ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

「玄冬科」とか名付けて。

2017-03-22 06:31:42 | 日記
健康診断で〈HbA1c〉が基準値より少々高いということで、「血糖値負荷検査」なるものを、
受けました。
結果、やはり要治療との診断が。
一週間に一度のクスリの服用を、という医師からの説明。

家に帰ってから、念入りに一連の検査報告書のデータを見てみました。
同時に、ネットでもあれこれと検索。
確かに、検査データの数値からすれば、「境界型」に近いのかもしれません。
それに、服用を勧められた薬は、低血糖症状のリスクはかなり低い薬のようです。
信頼し、長い間診て頂いている掛かりつけの医師の診断です。
受け入れるのが順当だと思われるのですが、何か釈然としないものが残るのです。

わたくし〈ばーば〉は、医療に限らず、全てを80歳という基点から考えます。
落葉樹の葉に例えれば、「晩秋」を生きているというところではないでしょうか。
いつ風に舞い散ったとしても、病葉(わくらば)とは言いません。
新芽の胎動が始まったから、
或いは、永久歯が出てくるために、乳歯が衰え壊れる
のと同じだと思うのです。

放置すれば、あと数年で合併症を発症しやすいからと言っても、
自分なりのクオリティ・オブ・ライフからすれば、治療は不要なのではないかと。
自分よがりかもしれませんが そう考えてしまうのです。

それに、医学的な因果関係のほどは よく分かりませんが、知人が糖尿病の治療薬を
飲み始めてから、認知症が一気に進んだなどとの話も、聞いています。

ところで、
そんな〈ばーば〉のボヤキを受け止めて下さる「診療科」などは無いものでしょうか。
「小児科」が在るように、
「老人・高齢者科」とか
「シルバー科」とか
「もみじ科」とか。
名前にこだわりのある人のためには
「玄冬科」とか名付けて。

私は、20数年前から「日本尊厳死協会」の会員です。
自身の終末期医療の在り方についても、近親者に、それを明示しています。

そんなボヤキの一環を、医療関係従事者の孫に言ってみましたら、
「まぁ 薬は飲んだ方がいいんじゃないの」
との返答。
「ばぁちゃん、単に、飲みたくない というだけの事でしょう」
とも。

でもね、でもね、でもね。
もし、低血糖症が発症して、出歩いているうちに倒れたりして、
それが きっかけで骨折したり、寝たきりや、閉じこもり症状が、認知障害が…………
と、私のクドキは、エンドレスに。

「好きなようにしたら、飲んだ方がいいと思うけど」
そう言い残して、孫は 帰りました。

そして、私は、バカな想像をしてニヤリとしたのです。
「老人科」が、できた後の想像です。
    病院で、旧友にバッタリ会い、
    「あら、何科へ」と、たずねます。
    若い頃から〈かっこつけ〉の友人は、
    『うーん、ちょっと そこまで』
    とか言って、離れて行きます。
    そして、数分後、「老人科」の待合室で、バッタリ出会うのです。

想像は おしまいです。
ア ハ ハ ハ ハ。
                            〈ゴマメのばーば〉
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2 コメント

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おはようございます (kao)
2017-03-22 09:53:12
うーん、私は糖尿病ですが。・・・
うーん、まだ死にたくないなあと
おもってしまいます(;´・ω・)
食事の節制は厳しくしているので、
だんだん数値がさがりつつありますが。。、。
やはりまだ生きたいなあ・・。
ばーばさまは潔くて素敵です。・・
想像も、一編の小説のおちのようで
私も笑ってしまいました^^
臆病なだけなんですよ。 (ゴマメのばーば)
2017-03-22 14:35:58
 (kao)さま。
潔さなど、全くないんです。
臆病なんですよ。
現在、結構 薬を幾種類か服用していますが、新しい お薬が怖いんです。
以前、副作用で、辛い思いをしたこともありますから。
 (kao)さまは、ご自愛の上、治療なさって下さいませ。



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