Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

NEW!!遠征の相棒

2022-02-28 21:20:10 | トリニータ
先月書いた遠征の相棒記事ですが、甲府戦の2日前に遂に納車となりました。注文からちょうど半年。生産数の少ない外車じゃないんだから、まさかこんなに待たされるとはね。本当に世界中で半導体がないということを実感。ただ今シーズン最初の遠征を旧車で行くことまで覚悟していたからギリギリで新しい相棒を迎え入れられたのは嬉しかった。


普段こういうことは書かないんだけど、感動するレベルで最近の自動車がすごいと感じたのでちょっとだけ書いておきたいと思った次第。


とにかく室内空間が快適!


スマホの非接触充電とか、


BOSEのパーソナルサウンドシステムは


運転席と助手席のヘッドレストにもスピーカーが付いてる優れモノ。モーター駆動でそもそも室内が静かな上にめちゃくちゃ音がいいから本当にヘッドフォンで音楽を聴いているみたいな感覚になる。好きな音楽かけまくっていたら甲府まで片道350kmほどだけど、本当にあっという間に着いてしまった感覚だった。



そして何より一番感動したのが、プロパイロットという運転支援機能。簡単に言ってしまえば「半自動運転」。追従対象の前車との距離と速度を設定してしまえばあとは車が勝手にハンドルとアクセルを動かしてくれる。ハンドルに手を添えてさえいれば、どんなに虚脱した状態だろうがどんどん車が目的地に向かって走ってくれる。昨日は片道4時間の行程で13時キックオフという早起きも深夜着もない極めてラクな行程だったけど、この機能さえあればどんなに疲れていても休憩せずに進めるし、遠征民にとってこれほど強い味方はない。

技術の進歩は本当に素晴らしいよ。

もともと運転自体は好きなので長距離でも苦にならない方だから「何が運転支援機能だよ、いらんいらん」くらいに考えていたけど、初めての遠征でとにかく感動してしまった。前の車が車線変更して前方が開けた瞬間にスーっと自動的に加速していく気持ち良さは何物にも例えがたいものがある。

こんなにも楽しいものを手に入れてしまったので車で出かけたくて仕方ないのに月末のヨドコウまで予定がないのが悲しい。ヨドコウも久しぶりの大阪だし、16時試合終了という絶妙な時間帯なので酒も飲みにいきたいしなと楽しい悩みは尽きない。
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何もないところから生み出した勝ち点1(2節甲府戦)

2022-02-28 01:28:36 | マッチレポート22’


1週遅れの開幕。異例の開幕ということでどんな状態なのかが全く分からずどんな期待感で待てばいいのかもよく分からず何だかフワフワした気持ちで甲府へ。この顔でお出迎えいただきました。



あるはずだった水戸戦の前に出した予想(希望)スタメン。ほぼビンゴだった。外したのは長沢→呉屋のみ。これで勝っていれば「どうだ!」とばかりに胸を張りたいところだけど、まあ揃いも揃ってみんな悪かったからコメントがしづらい。


結論から言うと全く仕上がっていなかったという印象。仕上がっていなかったというか、仕上がりかけていたものがリセットされてしまったという方が近いかもしれない。やはり1週間のチーム活動停止というのは影響が大きいなと感じた。連携を合わせられないだけじゃなくて、全員外出出来ないわけだから。そりゃコンディションも落ちるでしょうよ。



そんな仕上がっていない状態に輪をかけて影響があったのが強風。昨シーズンの湘南戦や徳島戦を見ても我が軍は強風下の試合に滅法弱い。自然環境に左右されにくいスタジアムをホームとしているわけだからそういうひ弱さは自然と身に付いてきちゃうんだろうなとは思う。試合の入りからは風の後押しも受けて少し勢いもあったけど、失点してくらいからは明確にトーンダウンした。それは最終的に試合終了まで上がることはなく、チームコンディションが悪かったの一言で片付けていいと思う。

甲府の方が球際に厳しくかつ審判のジャッジ基準に合っていたとか、後半に修正されて北斗のところを抑えられてしまったとか、色々あるとは思うけど、この試合はチームのコンディションが悪かったの一言で片付けていいと思う。しゃあないよ、誰もが経験したことのない事態なんだから。ただそうは言ってもここから試合をしながら早々にコンディションを上げていかないと取り返しようのない差になってしまう。そして今シーズンは試合が全く待ってくれない。時間はない。

まあここまでネガティブに書いておいて結果的には手元に勝ち点があるんだからね。これは本当にデカいと思うよ。特に後半はゴールの香りは強風にかき消されてしまったのか、微塵も感じなかったからね。そんな状況からでも何とか出来ちゃうからサッカーは面白いし、サッカーは恐い。



