Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

最も問題なのは6失点目(16節甲府戦)

2018-05-26 18:23:17 | マッチレポート18’
「まあ、こんな試合もある」という評価でいいと思いながら試合を観てた。甲府の狙いにあっさりとハマってしまったところは反省だし、それにしても決められ過ぎだしというところはあるにしても、ディフレクションして入ってしまうところなんかはうちが町田にやった試合みたいなところもあったし、点差ほど深刻に受け止める必要はないと思ってた。そういう意味ではもう「前半は前半、後半は後半」と後半から新たな試合が始まったくらいに割り切ってやればいいと思ってた。案の定甲府の足はピッタリと止まったし、ボコボコに攻め込んでゴールも決めた。1点しか決められなかったところは反省点とは言え、新たな試合を気持ちを入れ直して勝つことに価値があると思ってた。


だからこそ最後にリンスに決められたゴールの意味は重い。町田戦の後に声を震わせて怒りを露にした片野坂さん。結果的に勝とうが、気持ちを切ったことが許せなかったわけで、あのリンスのゴールで町田戦の後に発した片野坂さんのメッセージが何も伝わっていないことが分かる。マンツーマンでリンスについていたのは丸谷。相手は途中交代でフレッシュだったとは言え、あっさりと競り負けてゴールを許した。真相は丸谷にしか分からないけど、「5失点も6失点も同じ」という考えが心のどこかに少しでもあったからあんなにもあっさりと決められたようにしか見えなかった。攻め込んで攻め込んでカウンターを食らった失点なら仕方なしとも思うけど、あの局面で後半だけに限れば同点という位置付けのゴールをあっさりと対面の選手に決められた丸谷にはガッカリした。


6失点目のやられ方で冒頭に書いた「まあ、こんな試合もある」という思いは全てぶっ飛んだ。強がりでなく甲府と大分の間にはほとんど差はなかったと思ってる。唯一の違いは球際に強く大分の攻撃を拒み続けた島川の存在くらいで、試合自体はフェアなスコアだったとは思っていない。じゃあなぜこんなにも点差がついたのか。甲府のシュートはことごとく決まるのに、たくさん作った大分の決定機は外れ続けたのか。丸谷の部分で書いた心の隙のようなものが明暗を分けたんじゃないかな。ポジション的にやむを得ない部分もあるとはいえ、複数失点に絡んだこともあるし、6失点目のこともあるから、片野坂さんには次節は丸谷をスタメンから外してほしいと思う。


ああいう気持ちの入っていない魂の抜けた失点は本当に嫌い。6分間で3失点されることよりも嫌い。1度チームが失敗をしかけて、監督が警鐘を鳴らしていたにも関わらず、同じ失敗を繰り返した選手を使ってはいけない。




ということで少し感情的に書いたけど、これは本音。今日は子どもの運動会だったため東京から近い甲府だったけど、残念ながら不参戦。例えどんな試合になろうと「行かなくて良かった」と思うことはないので、現地でこの試合を感じたかった。


自陣で引っかけられて失点するのは昨シーズンもあったし、仕方ない範囲のミスだと思うんだけど、1失点に留められずいなし切れなかったことは課題として捉えなければいけない。昨シーズンのアウェイ水戸戦の時も同じようなミスがあったけど、こういうミスが出てしまったからこそもっとこだわりを持ってボールの動かし方を鍛錬してほしいと思う。ただ一方で今日の解説の方も言ってたけど、勢い良く来られて圧をモロに受けてしまったが故に遠くが見えていなかったというのはその通りだと思った。相手のライン裏へのロングパスもなければ、味方を1人飛ばすミドルパスもほとんどなかった。キックオフして5〜10分程度で相手の出方を読み取り、柔軟に対応出来るような幅も持てるようになりたいなと今日の失敗を見ながら思ったし、最近は伊佐、清本を同時に後半で使いたいという意図でともにスタベンが多いわけだけど、どちらか一方だけでもスタメンで使うことでビルドアップ時に選手たちに遠くが見られるようになる余裕が与えられるんじゃないだろうか。


