Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

ゴールの次は勝ち点、一つ一つ(ルヴァンカップGS4節神戸戦)

2021-04-29 00:34:53 | マッチレポート21'
「ターンオーバー」という言葉が「主力選手を温存する」という意味で使われるのなら、今日のメンバーに対してターンオーバーと言うのは少し失礼だと思う。そもそも今の大分は全く勝てていないわけでリーグ戦に出ている選手が主力とは言い切れないと思うんだよね。リーグの浦和戦でアグレッシブなディフェンスから光明を見出したように、今日出た選手たちもそのいい流れを切らさないように終始アグレッシブなディフェンスが出来ていたと思う。よく「誰が出ても同じサッカーが出来るように」と言うけど、リーグ戦からカップ戦になって出場する選手がガラっと変わっても同じことがやれた今日の試合こそ、「誰が出ても同じサッカーが出来るように」だと思うよ。キックオフと同時に健太と屋敷くんが猛然とプレスに行って相手のキックを引っかけたシーンに象徴されているし、その2人がフル出場したことに少なからずの光を見たよ。今日大分でこの試合を観ていた選手たちが清水戦に多く出ることになるとは思うけど、タフに走り抜いてベンチメンバー5人で無失点に抑え勝ち点をもぎ取ってきた今日の試合を意気に感じてやってほしい。いままさにチームにいい流れが出来つつあると思う。ここからリーグ戦は序盤の天王山2試合、カップ戦も予選リーグ突破がかかる残り2試合。ここで一気に歯車を逆転させてやろう。


ということでいきなり熱く書き出してしまったけど、個々のプレーぶりを見ても迷いがなくなってきて目の前のボールに集中出来ているように思う。先月くらいまでは黒﨑、上夷あたりはこのサッカーに慣れるのはもうちょっと先かなと思ってたけど、かなり自分の良さを出せるようになってきてる。ビルドアップの局面での貢献はもう少し期待したいところだけど、黒﨑あたりは上下動やクロス(FKも)で面白いところに絡めている。ハイライトで実況、解説が何度も小田のヘディングシュートが決まっていればと言ってたけど、あれも上夷がしっかりと体寄せているから合わせるところまでで限界だからね。新加入選手たちは少し特殊なサッカーで考えることが多くて本来の自分の良さを出すことに意識を向けられていなかったのが、徐々にそれが出来るようになってきたという印象。


片野坂さんのサッカーを考える時に、個人の能力に頼る部分が少ないためにユニットでどう崩していくかという部分が非常に重要だと思う。例えばGK+3CBとか、GK+CB+ボランチとか、同一サイドのCB+WB+シャドーとか、色々あると思う。これまでサイド攻撃偏重なところもあったからあまり気にしてこなかったんだけど、ダブルボランチ+ダブルシャドーのBOXユニットが重要になってくるんじゃないかと思ってる。今日も頑張ってはいたけどさすがにこのBOXの中に高卒ルーキーと高校3年生がいたから連動するというところまでを求めるのは酷だけど、下田+小林裕の場合はここがガラッと変わってくると思う。細かいデータは分からないんだけど、今シーズンはこれだけ勝てていないけど、ボランチのボールタッチ数は増えているように思う。ボランチの2人の位置取りがいいということと、三竿、坂あたりがけっこう際どく付けていけるからというのもあると思う。偶発的ではなく、能動的にボランチにビルドアップの流れの中でボールを付けられるとかなり攻撃の幅が広がると思うんだよね。さらにそこに也真人のような「気が利く大臣」(野村も)が下りてきてガッチリと後方と前線をリンクさせるし、成豪のような「前を向きたい大臣」(新太も)もどんどんボールを要求する。今まであまり注目をしてこなかった中盤のBOXにこそ歯車逆回転のヒントが落ちているような気がしてならないし、このメンバーなら絶対に出来ると思うんだよね。


週末のビッグゲームに向けていい流れは作れた。浦和戦でゴールは決めた、神戸戦で無失点に抑え勝ち点を取った。次は勝つしかないよ。
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久しぶりのゴールも連敗脱出ならず(11節浦和戦)

2021-04-26 11:55:04 | マッチレポート21'
単身赴任、土日休みじゃなくなる等、個人的には4月から環境が激変なんだけど、今日から5連休のため昨日の夜に仕事終わりそのまま東京に帰ってきた。昨日家を出る時は大分が勝って新幹線の中でビール飲みながら観られたら最高だななんて思ってたんだけど、クソみたいな何とか宣言のおかげでビールは販売中止になってるわ、肝心の試合は痛恨の逆転負けだわ、本当にオレなんか悪いことしましたかね、神様?