さて下平サッカー。うん、全く分からなかった。コンディション不良と風の影響で細かいところがボロボロだったから正直よく分からん。風が強いからこそより地上戦にこだわるのかと思ったけど、長いボールを蹴る比率は片野坂さんの時とそんなに変わらない印象だった。ただ試合中に大きな声で指示を出すこともあまりしないし、どちらかと言うと一度ピッチに出してしまったら選手たちに考えさせるタイプなのかな。これから色が出てくるでしょう。




ただ一つ言えるのは明るいということ。この下平監督の笑顔は吉田舜が最後に触ったのかどうかをコーチや本人とワイワイしゃべってるシーンなんだけど、正直言って内容は最悪に近かった試合の直後にこれだけ笑えるのはチームが明るい証拠。きっと片野坂さんだったら「この世の終わり」みたいな表情してたと思うよ。どちらがいいという話ではなくて。





その吉田舜。大分でのリーグ戦デビューおめでとう。長かったね。おそらく高木がコロナ陽性判定か負傷によって回ってきたんだろうけど、1失点で何とかしのいだ。後半のポロリはちょっと焦ったけど、それ以外は問題なかった。強風で判断が難しい中で安定していたと思うよ。最後のはオマケみたいなもんだから、勝負はこれから。このまま高木にポジションを返さないくらいの気概でやってほしい。



北斗だって今日のようにキッチリ狙われればボロボロとボールをロストするし、目も当てられないくらいにパスがズレる。「無双」なんてことにならないことは分かっていたけど、今日でハッキリとしたわけでもう一度気持ちを締め直していこう。そもそも「無双」とか言った人がメンバーにすら入ってないからね。そういうとこだよ。



アップ前の挨拶でサポーターの手拍子に合わせて一緒に手拍子する岡山コーチ。




2年前に観た武蔵野−鈴鹿の試合。この時もやっぱり手拍子していた岡山コーチ。この「陽」な雰囲気がチームにいい影響を及ぼしてくれることを期待したい。ちなみにセットプレーの時にテクニカルエリアに入るのかと思いきやいつも通り吉坂コーチだった。



早速実現した37cm差コンビの同時投入。中川は特徴を理解するほどボールに絡めていなかったのでこれからかな。


甲府もメンバーが揃わない中でほぼ狙い通りに試合が進められていただけにこの勝ち点2ロストはショックが大きいだろうな。前の記事でも書いたけど、岡山に惨敗したもののチームの出来としては悪くはなかっただけにこの試合内容に驚きはない。球際で圧倒されてしまったのはいい反省材料にしなければならないし、負けてる場合じゃないよ。

甲府は森スカウトというその筋ではかなりの有名人がいて関東大学リーグの有望な選手を獲得しては高値で転売するというビジネスモデルを確立しており個人的にはずっと気になるクラブ。


新太と仲良くしゃべっているのは関口正大(新潟明訓→法政大)。




本職はサイドバックで大学4年時は法政大のキャプテン。体は小さいけど気持ちで負けてるところは一度も見たことがないくらいに強気のドリブルが魅力。新太とは新潟繋がりなのかな。



右のウイングバック・須貝英大(浜松開誠館→明治大)。




岩武くんの2代下の明治大キャプテン。明治は下級生がなかなかトップチームに絡めないチームだけど、1年の頃から30番代を背負ってリーグ戦にもしばしば出場していた。



今シーズンの個人昇格候補筆頭と言っても過言ではなかったと思う荒木翔(日本航空高→国士舘大)。


運動量豊富、精度の高いプレースキック、ロングスローと超マルチロール。左下の7番が荒木。飯野七聖(2番・鳥栖)、住吉ジェラニレショーン(3番・広島)、平野佑一(キャプテンマーク・浦和)、大石竜平(14番・金沢)、山口和樹(8番・長野)。ズラズラっとめちゃくちゃいいメンバーだな。これで当時2部だからね。



今日の先制ゴールを決めた長谷川元希(大宮ユース→法政大)。


大学時代もいい選手だったけど、小柏(札幌)と2トップを組んでいた高校時代が強烈だった。



言わずと知れた選手権得点王・飯島陸(前橋育英→法政大)。


大学入学後はかなり苦労して、リーグ戦に絡み出したのはコロナ以降なので大学時代はほとんど見たことがない。ただ今日のアシストを見てもその実力は間違いない。



浦上仁騎(大宮ユース→東洋大→長野)。長野を経由して甲府入団。


坂元達裕とか松崎快がいた頃の東洋大最終ラインの中心人物。プロ入りがギリギリまで決まらなかったと記憶している。





最後は三浦颯太(帝京高→日体大)。今日は出番がなかったけど、まだ大学4年で特別指定。ただ彼に関しては甲府での活躍というよりも22シーズン特別指定、23シーズン甲府ルーキーイヤーで、24シーズンにどこに移籍しているかに注目している。ボランチやったりサイドやったりしてたけどサイドバックとかウイングバックに落ち着きそうなのかな。相当やれると見てる。

とまあ本当に枚挙にいとまがないわけだけど本当は鳥海芳樹が一番見たかった。







最後に出てきたさんぺーさん。あまり元気がなかったように見えた。


「ボクこれだったんで」と言ってこのポーズ。K?ケガ?風邪? ....まさかコロナ?