前節の山口戦のことを考えれば、これでかなりの可能性で首位から陥落することになるとは思うけど、しばらく首位の座を楽しませてもらったから少しの間だけ貸してやってもいいよ。我々にはまだまだ今のサッカーをブラッシュアップしていく時間的な余裕も、勝ち点的な余裕もある。監督交代という劇薬を放り込み済みで後がないチームとは違う。今日も後半盛り返せないようなら問題だったかもしれないけど、甲府の足が止まって押し込み続けられた。つまりは前半からペース配分を考えずに甲府が突っ込んで試合に入ってきたことが分かるわけで、反省すべきはそれをいなし切れなかったという1点のみ。


そうは言ってもこれだけ失点すれば悔しいのは悔しい。やり返すべく甲府をホームに迎えるのは7月7日の第22節。そして甲府はこの試合の3日前にホームで金沢戦を戦って中2日で乗り込んでくるので、もう完全に真夏になってるこの時期にこの過密日程は大分にとって大きな大きなアドバンテージだ。さらに日曜開催にズラして1日でも多く休養を取らせてあげるという配慮も皆無。ルヴァンに出させられてるのはかわいそうだなと最初は思ってたけど、今回は自分たちで勝手に勝ち抜いたための自己責任の過密日程(ミッドウィークの試合もリーグ戦だから大幅なターンオーバーも出来ないと思われる)であり、同情の余地なし。叩き潰すのみ。
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そろそろ首位も飽きてきた(15節山口戦)

2018-05-20 22:46:13 | マッチレポート18’
ねーねー、山口が止めてくれなくてどこがうち止めてくれんの?もう首位の椅子の座り心地にも飽きてきたんだけど。


岐阜、山口というやりにくいチームとのホーム2連戦を勝ち点4で終えて、未だ首位の座を譲らず。今日も決して満足のいく出来ではなかったものの、相手が2位のチームであることを考えればそこまで贅沢も言えない。勝ち点3差の中に11チームがひしめく混戦状態のJ2中位。前後のクラブとの勝ち点差が最も離れているのは大分と山口のところ(残留争いの3クラブ除く)。つまり今日の試合勝っていれば、ひとまず「抜け出した」と言えるところだったけど、まだそこまでではないし、現にそこまでのサッカーも出来ていない。首位にいながら、常に「自分たちのサッカー(あえて)」を見つめ直し続け、シーズンを進めていきたい。


今日の試合で良かった点は1つ、不満な点が2つ。

良かったのはやっとCKからゴールを決めることが出来たこと。またそれだけでなくて、マルちゃんのポスト直撃、終了間際の川西のヘッダーと今まで極限まで無臭だったCKが明らかに香ばしくなってきたこと。今季は既に12人(除くオ・ウンゴル選手)もの選手がゴールを決めながらDFのゴールが1つもない。昨季は降格組アウェイ戦全てをCKからノリさんのゴールで勝ち切った。最後は誰が決めてもいいんだけど、CKをもっと得点源に出来たらなと思ってたいただけに、これはいい兆候だ。


不満な点の1つ目は動きが重いというか、キレがないというか、もしかするとプレーに迷いがあったのかなと感じたこと。2失点目のシーンもそうだったけど、今日は1試合を通してとにかくボールへの反応が鈍かった。パスにしてもこぼれ球にしてもほとんどが出てから動き出すことが多くて、いつもならもっと簡単にチャンスを作り出せてるのにというシーンで逆に押し込まれてしまうなんてことが多かった。単純に集中力の問題とするにはみんながみんな鈍かったし、コンディショニングの問題なのか、山口によく動かされた結果としての疲弊(伊佐もキヨも反応悪かったから違うと思うが)なのか、真相は分からないけど、緊迫感のある首位攻防戦であれはないし、さすがにそれで勝てるほど甘くない。

2つ目は2失点目の仕方。1つ目の不満とも重複するところかもしれないけど、再びリードしてから再び追いつかれるまでの約20分間はほとんど押し込まれて「これはやられるの時間の問題」と誰もが感じてたと思うんだけど、何だかそのまま受け入れて追いつかれてしまったような印象だった。2枚替えの意図は分かったし、個人的にもそういくだろうなとは思ってたけど、リードした直後っていうタイミングはどうだったのかとか、明らかにまずい流れの中でチーム全体で歯車を逆回転させるように強度を上げられなかったのかとか、色々と思うところはあったけど、結局は無抵抗だった印象は拭えない。