ということで新幹線の中でも、昨晩の帰宅後も観る気力はなく先ほど気持ちを奮い起こして90分観た。色々と事前情報も入ってから観たので、もっと力尽きる形で逆転を喫したのかと思っていたけど、そうでもなかった。試合全体としては良かったし。双方の力量的にドローが妥当なゲームだったと思う。ただ結果として負けてしまってこれで7連敗なわけだけど、ドローが妥当だと思う試合内容を勝ち点に結びつけられないところを冷静に分析しないとなかなかこの苦境からは抜け出せない。贔屓目抜きで見て降格するチームの試合には見えないし、一方で早く結果に結びつけないと内側から崩れ落ち始めてしまうのも歴史上何度も目にしてきた。まだ大丈夫だと思ってはいるけど、時間はあるようでない。


この試合最も良かったのはディフェンスの部分。球際に厳しくかつ連動した意図ある守備で高い位置でのボール奪取が数多くあった。特に也真人の2点目に繋がったディフェンスは本当に素晴らしい。コーナー奥まで押し込んでボールを蹴らせて楽々回収。相手の陣形が整う前に素早く縦パス2本でこじ開けた。気持ちを入れたが故のアグレッシブな守備だったのか、そういうスカウティングだったのかは分からないけど、今のこの泥沼状況から脱するにはこれくらいの水準の強度を常に求めたいし、これくらいやった上で試合のバランスを崩さずにやらなければ勝ち点をくれないのがJ1だと思う。


攻撃面でも日に日に改善してきている。9分、10分、11分、11分と立て続けにいい形を作った時間帯はやっと仕上がってきたなという印象。9分の三竿から香川へパスコースを確保しつつ、中の斜め方向へ鋭いパス、成豪スルー→伊佐落とし→成豪スペースへ走り出すは緩急の急の部分を見事に体現していたし、それを見せた直後に今度は逆サイドで小出→也真人の裏へのパスと相手に的を絞らせない形がどんどん出来ている。あとは本来はそこに期待するような試合展開は望んでいないわけだけど、長沢のパワープレー時の威力が分かりやすいほどによく分かった。浦和もけっこう走って目一杯だったと思うけど、その時間帯にあの高さで競られることの嫌らしさはやっぱり脅威だよ。徹底した地上戦へのこだわりも理解するけど、2分間回して1回の攻撃に繋げられるか分からないよりもチャンスを量産した後半ATの効率の良さを比べたらどちらがいいかは考えるまでもない。長沢という武器を手に入れた今、それを使わない手はない。


先発GKがポープになった。個人的にはずっと言い続けてきたけど、このタイミング以外になかったと思う。結果的には3失点となったわけだけど、ここから数試合はチャンスが与えられると思うからポープには自分の価値を証明するプレーを見せてほしい。高木とポープのプレースタイルの違いが明確に出たのが67分のシーン。刀根が武藤に裏を取られそこへ山なりのパスが出てきたところで高木であれば前に出てきて武藤より先に触ろうとしたと思うが、ポープはゴールラインから離れない選択をする。結果的に武藤のシュートがヒットしなかったので、事なきを得たわけだけど、どちらが正しいのかは分からない。ただここ1年くらいの高木はああいうシーンでことごとくボールに触れずにゴールをガラ空きにしてきたので先発から外すべきと言ってきた。繰り返すけど、どちらがいいかは分からない。結果で判断すべき。


達也は浦和での初ゴールおめでとう。ゴール後の振る舞いも、ヒーローインタビューも我々に配慮したと思われる言動で素晴らしかったと思う。ここまでは思い描いていたような出場機会を得られていないと思うけど、ここからはどんどん決定的な仕事していきや。我々が残留を争うチームに対しては特に頼むよ。


