Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

幸せな勝利(天皇杯2回戦町田戦)

2017-06-22 01:56:09 | マッチレポート17'

まずは何よりもこの背中から語りたい。今日の試合一人で2G2A。アシストはどちらも押し込めばいいだけのプレゼントパス。先月の町田とのリーグ戦でも途中出場で1ゴール決めながらも、もっと決めなければと言われていた男が満額どころか120%の回答をサポーターに叩き付けた。




「何かやってくれるんじゃないか」っていう期待感みたいなのが今までの伊佐の印象だったけど、もうこの試合で伊佐がまとっている雰囲気は「頼れる漢」以外の何物でもなかった。何度も動き出して裏へのボールを引き出し、くさびで受ければターンでDFを振り切って独走でゴールに迫り、そして試合を決めるゴールも決める。試合後に出待ちをして「おめでとう」と声をかけると、「調子良かったっす」とさらりと言ってたけど、そんなレベルのもんじゃない。もう伊佐耕平から目が離せない。



予想通り、ガラッとメンバーをいじってきた。昨年の天皇杯・清水戦のことを考えれば、まあこうなるだろうなといったところ。伊佐を除くと、最も試合に出ている選手で國分の12試合365分とかなり少ない。今季公式戦初出場の選手も3人。やはりというか、序盤はボール回しにぎこちなさが見られ、やむなく前線に蹴る回数も多く、どちらかと言えば町田ペースだった。試合前までにかなりの雨が降ったことでスリッピーかつボールがかなり走るコンディションだったこともうまくボールを動かせなかった要因だったとは思う。徐々に丁寧に繋げる回数も増えてきて、先月のリーグ戦同様、縦も横もコンパクトな布陣で守備をする町田相手に長いサイドチェンジにも何度もチャレンジした。様々な場面で若干の精度に問題はあったものの、チームとして目指している部分を体現しようとする姿勢は全員から見えた。

ゴールについては1、3点目がいずれも敵陣内で相手ボールを奪取して、素早くゴールに迫ったもの。1点目は國分、3点目はヒメがそれぞれボールを奪取したもので、どちらも素晴らしかった。失点についてはオウンゴールはGKにはどうしようもないもんだから、あれはシュートした選手のゴールにしてあげればいいのにと思った。オウンゴールにしてしまったことよりも相手選手が密集してる中に強引に縦パスを付けようとしたことの方がまずかった。2失点目は戸高のシュートが素晴らしすぎたので、忘れて切り替えていいと思う。本当にいいシュートだった。こういうチーム編成でいい試合が出来ることは間違いなくチーム全体の底上げに繋がる。去年の山口真司のように天皇杯からレギュラーを掴む選手が出てきてほしい。


この試合でルーキーの野上くんがデビューを飾る。去年も昂洋とエガちゃんが天皇杯でデビューを飾ってただけに出ればいいなと思ってた。試合展開が厳しく今日はないかなと思い始めたアディショナルタイム突入直前にその時は来た。


ユースの先輩である大将と交代。




時間が時間だっただけにほとんどが相手ボールを追い回すことだけで終わってしまったけど、まずはプロのピッチに足跡を残すことが大事。デビュー出来た喜びを活力に変えて、もっともっと上を脅かすような存在になってほしい。2年前の夏、当時2年生だった野上くんをプレミアの名古屋戦で初めて認識した。「いいプレースキック蹴る2年生だなぁ」と思って、そこから気になり始めて、もう2年。この場に立ち会えたことが本当に嬉しい。


野上くんが最後の交代カードとして呼ばれた裏で、すね当てをベンチに叩き付けて悔しさをあらわにした選手が一人。悔しいと思う。その気持ちは痛いほどよく分かる。オレはとても期待してる。大型FWはモノになるまで時間がかかると思ってるから、そこまで腐らずに自分を信じてやれるかだと思ってる。頑張れ、オレは本当に期待してる。


去年の甲府戦で天皇杯って本当にいいなって思うようになった。普段なかなか試合に絡めない選手が出てくるだけで楽しいのに、勝つと本当に幸せな気分になる。リーグ戦の勝利が「嬉しい」なら、天皇杯の勝利は「幸せ」な感じがする。既報通りなら、3回戦は7月12日に柏と大銀ドームで。2010年、ぶっちぎりでJ2優勝した柏に大銀ドームで勝った。2013年、あれだけ弱かったのに、大銀ドームで柏とスコアレスドロー。2013年、中立地開催の天皇杯で柏に完封勝利。この対戦成績を見るだけで、大銀ドーム開催の天皇杯・柏戦には勝てるような気がしてくるよ。またちょうどリーグ戦の間の平日開催なので、そうするとは思うけど、出来る限りリーグ戦に絡めてない選手にチャンスを与える場にしてあげてほしい。大分の皆さん、ホームに繋ぎました。是非たくさんの応援で後押ししてあげてください。



この試合でキャプテンを務めたのは何と姫野。ぐっさんも修行もいたから、まさかと思った。そしてさらに町田のキャプテンをやってたのがマグだったため、キャプテン同士の身長差はご覧のとおり。


当面の間は今日ボランチでコンビを組んだ前田とボランチ3番手の座を争うことになりそう。今日もどちらも持ち味を出してたし、ここからどれだけシビアに自分を上げていけるか。姫野は特に後半にボール奪取の局面でらしさ全開で、開幕当初くらいのいい姫野の姿を見ることが出来た。


