哲ノート

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清長、歌麿、写楽 -山種美術館-

2011-03-25 01:32:25 | ちょっとそこまで。
恵比寿の駅を下りて、駒沢通りをトコトコと登ります。

坂を頂上まで登ると、「山種美術館」へ到着。

ボストン美術館 浮世絵名品展 「清長、歌麿、写楽」

有名な3人の浮世絵師の作品をまとめて見られる“お得”な浮世絵展です。

テレビ番組で特集が組まれていたこともあり、結構平日ですけど混んでいます。

「美人画」をメインに三者三様の浮世絵を見比べができるのはおもしろいです。

たとえば「鼻」

清長の「鼻」は“レ点”のような簡素な鼻。

これに対して写楽の「鼻」はユーモラスな“わしっ鼻”より人間味があふれています。

どの作品も色彩・文様が鮮やかなものばかり、200年以上前の作品とは思えないほど保存・保管状態がいいです。

やはり外国の浮世絵に対しての関心度が高く、「ニホンの美術品」の代表作品をボストン美術館が多く所有し、その世界的な「美術価値」が認められていることで大切に保管されている表れではないでしょうか。

ただ描写だけしたのではなく、版画の技法、彩色の技法、かくし模様などきめの細かい繊細な表現方法など「浮世絵」の醍醐味がこの展示会で味わえます。



コメント
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