何か甲府のブログみたいになってしまったけど、まあいいか。久しぶりに対戦すると色々と思うところが出てくるもんだ。


もう2日後にはルヴァンカップも1週遅れで開幕。基本的には今日出てないメンバーで臨むと思うけど、仮に今日のメンバーがレギュラー有力だとしてもこんな内容ならいつでもポジション奪えそうなだけに水曜日に出るメンバーもチャンス掴むつもりで必死にやってほしい。最終ラインの4人と呉屋あたりは今すぐにポジション失ってもおかしくないくらい酷かったからね。


何はともあれ開幕しました。大変なシーズンになりそうな予感しかないけど、粘り強くやっていくしかないという思いを強くした今シーズン初戦でした。
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J2開幕節全部観た(大分−水戸除く)

2022-02-23 01:17:33 | トリニータ
90分×10試合=900分=15時間。暇だな、オレ。


大分の開幕戦が中止となってしまった影響で考えることもなくなったので3日かけて10試合全部観た。何となく観始めたわけじゃなくて、開幕前に選手名鑑を眺めていて3年お留守にしている間にJ2のことが全然分からなくなっていることに気付いて早々に全チームの試合を観たいと感じていた。大分の試合もなくなりちょうどいい機会だったので、開幕節で全部観てしまったというわけだ。


J2全体のざっくりとした感想は以下の通り。

・思ってたより強度の高い試合が多い。(これは開幕戦特有のものかもしれない)
・J1に慣れた感覚で観てるとやっぱりミスが多い。枠内シュートが本当に少ない。
・改めて「VARないんだー」と一度は思う。審判のレベルは総じて低い。そもそも名前も知らない審判がいっぱいいる。


チームごとのざっくりとした感想。

・一番良い印象だったのはダントツで新潟
・人気薄だけどいいサッカーしてるなと感じたのは東京Vと山口
・比較的人気だけどヤバそうなのは町田

こんな感じかな。ただ甲府を筆頭に明らかに選手が揃ってないチームもいれば、トレーニング不足に起因すると思われるチームの完成度の低さが目立つチームもあるから、どんどん変わっていくとは思うけどあくまでも1試合を観た時点ではこんな感想。選手名鑑を何度もめくりながら集中して観たので、この3日でJ2のことが一気に頭に入った。もう今の時点で一番よく分からないチームは大分トリニータになってしまったと言っても過言ではない。


栃木−秋田
両WBが黒﨑と福森健太の栃木に親近感。ノビノビと縦に仕掛ける黒﨑を見て、昨シーズンの大分ではたくさんの制約が課せられてたんだろうなと感じた。監督が代わり、主力選手も抜けた中で一体感を持ちながら丁寧にサッカーをする栃木は好感度が高い。左CBの大卒ルーキー・大森渚生(日本大)の精度の高い左足は今後も注目。秋田の記憶は間瀬さんで止まっているので、まさか秋田がキック&ラッシュみたいなサッカーを標榜しているとは知らなかった。体躯のしっかりとした武颯の1トップは適任。


長崎−東京V
大分、横浜FCと並んで昇格候補の一角と評価の高い長崎。クリスティアーノの獲得が高い評価の要因だと思うけど、クリスティアーノもさすがに35歳。ここからコンディションが上がってくるのかもしれないけど、超J2級とまではいかないんじゃないかな。長崎は先発DF4人の平均身長が171.3cmと大胆なチャレンジ。ヴェルディが高さで仕掛けてくることがないと読んでの構成だとは思うけどなかなか斬新だ。細かいパスで繋ぐベースは持ちつつ90分間ハイインテンシティで長崎を追い詰め続けたヴェルディは意外な驚き。堀孝史名将説あるか?


