Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

勝ち点を奪われることはない(20節FC東京戦)

2021-06-27 20:55:56 | マッチレポート21'
多分史上最速更新。19時57分から書き始めたからね。

相変わらず揃わないメンバー。残念だけどもう現有戦力では無理。補強が待ち遠しい。

最初の失点は仕方ないと思う。成豪もよく戻ってきていただけに不運はところもあった。ただこうなると取れても1点のうちとしては我慢して我慢して勝ち点1というゲームプランしかなくなってしまう。しかしそれも三竿の退場でほぼほぼ消滅。前半のうちに2失点目も喫して、後半の45分間は無為に過ごさざるを得なくなるという苦行に。

試合を終わらせてしまった三竿のプレーは確かに三竿のトラップミスだけど、あの場面でわざわざ浮かしたパスを通そうとするペレイラの意図を疑うわ。もう合流して2ヶ月以上が経とうとしているのにその感覚ではちょっと厳しいんじゃないか。ボールサイドに寄っていってパスを受けても視野が広がらないのも気になるし。外国籍選手に期待する水準のプレーは難しいだろうね。補強が待ち遠しい。

あ、でも哲平さんはもうブラジル人選手獲ってくるの一切禁止ね。あえて列挙はしないけど、酷すぎるよ。どこかの老獪な代理人のいいカモにされてるとしか思えないよ。

もうこの試合は忘れること。こんな試合もあるし、何より前を向けるのはどんな負け方をしようが勝ち点は奪われないということ。本当に大事なのは清水戦。清水戦に勝てばまだいける。ユアスタの過ちは繰り返さないこと。だからもうこの試合は忘れよう。
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ディフェンスラインが気になる(19節鹿島戦)

2021-06-25 00:21:32 | マッチレポート21'
中断明け初戦に見せる試合としては最低と言い切っていいくらいだった札幌戦からわずかに中3日。素晴らしい試合が展開されると期待するほど楽観的ではないので、まずは球際だけは絶対に負けないところを見せてくれればそれでいいと思っていた。結果からすればそれは十分にやれていたと思うから、確かにシュートは少なかったけど90分退屈せずに観られた。ただ一つ選手たちにお願いしたいのは、もはやこれが最低限であるということ。これくらいの戦う姿勢を見せることが出来て初めてJ1で戦っていく資格がもらえるレベルだということ。


よくやっていたと思う一方でシュートが1本だったことも事実で、チームがこのままでいいわけではない。だから上でこれが最低限だと書いた。やはり攻められない。マリノス戦、札幌戦、鹿島戦となかなか押し返すことが出来ない試合が続いているわけだけど、その原因を考えた時に札幌戦後の坂、鹿島戦後の三竿のコメントが気になってくる。

坂(札幌戦後)
「僕はラインを上げたいがエンリケは上げたくないとか」

三竿(鹿島戦後)
「前節(札幌戦)は前半は風下だったのでずるずるとラインを下げてしまって、前の選手たちが前から行っているにも関わらず自分たちがラインを上げきれなかった。」

これらのコメントから現在誰がディフェンスラインの高さ設定をリードしているのか分からないけど、多分真ん中のエンリケなんだろうと思う。一番気になるのは坂とエンリケの感覚が一致していないこと。そして圧倒的に持たれてしまう試合が散見され出したのとエンリケがスタメンに定着した時期が重なること。つまりはエンリケのライン設定が深すぎるのではないかということ。局面だけを見るとエンリケの存在感は試合ごとに高まっていると言っていいと思う。若干食いつきすぎな時もあるけど、縦パスにもどんどんチャレンジして潰してくれるし、相手の仕掛けに対しても長い足で度々引っかけてピンチを未然に防いでくれる。ただ慣れの部分もあるかもしれないけど、局面で相手を潰すことに集中してしまって勇気を持ってラインを上げきれていないことがチーム全体に不全感をもたらしてしまっていないかというところがどうしても気になっている。この試合もゴール裏から見ていたので、ディフェンスラインの部分はほとんど分からなかったからDAZNの見逃し配信は観ておこうと思う。坂も小林裕も練習からどんどんコミュニケーションを取っているとコメントしているので、もし仮に自分が考えていることが原因だったとしても改善していくとは思うけど、そんなに悠長なことも言ってられないくらいのところまでは追い込まれてきてるからね。どうなるだろうか。