山口がいいチームだったことは間違いない。今のところゴール数は同じだけど、アイデアや共通認識の浸透具合はうちよりも上だなと感じた。ただうちが言うのも何だけど、ディフェンスはまだ整備されていないし、守備面で少々の犠牲を払ってでも点を取りに行くというコンセプトかなとも感じた。霜田監督のことは協会時代も含めて全然知らなかったから今回色々と調べてみたら、まあ経歴が複雑で一言で「こういう人」とは言い切れない。ただ作り上げてるチームを見るだけで指導力があるのは間違いないし、オナイウや小野瀬のような将来を嘱望されながら伸び悩んでいたタレントの力を引き出してるのも見事だなと感じた。選手キャリアの最後が横河電機というのも親近感がわく。




試合からは話が逸れるけど、今日の最後の交代で出てきた福大卒のルーキー・山下敬大。去年の12月のインカレの時に初めて見た。この試合のスタンドには哲平さんが来てて、「うおー、福大の4年生の視察に来てる!誰だ、誰だ!」と1人密かにテンション上がってて、当時はまだ進路が発表になってなかった山下で間違いないとそれから数日は公式発表を楽しみに待ってたけど、結局新チームが始動するまで発表はなく、確か1月の末頃に山口への加入が発表になったはず。1年目から出場機会を増やしてるようで、いい選手だと思うから大分戦以外で頑張ってほしいと思う。ちなみに今月のWinning GOALを読んでたら、宮阪が年末に代理人を交えて新宿で哲平さんと食事をして急展開で大分への期限付き移籍が決まったと言っていて、もしかしてあのインカレの後、哲平さんは新宿に行ったのかななんて考えてた。


上に書いた「キレのない選手」の代表格がごっちゃんだと思うんだけど、それは今季に始まったことじゃないし、もう片野坂さんはごっちゃんと半分心中でどんなにキレがなくても使い続けることは昨季から分かってることだし、ごっちゃんにはキツくてもこれを乗り越えてもう一皮むけてもらわにゃならないわけで、「替えた方がいい」だの、「休ませた方がいい」だのは、そうは思うけど、議論としはて無駄なのかなと個人的には思ってる。


これで6節首位を守った。ちょっといい加減にしてほしいんだけど、次節の甲府も3連勝らしい。大宮2連勝、新潟2連勝、岐阜2連勝、山口2連勝、甲府3連勝と、そりゃ首位との対戦を前にモチベーション上げちゃうの分からなくもないんだけど、こっちももう体がもたないわけ。ましてやもう首位の座にマンネリしてきてんだからさ。ほどほどに頼みまっせ。
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首位であるがゆえのジレンマ(14節岐阜戦)

2018-05-13 18:31:33 | マッチレポート18’
大宮に負けた時にも書いたけど、うちの4バックは対岐阜用の特殊戦術。だから今日の4バックスタートは納得の選択。ただ去年から何で岐阜戦だけ4バックを使うのか、そして何でそれがそこそこハマるのかが分からなかった。岐阜の3トップに合わせた最終ラインの枚数なのか、流動的な相手に均等にスペースを埋めたいがための4−4なのか分からなかったけど、片野坂さんのコメントで「どうせ押し込まれるから、5バックで後ろが重くなりすぎずに中盤を厚くするため」と聞いて大いに納得した。ちなみに決勝ゴールについては副審が選手の体でブラインドになってるわけでもない位置から入ったとジャッジしてるわけだから議論の余地なくね?あるとしたらハンドのシーンとセットで議論してほしいね。ついでに言うと大宮戦の山越のやつも。つまり議論の意味ない。


去年の岐阜との2試合を思い返すと、相手のボール保持に対して我慢して我慢してカウンターから2発で沈めたアウェイゲームと、力の差を見せつけ楽勝ムードから自ら動いて自滅したホームゲームと明確に順位なりの差を感じていたけど、正直今日は同点にした後も苦しかったし、勝ち点0も十分にあり得た試合だった。去年よりも順位の開きが大きいにも関わらず何でそんなに苦しくなってしまったかの要因が2つあるんじゃないかと個人的には思ってる。

