大都市の谷間へ-大阪市北区：中津

さてさて、週末の土日はすっきりしないお天気というか、大阪はけっこうな雨が降りました。
ワタクシはいつ雨が降り始めてもおかしくないような蒸し暑さの中、大阪市北区の中津という街に出向きました。

ワタクシは昭和の雰囲気漂うような下町の光景が好きでありまして、ここ中津もそういう風情があると聞き
以前から一度足を運んでみたいと思っていたのでありました。


中津は阪急電車で梅田からたった一駅。歩いても15分程度の距離にあります。
関西では「阪急沿線＝リッチな住宅街」というイメージがあるのですが、ここ中津はまさに大阪の下町です。


広大な旧梅田貨物駅が広がり、その向こうに梅田の高層ビル街が見えています。
大阪最大の繁華街梅田、そこからほんのわずかな位置に中津という街が広がっています。
ではでは、駅の周囲を歩いてみましょうか。


狭い路地に長屋が立ち並ぶ下町の光景がここには見られます。
ワタクシが生まれ育った街もこういう風景でありました。


大阪の下町には必ずと言っていいほど、地域に密着したお好み焼き屋さんがあるのです。
そして、必ずと言っていいほどお好み焼き屋さんを切り盛りしているのはおばちゃんです。
そしてそして、必ずと言っていいほど切り盛りしているおばちゃんはポッチャリ体型なのです。


以前テレビで見ていたら、大阪は電車の高架下に店舗があったり住居があったりしていることが非常に多いといっていました。
ここ中津も阪急電車と国道176号線の高架下、ガード下が有効に活用されているのです。


阪急電車のガード下にある住居群。ここは阪急京都線、宝塚線、神戸線の３路線の計６本の線路が走っています。
朝から深夜まで絶え間なく電車が走りますから、さぞかしうるさいと思うのですが慣れてしまうのでしょうかねぇ。


ガード下のシャッターからすごい白煙が出てきました。
「火事？」と思ったのでありますが…


ドライアイスを作っている工場でありました。ビックリしますがな。


おやおや、ガード下に面白そうな壁画が…。
ちょっと行ってみましょうかねぇ。

使用したカメラ：FUJIFILM X10


下町を歩くと、私の原風景が広がります。
長屋、路地裏、駄菓子屋、銭湯、商店街…
私が子供のころと違うのは、路地裏で遊ぶ子供たちの姿をみかけなくなったこと。
ビー玉や缶蹴りをしている子供たちの歓声が下町から消えてしまったことは
なんだか寂しい気持ちがします。


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