Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

2019年のサッカー

2019-12-31 17:21:33 | トリニータ
2019年も残すところあと数時間。今年は入院から始まるという最悪のスタートだった割には海外遠征に行けたり、いつも以上にたくさんサッカーが観られたりと充実の1年だった。自分の備忘録的に書いているこの記事ももう何年目かになる。過去の記事を見返すとけっこう面白かったりして個人的にはずっと書き続けたいと思っている記事。


まずは数字から。

現地(スタジアム等)観戦数  123試合(前年比±0試合)

映像(テレビ等)  観戦数  220試合(前年比+37試合)


現地観戦数は何と前年と全く同じ。ここ5年くらいずっと右肩上がりに増え続けてきたけど、今の生活スタイルからはこれくらいの数字が限界というところなのかな。加齢を実感する年頃となり、前夜まで観戦予定にしていたけど当日の体調不良や天候不良で取りやめにしたことが何回かあったので増えるとしてもあと数試合かな。宝くじでも当てて仕事の心配せずにサッカーが観に行ける身分になりたいと頻繁に思う。


現地観戦の内訳は以下のとおり。

U−18年代   31試合
大学サッカー 30試合
J1      21試合
U−15年代   17試合

去年は大学サッカーが1位だったけど、今年は高校年代が逆転。まあでも大体毎年同じような配分って感じかな。もっとU−15年代の試合をたくさん観たいと最近よく思ってる。特に夏のクラ選と冬の高円宮杯はガッツリ張り付いてでもしっかりと観たい大会。あと先日見た神村学園中が面白かったので全中も観てみたい。中学年代の伸びしろってやっぱりハンパなくてチームの作り方、個人の努力であっという間に成長していくのが本当によく分かる。1年半前に帯広で見たガンバJYの2年生がいいと4人ほどピックアップしたら、全員がものすごいスピードで成長を遂げてこの冬ついに全国の頂点に立った。こういう成長ぶりが見られるのって高校年代や大学、プロでももちろんあることだけど、その角度の急激な上がり方は中学年代が一番だと思う。そこが面白い。大分はここ数年U−15の成績が思わしくなく今年は大分も宇佐も、夏、冬ともに全国へ行くことが出来なかった。お隣の鳥栖はU−18でもU−15でもいま日本で一番勢いがあるアカデミーと言い切って間違いないくらい成功しているので、トップチームの成績が上回れているいまのうちにアカデミーの成績でも負けないでほしい。


【ベストゲーム】
今季現地で観た123試合の中からベストゲームを選出。

2019年9月22日 Jユースカップ関東予選準決勝 @三菱養和巣鴨グラウンド
三菱養和SCユース (2−1) 東京武蔵野シティFC U−18


東京の街クラブ同士の意地の激突。養和はプリンス、武蔵野はT1とカテゴリーも養和の方が上であり武蔵野としてはアップセットを起こさない限り全国への道は切り開かれない難しい一戦。選手たちはもちろんコーチ、ご父兄の皆さんのみなぎる気合いは手にとるように分かった。試合は前半に見事なカウンターから武蔵野が先制。その後は養和のターンが続いて武蔵野としては耐える時間が長かった。ここからの両者の意地のぶつかり合いがすごかった。もう技術云々というより単純な気持ちと気持ちのぶつかり合い。武蔵野もよく耐えたけど、最後は上のカテゴリーにいる養和のプライドに屈する形で武蔵野の全国への道は閉ざされた。雨が降りしきるナイトゲームでの激戦というシチュエーションが醸し出す試合後の何とも言えない雰囲気は今でも明確に思い出せる。技術や戦術ももちろん大事だけど、サッカーは気持ちのスポーツであるということをハッキリと思い出させてくれた魂の震えるゲームだった。この日も迫力満点だった養和のエース・栗原イブラヒムジュニアは清水に内定しているので、来季はごっちゃんのライバルになると思うと不思議な感じ。



