Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

充実の選手層(27節磐田戦)

2019-09-28 22:10:37 | マッチレポート19'
負ける試合じゃなかったと思うからモヤモヤ感は残るけど、その点はまた後で。


今日は記念すべき市陸開催の2戦目だったので早々に飛行機もホテルも確保して行く気マンマンだったんだけど、主に仕事を理由に2日前に自主的にキャンセル。行けなくはなかったんだけど、まあもう若くないんで無理はしない方がいいと思うようになってきたここ数年。今後市陸開催があるかどうか分からないだけに行きたかったし、確実にノスタルジックな気分になれたと思うから本当に残念だったけど、まあやむなし。


前節MOM級の活躍だった伊佐が不在、ずっとレギュラーとして出場し続けてきた小塚が遂にメンバー外、前節からだけど智輝も不在と普通に考えれば不安になる要素はたくさんあったと思うんだけど、今はスタメンが前節からガラっと変わってもそんな気持ちになることはまずない。成豪の初スタメンにワクワクしたし、奇策と思われた田中達也の2列目起用も右サイドの縦のユニットが機能して面白かった。さらには星と達也のシャドーとワイドの入替なんていうチャレンジまで試せたし、智輝に代わって2戦目のスタメンとなった岡野も意外性のあるドリブルから実質アシストとメンバーが変わることの不安感は皆無に等しく、むしろ楽しみしかないと言っても過言ではない。


こんな状況になるなんてシーズン前は予想も出来なかった。特に2列目の充実ぶりは目を見張るものがあり、もはやこの中から最適解を導き出すのは片野坂さんでも無理なのではと思うくらいのレベルだ。小塚が固定されていたこともあり、これまではどちらかと言うと戦術遂行のために賢い選手が優先的に起用されていた印象だけど、残りのシーズンはもう失うものもなくなったし、成豪や涼太郎、今日初披露となった達也と単独で仕掛けられる選手たちの起用が見たいなと個人的には思っている。やはり前を向ける選手の期待感はサッカーで最もエキサイティングな部分と言ってもいいと思う。


片野坂さんの言う「攻め急いだ」感は確かにあった。正直に言って勝てる相手だったし、自分も同点以降は磐田ゴールをこじ開けることにしかフォーカスしていなかった。ただその状況は置いておいたとしても最後の高木の飛び出しは「チョンボ」だ。ゴールライン上で守っていれば何の問題もなくセーブ出来るヘディングシュートだったわけで飛び出して触れずガラ空きのゴールに決められたのは高木の「チョンボ」だ。充実しているがゆえに毎節のようにスタメンが変わる前線と比してGKは高木で固定されている。GKとはそういうポジションだと思うしそこに異論はないけど、鳥栖戦、湘南戦、そして今日と決定的なミスが止まらない高木はもうベンチに下げるべきだ。逆に言えば、ここまで安定しないプレーぶりで序列が変わらないのであればサブのGKは何を目標に頑張ればいいのか分からなくなってしまうのではないか。ビルドアップでの貢献度が評価されているのかもしれないけど、それを差し引いてももうダメだよ。酷すぎる。この一言に尽きる。
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残業代は勝利給!(天皇杯R16広島戦)

2019-09-18 23:06:41 | マッチレポート19'
うちもそうですが最近水曜日を早帰りデーにしているところが多いですね。そのおかげで今日もキックオフから観られたわけだけど、その早帰りの水曜日に選手たちはまさかのフル残業。サービス残業にならずに勝利給という名の残業代が出て良かったね!


