『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』(2012
LIFE OF PI
監督:アン・リー 出演:スラージ・シャルマ
映像がきれいだろうなって思って見に行ってきた。
ぜったいに海に放り投げられるなんて嫌だけど、
パイが映画の中で語っていたように、
きっとトラが一緒じゃないと生き延びれなかったんだろうな。
そういうのがよかったです。
この映画がフィクションだと知っても
もう死を感じたときに現れた浮島の話はすごくいい。
ミーアキャットがわんさといて、
池も真水のすごく透明な楽園のような島。
でも実は死の島で、肉食の植物の島だった。
ひょえー、めっちゃ怖いけど、わくわくする。
しかも池が夜になると酸化するって、すごくない?
もうエイリアンの世界じゃないか。
にしても、パイとトラの関係性がすばらしいね。
あくまでトラは動物。
メキシコにたどり着いたときにジャングルに消えていくトラを見て、
パイが振り返ってほしかったと言う気持ちもわかるし、
実際振り返るわけもないんだけど。
いやいや、なかなかおもしろい映画でした。