2020年は元旦・新国立で観戦初めの予定。毎年選手権の準決勝には行ってるんだけど、来年は仕事の関係で行けなそうなのでそこまでで出来る限り行っておこうと思う。来年も素晴らしい試合にたくさん巡りあえますように。選手の皆さん、いつもありがとうございます!
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2019大分トリニータアウォーズ

2019-12-30 12:01:46 | トリニータ


J1のシーズンが終わってまさかこんな心持ちでこの記事が書けるなんて夢にも思ってなかったよ。今回は迷った。全ての項目で迷いに迷った。多分史上最高に迷った。あれもあるこれもあると考える時間が幸せで改めて充実のシーズンだったなと思い返す年の瀬。


【ベストゲーム】

第10節・ホーム鳥栖戦

対策される前とか後とか、相性とかそういうの全部関係なく力でねじ伏せた試合。完膚なきまでにたたきつぶした試合。今季の大分の特徴的なスタッツとして勝っても負けても相手よりシュート数が少ないことがほとんどだったけど、この試合では鳥栖のシュートを3本に抑えて2−0の完勝。24千人も入り九州のライバルクラブに力の差を見せつけたこの試合は現地で観られてたら痛快だっただろうなと今でも思う。対戦相手とのかみ合わせの部分を絶妙に突いて勝ちを拾っていったわけだけど、この試合だけはとにかく強さが全面に出ていた印象。もちろん鳥栖がどん底の状態だったということもあるとは思うけど、こういう試合が出来たことでJ1でやっていけるという自信に繋がっていったように思う。ベストゲームには選べなかったけど、個人的には第8節・アウェイガンバ戦も大事な試合だったと思ってる。結果的には引き分けだったけど、試合前からあのガンバの腰が引けていたこと、言うなれば我々が腰を引かせたこと。結果は別にして今季のターニングポイントになる試合だったと思ってる。



【ベストゴール・組織編】

第29節・アウェイ浦和戦 後藤優介

パスや保持率のスタッツに注目しがちだったけど、実はかなり走るチームだった今季の大分。1試合平均の走行距離114.861kmはマリノス、湘南に次いでリーグで3番目。そこまで走ってるっていう印象はなかったものの、このゴールはそのスタッツを裏付けるような素晴らしい押し上げから生まれたゴールだった。特に左CB三竿の爆走は印象的で、多分足もプルプルしてたんじゃないかと思うけどファーのごっちゃんに正確に送り込んだクロスは見事だった。「くる、くる、くる、きたー!!!」でスタンドがドカーンみたいなのはスタジアムで応援している最高の醍醐味だと思うんだけどまさにそんなゴールだった。ちなみにこの試合で感じたんだろうけど、サカダイのアンケートで槙野が長谷川をシーズンベストプレーヤーの2位に選んでたのは面白かった。こういう対戦した上での肌感覚の評価って意外と大事だと思うし貴重。



【ベストゴール・個人編】

第19節・ホーム札幌戦 オナイウ阿道(1点目)

このゴールを見た瞬間にこの賞に選ぼうと思っていたくらいに印象的なゴール。これまでのトリニータではちょっとお目にかかれなかったレベルの身体能力を全面に出したゴール。滞空時間の長さ、体のひねり、GKが反応出来ないコースへ飛ばす正確性、どれを取ってもスーパー。クロッサーの位置とフィニッシャーの位置からDFに「まだタイトに付いておかなくて大丈夫」と思わせるところから決めてしまうのもスーパー。シーズンを通して阿道のフィジカルの強さは随所で見られたわけだけど、その魅力が最高に凝縮されたのがこのゴールだったんじゃないかな。たまたまだけどベストゴールに選んだ2つのごーるのアシストはどちらも三竿。フクの移籍に端を発した「左サイド問題」も三竿のおかげで収束したどころか右サイドに負けないくらいの存在感を攻撃の局面でも見せてくれた。



【Player of the Season】

これだけ良かったシーズンを1人に絞るのは難しいので去年と同様Best3まで選出。藤本の取り扱いに迷うところだけどシーズンを通して活躍した選手という観点から選外。リーグ全体でも数人しかいないフル出場の高木も本来であれば候補なんだろうけど、個人的には戦術面で許容出来るミス以外のミス多発でスタメンを変えるべきと評価していたのでこれも選外。ちなみにノリさんは数年前に殿堂入りしたので名誉の選外。