1つはまさに「順位に開きがあった(首位に立っている)」からこその苦しさ。去年の対戦時は今のサッカーの完成度ももう少し低く似たようなサッカーを志向する岐阜に対しては主導権は譲りながらも要所で落とすという割り切ったサッカーで臨んでいた。ただ今年はボールを動かすサッカーの完成度も上がった手応えがあり、そんな自信が岐阜に対しても真っ向勝負を挑む心理状態にさせたんじゃないかな。そして何よりも首位に立つチームとして腰の引けたサッカーは出来ないというプライドもあったと思う。ただ今日の2ゴールに象徴されるようにあれだけ質の高いボールの動かし方が出来る岐阜の順位がいつまで経っても上がってこないのはひとえに「裏に弱い」ことに尽きる。だから本来であれば千葉戦の後半に見せた「伊佐&清本行ったれやサッカー」に徹しておけばもっと楽に勝ち点3を手に出来てたと思う。だからこの苦戦は首位に立っているが故の苦しみと前向きに捉えたい。

もう1つは今季の大分のトレンドワードと言っても過言ではない「ピッチが濡れている」ということ。今日は屋根は閉まっていたものの、既にピッチは濡れていてボールがよく走った。パスを多用するチームにはもってこいのコンディションで本来であれば大分にとっても歓迎すべき状態だったのかもしれないけど、それをより効果的に活用したのはやはり岐阜だったということ。大分も地道にブラッシュアップしているとはいえ、保持率やパスの本数ではまだまだ岐阜には及ばない。あれだけの本数のパスをいつもより速いテンポでそして速いスピードで回されると苦しい。伊佐が早々にへばり出したのも明らかにそこに要因があったと思うし、真っ向勝負のしわ寄せは試合終盤のパワーダウンに間違いなく影響した。


このあたりの要因がこの試合を苦しくしたと思ってる。ただ上にも書いたけど、決して否定的には捉えてないし、何よりも勝っている。苦しみながらも勝つ、こんなにも素晴らしいことはない。


試合前にスタメンが発表になった時に4バックに対する驚きはなかったものの、「このメンバーで勝ち切ったら、片野坂さんマジで名将じぇねえか」と少しドキドキした。それはコテの先発起用。今季はメンバー争いが激しいとずっと言われながらも先発は固定気味になりつつあったところにGWの連戦で大きくメンバーをいじった片野坂さん。正直に言って「もう夏頃にはどこかにレンタルで出るかもな」くらいに出番を失っていた伸太郎を先発で起用。その伸太郎の躍動もあり、新潟から勝ち点3を持ち帰った。伸太郎に出番があったらあったで今度は「コテはどうしてんだろ」って心配になっちゃうサポーターの心理を見透かしたかのように今日はコテを先発起用。4−4−2のサイドだったら引き続き伸太郎でいいんじゃないのかと思ってたけど、蓋を開けてみると4−1−4−1のインサイドハーフの位置にコテは入った。岐阜の素早い寄せに狭い局面での仕事が多かったものの、ワンタッチの短いパスで対面の相手を外すプレー等のコテの良いところが出たし、何よりも決勝点の流れに絡む決定的な仕事をした。この苦しい試合で最後までタフにボールに絡み続けたのはコテならではだし、そのコテをここで先発させた片野坂さんの仕事ぶりにはもはや感嘆のため息しか出ない。シーズン序盤からインタビューで片野坂さんが「30人全員で」と何度も言っているのはメンバー外になった選手のモチベーションを落とさせないようにという配慮かなと思ってたんだけど、どうやらここ数試合で「本気で」30人全員で昇格を勝ち取ろうとしているとやっと気付いてしまった気がする。


高木の複数のビッグセーブ、フク&ノリの複数のシュートブロック等苦しい中でも勝ち点3が掴み取れたのには後ろの選手の奮闘抜きには語れない。今季は決して失点が少ないとは言えないけど、去年のような「おいおい」というミスは激減していると感じる。特に去年はビルドアップ時の狙い所とされることが多かったフクからも大きな自信を感じる。今日の最大のピンチ時もゴール前でよく体を張っていた。怜さんと入れ替わるシーンを何回か作り出したりと最後の最後まで脅威だった古橋。おまけかもしれないけど、高木→フクと猛然と2度追いしてきた古橋の股を抜いてかわしたシーンは痛快だった。効果的な斜めのフィードも増えてきてるし、頼もしさが日に日に増している。