ルヴァンカップとはいえ、連敗中の連戦ほどつらいものはない。北斗と小林裕紀の疲労蓄積が特に心配。水曜日はまたアウェイだし、2人については帯同させずに休ませたいけど、選手層がそうはさせてくれないのかね。エンリケ・トレヴィザンとペレイラの1日も早い戦力化が待たれる。可能性のあるルヴァンカップも狙いに行きたいところだけど、リーグ戦はいよいよ正念場の清水→湘南との直接対決連戦。ここで負けるようなことになれば、いよいよ降格も現実味を帯びてくる。逆にここで一気に上昇気流に乗せたいわけでこの敗戦を引きずっているわけにはいかない。まずはゴール(それも2つ)が取れたことをポジティブに捉えて、次に切り替えよう。
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奮闘むなしく(ルヴァンカップGS3節FC東京戦)

2021-04-21 22:08:47 | マッチレポート21'
今日は何としても勝利する、何としてもゴールを決めることだけに意味があったと思うから、そのどちらも出来なかったことは残念で仕方ない。もう相手DFが空振りでもしてくれなきゃゴール出来なそうな雰囲気すらしてきた。苦しい。


個々の出来はとても良かったと思う。ルヴァンカップの開幕節以来行方が分からなかった藤本が久々に先発。SBが本職じゃないアルトゥール・シルバを相手に優勢に出ていたので、対面が不安定なうちに決定的な仕事をしておきたかった。前への意識が感じられるプレーが多く期待感があった。リーグ戦でも出場機会を掴んでほしい。同じく大卒ルーキーの井上健太もどんどん良くなっている。自らが「ゴミ」というクロスも「ガラクタ」くらいまでは良くなってきただろうか。何よりも自分が何をしたら相手が嫌がるだろうかということが見えてきたんじゃないかなというプレーぶり。浦和戦では先発はないだろうけど、ジョーカーとして期待したい。奎汰もやっと最終ラインでもいい仕事が出来るところを見せてくれた。前半の惜しいシュートで吹っ切れたか、プレーぶりにビビりが感じられずに頼もしかった。ハセもかなり良くなってきた。今日は立ち位置でミスマッチの部分が多かったと思うけど、その空いたところへ長いパスを通せていた。でも本当は今シーズンのハセに期待していたのってもっともっと上の方だから、こんなんじゃ満足出来ない。まずは体を入れてキープを落ち着かせたいという意図を感じるプレーが多いんだけど、もっと矢印を前に向けてほしい。期待している上の方って恐さだから。ハセならもっと出来るはず。そしてポープ。セービングやハイボールでの見せ場はなかったものの、その丁寧な足元には少しばかりの驚きすら覚えた。プレスを回避する時に一番有効な一人飛ばすロブ気味のミドルパス。今日はミスなしだったんじゃないかと思うけど、ことごとく正確なパスを送り続けた。ゴールキックからの繋ぎはやるつもりはなかったようだけど、長いキックが直接ラインを割ることもなかった。もうある程度の刺激が必要な局面に来ていることは明らかなわけで、これで週末に高木を先発にする選択肢はなくなったと思ってる。首脳陣は冷静な判断を。


3分のCKでハセの蹴り足スイッチから小出の頭に合ったシーンとか工夫を感じるシーンもあったし、何よりもPKのシーンでもしボールがこぼれてきたとしても絶対に大分の選手が最初に触れるほどに集中してたのとか反省が活かされていてとても良かったと思う。髙澤からも、伊佐からも、也真人からも何とかしようという気持ちも十分に感じるだけに余計につらい。これまではうまくいってないだけで時間とともに良くなってくるはずだと思ってけど、さすがに公式戦5試合連続ゴールなしはもうその次元じゃないと思うし、リーグ最弱を早々に受け入れた方が色々といいなと思い直したよ。自分たちは弱い、普通にしてたら勝てないということを受け入れられたとしたら、もっと勢いが出るんじゃないかと思う。選手たちの気持ちは分からないし、もちろんどんな捉え方をしてくれてもいいんだけど、いずれにしてもまだ色々と足りないよ。今日の試合終盤の永井の鬼気迫るプレッシングを見ていてもそう感じた。ここからは誰が個で突き抜けられるかだと思うよ。少なくとも個人的にはそういう目線で見させてもらうし、こういう時に存在感を見せられる選手にこそ本当の価値があると思う。


