よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

世界遺産の神社-京都府宇治市:宇治上神社

2024年05月12日 | 京都(京都市以外)
Ujikami Shrine, Uji City, Kyoto Pref.

さてさて、平等院を後にしたワタクシ達は宇治の町を北東に向かって歩いて行きました


この川が宇治川ですが、宇治川は琵琶湖から流れ出るときは瀬田川という名前なのですが、京都府に入ると宇治川と名前が変わります。
下流に行くと京都府と大阪府の境目あたりで桂川、木津川と合流して淀川と名前を変えるわけです


この日、宇治川は上流の天ヶ瀬ダムで放流が行われていたために水量が豊かで、かなり速い水の流れになっていました


宇治川といえば「宇治川の戦い」が有名ですね。平安時代末期に源義仲と鎌倉の源頼朝から派遣された範頼、義経とで戦われた合戦です。
佐々木高綱と梶原景季の「宇治川の先陣争い」も、『平家物語』に描かれていますね。


『源氏物語』の最末尾にあたる第3部のうち後半の橋姫から夢浮橋までの十帖は「宇治十帖」と呼ばれます。
大河ドラマで紫式部を取り上げた『光る君へ』が放映されているため、この場所で写真を撮る人も数多くいました


宇治上神社に着きました。宇治上神社は、宇治平等院の鎮守社として崇敬されていた神社です。
世界遺産「古都京都の文化財」のひとつとしても有名です。平安時代から続く神社で、本殿は日本最古の神社建築なんです。
1060年に建てられたとされ、それから約1000年、今に至るまで残り続けている貴重な建物です


祭神は菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)と、その父である応神天皇、兄の仁徳天皇です。
応神天皇は学問に励む菟道稚郎子を寵愛し、皇太子に立てましたが、菟道稚郎子は「兄である仁徳天皇が皇位を継ぐべき」と譲り、
自ら命を絶ったと言い伝えられています。
兄を想う徳があり、勉強熱心だった菟道稚郎子にあやかり、宇治上神社は学業にもご利益があるそうですよ


かつて「宇治」はうさぎのみち「菟道」(うじ)と呼ばれていました。宇治上神社の紋がうさぎなのはそのためです。
ですので、おみくじやお守りにもうさぎが描かれたかわいいものが揃っているんです


可愛いなうさぎのおみくじは全部で5種類。白、ピンク、黄色、水色、金色のうさぎが並んでいました。
このおみくじ、特に若い女性には人気のようですね

使用したカメラ:1、5枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


私は高校時代、小説や随筆を読むのが好きだったせいでしょうか、「現代国語」の授業は好きでしたし、テストも割と良い方でした。
ただ、「古典」には興味や関心が薄く、授業は苦手で『源氏物語」や『徒然草』なども楽しいと思ったことはありませんでした。
今、もう一度読んでみると印象も変わるかもしれないので、一度ゆっくりと読んでみたいですね。



ブログランキングに登録しています。こちらをクリックしたいただくと嬉しい限りです。

にほんブログ村 写真ブログ 写真日記へにほんブログ村

よっちんのフォト日記 - にほんブログ村