試合終盤に明確に大分をパワーダウンさせた岐阜のパスサッカー。そこまでのレベルには達していないかもしれないけど、このサッカーをやり続ければうまくいかない試合でも相手が先にへばってくれるかもしれないというポジティブなものとしてこの現象を捉えたいし、そう考えられる試合が既にいくつかあった。もっともっとこのサッカーの追求をしてほしいと思わせてくれる試合だった。


これで5節首位を確保。次節は山口との頂上対決(第15節の大分−山口が頂上対決とか誰が予想したよ?)だけど、負けても3点差以上つけられなければ首位を守れるので、これでほぼほぼ1ヶ月間以上首位にいることになる。これはやばい、そろそろ首位ボケしてくる頃だわ。チームを引き締めるのと、周りを油断させるためにもここら辺でいったん山口に首位の座を譲っといてもいいかもね、


とかいう首位の余裕。んなことするわけねーだろ!オレたちが首位!!
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もうすぐロシアW杯

2018-05-12 21:27:05 | トリニータ
さっきまで観てたマリノス−ガンバの試合に西野さんが視察に来てたので、何となくこの記事を書いてみようかなと思い立った。


今回のロシアW杯に関しては個人的に日本代表のことは応援しないと決めている。むしろアンチ。例え周作がゴールマウスを守ることになっても、キヨが10番をつけることになったとしてもこの思いは変わらない。対戦国にはボコボコのボロボロに叩き潰してほしいと願ってやまない。きっかけはもちろんハリルホジッチ監督の解任とその後のあまりにも惨めな日本サッカー協会の対応に怒りが収まらないため。事実が何なのかは正確には分からない。スポンサー関連の話もそれっぽいし、オーストラリア戦の後に不満を溜めていたという2人の選手が絡んでいるというのは間違いなくそうだろうし、会長が単純に頭が悪いだけというのはもう120%そうだし、もはや明らかにされないだろうそんなことはどうでもいい。こんな状況を作り出した日本サッカー協会の選ぶ日本代表など誰が応援するかという気持ち。


別にハリルホジッチ監督が抜群に素晴らしい監督だったと思ってたわけではないし、そこまでちゃんと代表を追いかけてたわけでもない。それでもただでさえ楽しみなW杯に自分が住む国が出場してくれるだけでより楽しみなのは間違いない。例え負けてしまったとしてもそこまでの過程を楽しみたいし、最後まで代表を信じたかった。結局納得いく理由もなくそれが突然に奪われてしまった状況を受け入れることは出来ない。そして一番に思うのは、こんなことをしてでも掴む結果に何か意味でもあるのだろうか。こんな非常識な解任劇を平気でやる国の代表監督を今後有望な監督が引き受けてくれるだろうか。直前まで十分な結果を出せない監督を毎度毎度解任し続けるのだろうか。ロシアでベスト16以上の結果を残したとして今後の日本代表に何が蓄積されていくのだろうか。本当に絶望しかない。


ダヴィンソン・サンチェスには日本のFWの裏抜けを全てつぶしてほしい。

マネには日本のDFを全てぶっちぎってほしい。

レバンドフスキーには日本戦で10ゴール決めてほしい。

そしてハリルホジッチ監督にはいつの日かどこかの代表監督として日本と対戦して、その怒りの全てをぶつけて叩きのめしてほしい。


今回の件は本当に残念。ただたった一つだけ例外にしようと思ってることがある。西野さんがスポンサーや協会の狗としてでなく、「監督西野」として絶対に勝ちにいくという意思の表れを見せたのなら応援しようと思う。それはオーストラリア戦の後に不満を溜めていた2人の選手を選ばず、遠藤保仁と明神智和を代表に選出した時のみ。それなら応援する。
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アイシテルビッグスワン(13節新潟戦)

2018-05-07 00:39:21 | マッチレポート18’
本当に不思議なくらい勝ち点をいただけるスタジアム。千葉の関係者って大分に来る時はこんな気持ちなのかなって少し分かったような気がする。


後半はゴリゴリと押し込んでくる新潟の攻撃に耐える時間が長くなったけど、中2日のアウェイでよく最後まで走り切った。特にメンバーが大きく変わった中で、試合の流れによく対応しつつきっちりと勝ち点をモノにした試合運びは賞賛に値する。特に伸太郎、那須川、ソンスあたりのここまで評価されてこなかった選手たちの奮闘が目立った。