横浜FC−大宮
ドローが妥当な内容の試合だったと思うけど、こういう試合を交代選手で手繰り寄せられる横浜FCはやはり昇格候補なんだと思う。最終ラインに落ちた手塚康平の左足からズバズバと放たれる縦パスは脅威。金があってもなかなか強くならなかった大宮がこれからどんどんお金がなくなっていく中でどんな立ち位置をキープしていくのかはとても興味がある。


群馬−山形
意外と言っては失礼だけどここは群馬が勝つとは思っていなかった。第1節のベストゴールを選ぶならチアゴ・アウベスのロングシュートか宮市のダイレクトボレーになるかと思うけど、個人的には群馬の決勝点となった右から左へ3本のパスで山形のDF陣を崩しきったゴールが一番好きだった。山形は立ち位置にトリッキーさがあり読めないチームだなという印象はあるものの、この試合で恐さを感じることは一度もなかった。


徳島−金沢
徳島もコロナでベストメンバーを組めなかったチームの一つかな。両サイドの西谷と浜下はストロングポイントになるけど、逆に言うとそれしかない感じも。それなりのメンバーは確保したもののさすがに抜け過ぎの感はやはり否めない。金沢は豊田陽平が普通に存在感を放っていてさすがだなという感想。中央大3年の頃から気になっていた松本大輔が目立っていて、もしかすると庄司朋乃也よりも金沢のDFラインに欠かせない人材になるかもと感じた。


千葉−いわて
千葉は普通にやって普通に力負けをした印象。我々のよく知る千葉のままで何となく安心した。チームには直接関係ないけど、佐藤勇人はけっこうしゃべれる。いわては秋田豊が率いるチームらしくセットプレーと球際では絶対に負けないという強さを見せるチームで、単純なことに愚直にエネルギーを使っているだけに非常に厄介だなという印象。昇格クラブは下のカテゴリーでやってきたことをそのまま出せば例え戦力面で劣っていても残留出来るというトレンドが出来上がりつつあると思う。


山口−熊本
大木監督のチームが普通のサッカーをやっていたのが何よりも驚き。昨シーズンの熊本の試合を全く観ていないので深くは語れないけど、先ほどのトレンドに当てはめれば降格するのは熊本なのかなと思う。山口は地味にいい選手が多いなと感じた。仙台では輝けなかったけど田中渉のパスセンスが抜群で改めて注目だなと思った。中盤の仕事なら何でもやりますな感じの吉岡雅和も山口で一気に評価を上げそうな雰囲気。


仙台−新潟
開幕節で一番面白かったのはこのカード。新潟はいい。去年の序盤も同じような印象で尻すぼみだったことを考えるとあまり持ち上げ過ぎるのもどうかと思うけど、それでもいいなと思った。伊藤涼太郎、本間至恩、高木善朗、三戸舜介、イッペイ・シノヅカと2列目のタレントは余剰気味なくらい豊富だけど、そこに最終ラインから出てくるフィッツジェラルド・マイケル・ジェームズのフィードがとてもいい。久しぶりに見たけど、フィッツジェラルド・マイケル・ジェームスはとてもいい。声に出して読みたい選手名、フィッツジェラルド・マイケル・ジェームス。ちなみに声に出して読みたい水泳選手はピーター・ファン・デン・ホーヘンバンド。ただそれだけいいにも関わらず試合を決めきれなかったFW陣が若干物足りないか。鈴木孝司が負傷したのも少し気がかり。仙台は新潟に完全に押し込まれてしまったけど、ゴールは許さなかった固さは自信にしてよさそう。昨シーズン一番恐かった加藤千尋をゴールから最も遠いSBに追いやっているのは疑問以外の何物でもない。


町田−琉球
これからコンディションを上げていくんだと思うけど町田は本当にパッとしなかった。昨シーズン5位だったチームがこの程度なら昇格を狙う我々からすると歓迎すべき状況だとは思うけど。目玉補強の山口一真も4年前からこのクラブの背骨であった平戸太貴も本調子にはほど遠い動き。一人奮闘していたのは佐野海舟。ただ夏に若手のボランチに海外流出のリスクがあるJ1クラブは間違いなく佐野をリストアップしていると思うし早々に昇格争いから脱落すると戦力確保にバタバタとしなければいけないかもしれないな。丁寧に繋ぎながら1トップ上原の高さも織り交ぜる琉球はうまく戦っていたと思う。主力の流出後でもうまくチームを作れている印象。