しかしなぁ、このオフに「やめた方がいいよ」とまでは思わないけど、「大分に残った方がいいのに」と思ってた選手は先週やっと知念が決めたけど、達也も島川も小塚も軒並み出場機会を得られてないんだよね。ついでに岩瀬さんなんか降格しちゃいそうな勢いだし。期待して獲得したチームは期待外れ、主力が抜かれたチームは戦力ダウンで困る、本人は出場機会減、そしてサポーターはモヤモヤ、こういう「三方どころか四方ダメ」みたいな移籍は減らしたいよね。とりあえずクラファンで集まった4,000万円でストライカー獲ってきますって今から言っても怒る人あんまりいないと思うけど、やっぱりダメかな。


チームは絶望的な状況だけど、神戸が徳島に負けたからまだ2位は全然狙えるからね。タイトルは狙える限りは諦めるべきじゃない。
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本当の危機感を見せてくれ(10節柏戦)

2021-04-17 23:24:07 | マッチレポート21'
6連敗、4試合連続ノーゴール、それでもまだ大丈夫だと思ってる。でもその根拠は選手たちからまだ本当の危機感が見えないからというのはちょっとばかし寂しいぜ。


ここまでの5試合の対戦相手と比較するとやはり柏はグッとレベルが低かったし、ここが勝負という見立ては間違っていなかった。だからこそこの試合が取れなかったのは本当に痛い。神戸戦の後に選手たちだけでミーティングをしたというけど、本当に選手たちは自ら危機感を感じている?申し訳ないけど自分にはそうは見えない。1試合に1点取れないチームが失点しまうことがどれくらい大きな影響かは誰にでも簡単に分かるはず。PKを取られてしまったことは仕方ない。でもスタートに全神経を集中してこぼれ球を拾いにいかないというのはどう考えてもまだ危機感を持ってないとしか思えない。誰とは言わないけど、左利きの外国籍CBが今週チームに合流して最も危機感を感じないといけないのはあなたじゃないのか。やれることをやってないチームに対して「もうダメだ」と言って切り捨ててしまうほど自分の目は腐ってはいない。走れ、戦え、勇気を持て。やれることはまだたくさんある。


精神面から入ってしまったけど、冷静にチームを見ないといけないなとも思っている。ケガやコンディション不良なのか、ベンチメンバー特に攻撃的な選手の枚数が薄くて驚いてしまった。前3枚の交代カードとしては伊佐だけ。その伊佐をハーフタイムで出してしまったため、ラストの勝負どころでチームとして交代でエネルギーを持続させることが出来なかったんじゃないかな。もうヘロヘロだった柏。フレッシュなカードで叩き潰しにいきたかった。髙澤がケガしてたんじゃなきゃいいけど。今日ベンチ入りしなかった新太と藤本はケガかもしくはコンディション不良なのかな。昨シーズンはあれほどダブつき感があった前線の選手だけど、今シーズンは負傷者の多さも重なり一転して駒不足感が否めない。野村の復帰が待たれるところだけど、取り急ぎ小塚には声かけておこう。