やっと広島からゴールを決められた。前半は両チーム合わせても唯一涼太郎だけが前を向いて仕掛けるという姿勢を持っていたように見える。開幕戦のカシマスタジアムで初めて大分の伊藤涼太郎を見た時の一番の感想は「シュートがうまい」ということだった。フェイントで荒木をすべらしてニアに突き刺した一連の流れには本当にセンスを感じるし、リーグ戦に絡んでいくんだという貪欲なアピールの姿勢には好感しかない。勝ち抜けのご褒美として磐田戦は涼太郎をベンチ入りさせてほしい。


同点にされたゴールはハイネルをほめるしかないようなシュートだったけど、それ以降は広島もパッタリと足が止まり決定機はどちらかと言えば大分の方が作れていた。ただ誤算だったのは途中投入で誰よりも元気に動き回ってほしいはずのごっちゃんと成豪に全くキレがなかったこと。確かに数ヶ月試合から離れていたから試合勘みたいなものが合わないのは仕方がないかなとは思うんだけど、2人とも揃って体が仕上がっていない。まるでキックオフからピッチに立っていたかのように周りと同じように足が止まっていた。2人には期待していたのでちょっとガッカリしたけど、前向きに捉えればここでそれが分かって良かったと言える。リーグ戦までにはしっかりと仕上げてきてほしい。伊佐耕平といういいお手本もいるし。


コヅに元気がないのも気になった。良い悪いの問題ではなく元気がなさそうに見えた。あまりにもあっさりとボールをロストするし、たまにアップで表情を映されても覇気がないように見えた。ここ数試合スタメンから外れているのがこの元気のなさと関係があるのだとするとちょっと嫌だなとも思うし、もしシーズンを通してずっと稼働してきた疲労が溜まってきているのだとすれば、2列目の人材豊富な今こそ休むべきだと思うけどな。あまりの元気のなさにちょっと気になった。


リーグ戦ではまずここまでの消耗戦にはならないだろうと思うし、そんな試合をやったおかげで意外な一面も見えてきたように思う。さすがにあまり責める気にはならないけど、けっこう早々に阿道のガソリンが切れたことには驚いた。4日前もフル出場しているわけでそこは割り引いて見てあげなきゃいけないけど、PK戦突入直前の最後の最後にこれ以上ないチャンスが回ってきたにも関わらず、これ以上ないくらいのショボいシュートをかます姿を見て「あ、阿道も本当にしんどいんだな」ということを実感した。一方でタフネスぶりを見せてくれたのは三竿だ。連続フル出場となったわけだけど、延長戦でもオーバーラップする気力を残していたし、最後のしんどい局面でもキックの精度は保たれていたし、意外と言っちゃあ失礼かもしれないけど、「タフネス三竿」の本領を垣間見たような気がした。


天皇杯のPK戦と言えば直近では2016年シーズンの甲府戦。アウェイだけどPK戦の陣地は自分たちが取り、そしてファーストキッカーにごっちゃんが出てきたところまでは本当にデジャヴのようだった。しかしJ3だった3年前と違うのは成長したごっちゃんはちゃんと決めたということ。そしてまさかまさかのフィールドプレーヤー全員が成功するという究極の我慢比べ。こういう展開になると外したら即負けのシチュエーションがずっとついてくる後攻が圧倒的に不利だと思ってたけど、見事に全員成功した。大分の選手も広島の選手も長いPK戦の間笑っているシーンが多かったし、そんなところを見るとやはりPK戦は運の要素が強いなという思いを新たにした。


今まで冗談のように新国立に行きたいから天皇杯は絶対に勝ち抜こうと言い続けてきたけど、それだけじゃなくて個人的にはカップ戦を勝ち抜いていくことは実戦の場を増やすことに繋がるわけでチームマネジメントにおいてめちゃくちゃ重要だとずっと思ってるんだよね。運の要素は強かったかもしれないけど、120分まではリーグ戦で我々よりも上位につける広島相手にがっぷり四つのサッカーが出来たことは評価していいと思うし、このしびれる試合をまだ続けていけることは幸せなことだと思う。そこで改めてトーナメント表を見てみると、我々側の山で残っているのが神戸、鳥栖、清水。何と全てリーグ戦で我々より順位が下のクラブのみ。「寝言は寝て言え」と言われることを覚悟で言っちゃうけど、2020年の元旦に新国立のピッチに立つのそんなに夢でもなくなってきたぞ、おい!ってことだよ。


あ、ヤバい。自分で書いて自分でドキドキしてきた。ベスト8は神戸か大分だろうから現地には行けないけど、また水曜日だからリアルタイム放送には間に合いそう。今度は残業なしで、定時で上がろうぜ!
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トンネル抜ける(26節湘南戦)