岡山−甲府
スコア的には一番衝撃的だったけど、ちゃんと試合を観れば評価は全く変わると思う。人が揃わなかった甲府。どれだけ大変だったかを昨シーズンの大分で言えばエンリケ不在、香川がシャドーに入って、途中出場で屋敷優成と宇津元が出てくるような布陣でかつ新監督。むしろちゃんと崩して先制点を奪っただけ甲府の方が今後は恐いんじゃないかと思う。ついでにFC東京むさし→帝京高→日体大→甲府と全く同じキャリアを進んで「稲垣祥2世」の呼び声も高い三浦颯太を早々にデビューさせたなんて明るい話題のおまけ付き。岡山はセットプレーから2点、キャリアで1回あるかないかのミラクルゴール、明らかなファールを見逃してもらって数的有利のどさくさのうちに決めたゴールと全てうまくいった上での4ゴール。チアゴ・アウベス、バイス、柳、本山遥、田中雄大とほぼ全ての新戦力をさらけ出した上で特に目立つところもなかった岡山の方が先は暗いように思う。何気に14年連続でJ2に留まる岡山こそ次期J2番長。気付いたらいつも通りの12位(13年間の平均順位)くらいに落ち着いていそう。


はい、一気に振り返りました。1試合観たところで何だという感じだけど個人的には今シーズンJ2を戦っていくうえで収穫がたくさんあった。まあ、それよりも早く大分トリニータが開幕を迎えてくれないと何も始まらないんだけどね。
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ダブルヘッダーやろうぜ!

2022-02-18 22:19:43 | トリニータ
明日はもともと出勤の予定だったんだけど、何とか今日やりくりして休みにして清々しい気分で退社しようとしたら何と中止....


これはもう考えうる最悪の事態になったと思うよ。昨日の記事でもFC東京とか大宮が大変そうだということを書いたばかりだけど、うちだけは何とか無事に開幕を迎えられそうだと思ってだけにね。このうち「だけ」はみたいな気持ちを神様に見透かされたような気がしないでもない。ここでも書いたけど、今季は無事に開幕を迎えたチームが勝ち点を重ねて行くと思ってた。予想の出来ないことが順位を構成する強い要素であると考える以上、順位予想なんて出来ないと思ったから今年はやらなかった。もともとリーグ戦42試合、カップ戦6試合、天皇杯1試合と徳島と並んでシーズンイン時点で日本で最も公式戦の多いクラブの試合が中止になってより過密日程となるわけだから冷静に見れば昇格争いからは脱落したと考えるのが自然。本当に最悪の事態になったと思うよ。


一つ疑問に思うのは大分の選手でコロナ陽性者と判定されたのは2名。大分よりもたくさんの陽性者を出しているクラブはいくつもあると思うけど、濃厚接触者がそれほどカウントされておらずチームの活動停止は言い渡されていない。エントリーの下限を満たせなかったということはほとんどの選手が濃厚接触者と判定されたということだろう。合宿をしていたわけではないのに、他のクラブと同じような活動をしていたはずなのに、なぜ大分だけ多数の濃厚接触者を出してしまったのだろうか。大分の保健所だけ判定基準が厳しいのだろうか。クラブの中には陽性者を出したとしても濃厚接触者とならないルールがあったと思うんだけど、なぜそれが効果を発揮しないのか。個人的にはクラブへの不信感がわき始めている時期だけに、ルール設定の甘さや運用の適当さ、もしくは政治力の弱さまであり得るなと思ってしまう。落ち着いてからでいいから詳しく説明してほしいけど、それもないだろうな。


さて決まってしまったものは仕方ないのでまずは代替日程の確保だ。45日以内に開催出来なければ0-3の不戦敗らしい。カレンダーを見れば残されているのは3月9日か、3月16日のみ。ちなみにいま昭和電工ドームの予約状況を見るとどちらも空きになっているので、それまでにチームの状況を立て直せるかの方が重要になってくる。さらに濃厚接触者の待機期間が7日間と考えると、来週の水曜日のルヴァンカップ鹿島戦もまず間違いなく中止。下手するとリーグ戦第2節アウェイ甲府戦の中止まであり得るかもしれない。もうそうなってくると今季はもともと水曜日の試合が多いだけに日程のやりくりにも限界が出てくる。ここはもう奥の手で「ダブルヘッダーやろうぜ!』。開催案はこんな感じ。

2022年3月2日(水) 昭和電工ドーム大分
ルヴァンカップ グループステージ第1節
大分トリニータ−鹿島アントラーズ(13時キックオフ)

2022年3月2日(水) 昭和電工ドーム大分
ルヴァンカップ グループステージ第2節
大分トリニータ−ガンバ大阪(19時キックオフ)