第3位・松本怜
古巣戦での途中交代でフル出場ならず、そしてずっと続いていたゴールも今季はついにノーゴールとなったわけだけど、GKやDFと比較して消耗度の高いWBで全試合スタメン出場はやっぱりすごい。あまりに安定し過ぎていてスタメン議論の的にもならなくなってしまっている印象すらある。本人が控えめなだけにそういう感じは受けないけど、丸7シーズン在籍でもう押しも押されぬチームの顔でもあると言い切ってもおかしくない。8シーズン目も大分の右サイドで躍動する姿が見たい。


第2位・小塚和季
自分はサッカーの個に焦点を当てて見る時にいわゆる「ファンタジスタ」的なタイプの選手を好きになることが少ない。小塚も純粋な「ファンタジスタ」かと言えばそうじゃないかもしれないけど、これまで自分が好きになる選手とは別のタイプの選手であることは間違いない。そんな自分でもシーズンを代表した選手に推したくなるくらいのプレーを小塚は見せ続けてくれた。抜群のボールコントロールとパスセンスの良さ。本当に見ていて楽しい選手。特にホーム浦和戦は小塚の真骨頂が爆発した試合だった。藤本のゴールをお膳立てしたトラップとパスも素晴らしかったけど、53分のごっちゃんにパスを出した一連のプレーが一番好き。移籍報道が出てるけど、もし小塚が出ていってしまうことになっても複数年契約を結んでいるんだとすればそれは大分の強化策の成長、成功と捉えていいことだし、気持ち良く送り出してあげたい。


第1位・岩田智輝
本当に成長した1年だった。これまでも何度かレギュラーに定着した時期はあったけど、ケガを除けば今季ついにシーズンフル稼働。そして何よりも「期待出来る」選手になった。4ゴールは少し出来過ぎな感じもあるけど、チームがゴールに至る前の局面での期待感はチーム1だったかもしれないね、CBにも関わらず。ホームマリノス戦の藤本へのアシスト、ホームガンバ戦のさんぺーへのアシストあたりがそう。何かのインタビューで「全部全力で行くんじゃなくて、抜くところは抜くことでスピードも活かせる」(うろ覚え)みたいなことをしゃべってて、確かにその頃からオーバーラップの質も上がってきたように思う。トリニータサポーターの誰もが期待を寄せる智輝の東京五輪メンバー選出。普通の選手であればプレッシャーに感じてしまうかもしれないけど、何となく智輝であればサラッとやってのけちゃうような気がしてならない。チームとともに飛躍の2020年を。智輝の成長速度はまだまだ上がる!


考えれば考えるほどゴールもゲームも選手もどれがベストなのかどんどん分からなくなってくる。出来る限り客観的に選ぼうと思ってはいるけど、結局最後は好みで選ぶ。その時間が楽しくて仕方ない。






来季も笑顔あふれる楽しいシーズンになりますように。
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OBたちの卒業

2019-12-15 21:26:40 | トリニータ
この週末は広島に今季の大分U−18にとって最後の公式戦となったプレミアリーグプレーオフを、昨日はインカレの2回戦の観戦に行った。大学サッカーも昨日の観戦をもって今季最後となった。この時期はプロ、アマ問わず今季のチームが最後となり、退団や引退、卒業と何となくしんみりとしてしまう季節。特に今季の大学4年生世代の大分U−18OBたちは4年前に大分アカデミー史上最高の成績を収めた「黄金世代」。とても印象に残る世代だったし、高校卒業後もたくさんのOBたちの活躍を応援することが出来た。





今年は直近で吉平翼と江頭一輝の大分トリニータでの契約満了が発表されたり、宮地裕二郎のアキレス腱断裂の現場に居合わせたり、鷺原拓也の日本一戴冠を見られたりと卒業から4年という時期に改めて色々とあった年だなと思い返した。これから色々な道に進むことになると思うけど、それぞれみんな頑張ってほしい。