ただ大分の選手たちを持ち上げたい一方で、新潟の戦い方に明らかに問題があったと思うよ。うちがここまでほとんど負けてない中で、前節大宮がどういう対策でうちを攻略して勝ち点を持ち帰ったのか。「もしかしてスカウティングしてない?」と感じるくらいで、もし自分たちのやりたいことを貫けば相手云々ではない的な王者のスタンスなんだとしたらJ2なめすぎ。大宮との明確な差を感じたし、これからも新潟が浮上してくることはなさそうだと感じる。


鈴木監督のコメントを読むと引いて構える戦い方を当初は採用してたみたいだけど、それにしてもターレスと小川では機動力が足りなさ過ぎたし、ここまでストレスフリーでやらせてくれたら、アタッキングサードにスペースがなくても何回も気持ち良くチャレンジしてるうちに何とか出来ちゃうよ、いまのうちの選手だったら。前半の35分くらいから数メートルほどアタックするラインを上げて、さらに後半開始からもっと上げてきた印象だったけど、それでも楽々回せた。林や伸太郎が奪い切りにいくプレッシングをする一方で、向こうの2トップはボールのあるところに行くだけのプレッシングでストレスをほとんど感じなかった。河田がいなかったことが誤算だったのかもしれないけど、自分だったら少なくとも田中達也か矢野貴章をスタートから行かせてもっとプレッシャーをかけたよ。大宮戦の映像を観たのならば。



ただ新潟には夢があるよね。高卒2年目と2人の大卒ルーキーで決めた同点ゴールには夢がある。働き盛りばかりを集めてるうちとはこの部分が違って夢がある。特にさちろーさんは大学時代から潤滑油的な仕事をさせたら抜群で、今日もどっしりと重かったファーストディフェンダーの尻拭いを一生懸命している印象だった。



そして監督の冴えない采配を一時は取り返した渡邉新太。このダンマクは流経大時代のをそのまんま使ってますな。何となくそんな試合があったようなという記憶があって調べてみたらやっぱりあった。

2017関東大学リーグ第15節 流通経済大学VS日本体育大学

鈴木監督は昨年は日体大の監督だったわけだけど、渡邉新太が同点ゴールと逆転ゴールを決めてその日体大を沈めてるんだよね。最終的に勝ち点1差で日体大は2部降格の憂き目を見るわけで、ほんの半年後に今度は同じチームで仕事してるというのも不思議なもんだよね。シーズンオフに磐田で黄金時代を築いた鈴木監督の就任について前評判はえらい高かったけど、大学サッカーを見ている自分からすると素直にうなずけなかったし、今の新潟の現状の方が何となくしっくりくる。これからは分からんけど。


今日の試合の一番大きなポイントはやはりメンバー選考だった。今季は選手層の厚さやケガ人の少なさといったことが言及されることが多かったけど、前節にごっちゃん、伊佐、星が不在の試合でうまくやれなかったことで、選手層の厚さも実は外せないところは外せないのではという疑問が生じる結果となってしまった。ただ片野坂さんが今季は何度も「30人全員で」という言葉を繰り返すとおり、中2日の遠距離アウェイという難しい試合でもう一度チャレンジしてきた。フィジカル面で劣勢でも負傷交代するまでターレスとバトルし続けたソンス。相手にとって恐さのあるクロスで得点に絡んだ那須川、前線で追いかけ回して後ろの負担を軽減させた伸太郎。もしかするとそれぞれにもっとやりたいことや見せたいものがあったかもしれないけど、チームが勝つためにやるべきことをこの3人は出来てたと思う。気持ちを熱くさせてくれた。



勝ったにもかかわらず浮かない表情だった林。得点という面での貢献が出来なかったことが悔しがってるんだろうとは思うけど、最後の最後まで体をはりまくったそのプレーぶりは本当にチームを助けてたと思うよ。フク→伸太郎→林のシュートのシーンは良かった。斜め、斜め、真ん中でドンは理想の崩し方。シュートも際どいところだった。いつもだと伸太郎が動いた部分を林が担うことが多いけど、それだけじゃなくて真ん中で貪欲にゴールを狙う林も魅力的。