今季は幸いにも2チームくらい組める戦力を確保していたからアカデミーからの助っ人も借りて前代未聞のプロサッカーでのダブルヘッダー開催やっちゃおうぜ!多分日本初だよ!これが実現出来れば空いてる水曜日に優先的にリーグ戦の再試合を埋めていける。ただ冷静に考えると、6日ホーム横C、9日アウェイ甲府、12日アウェイ長崎という7日間で昇格候補クラブとの3連戦とかいう地獄日程もあり得るんだな。天皇杯決勝の敗戦でスーパーカップ、ACLを回避したと思いきや結局地獄のような日程に頭を悩ませることになるとはね。まあでも真面目にルヴァンカップについては不戦敗もありだと思うよ。中途半端でやったらそれこそ0-3どころのスコアじゃすまないと思う。そもそもJ1とJ2の試合なわけだし。


いずれにしても今後どうなるかはクラブの発表を待つしかないというところか。長引けば長引くほど厳しくなっていく。
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2022シーズン開幕戦プレビュー

2022-02-17 23:02:29 | トリニータ
シーパス届いて(自宅に届いているので手元にはない)、DAZNの年パス届いて、選手名鑑買って、いよいよシーズン開幕。首都圏のクラブを中心にクラスター報告みたいのが続々と出てくる中で我がクラブはとりあえず何もないようで本当にホッとしている。とにかく無事に開幕を迎えてほしい。


さて開幕戦。対戦相手は水戸ホーリーホック。3年も留守にしているとすっかりJ2の事情も分からなくなってしまうわけだけど、そんな中でも水戸ホーリーホックだけは変わらない。今シーズンで何と23年連続のJ2。上から落ちてこようが、下からはい上がろうがそこにはいつも水戸ホーリーホックがいた。だから3年ぶりJ2の開幕戦が水戸ホーリーホックで何となく良かった、ああいつもの顔だなと安心してしまう自分がいる。しかしもうあの頃の水戸ちゃんじゃない(と思う)。住吉ジェラニレショーン(→広島)、平野佑一(→浦和)、松崎快(→浦和)と有望大卒選手の「転売ヤー」という裏の顔を身に付け、着実にクラブの総合力を上げてきている。今季も杉浦文哉(明治大)、高岸憲伸(中央大)という関東大学リーグのA級選手を獲得して2〜3年後への備えは万全だ。さらに今季からは「オレたちもいつまでも売ってばっかじゃねーぞ!」と言わんばかりにJ3宮崎の主力2人、梅田魁人、前田椋介の強奪に成功し、弱いものいじめをする側に回るようにもなっている。やられたら(水戸ちゃんのようないいヤツでも)やりかえす。残酷な世界だよ、ここは。


話が逸れました。スタメン予想を。水戸はもう長いこと開幕1週間前に鹿島と「いばらきサッカーフェスティバル」で試合をすることが開幕前の通例となっている。プレシーズンマッチといえばお隣のちばぎんカップばかり注目されがちだけど、実際に2度足を運んで「いばサカ」もなかなかいい大会だということを実感している。自分が実際に観た2回もどちらも水戸が健闘して試合が盛り上がったわけだけど、今季はついに水戸が勝った。通算では鹿島の14勝1分1敗らしいけど、今季はついに水戸が勝った。こんなところからも水戸が成長していることが分かる。果たして水戸は「いばサカ」のスタメンそのままで来るのか。直近の3大会(2021年は開催なし)のスタメンを確認してみた。2018シーズンは「いばサカ」とリーグ開幕戦の変更なし。全く同じ11人でスタメンを組んできている。2019シーズンは1枚替え、2020シーズンは3枚替えということで、まあほぼほぼベストメンバーで臨んでいると予想してよさそうだ。


「いばサカ」のスタメンはこんな感じ。オーソドックスな4-4-2。☆マークはエルゴラの選手名鑑でもスタメン予想となっていたのでこの6選手はほぼ当確といっていいと思う。さらに今季の水戸の目玉補強であったと思われる高井和馬(←山口)は2月頭に負傷を発表、梅田魁人(←宮崎)も「いばサカ」メンバー外なので2トップも木下、安藤で確定と思われる。高井、梅田の両FWの不在はラッキー。


我が大分トリニータはどうだろうか。昨季までのやり方よりもより繋ぐことを意識すると明言している下平監督。自分のやり方を落とし込むためにシーズン序盤はちょっとやり過ぎと思うくらいにギリギリまで繋がせるかもしれないなと思っている。昨季はチームのメンバーが大きく入れ替わったこともあり開幕からしばらくは目を覆いたくなるくらいにボール回しがおぼつかなかったけど、今季はそういうことはなさそうだけど、「まだ逃げるな」「もっと行ける」といったようなことを下平監督から徹底されるがゆえに自ら危ないシーンを招いてしまうことがあるんじゃないだろうか。出来ればそれが試合の趨勢を決定付けてしまうことがないことを願うばかり。しばらくの辛抱はつきものだ。

