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明るく、楽しく、事実婚

濃厚接触者といわれて

2020-09-21 21:20:13 | 日記・エッセイ・コラム
ちょっと前の話ですが、ようやく落ち着いてきたので、
そのときのことを書いておこうと思います。
なんと、私の職場で新型コロナ感染者が発生してしまいました。
そしてさらに、その感染者は、私の席の隣の人。
その人は、高熱が出て仕事を休んでいたのですが、
熱が下がったため普通に出勤したあと、
明らかに嗅覚異常の症状(食事のにおいが全くわからない)が出て、
PCR検査を受けた結果、陽性だったとのことです。
私は、いわゆる濃厚接触者の条件にはあてはまらなかったものの、
感染者と会社の電話機を共有していたという理由から、
濃厚接触者として指定されてしまいました。
それからが大変でした。
翌日、会社は閉鎖。
さらに、私は約2週間会社への出勤が停止され、仕事は全部ストップ。
残された同僚は、コロナ&ストップした仕事の対応で、大忙し。
自宅待機している私の携帯にじゃんじゃん連絡が入り、
「この仕事はどうしたらいいのか」
「あの書類はどこにあるのか」
等々、質問の嵐。
混乱ぶりが手に取るように伝わってきました。
自宅待機している私自身も、外出禁止のうえ、家庭内隔離。
ひとりで部屋に閉じ込められて、
トイレとお風呂しか行けなくなりました。
私が濃厚接触者になってしまったため、
相棒も会社から出勤停止を言い渡されてしまいました。
自宅で期間限定主夫として、家事を一手に引き受けることに。
当時夏休みだった子どもたちは、濃厚接触者の家族ということで、
民間学童での預かりを拒否されてしまいました。
学童からは、
「PCR検査を受けて陰性の結果が出れば預かります」
と言われましたが、保健所に検査のことを聞いても
「濃厚接触者だからといってPCR検査はしません。
 症状が強く出ていないと・・・」
という返事で、検査を受けることもできず。
家族全員、家でおとなしくしていることしかできませんでした。
部屋でできることは、読書するか、ネットでも見るくらい。
当初は、自分が濃厚接触者だということで、
自分が発症したらどうしようとか、
家族も感染していたらどうしようとか、
とても不安になってしまい、
ネットで新型コロナのことを調べまくっていました。
感染者の体験談や、どんな症状がでるかなど、
そんなことばかり読んでいたら、どんどん怖くなるばかり。
精神的によくないことに気づき、
ネットで新型コロナのことを調べるのはやめようと決めました。
逆にお笑い動画やギャグマンガを見て、
気分が落ち込まないようにすることにしました。
あとは、運動不足にならないよう、
部屋の中でステッパーを踏んで、一生懸命運動していました。
そんなふうに毎日を過ごしているうちに、
無事、自宅待機期間が終了。
保健所から濃厚接触者指定を解除され、
家族全員、それぞれ元の生活に戻ることができました。
私だけでなく、家族も本当に大変な目にあいました。
でも、感染した本人も大変だったはず。
何度も謝罪され、ちょっと気の毒になってしまいました。
感染経路は不明だったとのことで、原因もわからないし、
誰だって感染する可能性があるはず。
それに誰かが悪いわけではありません。
まだまだマスクが手放せない状態が続いています。
感染におびえることが無くなる日が、
早く来ることを願っています。
(なー)