高木はやはりもうスタメンから外すべきと思う。去年の5連敗時も高木からキョンゴンに代えて2試合目に結果が出たわけで、効果もある程度は期待が出来ることは証明済みだ。前節名古屋戦の敗戦のポイントは1失点目から2失点目の間に盛り返せなかったことと書いたけど、高木自身もインスタでその部分に触れていてちょっとは期待していたんだけど... 高木は今日はPKを止めてGKとしては素晴らしいプレーだったと思う。でもそのこぼれ球を押し込まれて、ましてや走り出してもいない選手がいて、失点直後に映し出された高木はうつろな表情で、「あ、これはもう無理だな」と感じたよ。もうあそこは三竿(あ、言っちゃった)をぶん殴るくらいの気持ちを見せてもいいはずだよ。前節感じたことが本気で、そして本当に危機感を感じているのなら。失点直後にキャプテンがあの表情だったら、誰がどうやってチームを生き返らせるんだよ。そのすぐ後のFKでも中途半端に飛び出してまたゴールをガラ空きにしていたし。もしポープがプレー面で高木を脅かすレベルではないのだとしたら、それはもう哲平さんの責任。ポープがどれくらいやれるかは1年間間近で見てきて分かった上で再度獲得を決めたわけだから。GKを除く全てのポジションで色々な選手を試しながら最適解を探している。なぜその作業をGKだけ怠るのか。


この緊張感漂う状況で書くことでもないんだけど、試合終了のホイッスルと同時に今日の中継はすぐに伊佐のワンショットを映し続けていた。残酷だとは思うけど、今日の試合の文脈が分かっている人なら見たかったのは伊佐の姿。ちなみに前節、也真人が吉田豊に絡まれたシーンでもすぐに吉田豊の愚行のVTRが出てきて「お、成長してる」と思ったばかりだったので、これはホンモノかもしれない。もう15年近く大分戦の中継チームの質の低さに文句を言い続けてきたので、この成長ぶりには感慨もひとしお。というわけで伊佐。PKは仕方ない。厳しいコースにしっかりと蹴れていた。アレが入るか、ポストを叩くかは運みたいなもんだからさ。それよりも注文を付けたいのは今の伊佐からは恐さを全然感じないこと。成豪の決定機に繋がったいいパスもあったけど、基本的に後ろを向いたプレー、外に逃げて行くプレーばかりで恐さがないだけでなく見ていて面白さもワクワクもない。決してうまいわけではないし、ゴールをバンバン決めるわけでもないけど、大分サポーターをこれだけ引き込んできた伊佐の魅力はもっと違うところでしょう。PK失敗を取り返すという強い気概があるのなら、オレたちが大好きな泥臭くても一歩前に出る伊佐耕平が見たい。とある人が試合後にクラファンの伊佐Tシャツを購入していて猛烈に賛同したので、自分も買っちまいました。完全に予算オーバーですが、いいんです。「この想い、伊佐に届け!」なんて独善的なことは微塵も考えていなくて、これでトレーニングルームの環境がちょっとでも改善されれば伊佐のシュートがもう1mmだけでも鋭くなるかもしれない、そんな願いです。


まあね、おかしいと思ったんだよ。J1がこんなに楽々残留出来る場所なはずないってずっと思ってたのに2年間ですっかり忘れちまってたんだよな。本当だったら1つ勝っただけで泣くほど嬉しい(実際泣くんだけど)のがJ1なはずで、「まあ勝つよね」みたいなスカしたポジションじゃないでしょ、我々は。まずは誰一人として手を抜かず、勝つことだけに集中する。まずはそこから。あーだこーだ言うのはそれからでも遅くはない。
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クラウドファンディング

2021-04-15 00:03:17 | トリニータ
もう20年も昔の話だけど、学生の時にゼミで顔を合わせる程度で地元の銀行に就職するという話くらいしか聞かずに卒業した同級生がいた。そいつの地元がどこかも知らなかったし、自分も卒業の時点では大分に行くなんて夢にも思っていなくて。で、卒業から半年後に大分駅前のパチンコ屋でたまたま隣に座ってそいつと再会するというね、ちょっと漫画みたいな話があって。それから何回かは飲んだりもしてたけど、自分も転勤で大分を離れてそいつも赤い方の銀行を辞めて転職したりして疎遠になってた。


今回のクラウドファンディングの支援者一覧に目を通していたら、自分の名前の真上にそいつの名前があるのに気が付いた。サッカーが好きだったという記憶はあって一緒に飲んでた頃もそこそこサッカーの話もしてたけど、どちらかと言うと代表の話でトリニータの話をした記憶はなかったからちょっと驚きだった。別々の場所に書かれていたらきっと気付きもしなかったと思うけど、久しぶりに名前を見て懐かしくなったのと、トリニータを応援しているんだってのが知れて嬉しくもあった。