2019-09-14 22:52:09 | マッチレポート19'
J1残留おめでとうございます!もうかなり前から大丈夫だとは思ってたけど、下3つが全コケという今節の結果を持って残留はほぼ確定した。残り8試合で入替戦圏内と勝ち点差12、さらにその間に7つもチームがいるわけでこれがひっくり返るとことはまずないでしょう。シーズンが終わったらまたちゃんと書こうと思うけど、本当にこのチームは偉大なことを成し遂げたと思うよ。昇格初年度の残留が本当に難しい環境の中で本当によくやったと思う。


全くやれていなかったわけではないから2ヶ月も勝利なしだったという実感はなかったけど、監督や選手たちはその間は難しい時間だっただろうね。ただ勝つには勝ったけど、試合運びがあまりにも拙いこと、パッションを感じない湘南はただのJ2クラブであることを考えるとまだ安心は出来ないかなというのが正直な感想。


松本を完全に押し込みながら1つもゴールを奪えなかったことでこの2週間はゴールを決めることにフォーカスしているという情報がたくさん聞こえてきた。宮崎産業経営大とのトレーニングマッチでは13ゴールを決め感覚を思い出させ、そしてスタメンに伊佐とさんぺーという昨シーズンJ2で猛威を振るった前線のメンバーを復帰させる等片野坂さんは万全の準備をしてきた印象だ。そしてそれは前半2ゴールという願ってもない展開へと繋がった。ただ少し冷静に評価しないといけないなと思うのはどちらも相手のとんでもないミスから生まれているので、その点は割り引いて見る必要があると思う。サッカーはそういう競技であるという側面はもちろんよく分かっているつもりだけど、それならば後半に田中達也が1対1を決め切って湘南の息を止めるか、高木のミスがなくクリーンシートで終えていれば評価に値したと思うけど、最後のドタバタを見るとまだ苦労しながら進んでいくんだろうなと思ってる。特に高木は月1ペースで決定的(というか全て失点直結、勝ち点ロスト直結もあり)なミスをやらかしているのでそろそろ危機感を感じてほしい。さすがにやらかしすぎ。


アルウィンでいきなり見せた躍動感はこのチームの救世主になり得るものだという予感はあったけど、早々に次の試合で結果を出すところが伊佐耕平の千両役者たるところだ。2014シーズンのキャンプイン直前に入団が決まり、ルーキーイヤーは自らを「犬」と呼び前線から一生懸命追うことくらいしかアピールするところがなく、さらに90分走り切るだけのスタミナも備わっていなかった。入団2年目にはヘディングでプロ初ゴールを決め存在感も増し始めていたけど一方でチームはJ3降格。そこからのピッチ内外での成長曲線は皆が知るところだけど、そんな伊佐耕平が大分でJ1初ゴールを決める日が来るなんてね。もう嬉しいなんて陳腐な表現だけでは表せないものがあるよね。伊佐、おめでとう!でもまだここからだよな。もっとバンバンゴールを決めてくれ!


そしてさんぺーもおめでとう。伊佐の成長物語も大分サポーターにとって涙なしでは語れないものだけど、さんぺーと大分のロングロングラブストーリーもまた素晴らしい出会いあり、悲劇的な別れあり、運命の再会あり、そして2人の仲を引き裂かんばかりの降格という大きな障害ありと本当に本当に色々とあったから大河ドラマに取り上げてもらいたいくらいだよね。キーパーの逆をつくテクニカルなシュートはさんぺーらしかった。嶋田の加入、ごっちゃんと成豪の復帰と2列目は史上空前の大競争時代に突入して大変だろうけど、さんぺーにはさんぺーにしか出来ないことがあると思ってるからどんどん引っ張っていってほしい。