前節の決勝ゴールとなってしまったCKからの失点は高木のミスだったと思う。ただ高木自身のプレースタイルとしては前に出る部分がストロングであって、その裏をかかれたような要素は強かったと思う。で、今日はそのバランスの中でストロングな部分を失うつもりはないという強い決意のようなものを感じるくらいガンガン前に出てきた高木。シュートストップに関してはここ数年の大分のGKの中でも抜きん出たものを持ってるし、さらに守備範囲の部分でも良さを出してくれたらこんなにも心強いことはない。そして本当はこの写真を使う流れではないと思うけど、試合後に大活躍の高木さんも大好きです。



初めてのベンチ入りでやっと生で見られましたムン・キョンゴン。








アウェイ側から見えるこの小さめのヴィジョンは5年前は動画は映せなかったと思うんだけど、メインの大きなヴィジョンと同じ映像が流れてた。


東京から向かう関越自動車道の道中も雪の残る山々がたくさん見えるんだけど、スタジアムからもいくつか見えました。



最後に挨拶に来た大将。いまは状況が良くないかもしれないけど、頑張れ!そして必ず帰ってこいよ!


10節終了時点で首位に立った時に記念にと順位表のスクショを保存しておいたけど、毎節終わるごとに残し続けてもう4枚目。今節ついに岡山と勝ち点差もついた。もちろん1節で陥落する可能性のある勝ち点差でしかないけど、これをいつまで続けられるのだろうというワクワク感が日増しに強くなっていってる。大宮、新潟、岐阜となぜかうちと対戦する前に連勝して調子を上げてくる感があるけど、首位として堂々と返り討ちにしてやろう。ひとまずGWの連戦、お疲れさまでした。



まだ首位!
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負けても首位(12節大宮戦)

2018-05-03 16:28:58 | マッチレポート18’
山越のはハンドね。ああいうのが勝敗を分ける。選手の意図なんて最後の最後は分からない。だからあの局面であれだけ手を広げてたらもうハンド。


連戦の中、お互い手堅い試合展開をチョイスして見所のほとんどない試合だった。毎度言うけど「連戦は勝ち点が全て」なのはこういう試合になることが多いから。だから今日は結果も0点、内容も0点。前半に似たような展開から1点ずつ取り合い、後半は大前のCKが高木のミスで入った大宮と、清本のFKがポストを叩いた大分の違いでしかないただの凡試合。そういう意味では負けても首位にいることは素晴らしいし、一方で何としてでも勝ち点をもぎ取る強さまではまだないことが明らかになったというところかな。


ただ4バックに切り替えたところだけはちょっとガッカリ。交代カードが残り2枚になって前の選手がともに1トップタイプの林と藤本になった時にどう替えてくるかなと考えを巡らせてたけど、同時投入はいいにしても4バックに切り替えた時にはさすがにずっこけた。もううちの4バックは対岐阜戦のみの特殊戦術であって、スタンダードな4バックスタイルのイメージしかない大宮にそれぶつけても無理でしょってハッキリ思ったし、残りの時間は予想通り手詰まりまくってあっけなく敗戦。悲惨だった山形戦もう忘れちゃったのかな。サイドで優位を保たなければならないのに、わざわざサイドハーフの前に蓋が閉まるようなフォーメーションに自ら持っていって何がしたかったのか。ミスして追いつかせてくれた山形と徐々に調子を上げ始めてる大宮とでは違うということ。


試合後の会見で片野坂さんも「準備不足だったかな」とやや諦め顔で言ってたし、さらりと切り替えていいと思うよ。3連勝で順位を上げてきそうな大宮も大したことないって分かったわけで決して悲観的に捉える必要はない。ただごっちゃんは想定内だったけど、さすがに好調でチームのキーマンだった星、伊佐までいないとわずかな差を勝ち点に繋げるような試合にするのはさすがに難しかった。連戦で無理はしたくなかったくらいだったら、先の片野坂さんの諦め顔も納得がいくけど、どうなんだろうか。


ということで「次!次!」。そう簡単には勝ち続けさせてはくれない。次は得意のアウェイ。そして世界で一番大好物のビッグスワン。重たい試合になるだろうけど、しぶとく勝ち点を取り切る試合を見せてほしい。
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