改めて色んな人の想いが乗っかってると思うから、支援自体が成功してほしいなという思いとこの動きがチームにもいい影響を与えてくれたらなと心の底から思う。
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負パイラル(9節名古屋戦)

2021-04-11 22:51:56 | マッチレポート21'
増田を大分の解説から追い出すクラウドファンディングがあったら100万円くらい出したいんですけど。具体的に指摘させてもらうけど、「惜しい」って言葉知ってる?「欲しい」って意味違うからね。もう元焼肉屋とかいう隠語すら使う気も起きねえよ、奴には。今日も仕事で結果を知った状態で苦行のように見逃し配信で試合を観たので、感想は適当です。


今日のポイントは1失点目をした後に押し返すことが出来ないままに2失点目をしてしまったことじゃないかなと思う。いずれにしても今日勝ち点が取れる可能性は極めて低かったとは思うけど、それでももし勝ち点が取れるとしたら失点は与えたとしても1点までだったはず。その1失点目をミスから与えてしまって、そこからはこちらのターンにしていかなければならなかったはずなのに、全く押し返せなかった。ここで今日の勝負は既についていたと思うから後半の内容にはあまり意味を見出せない。


神戸戦の試合後会見で片野坂さんが「組み立てについてはギャーギャー好きなだけ喚いとけよ」(意訳)と言っていて頼もしく感じたけど、その通りかなと思えるくらい整理されてきたと思う。ただやっぱり5連敗もしてしまうと常に「疑心暗鬼」という言葉が付きまとってしまうんだと思うけど、失点が早いんだよね。ここ3試合は前半のうちに失点してしまっているしもう少し我慢して勝機を見出せる時間帯まで持ち込みたい。このままメンタル的に折れてしまって負のスパイラル、通称・負パイラルに飲み込まれてしまうか、片野坂さんの手応えを結果に結びつけられるかの剣が峰だと思うんだよね。そんな局面においてリアルにギャーギャー喚くのはまだ早いと思うし、ここ5年こんなにも素晴らしく、楽しいシーズンを送らせてもらった片野坂さんやチームに対して今こそ後押ししたいという思いしか個人的にはないんだよね。


坂と香川の復帰、野村ももうすぐだろうしケガ人やコンディション不良の選手もどんどん戻ってきている。未知数だけど外国籍選手も入国出来た。長沢の負傷も打撲で長引かないだろうと信じたい。決してネガティブな状況ばかりではないと思うし、何よりも残留圏内まで勝ち点差たったの2だからね。あと30試合もあるから十分過ぎるくらいに挽回は可能だよ。


もう少しの辛抱。必ず勝てる。
コメント (2)
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負けてたまるかよ(8節神戸戦)

2021-04-08 00:26:59 | マッチレポート21'
転勤になりまして、4月より湖国の人となりました。とは言ってもまだ新居に入れないためホテル暮らしで、今日も大津のホテルから神戸に行ってホテルに戻ってきたという状態。滋賀って関東の感覚で言うと茨城。東京(大阪)からの距離だったり、大きな湖があったり、JRAのトレーニングセンターがあったりと共通点も多い。つまり滋賀から神戸って茨城から横浜まで行くような感覚なので、同じ関西圏内とは言えちょっとした遠征感覚。ただ新快速に座っていれば1時間くらいで帰ってこれちゃうし大したことないけどね。それよりも問題は別の話で、転勤についてはそういう会社なのでどこに行かされようが構わないんだけど、新しい職場は土日休みじゃないためサッカー観戦的にはかなり厳しい状況になりそう。今日はたまたま平日開催だから観に行けたけど、今後のことを考えるとはちょっと萎えてしまう。この状況はちょっと予想していなかった...