いま大分トリニータで戦ってくれている選手たちを全力で応援するという大前提に変わりはないんだけど、やっぱりJ3時代にこのクラブを捨てずに一緒に戦ってくれた選手たちに特別な思いがあるのは正直な気持ちで隠すつもりはない。だからチームが勝っただけでなく、その選手たちが活躍してくれたらより一層嬉しい。話は逸れるけど、だからこそ再来週磐田にきっちりと引導を渡してこのオフのトップターゲットは昌也にしてほしい。


17年ぶりとなった市陸開催。オフィシャルのツイートにもあったけど、最後の開催は02シーズンの横浜FC戦だったんだね。その試合は観に行った鮮明な記憶が残ってて、メインスタンドのけっこう良い席に座ってたんだけど、何となく振り返ったら3列くらい後ろにその日はメンバー外だった松橋章太がつまらなそうな顔で試合を観てたんだよね。市陸については再来週の磐田戦は行く予定にしていて、懐かしさを肌で感じてから文章にしようと思うので、今日は割愛。


さあ、次は新国立目指して天皇杯がんばろう!!
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ビールを飲んで欧州の頂点を目指す

2019-09-01 13:55:48 | 遠征記
今年の夏休みは昨年完成したスパーズの新スタジアムに行くことを最大の目的にパリとロンドンに旅行に行ってきた。旧ホワイトハートレーンが取り壊されてしまう前にと渡欧した4年前以来のロンドン。今回は休みだった8日間丸々旅行に行っていたので盛りだくさんだったんだけど、この記事ではサッカーについてのみ。














もうスタジアムは文句なしに素晴らしい。スタジアムの一体感を生み出す形状、6万人を超える収容力を誇りながらどこからでも観やすい構造、本当に色々と考えられているスタジアムだった。出来たばかりだから当り前かもしれないけど、ヨーロッパ最高峰のスタジアムと言っても過言ではないと思う。





試合(VSニューカッスル)自体は自分がスパーズを観始めてから3本の指に入ると言っていいくらいのクソゲームだったんだけど、この新しいスタジアムに来れたという感激がそんなものは吹っ飛ばしてくれた。ただいかんぞあんなゲームしてちゃ。


この新しいスタジアムを訪れて一番感銘を受けたのがスタジアムのピッチ側ではなくコンコース側。


完成前からけっこう話題になっていたけど、ホーム側ゴール裏のコンコースに「ゴールラインバー」と呼ばれるゴールラインと同じ65mも続くバーがあること。そこには同じく話題になってた下から注がれるビアサーバーも何十基も装備されており、6万人が殺到しようがバンバンさばけてしまう。

そして一番の驚きがクラブ側がサポーターをスタジアム内で飲み食いさせようと試みていること。イングランド(もしかすると他のヨーロッパの国もそうかも)ではスタンドでの飲酒が禁止なためスタジアムは試合開始ギリギリまでスタンドがガラガラ。日本のようにピッチ内アップ開始とともに応援を始めるなんて光景は全く見られない。ほとんどのサポーターは近くのパブなんかでアルコールと胃袋を満たしてからキッチリ2時間だけ楽しみにスタジアムにやって来る。だから旧ホワイトハートレーンでも開場はキックオフ1時間前だった。

しかしスタジアムが新しくなってから開場はキックオフ2時間半前になった。さらに事前にクラブから早く開場するからドンドン来てくれという内容のメールまで送られてくる。早くやって来た人たちが何をするかと言えば、そうビールを飲むのである。











この新しいスタジアムの中には「ビーバータウン」という北ロンドンで人気のクラフトビールメーカーのマイクロブルワリーが造られていて、スタジアムの中でビールが醸造されている。だから多くのサポーターが2時間半前からスタジアムに来てそのうまいビールを飲んでいる。贔屓目抜きでスタジアムで提供されているビーバータウンの「ネックオイル」というセッションIPAはマジでうまい。スタジアムなのでそこかしこにモニターがあってそこで先にキックオフされてたボーンマス−マンCの試合を観ながらビールを飲んでキックオフまでの時間を過ごす。そこはもうロンドンのパブそのもの。