浅原直弥

浅原くんが進学した産業能率大は最初は神奈川県リーグだったけど、関東2部に昇格して今季はしっかりとレギュラーだった。そういう意味では右肩上がりの4年間だったかもしれないね。産能大のユニフォームがプーマの青だったから本当にU−18の時のイメージそのまんまだった。







岩田智輝

サッカーの面では智輝がいま一番先頭を走ってるかもしれないね。U−18の頃から必要以上に感情を出さずにプロ向きだなという印象は確かにあった。ただこの4年間決して順風満帆だったわけじゃなく、何度か出場機会を失った時期もありながらの今だからこれから難しいことがあっても突き抜けられると信じてる。





江頭一輝

大分→鈴鹿→盛岡と一番未知の世界へ飛び出していったのはエガちゃんだったかもしれないね。残念ながら大分との契約は満了になってしまったけれどもその力を必要とするチームは必ずあるはず。大分での唯一の公式戦出場となった天皇杯清水戦を見られたのは本当に嬉しかった。





岡将大

たくさんのOBたちが出場していることで興味を持った大学サッカーフェスティバル。去年初めて松島まで観に行って岡くんの勇姿を見られた。リーグ戦やインカレだけじゃない世界を知るいいきっかけを作ってくれたし、特殊な盛り上がりを見せるこの大会は本当に面白いと思えた。







鷺原拓也

そしてその大学サッカーフェスティバルで今年優勝したのが鷺原くんが所属する立命館大。U−18の頃からワクワクするアタッカーとして期待してた鷺原くんは2年の頃からリーグ戦のレギュラーに定着してたけど、なかなか関西まで観に行けずにやっと行けたのがこの大会。ケガで苦労したみたいだけど、最後に笑顔を見られたのは本当に良かった。





宮地裕二郎

この世代のキャプテンだった宮地くん。1年の頃からコンスタントに出場機会を得て一番たくさん試合を観たのは彼かもしれない。4年になり大学でもキャプテンとなったものの今年は本当に苦労の連続だったようで8月のアキレス腱断裂は忘れられない。それでも明るく振る舞えるのは宮地くんの魅力だと思うしこれからも頑張ってほしいと思う。







宮原太一

U−18の頃は右SBだったけど大学ではボランチに。関東大学リーグの聖地である西が丘でプレーする姿を見られたのは応援する側としては本当に嬉しかった。笑顔が印象的な宮原くんはメンバー外の試合でもスタンドで簡単に見つけることが出来た。





吉平駿

U−18の頃から垣間見せていたメンタリティの強さから大学で一番成功するのは駿なんじゃないかと思ってた。ただなかなか試合に出ているという情報がなかったし卒業後初めて姿を見られたのは昨年のインカレだったけど、その日もメンバー外だった。ケガで苦労したみたいだね。「レゾンデートル」で元気な姿を見られたのは嬉しかった。





吉平翼。

2016年のJ3開幕戦でスタメンとなり、世代別の代表にも選ばれていた翼。まさにこの世代のトップランナーだった。残念ながら今季で大分との契約は満了となってしまったけど、翼がこのまま終わんないことなんてJ3の序盤に不甲斐ない先輩たちに代わってチームを引っ張っていってくれた姿を知ってるサポーターからすればみんな分かってる。必ず帰ってこい、翼!



たまたまたくさん見たのでこの世代を書いた(全員行けてないことは申し訳ない)けど、大分のアカデミーで戦ってくれた選手たちにはみんな同じ思い。どこかでサッカーをしてる姿を見られたらこんなに嬉しいことはないといつも思う。みんな頑張れ、来年はインカレで中畑VS真木が見たいぞ!