ということで個人的には新年度から環境が激変なんだけど、それでもトリニータのシーズンは続いていくわけで試合の方へ。残念ながら4連敗。苦しい状況は続いている。

失点については、もったいないの印象。今日は神戸のSBにボールが入った際の対応者はシャドーの2人という決め事があったと思われる。だからあのシーンもクロスを上げた選手に一番近かったのは怜さんだけど、受け渡すように也真人に任せたけど距離も遠くプレッシャーをかけることが出来ずに楽な状況でクロスを上げさせてしまった。その前にも神戸の左から右に大きく振られた時に中に絞り過ぎてた新太が長い距離を走らされるシーンがあった。立ち位置の部分を整理出来ていないうちにやられてしまった失点でもったいなかった。十分に人数は足りていたし、あそこは臨機応変に怜さんに前に出てほしかった。もちろん古橋の入り込み方もうまかったけど。


その後は神戸が意図的にプレスの強度を弱めボールを握る展開が続いたわけだけど、この状況をどう捉えるかだよね。個人的には神戸が楽々受けきれていたとは思っていなくて、連戦のコンディションの中でそうせざるを得なかったんじゃないかな。神戸も基本的にはポゼッションしたいスタイルだと思うけど、前川黛也、菊池流帆、小林友希の後ろ3枚がこぞってビルドアップの質が低くてちょっとプレッシャーをかけるとほとんどボールを捨ててくれた。神戸が引いたというよりもボールを保持出来なかったというのがこの試合の展開の大半だと思うから、うちが持たされたというわけではない。ただシュートにまで持ち込めていないことも事実で、そこは明確に改善が必要だ。後半になってボールを動かし続けた結果としてスペースが生まれてくればクロスまで持ち込めたり、深い位置まで侵入出来たりもするけど、それを待っているようではやはり勝てないし、能動的にゴールを奪うことは出来ないと思う。もっと勇気を持ってシビアなコースにパスを打ち込んだり、単純に1対1の勝負を仕掛ける必要があると思う。相手陣内に入ってからはやはり臆病だなと思うことが多い。その解決策が野村直輝の復活であってはこのチームに未来はないと思うから、そこは前線の選手を中心にチーム全体が強い気持ちを持つことを期待したい。


ただ焦る必要はないと思ってる。8節が終わってギリギリ残留圏内というのは決して予想外というわけではないと思うんだよ。周りを見渡してもガンバを除けば予想通りのメンツばかりなわけで。予想外に飛び出したのは徳島くらいだけど、徳島の3連勝だって横C、清水、仙台だから決した大それたことをしてるわけじゃなくて直接対決をキッチリと取っているだけで、先週も書いたけど我々もそれが出来れば何の問題もない。ちなみに昨シーズンも序盤に5連敗を喫したわけだけど開幕戦を除けば実質シーズン開幕戦となった鳥栖戦から数えて4試合目から5連敗だった。今シーズンもガンバ戦がなくなったため4試合目から同じように連敗が始まっている。個人的には昨シーズンの連敗と比較すると今シーズンの方がずっとましな状態だと思ってる。やることなすこと雑で意図を感じずに失点を重ねていた昨シーズンよりもずっと丁寧にやっていることに好感が持てる。自分もそうだったけど、降格がないレギュレーションでやっていた昨シーズンは事態を重く受け止めなかっただけで、やっていることは昨シーズンの方が遥かに悪かった。そういう意味では選手たちもよりプレッシャーに感じるであろう今シーズンの方が前向きにサポートしていきたいと思うわけだ。







ネガりたい気持ちは本当によく分かるし現実に4連敗というのはそういう状態だと思うけど、この北斗の表情を見てグッとこらえようよ。動いて、受けて、前向いて、散らして、大きく振って、球際戦って、最前線までプレッシャーに行って、本当に素晴らしいパフォーマンスだった北斗。試合が終わると先頭で、そして最も悔しさを滲ませてサポーターの前に戻ってきた。悔しさとかって外に出すことが一番大事かというと必ずしもそうとも思っていないんだけど、今日の北斗の表情は何がなんでも連敗を止めたいという強い気持ちが結果に繋がらなかった悔しさが自然と表情に出ていたと思うよ。あんな素晴らしいプレーを見せてくれた北斗が報われないようじゃダメだと心の底から思った。もちろん同じように強い気持ちで臨んでいる選手は他にもいると思うけど、北斗みたいな選手がいる限りこのチームは絶対に大丈夫だし、信じていこうと思ったよ。

