『6才のボクが、大人になるまで』(2014・米)Boyhood
監督:リチャード・リンクレイター 出演:エラー・コルトレーン、パトリシア・アークエット、イーサン・ホーク、ローレライ・リンクレイター
相変わらずネタバレが嫌いなもんで、エンドロールまで
監督がビフォア・サンライズの監督だと知らずにいて、
エンドロールで声上げかけた。
なるほど、この監督は本当の時間の流れの中で人を描く人なのですね。
そして、イーサン・ホークが出てるわけですね。
このボクを6才から18才になるまでの12年間を描いていて、
別に殺人が起きたり、服役したりするわけではないけど、
この歳の子が感じる目線で家族に起きる出来事を淡々と描いています。
何度か再婚する母と、別れても定期的に会う父と、姉とメイソン・ジュニア。
あーほんまに人の家庭を覗き見してる気分。
大学生となり母の家から出て行く時に、突然泣き出す母。
このシーンがずっと一緒に主人公を見守ってきた気分になり、
成長を喜ぶとともに寂しい気持ちになりました。
母親役のパトリシア・アークエットも、父のイーサン・ホークもいい感じでした。
悪いわけではないけど、完璧でない両親。
(2015.03.17 記)