ちなみに冒頭に2枚の集合写真、1枚目は7月のクラ選GL第3節柏レイソル戦で、2枚目が11月のJユースカップSF浦和戦なんだけど、先発11人全員同じってのもすごいけど位置も誰一人として変わってないのもっとすごい。
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大分U-18 5年ぶりにプレミアリーグプレーオフ進出

2019-12-14 00:19:25 | トリニータ
日帰りで広島に遠征してきた。この時期はインカレの1回戦を観に行くために有給を消化するのがここ数年のトレンドになってたんだけど、今年はめでたく大分U−18がプレミアリーグプレーオフ(参入戦)に進出したため何はともあれ広島に行ってきた。5年前は佐藤昂洋がキャプテンの世代で見事にこの参入戦を勝ち抜きクラブ史上初のプレミアリーグ昇格を果たした年だ。それ以来5年ぶり。





今年のチームは夏のクラ選で3試合も観られた代なのでちょっと思い入れも深い。


試合が始まってみればその夏より見事に成長を遂げ、それはそれはものの見事にトップチーム同様のサッカーが展開出来るようになっていた。序盤からボールを支配し、相手の山形ユースを完全に相手陣内に張り付かせた。結果は延長後半ラスト数分のところでロングスローからのごちゃごちゃの中から決勝点を押し込まれ負けた。しかしこの敗戦は受け入れづらい。両チームの間には明らかなクオリティの差があり、山形はセットプレー以外でチャンスを作ることはほとんど出来なかったし、結果が全てであることは百も承知の上で、この結果は受け入れづらいと言っておく。

左サイドは西城くんの単騎突破、右サイドは田中優也くんを中心にボランチやシャドーと連携して何度も際どいクロスを中に送り込んだ。特に右サイドのアイデアあふれる崩しはトップチームを上回るんじゃないかと思わせるようなものあり見ていて本当に楽しかった。そのクロスを合わせる中も90分までで3回、延長に入ってからも1回は完全にDFを外してフリーでシュートを撃てるところまでは持っていった。しかし決まらない。今日はことごとく決まらなかった。そうこうしているうちに延長も終了が見えてくると大分の選手たちに明確に疲労の色が見えるようになり、最後は押し切られてしまった。負け惜しみ全開で言っとくけど、自分は例え負けたとしても今日の大分U−18が見せてくれたようなサッカーが応援出来る身で良かったとハッキリと思った。3年生はこれで引退となってしまうけど、このチームで覚えたサッカーは今後も必ず役に立つものだと思うよ。結果は残念なものだったけど、素晴らしいものを見せてもらいました。

あえて言うとしたらもう少しピッチ内でポジティブな声かけが出来ていたらなとは感じたな。





























弓場くん、この背番号のせいではないと思うけど、顔がどんどん伸太郎に似てきているような気がする。


このゲームの主審は御厨さん。この写真を記事に貼り付けてて気が付いたけど、左の後ろの方にぼんやりと写ってるのはU−20日本代表監督の影山さん。試合前には哲平さんや浮氣さんとけっこうしっかりと話し込んでた。


山形ユースのキャプテンはU−18日本代表の半田陸。チームが崩されても最後の潰しの部分とかはさすがだなと思わせたけど、フィードはまだ今のところイマイチかな。

















最後は選手たちの涙におじさんももらい泣き。3年生はお疲れさまでした。クラ選16強、プリンスリーグ2位は素晴らしい成績だよ。おじさんをたくさん楽しませてくれて本当にありがとう。今後が期待出来る1、2年生もたくさんいるし来年も楽しみだ。





試合前は隣のエディオンスタジアムで試合予定だった米子北の高橋祐翔くんのアップ姿だけを見てきた。チームメートの中でも頭一つ身長が高く存在感がある。試合は札幌U−18に負けてしまったようだけど、高校生活最後の締めくくりは正月の選手権。初戦の青森山田戦はNACK5に観に行く予定なので楽しみにしてる。


今回で3度目の参戦となったプレミアリーグプレーオフ(参入戦)だけど、普段はまず当たらないであろうJユースと高体連が対戦したりするので本当に面白い大会だと思う。プリンスリーグを上位で勝ち抜いてきたチームばかりだからレベルも相当高いから見応えもある。広島開催なのでなかなか簡単には観に行けないけど、大分U−18が出るのなら万難排して駆けつけるので、来年も是非プリンスリーグから頑張ってほしい。
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9位でフィニッシュ(34節C大阪戦)