エルゴラのスタメン予想は選手名鑑を買って確認いただくとして、一番予想外だったのは三竿の左SB起用。スムーズなビルドアップのためには左利きのCBが必要と下平監督は言っていたので三竿を左CBに固定するところからメンバー構成を考えるかなと思ったくらいだから。


個人的な予想(希望)スタメンはこうだ。4-3-3というよりは4-1-4-1に近い立ち位置。4-4-2のチームと対戦する時にはやはり浮いてくるであろうアンカーの北斗がキーマンになりそうだけど、もはや今季は相手がどんな並びだろうと北斗がキーマンになり続けるシーズンになるんじゃないだろうか。

下平監督がポイントとする両ワイド。ここは独力突破を仕掛けられる選手を置きたい。昨季終盤、低い位置から猛然と駆け上がる健太にはときめいた。もっと高い位置で1対1を仕掛けられるシチュエーションならどうだろうかという妄想を抱かずにはいられない。そしてオレたちは「スーペルゴラッソ小林成豪」を知ってしまったんだ。もう一度「スーペルゴラッソ小林成豪」をこの目で見たいと願ってしまうのは当然の心理だろう、なあ成豪。

両ワイドをポイントとすると1トップは動かないタイプのFWが向いていると思う。伊佐も呉屋も動きたがりなだけに少し消去法的ではあるけど長沢を置きたい。昨季終盤最もがっかりさせられた選手と言っても過言ではなかった長沢。この記憶を裏切ってほしい。

シャドーは働き者の2人。小出と健太の縦のユニットはもうロマン100%でしかないと思っている。そして改めて坂に期待。

あとは下平監督がサブのメンバー構成をどうするかでどんな試合をしたいかが見えてくると思う。昨日の平ちゃんのYoutubeの中でひぐらしさんが触れていた「両ゴール前でのシーンが多い試合を」という下平監督のコメントは単なるリップサービスでそんなことは微塵も考えていないと思う。基本は押し込み続けて、失ったら敵陣内で即時奪還、リピート。目指しているのはこんなサッカーのはずだ。


降格組で戦力キープに成功、昇格候補としても名前の挙がる調子こき大分をJ2の象徴、J2の顔とも言うべき水戸ががっつり叩くところを世間が見たがっているのはよく分かるし、そうなる近い未来も十分に想定済み。どんなに期待感があったとしても無邪気に盲信なんて出来ないくらいに昨季は負けまくった。その傷が完全に癒えたわけじゃないから、今の期待感はちょうどいい。半信半疑よりはちょっと期待している、5.5信4.5疑くらいでちょうどいい。


今年も長いシーズンが始まる。
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チームへの期待とクラブへの不安

2022-02-12 12:21:27 | トリニータ
いよいよ2022シーズン開幕まであと1週間。コロナ禍ということもありプレシーズンの情報があまり入ってこないので誰がスタメン有力なのかとか、そもそもチームの完成度がどれくらいなのかとか漏れ聞こえてこない。ただシーズンイン前のコロナ陽性者1名とキャンプイン直前の地震以外はチームにとってあまりネガティブなこともないようなので、それだけでもいいのかなと思う。とにかく無事にプレシーズンを過ごしたチームが序盤は抜け出すと予想している。残り1週間何もありませんように。


フォーメーションは下平監督自ら明言している4-3-3で間違いないでしょう。新チームをあまりガチャガチャと動かすのはよくないと思うし、そもそもシーズン入ってすぐにリーグ戦チームとルヴァンカップチームの2つが同時に動き出すことが予想されるので、誰がどっちに出てもいいようにチーム戦術には統一感を出すことが必要だと思う。メンバーも勝手知ったる人たちが多いのであまり大コケすることもないだろうからそんなに心配はしていない。あと1週間で少しでも情報が出てきたらいいな。


今日の記事の主旨はチームというよりもクラブについて。シーズンインに向けて期待感がわき上がってくるチームに対してその運営母体であるクラブには不安に感じることが多くあるここ最近。個人的には大分トリニータは昨シーズンの降格でまずはチームよりもクラブそのものの強化を優先するフェーズに入ったと思っている。簡単に言うともうこれ以上現状でチームの強化を目指したとして「その先」はないということ。ここでも何度も言っているけど、今のクラブの規模から言えば大分はJ2にいるべきクラブ。チームのかみ合わせ次第でJ1昇格することが夢物語ではないことは2度の昇格で実証された。ただJ1定着、タイトル奪取のレベルになるとまだいくつも壁を越えなくてはならず、現状のクラブ規模では限界だ。だからクラブの全容がもちろん見えているわけではないけど、チーム強化に比べてクラブそのものの強化が見えてこない、逆に不安に思うような事象が頻発する現在のクラブは不安で仕方ないと思っている。いくつか事例をピックアップする。

