Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

一転二転(3節山形戦)

2012-03-18 21:04:15 | マッチレポート12’
タイトルは二転三転じゃなくて、一転二転。二転三転だったら逆転してたことになるもんな、うん。一転二転で合ってる。

先ほど山形から帰って、録画を観終わりました。栃木戦の内容から希望を持って迎えた山形戦だったけど、まあなかなかうまくは続かないって感じかな。

山形にはきっちりと研究されてたところがあったと思う。まずはビルドアップ。両翼にボールが行くように誘導して、ボールが入ったら即2人で囲んで、奪取。このパターンが多かった。これは去年からの課題でもあると思うんだけど、そこを個人能力やフォローを早めに行くかして突破するのか、誘導されないように勇気を持ってボランチにボールを預けるのかをしないと、結局無理にアーリークロスを上げるだけの攻撃になってて、前半はほとんどチャンスがなかった。

失点シーンはいずれも「もったいない」の一言に尽きる。特に1、3失点目は誰がどう見たって失点要注意の時間帯だったわけで、どっちも防げた失点だった。先制点のPKにつながったプレーは1人少ないことが分かっていてどうしてあんなに簡単にクロスを上げさせるのかが疑問。阪田が戻るまでは90分は続かないであろうくらいの激しいプレッシングで凌がないといけなかったんじゃないだろうか。

ただ個人的に残念なのは2失点目。精神論になっちゃうけど、セットプレーによる失点だけは絶対に防がなきゃいけなかったと思う。実質あの失点で落ちた雰囲気が3失点目を呼び込んでしまったようなもので、結果的に、終盤の猛攻が「もったいない」ことになってしまった。

昇格を目指すにあたって大事だと思ってるのは序盤は我慢だと思う。今年は大半のクラブが昇格を目指していて毎節のようにつぶし合いが発生する。だから自然と昇格ラインやプレーオフラインは例年よりも下がってくるんじゃないかなと思っている。良くない試合でも勝ち点1を拾う我慢、もっと言うと負け試合でも得失点差を最小限に留める我慢。そんなちょっとしたことの積み重ねが最後の最後に実を結ぶんじゃないかな。


前半ケガで交代した松葉杖姿のモリシの横を後半途中投入もケガで退場したジョンヒョンの担架が通っていく。昨日の試合を象徴するシーンかなと。内容が良くない上にこれだけのアクシデントが重なればさすがに勝つことは難しくなってくる。だからこそ0-1の状態での我慢が必要だった。0-1のまま最終盤の猛攻につなげることが出来てればなと。繰り返しになるけど、全神経を集中してセットプレーは跳ね返してほしかった。


でもね、ゴール裏に来た選手たちの表情は敗戦に打ちひしがれるでなく、悔しさをにじませているように見えた。例え結果論でも構わない。2点取れたことを自信にしていいと思う。山形の最終ラインに最後の最後でパワーダウンが生じたのは間違いなく木島を中心にライン裏に引っ張りまくって走らせた結果だと思う。村井のミドル後の木島の突破、さんぺーの2人を振り切ったドリブル。オレはどっちも必然だと思ってる。修正するところは修正して次で取り返そう。

開幕戦もこの試合ももちろん結果も内容も良くないけど、ただ殴り倒されてくるだけじゃなく、「何か違う」ところを見せてくる大分トリニータ。この何となく引っかかる違和感がいい方に化ける時が来るのがそんなに遠くないことをオレは信じてる。ホーム岡山戦、ぜってー勝とう!
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