2019-12-08 12:19:56 | マッチレポート19'
またもやロティーナからゴール奪えず。残り3試合で勝ち点を落とし続け最終的にはガンバ、神戸にも抜かれ9位でフィニッシュ。前節、今節と悪くはないもののパッとしないところを見ると、やはりモチベーションの低下は否定出来ないかな。しかし最もモチベーションが下がっていたのは自分。最後まで迷ったものの結局ライブでは日産スタジアムの優勝決定戦を選んでしまった。横浜は優勝おめでとう。本当に強かった。


ということでディレイ観戦。前半の阿道の決定機が決まっていれば違った展開になったかもしれないけど、後半はセレッソに余裕で受け切られてしまった印象。しかし結果には繋がっていないもののここ3試合くらいの小塚のマジカルタッチはさらにグレードアップしている印象。来季もいてほしいのはもちろんだけど、さてどうなるかな。


ソウザの直接FKは仕方ないとして、この日の試合もポゼッション率高め、シュート数少ない、失点少ないという今季を象徴するような試合だったと思う。片野坂サッカーも4年が経過して選手の戦術理解も進みベースの部分は確立されつつある。今季序盤は自陣で食い付かせて一気に裏返すような展開が注目を浴びたものの、結局ほとんどのチームが撤退戦術を選択してくるようになって効果的な攻撃を繰り出すことが難しくなってきている。ただそんな中でも大負けしないのはやはりポゼッション率が高いことにあると思っていて、今の大分の場合は「ゴールをするためのポゼッション」ではなく「失点しないためのポゼッション」の色が濃くなってきていると感じる。だからこそポゼッション率の高さやパス本数の多さとシュート数がリンクしていないんだと思う。今季は残留を絶対目標とする中でシーズン中にそういう微修正があったとしてもそれはやむを得ないと思うし、結果的には成功だったと言っていいと思う。ただ開幕からやることがバレてる来季はそうはいかない。今季のラスト5試合で唯一勝てたガンバ戦のゴールは2つともセットプレーから。清水戦のようにパーフェクトに崩してゴールを決めることが出来るのは理想だけど、もっとより踏み込んでもっと具体的にどうやってゴールを決めにいくのかの部分が来季の課題になるかな。そういう意味では前節の仙台の戦い方は良い悪いの観点ではなく参考になる。


結局のところ何が言いたいのかというとこの試合からゴールが決まりそうな気配が全くしなかったということだ。Jリーグ史上2番目に失点の少ないチームが相手だったということが一番影響してることは間違いないけど、ゴールを決める部分に関しては来季のバージョンアップに期待したい。


12勝11分11敗35得点35失点で9位。もう何度も言ってきてるけど、本当に素晴らしい成績。シーズン総括はアウォーズとお別れ記事で。

大分トリニータに関わる全ての皆さま、1年間お疲れさまでした。また来季も素晴らしい時間が過ごせるように頑張りましょう。
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色々と考えさせられた試合(33節仙台戦)

2019-12-01 21:44:09 | マッチレポート19'



先ほど仙台から帰宅。帰りにJヴィレッジでユースOBの鷺原くんの応援をしてから今季最後の遠征を締めくくりました。今季は6勝7分5敗(カップ戦含む)という現地成績。本当に素晴らしいシーズンを過ごさせてもらいました。


試合自体は微妙なところが全て相手に好転して結果として負けてしまったわけだけど、大分が現在置かれている状況や33節という時期を考えると大きな問題を感じるものではなかったと思う。