①SNS運用
いまの時代においてSNS運用はやっておけばいいという局面はとっくに過ぎておりクラブの広報の根幹であると言っても過言ではないと思う。「センス」という言葉で片付けてしまえばそれまでなんだけど大分トリニータのSNS運用はハッキリ言って「ヤバい」レベルにあると思う。

【選手の節目に対するツイート】
これは昨年10月に迎えた刀根の30歳の誕生日とモリシの引退に関するツイートについて。刀根は大分のアカデミー出身。クラブとしては15歳の頃から刀根を側で見てきたはず。その選手が人生の節目でもある30歳を迎えた日のツイートに貼り付けた写真4枚全てが2日前に行われた天皇杯ジュビロ戦のもの。アカデミー時代のもの、新入団の頃のもの、そして再加入した頃のものを並べてずっと一緒にやってきたことを表現することが大事なんじゃないかな。アカデミー出身選手だからこそクラブしか持っていない宝物がいっぱいあるはずでしょ。それが出来るのは唯一大分トリニータだけなんじゃないの?

昨年末モリシが引退を発表した。そのキャリアを通して印象的な選手だったし過去に在籍したクラブのほとんど(もしかすると全て)が惜別ツイートを発信した。そしてその全てが在籍当時のモリシの写真を添えて発信されている。ただ一つ大分トリニータというクラブを除いて。もうSNSはやればいいという局面は過ぎたと思う。文面だけだと「他がやってるから仕方なく」みたいに見えてしまうし、正直「やっつけ」にしか見えない。

【移籍ツイート】
このシーズンオフに移籍した選手に対するツイートで「移籍する」と「移籍される」の2つがあったこと。普通に「移籍する」でいいと思うんだけど、「される」と表現された選手は移籍金を残してくれてそれに敬意を込めてんのかなと勘ぐってみたりもしたけど、多分適当に書いてるだけだと思われる。こんなところからにじみ出るSNS軽視。クラブとしてマジでヤバい。

昨年大晦日に日本人選手3人のセルティック加入が発表された。確か20時に3選手の所属先であった川崎、横浜、ガンバから同時に発表された。この3クラブのツイートを比較してみると現在のクラブの総合力が透けて見えてくるような気がする。大然や旗手への在籍時の感謝と移籍後のエールに溢れた横浜、川崎のツイートと比較して、2度目の海外移籍だからなのかあっさりとした報告ツイートで済ますガンバ。無冠の強豪からリーグの絶対王者になった川崎、ガンバが契約更新前にオファーを出しても獲得出来なかったエドゥアルドを契約更新後に強奪出来てしまう横浜。SNS戦略とクラブの総合力の相関性が現在のリーグでの立ち位置に表れているような気がしてならない。

新年最初のツイートにも突っ込みたいところだけど、まあ「センス」の範囲内なのかな。1ミリも共感出来ないけど。


②職員の逮捕
属人的な要素が強いのかもしれないけど起きてしまったことは事実だし、組織としての弱さを指摘されても仕方ないと思う。


③う◯こ
一昨日発表された「宇宙プロジェクト」。企画自体は素晴らしいと思う一方でプロジェクトのパートナーの名前を見て、「おい、お前まだいたのか」と突っ込まざるを得なかった。あれだけ多くのサポーターが嫌悪感を示した一件からまださほど時間が経過していない中で再びその名前が出てくるのは当時を手を切りきれなかったとしか思えない。「今回は反響が大きすぎたので手を引いてください。しかるべき時にもう一度お声かけしますから」みたいな腰の引けた交渉があったとしか思えない。まあぶっちゃけ今回はうまくいけばいいけど、名前を見ただけで心象は良くない。


とりあえず思いつくままに書いてみた。③を除くと単純な人手不足なんじゃないかと思う。時間と普通の感覚があればSNS運用はちゃんと出来ると思うし、業務多忙が頭のおかしい行動を引き起こしちゃったんじゃないかなと思っている。ただモリシの引退ツイートに関しては我々よりも遥かにクラブ規模の小さい宮崎や栃木シティでもちゃんとやってたから言い訳にならないと思うし大分がいかにSNS運用を軽視しているかの表れだと思うけどね。冒頭にも書いたけど、クラブ強化はチーム強化よりも優先されるべきと思っているから例えば選手を1人減らしてでもクラブの戦力を確保してほしい。チームは今シーズンの昇格に失敗すると選手の大量流出で長い冬の時代に入りそうな雰囲気がある時だからこそ、チームの成績でクラブがグラつかない基盤作りをしてほしいと思うわけだ。



さ、スーパーカップでも観るか。
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