立たれれば辛いのに 
 
8人も・・ 
 
で 
 
いくら拝んでも自分の子供を守れないユタには 
 
すっかり愛想をつかしたって訳です。 
 
ですから祖母は 
 
沖縄の土着信仰には真理は無い 
 
無学ながらそれに気づいた訳です。 
 
私が今神も仏も信じない人間になったのは 
 
突き詰めればその祖母に行き着きます。 
 
ただ私と祖母の違いは 
 
私は聖書も含めて神を信じる事はできないって事です。 
 
また話しが逸れました 
 
私の母親の夢の話しに戻ります。 
 
そんな訳で 
 
私の母は死んだ人が夢に出ると 
 
その人が自分に伝えたいことがある 
 
そう信じてユタの所に行った訳ですが 
 
私は当時子供ながらにその母親の行為を少しバカにして見ていましたが 
 
今となっては 
 
私は大間違いだってのが分かります。 
 
母親の行為は 
 
蔑むどころか 
 
私達が今あるのはそのおかげ 
 
今はそこに思いが至るようになりました。 
 
私は子供の頃は 
 
母親の行為だけを見ていましたが 
 
それでは真実は見えません 
 
母親の行為は 
 
心で見るとよく理解できます。 
 
理由は 
 
母親は 
 
そのユタに通う事によって 
 
自分の心を平穏に保ってたのです。 
 
毎日厳しい農作業で 
 
休みも無い 
 
まるで奴隷のような毎日ですから 
 
それから一瞬でも逃れるには 
 
ユタの所に行く 
 
これが一番の口実だった訳です。 
 
父親もあの世を信じてる人でしたから 
 
母親が死んだ人が夢に出たと言えば 
 
仕事を休んで出かけても文句は言いませんでした。 
 
この話を頭に入れて世の中を見ると 
 
一見不合理に見える人間の行為が 
 
よく理解できたりします。 
 
特に振興宗教に走る人達 
 
一見理不尽に見えますが 
 
例えば 
 
実はその行為は 
 
宗教その物の教義よりも 
 
孤独からの解放 
 
これが目的だったりします。 
 
最近問題のIS 
 
若者がそれに走るのも 
 
理由は全く一緒です。 
 
孤立してるヨーロッパのイスラム移民の子達が 
 
これから逃れるためにISに走るのです。 
 
ですから 
 
そんな人達に 
 
いくら説得してもムダです。 
 
こちらが語る言葉は理解した上で 
 
その過激な組織に加わる訳ですから 
 
止めようもありません。 
 
そんな訳で 
 
身近な人が 
 
一見理不尽に見える行動に出たら 
 
その心理に焦点を当てれば 
 
その行動が理解できるようになります。 
 
理解出来れば 
 
無益な争いを避ける事もできるって訳です。 
 
この話し 
 
特に人を使う立場になれば 
 
理解するのとそうでないのでは 
 
会社の空気が全く違ってきます。 
 
零細企業では 
 
社員一人一人を私が理解できますから。 
 
私自身は社員を型にはめる事はしません。 
 
それぞれ育った環境と産まれて持った能力 
 
これが違いますから 
 
思考や行動はバラつきがあって当然です。 
 
ですから 
 
原則的に社員が自分の思い通りにやらせる訳です。 
 
その方が能力を最大限に発揮できる 
 
そう思っています。 
 
当社の会議が少ないのはそんな事情があるのです。 
 
小さな会社ながら 
 
個性の多様性大きいのは 
 
そのためです。 
 
社員全員変わり者 
 
私がよく言う言葉です。 
 
ただし 
 
変わり者ですが 
 
全員真面目です。 
 
これが備わっての個性重視です。 
 
 
コメント
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