このサポーターのマッチデー当日の行動そのものを変革しようとする取り組みの何が素晴らしいかというとチケット収入以外のお金の流れを全てクラブの懐へと向かわせていることだ。スタジアム内で飲食してもらえばそれはすなわち全てクラブの財政が潤うことになる。そしてたかがビールと侮ることなかれ。イギリス人のビールの消費量はハンパないから。日本のスタジアムと比較するとイングランドのスタジアムは女性と子どもの数が圧倒的に少ない。すなわちビール大好き層の数が多くそしてその人たちがバンバンビールを飲んでいく。


この写真は何の光景だと思いますか。これは自分が10年近くスパーズを見てきてワースト3に入ると感じたクソゲームの試合終了30分後のコンコースの状態。そもそもクラブから試合終了後1時間はコンコース開放するからビール飲んでけやというお知らせはあったものの、あんなクソゲーム観せられてもサポーターたちはビールを飲んで反省会をスタジアムでやっていく。ざっくり計算してもマッチデー1日のみのビールの売り上げだけで軽く数千万円はある見込みだ。旧ホワイトハートレーンも古き良きイングランドのスタジアムという感じで素晴らしかったんだけど、それを捨ててまで近代的なスタジアムを手に入れたのは、クラブがヨーロッパの強豪として成長していくための決意と受け取っている。それはこんな取り組みにも表れているのかなと感じた。


サポーターにお金を落とさせる取り組みはショップにも。これは他のクラブもそうかもしれないけど、めちゃくちゃ広くて入った瞬間に「アレも欲しい、コレも欲しい」と完全に理性を崩壊させる雰囲気を醸し出している。しかしこれはクラブのショップとしては正しいやり方だと思っていて、サポーターというのはああいう雰囲気に飲まれてバカになりたい生き物なんだと自覚している。この日ショップで使った金額は今月クレジットカードの請求が来るまで震えながら待つ。

ちなみに神戸のスタジアム内完全キャッシュレス化が話題になったけど、スパーズの新スタも完全キャッシュレス。それも事前にクラブのHPを見てたら£30以下の決済は非接触型のクレカのみとなっていて「ビール買えないかも」と思っていたけど、それは差し込み式のクレカでもちゃんと決済出来た。


ショップでは旧ホワイトハートレーンのシートも売ってた。欲しかったけど、さすがに日本まで持ち帰るのにはデカすぎた。






スタジアム外観。






コンコースにはかつてのマッチデープログラムの表紙もたくさん掲示されてる。





ビール繋がりでもう1点。スタジアムのすぐ裏には食品関連の工業団地みたいなところがあるんだけど、その中にもマイクロブルワリーがあることを知って試合前に訪問。




こんな感じの工業団地の倉庫の一角の事前に知らなきゃ絶対にたどり着くことのないような場所で醸造してて、その場で飲ませてくれる。




場所柄当然のごとくホットスパーエールがあるわけだけど、何とトリニティエールも。ビーバータウン同様このレデンプションブルーイングも応援していきたいな。


これも新スタジアム効果か、最寄り駅のホワイトハートレーン駅は以前はボロかったんだけど、新しい駅舎がオープン間近のようでした。











スパーズの試合は日曜日だったので、前日はロンドンから電車で1時間ほどのブライトンへ試合を観に行った。ブライトンは寒いイギリスの短い夏に多くの人が海水浴に行くような保養地で、日本で言えば鎌倉とか伊豆みたいな感じかな。この日はイギリスの3連休の初日でかつめちゃくちゃに暑い日だったのでたくさんの人で賑わっていた。海沿いの街らしく雰囲気のあるとてもいい街だった。

ブライトンのホームスタジアムであるアメックススタジアム(ファルマースタジアム)は、前回のラグビーW杯で日本代表が南アフリカ代表に勝った試合をやったスタジアムだったらしいということを行く直前に知った。まだ出来て10年くらいらしくこれも素晴らしいスタジアムだった。




対戦相手は吉田麻也擁するサウサンプトン。残念ながら麻也の出場機会はなかったものの、当日はその麻也の誕生日(ちなみに自分も誕生日)だったので試合前にスタンドから「誕生日おめでとう」と声をかけたら笑顔とサムアップで返してくれた。