この試合を語るうえで仙台・渡邉監督の試合後コメントは避けては通れない。完全に引き切った上でセットプレーかカウンターで点が取れれば儲けもの(それで全て取られてしまってるのはうちとしては反省材料だけど)のサッカーに徹して死に物狂いで残留を勝ち取りにきた。J2から2位で勝ち上がってきたクラブ相手に自ら積み上げてきたものの全てを捨てて試合に臨むということの意味を包み隠さず語っている。そしてそれは仙台の目指すべき中長期的な未来についても語っているように聞こえる。ぶっちゃけ仙台の未来なんてどうでもいい。ただ我々が初めてJ1から降格した年に入れ替わりでJ1に昇格した仙台がそれから10年間もJ1の座を死守していて、震災のあった2011年こそ鮮烈な印象を残したけどそれ以外は正直パッとしない成績に終始しながらも生き残り続けていることに我々が参考にすべき部分が多々あると感じている。何が何でもJ1残留が目標だった今季はそれで良かった。ただ真ん中より上の順位で今季を終えた場合、来季以降は自然と目標は上を向くはずだ。そこで大事になってくるのはクラブが今度どこを目指しているのかということだ。予算だけで判断するのなら大分トリニータはJ2にいることが妥当なクラブだ。今は監督や選手の巡り合わせがガッチリと噛み合い抜群の費用対効果を生み出しているけど、これがいつまでも続かないなんてことは分かっている。それじゃ、この規模のままこの体制が続くところまで続けていくのか、このチャンスを逃さずクラブの規模を大きくしていくのか。どちらの道を選択しても簡単じゃない未来が待っていることは簡単に想像出来る。仙台が10年かけてある程度の成功を収めながらも未だに悩む「このままでいいのか」問題。果たして我々のクラブはどういうヴィジョンを描くのだろうか。

そういえば2016年に天皇杯で甲府を訪れた時に、有名なほうとう屋さんの店内に「J1 4年目!」と書かれた甲府のポスターが貼ってあったことを思い出した。甲府が1年1年を生き残るために必死でやっていることが、何のひねりもないコピーだからこそ逆に強く訴えかけてきた。J1に生き残ることは簡単じゃない。


試合については相馬監督の町田をさらに消極的にしたような相手と試合をしている印象だった。まさかあそこまで消極的だとは片野坂さんも想定していなかったのか、後半になってからやっと仙台対策をしてきたなと感じた。仙台は縦横ともにコンパクトに布陣を保ち中をガッチリと締める。そしてその重心は町田よりも遥かに後ろに重い。後半になってからそのコンパクトな布陣をバラけさせるためにサイドチェンジのパスを多用していたけど、もっと押し込んだ状態から逆サイドに振らなければコンパクトな布陣は乱れないだろうし、あれだけすき間なく構えている中にアーリークロスを入れ続けてもシュートに持ち込めるわけはないことに早めに気付いてほしかったけど、試合中に修正出来るほどの対応力は今の大分にはまだないと感じた。夏以降完全にレギュラーに定着していた小林裕と三竿が同時に不在だったことも少なからず影響はあったと思う。焦れずに我慢していれば負けることはなかった試合だと思うけど、あれだけミスをすればそりゃ見逃してくれない。目の前の選手にパスぶつけ過ぎだよ。





日本平で三竿が4枚目のイエローをもらってからこの日の左CBに誰が入るのかは色々な意見があった。しかし結果は羽田健人という誰もが予想しなかったであろう万馬券が答えだった。「ぶっつけ」という片野坂さんのコメントから来季を見据えた起用であることは明白で、庄司と岡野のレンタルバックはこれでかなり可能性が高まったと見るのが自然でしょう。これがJ1リーグの本番であることを考えれば羽田は十分過ぎるほどよくやったし、来季の戦力として期待してよさそうだ。ぎこちないながらも前線に顔を出そうという意図も見えたし、逆足ながらも丁寧にパスを付けつつ時折縦への狙いも見せていた。



仙台はやはり永戸勝也が印象に残った。特に前半は目の前でうちのストロングである右サイドにどん詰まりを発生させていて「さすが」の一言。仙台には申し訳ないけど、この選手をもうキープしておくのは難しいんじゃないかな。左SBという日本サッカー界が抱える慢性的な人材不足のポジションであることを考えるとそろそろ日本代表からお声がかかってもおかしくないと思ってる。



今季中の復帰は難しいかなと思っていた成豪が復帰即出場となったのは良かったんだけど、試合後サポーターへの挨拶をせずに足を引きずりながらドレッシングルームにそのまま下がっていったのがとても心配。ちょっとケガが多すぎるね。













さあいよいよラスト1戦。勝って有終の美を!
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