そしてそんなディフェンスラインにまた心配事が。自ら歩いて特に痛そうな素振りも見せていなかったから長くならないと信じたいけど。ディフェンスラインの練度を上げたい局面でメンバーが固定出来ないのはやっぱり痛いからね。今週末は飛ばしたとしても重要な清水戦には何とか間に合ってほしい。





実質2セットのメンバー構成で降格圏に沈む2クラブとの連戦に臨んで1勝1敗よりも悪い勝ち点2で終わってしまった相馬監督。早くもブースト終了感漂っちゃってますが、川崎に続いてここでもうまくいかないと下部カテゴリーの監督というイメージが定着しちゃうだろうね。



大分の攻撃がうまくいかなかった要因として町田浩樹の存在も挙げられると思う。個人的にはスペック先行というイメージでほとんど評価していない選手だったんだけど、長沢に空中戦で勝ちまくる姿にイメージを変えざるを得なかった。プレッシャーにも落ち着いて対応出来てたし素晴らしかったな。このレベルの選手が選ばれないんだから、日本の金メダル間違いないでしょ、知らんけど。



報われてほしいと思う選手の一人が新太。気持ちが見えるのはサポーターとしても嬉しいし、期待感もある。ただ新太とか成豪が低い位置からドリブルで突破を試みて複数人に囲まれて潰されるというシーンをよく見るんだけど、それもきっと上に書いたラインが深すぎることの弊害なんじゃないかな。ちなみに気の強そうなところが表情にも出てる新太だけど、実は痛んだ選手の側に寄り添っているのが一番多いんじゃないかと思っている。第2節の横浜FC戦で福森健太がカエルのようにひっくり返された時もすっ飛んできたのは新太。昨日も前半に香川が痛んだ時に最後まで寄り添って飲み物を渡していたのも新太。そんなギャップもいい新太。チーム状態が上がればその突貫小僧スタイルは絶対に武器になると思っている。



花束を渡してすぐにパパにぐわし。これはパパたまらんよね。



高木駿と早川友基。明治大の大先輩GKだからか小走りで真っ先に早川から挨拶に来てたね。



小泉慶と小林裕紀。新潟時代のチームメートかな。小林裕がこんなにベタッとするの珍しい気がする。









昨日は試合前に屋根を閉め出したけど、スコールに間に合わず真ん中だけ濡れるという珍しい現象が発生。屋根が閉まる一部始終をちゃんと見たの初めてかもしれない。ギーギーという軋むような音が意外と大きいことを知った。でもいかにも巨大建造物が動いているって感じで逆にいいよね。改めて開閉式ドームってすごいなと思った。


試合単品としては札幌戦を受けてのこの内容ということで評価しているし面白かった。ただ繰り返しになるけど、このままでいいわけではない。強度の部分はこのまま、いやもっともっと激しく。そして特にディフェンスラインの部分は早急にブラッシュアップしていってほしい。日曜日は去年の味スタの再現を期待。そして2年連続味スタで野村直輝復帰祭とかやっちゃっても全然いいんだぞ。
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残留争いは精神論だ(18節札幌戦)

2021-06-19 17:20:04 | マッチレポート21'
そもそも今日のメンバー18人を見た瞬間に最初のガッカリだったわけですよ。5月まではなかなか勝てない中でケガでメンバーが揃わない、外せない主力の勤続疲労があったりで、それでわずか3週間でも時間が取れれば少なくともその部分については改善されると思っていたから、野村が戻ってきていないのはまだ仕方ないにしても、北斗がいない、怜さんも香川もいない、とむしろ5月よりも悪化している状態に試合前からガッカリしていたわけですよ。それでも他のメンバーが奮起をするならそれも受け入れられるわけだけど、もう戦う気力すら感じられない前半には怒りしか感じなかった。


大分トリニータというクラブはJ2にいるべきクラブで個人的にそれがイヤだとも思わない。それでも今みたいに色々とうまくかみ合ってたまにJ1が楽しめればそれでいいと思っている。ただお財布的に無理をせずにしがみつけるなら、それはもちろん出来るだけ長くしがみつきたいと思っている。今の横浜FCのような状況だったら「はい、もう諦めよ。来季の準備を今からしておこう。」と降格もすんなり受け入れられるけど、今の大分はそうじゃない。十分にしがみつけると思うからこそ、今日の前半のような無気力っぷりには腹が立つ。精神論に寄り過ぎたくはないけど、それでもこんなもん見せられるようならあえて「残留争いは精神論なんだ」と声をデカくして言いたい。