負けてたまるかよ。




ただ今日のハイライトはアレだね、井上潮音がプレッシャーに来る度にドリブルで抜いていく羽田健人、コレしかないよね。何度もヒヤッとしたけど、前半だけで3回は華麗に抜き去ってたよね。小出もそうだけど、ああいうトリッキーさ嫌いじゃない。
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3連敗、来たぜ正念場(7節川崎戦)

2021-04-03 23:28:17 | マッチレポート21'
残留争いに巻き込まれることは分かってはいたけど、予想していたよりもずっとポジティブな状態だと思うし十分に生き残れると思う。唯一恐いのは結果が出ないことでプレーが萎縮し始め負のスパイラルに入ってしまうこと。今日の2点目のミスなんてハナクソみたいなもの。切り替えて次に進むぞ。


去年の8月に等々力で対戦した時も0−2で負けたわけだけど、スコアは同じでも何も出来なかったなという感想しか残らなかった去年と比較すればずっと良くなってると思う。改めて挑戦したというよりは対川崎戦用だと思われる4バックもある程度は機能したと評価していいと思うし、やりたいことは出来ていたと思うんだよな。そんなこと言ってたら勝つのは到底無理なんじゃと言われそうだけど、今の我々が目指すべきところは川崎に勝てるチームを目指すということではないと思うよ。まだリーグ戦わずか6試合だけど、この3連敗で立ち位置はハッキリとしたし、再来週あたりから続く残留争い直接対決で勝ち点を取れるようになればいいと思うよ。だからボールタッチが少し長くなってかっさらわれたとしてもそれはブラッシュアップの過程で必ず起きる許容すべきミス。これで恐がる必要なんて微塵もない。


ダブルボランチはミスは出たけどポジショニングの良さ、ボールの引き出し方のうまさでボールを保持する時間を作り出してくれたし、この安定感は今のところ揺るぎないと感じる。ハセにも期待したいところだけど、開幕当初の頃のコンディショニングのままなら難しいだろうから、相当頑張らないとチャンスは巡ってこないぞ。そのハセを筆頭に大卒3年目の代がこぞって振るってないのはちょっと気になる。サイドのW健太は試合を重ねるごとに少しずつ良くなってきている。それぞれに求めたい「もうちょっと」。右の健太はもうちょっとえぐれ。あとワンタッチでいいからえぐってマイナスに折り返せればもっと恐い存在になれる。左の健太はもうちょっとの精度。後ろの三竿だったり、ボランチだったり、シャドーだったりを使いながら前に出ていく連携がどんどん良くなってきていると思う。ただあともうちょっと。短いパスにしろ、クロスにしろ、もうちょっと精度があればと試合中に思うことが何度かある。2人とも「もうちょっと」だけ頑張れ。前線の選手たちには我慢を強いる展開が続いちゃってフラストレーションが溜まってきていると思うけど、もう少しの辛抱。必ず爆発するタイミングは来るはずだから、その時に備えて虎視眈々と狙っていてほしい。そしてそれが出来る選手こそ真のアタッカーだと思うから。


何だろうなぁ、スタジアムに行っても声が出せるわけじゃないし、もちろんここに書いたって何が伝わるわけじゃないんだけど、今の微妙なバランスでギリギリで立ってる感じを全力で助けたいという思いが本当に強いんだよな。「絶対に大丈夫だから、信じて突き進め!」思ってることは本当にこれだけ。何となくここ2シーズンのチームと比較して今シーズンのチームはひ弱さ(サッカーの内容は関係なく)を最も感じちゃうからなのかもしれないなとは思ってる。やれるはずなのに自信なさげに見えてしまうからなのかな。一サポーターが心配しなくても中からそんな雰囲気をぶち壊してくれる選手が出てきてくれるとは思ってる。


連敗している時は次の試合がすぐ来た方がいいのか、時間が空いた方がいいのかは分からないけど、とにかく中3日で次の試合はやってくる。温存されたと思われる小出、ハセあたりに頑張ってほしい。特にハセ。ここでやらなきゃ漢じゃないぞ。
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