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目白台 豊川浴泉に浸かる -銭湯を巡る209-

2024-04-06 13:57:00 | 銭湯・温泉

ひさびさ都電荒川線(東京さくらトラム)に乗って終点の早稲田の電停まで・・・(もうちょっと延びて利便性高めるといいのになぁ)

そこからこの時期さくらの並木ででにぎわう神田川を渡って数分、昔からの住宅街にある宮造りの建物「豊川浴泉」を訪湯します。

昔はこのあたりが高田豊川町という地名だったようで、そこからの名称のようです。木造宮造りの重厚な建物で、「目白御殿」とも呼ばれていたようです。

昭和25年の創業、いまでも井戸水を利用しての良質な湯が楽しめ、場所も早稲田の学生街に近く、また古くからの住宅街に隣接していることから

「ちょっと湯に行ってくらぁ・・・」なんて気軽に近所のお風呂屋さんに・・・という雰囲気が漂います。

さっそく入浴すると、正面に中島氏による雲海に浮かぶりっぱな赤富士の姿が・・・湯船はシンプルで白湯・バイブラ湯・マッサージ湯2基・薬湯深湯の構成

湯温も42度くらいで熱すぎずぬるすぎずで、リラックスするにはちょうどいい湯加減、もちろん良質な地下水のおかげであたたまりも早く、また冷めにくい、これぞ銭湯の湯って感じ

ふと立ち上がると・・・おや?、女湯には真っ白い富士山の姿が見られます(覗いてはいないですよ)

「うわぁ、ダブル富士だぁ」

ふだんの銭湯通いからして、どこも男湯にしか富士の姿が描かれておらず、男尊女卑がこの世界にあって女湯からは不満が出ないのか…と思っていました。

ここは男湯(赤富士)にも女湯にもそれぞれに富士が描かれている、珍しく貴重な銭湯のひとつです。

もう一つ気にいったのが脱衣所の照明。明るいんだろうけど“冷たいイメージ”がする白色の照明ではなく、あたたかく趣のある暖色(電球色)の照明が使われています。

銭湯にもちょっとしたことですけど、こんな雰囲気づくりってとても大切だと思うのです。無機質で事務的な青白い光よりも、あたたかみのある落ち着いた雰囲気が合うと思います。

ご近所のお風呂屋さんでもあり、趣き雰囲気を大切にした古くからの銭湯の姿を継承している「豊川浴泉」、とてもいいお湯でした。

 

 

 

 

 

 

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