1失点目。何もないところからぐうの音も出ないほどに三竿が個でやられてしまった。中心になってもらわなければならない三竿があんなにあっさり個のみでやられてしまうとチームの士気も上がらないんだろうなとは思う。ちなみにこの試合でキャプテンでも副キャプテンでもない選手がゲームキャプテンを務めるのは既に7試合目。副キャプテンを3人も指名しているにもかかわらずだ。チームの士気を高めるのは何もキャプテンや副キャプテンだけの仕事ではないけど、こういうところから今季のチーム作りが失敗していることがよく分かる。野村の復帰に目処が立たないのなら、この後補強する選手の最優先はチームを戦わせることが出来る選手にしてほしい。やってほしい選手がやってないという観点でいくと伊佐も。今日の井上健太のワントップ起用に片野坂さんがどこまで期待していたのか分からないけど、1ミリたりとも躊躇せず言うけど完全な失敗。何を血迷ってんのよという思いと同時に、今の伊佐はたったこれだけのタスクをこなすレベルにすらないのかという思いに失望感を隠せない。誰に言いたいのかはよく分かんないけど、後半の短い時間だけで決定機に絡みまくる長沢を失笑しながら見たくなんてねーんだよ、こっちだって!


2失点目。18分頃少しペースをつかみ出して押し込み始めたけど、最後に奎汰のもう頭を抱えたくなるくらいに精度の低いクロスで攻撃終了。その折り返しのターンで今度はまたもや奎汰がバックパスをミスしてCKを与える。2失点目はその流れの中から生まれていて、1試合あたり0.75点しか取れない我々はこれで試合終了。スタメンを見た時に奎汰に期待しなかったわけじゃない。怜さんや香川、福森を押しのけてスタメンに選出されたんじゃないかと期待したところもあった。今季はいいパフォーマンスをする試合も増えてきたけど、最初から気持ちで負けてる試合ではルーキーの頃と何ら変わらないプレーしか見せられない奎汰に逆戻りをしてしまう。今日はまさにそれ。左WBをやる選手が他にいなくて出ました感しかない。だから戦う準備が全く出来ていない。必然の低パフォーマンス。いまどうしたら成長出来るのかを奎汰は考えなきゃいけないし3年目ってもうそういう時期だと思う。それが出来ないのなら早く下のカテゴリーに移籍した方がチャンスはあると思う。


ATに上夷がロングボールを蹴って長沢がうまく繋いで右サイドに展開、その後3人が絡んでこねくり回した挙げ句に小林裕がクロスすら上げられずにボールロスト。ほぼほぼラストプレーの自陣左サイドからのスローイン、後ろから寄せられていることが分かっている上夷にスローインを入れて案の定ボールロスト、さらに相手ボール。もう何をすれば相手が嫌がるかとかとっ散らかっちゃってんだよな。この試合どのプレーが一番相手ゴールを脅かした?下がりながらでもクロスに触れてクロスバーを叩くくらい惜しいシュートに持っていける長沢の高さなんでしょ?何でアバウトでいいからクロスを入れないの?マリノスに圧倒的にボールを持たれてひたすら耐え忍ぶしかなかったのは理解するけど、順位表でボトムハーフに位置する札幌にすら前半は7割超のポゼッションを許してしまうのはもうこの戦術で戦うことへの自信喪失でしかないんだよ。7月上旬までの残り4試合はもうこのまま騙し騙しやっていくしかないけど、それまでに着手すべきはサッカーの部分よりもメンタルの部分としかやはり思えない。ベースはこのサッカーでやっていくとして、どうしたら勝てるかにのみフォーカスしてマイナーチェンジを探り続けてほしい。ポゼッションに関してはもうこれ以上は質が上がらないということを前提に進めればより効果的だと思うよ。


まだまだもがけるとは思うけどそれが間に合うのかどうかの瀬戸際に来たって感じかな。とりあえず水曜日は鹿島より休みが1日長いんだから、球際で負けたら許さん。点が入らなくてもいい、球際で負けたら許さん。点が入らなくても、球際で負けなければ必ず好転する。残留争いは精神論だ。
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