試合はレッドカードあり、VARによるゴール取り消しあり、ゴラッソありの盛りだくさんで面白いゲームだった。





ブライトンに出発する前にはミルウォールのホームスタジアムであるザ・デンにもちょっと寄ってみた。イングランド屈指のオラオラ系サポーターで有名なクラブだけあって試合のない日のスタジアム近辺はちょっと恐かった。




ということで海外でサッカーを観るのは本当に刺激的で楽しい。例え数万km離れていても何度でも行ってみたいと思えるくらいに楽しい。
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いまは耐える時、決して悪くない(25節松本戦)

2019-09-01 02:51:01 | マッチレポート19'




今日の試合は伊佐耕平の待望の復帰に尽きるわけだけど、単なる人気者の復帰というだけでない大きな意味があると改めて感じた試合だったのでその点は後ほど。伊佐、長かったね。これから暴れてやろう。


試合は予想以上にボールを握ることに。保持率は下手すりゃ8割超えたかもね。高木のボール保持には一切興味を示さない、阿道の動き出しに飯田がついてこれないので簡単に深さが取れてしまう、ゴリゴリのドン引きのためセカンドボールの回収はほぼほぼ大分、この辺りの要素が絡み合っていわゆる「無限攻撃」状態に。ただこの一方的な試合展開に持ち込めた一番大きなポイントは昨日の記事にも書いたけど「球際」だったと思う。第2節の対戦でこの部分で終始劣勢を強いられついには全ての勝ち点を持っていかれた。あの試合の反省が十分に活かされていたと思う。コンタクトに対してほとんど笛を吹かない大坪主審の基準ともうまくマッチして、「球際」で勝ち続けた。前節の広島戦もこの部分がとても良く、これをベースに出来れば他の部分がうまく回らなくても試合の形は作ることが出来ると思うから、多分ここ数試合は片野坂さんから十分に言われて出来ていることだと推測するけど、これを標準にしたい。


確かにこれだけ保持出来ていてゴールなしは物足りない部分もあるけど、さすがにあれだけ勝つ気がなくてスペースを埋めることに終始し続けた相手にはこれくらいが限界じゃないかなと思うよ。十分に工夫しながらやれることはやったんじゃないかな。嶋田慎太郎と小林裕紀は今日初めて生で見たけど、どちらも特徴がしっかりとしていて戦力となり得るなと感じた。ここ最近物足りなさが先行していた島川もティティパンも今日は効きまくっていた。2人とも即時奪還の局面で存在感を発揮していて目立たないながらも今日の攻勢を支えていたと思う。







そして伊佐耕平の復帰。伊佐投入と同時に阿道がシャドーに下がった。伊佐の仕上がりがどれほどかは今日の10分ちょっとでは判断しにくいけど、阿道をシャドーに下げられるというだけでも伊佐の復帰は大きい。1トップで入るとターゲット役としてどうしても我慢を強いられる時間帯も長くなるだけに阿道にはもう少し自由のあるシャドーで暴れさせたい。そしてやはり裏抜けの感覚においては伊佐の方がいいだろうし、早くフル出場出来るところまでコンディションを上げてきてほしい。しかしこうなってくるとシャドーのポジション争いがとんでもなくし烈になってくるな。今日スタメンの2人以外にもさんぺーも調子上げてる、成豪も復帰してくるだろうし、天皇杯でアピールしている涼太郎、言わずもがなの阿道、このポジションで一番出場時間の長いコヅ。これは悩ましい。


ということでパッと見は消化不良気味かもしれないけど、この試合は決して悪く捉える必要はないと思う。これだけボール握ればそれだけでリスクはヘッジされてるから。確かに3試合ゴールはないけど、逆の視点から見れば3試合で1失点しかしていない。9月はリーグ戦が2試合しかないから変にネガティブな方向に振る必要なんてなし。結果という点においては今は我慢の時。でも全然悪くない。



湘南。


千葉。


明治大学。


専修大学。


宮阪と永井。みんなもうすぐ忘れちゃうんだから。宮「阪」だよ。
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