記念すべき初ゴールを押し込む直前。本当にあとは押し込むだけのパス。



今日の主審は三上正一郎さん。町田側は大分の2ゴール目の時にファウルがあったとかなり激しく抗議していたけど、認められず。土岐田あたりはかなり執拗に文句を言っていた。もしかすると大分側に有利な判定だったのかもしれない。ちなみにこの三上さん、先週の日曜日に我々の次節の対戦相手である群馬の9番でエースの山岸選手を暴言で退場させて、うちとの試合には出られなくさせてる。だから何だって話だけど、相性は悪くなさそうな主審。











この刺激は間違いなくレギュラー組にいい影響を及ぼすと思ってる。どう伝わるかは分からないが、例えば1トップがさんぺーで安泰なんて当の本人が一番思ってないだろうし、万全でなければそのポジションに立てる人間がすぐそばにいることの何よりの証明になった試合だったと思う。この試合に勝てた意義は群馬戦の結果で2倍にも3倍にもなると思う。耐え忍ぶ雌伏の時は終わった。さあ、ここからは逆襲だ。
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授業料ドブ捨て試合(19節讃岐戦)

2017-06-17 22:18:41 | マッチレポート17'
勝ったからいいってわけじゃない。それじゃここ5試合のことが評価出来なくなってしまう。勝てない間も試合運びが拙いだけで、やってるサッカーは間違ってないとずっと言ってきた。だからこそこの試合は「高い授業料をドブに捨てた試合」だと斬り捨てる。


ものすごく雑に言えば、「讃岐は本気出せば、絶対に負けない相手」だと試合を観ながら感じてた。失礼なのは百も承知。うまく先制した。その後も讃岐はチームとして明らかに迷っていた。どこからボールを取りにいっていいか意思統一がされていない印象だったし、ボールを持っても、コンパクトな大分の守備陣形に崩すアイデアは皆無だったと言っていい。だから一番言いたいのは、「なぜ、そこで試合の流れに身を任せたのか?」ということ。岡山戦が一番いい例だし、この5試合の間に何度もあった前半は良かったのに、後半に修正されて追い付かれるor負ける。これだけ取れる勝ち点を落としてきたわけだから、そこから学ぶものがなければ意味がない。なぜ今日は前半に讃岐の息の根を止めにいかなかったのか。「勝ってるし、相手が来ないからいいか」でいくつ勝ち点を落としてきたのか。片野坂さんが目指すサッカーはもっと能動的にゲームをコントロールするサッカーじゃないのか。同点に追いつかれて、本気を出したらすぐに点が取れるチームなのだから、なおさらに言いたい。今日の試合運びを見て、あえて言いたい。

「この5試合で支払い続けてきた授業料はドブに捨てたようなもんだと。」


と、まあ今日の勝ちは素直には受け入れられなかったんだけど、これで呪縛からは解き放たれてグイグイと上げていってほしい。


先制点は本当に素晴らしかった。クラブの年間ベストゴールにノミネート間違いなしの本当に素晴らしい崩し。川西の長いパスが敵陣深くまでえぐった後の翔平のクロスがマイナスだったため背走してきたDFたちはまず1回逆をつかれる。そして翔平のクロスで右に振られたDF+GKはコテのシュートが左にきたため、もう一度逆をつかれる。シュートが枠を捉えればまず間違いなく入るという理詰めのゴール。コースも申し分なかったわけだけど。

2点目はなかなかないことだけど、入った瞬間に「最初からやれよ」と怒りがわいてきた珍しいタイプのゴールだったため、あまり印象に残っていない。何度も言って申し訳ないが、グズグズやってて、失点してからスイッチが入るタイプのチームは一番嫌い。ましてやスイッチ入れたらすぐに決められるくらいの力があるのに、グズグズやってるタイプのチームはもっと嫌い。残念だけど、今日の大分トリニータはまさにこれ。


さて、ここから天皇杯を含めて関東3連戦でリーグ戦も折り返し。またかなり苦しいスケジュールとなるけど、天皇杯は楽しみ。大幅にメンバーは変えてくると思うけど、それが楽しみ。ちなみに見たいスタメンはこんな感じ。

GK 修行
DF ぐっさん、坂井、福森
ボランチ 姫野、前田
両翼 岩田、黒木
3トップ 伊佐、大将、國分

メンバーをガラッと変えても何か勝てそう。去年も天皇杯がめちゃめちゃ楽しかったから、今年も期待。


しかし、これだけ勝ち点落としながら、3位まで勝ち点3差ってどこもそれなりに苦しんでんだね。長崎戦のフライング、横C戦の最後ちゃんとジャッジしてくれてたら今頃3位だよ。とか言ってたらまた悔しくなってきたので、自力で這い上がるか。
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ここを乗り越えたチームは強い(18節横浜FC戦)

2017-06-10 17:11:43 | マッチレポート17'
2位相手に勝ち点1は決して悪くないけど、ほとんどのサポーターがモヤモヤした気持ちでこの試合を受け止めている。そこにいま我々が目指しているレベルの高さがあるわけで、いまは苦しいけど、乗り越えた先には明るい未来があると信じて、やり切るしかない。いまは耐え忍ぶ時。


このスタイルのサッカーを貫くためには、前節は少し心配なミスから敗戦を喫した。次の試合への影響が心配されたけど、そこの心配はなかった。何よりもここが生命線だから、ここを立て直してきたというより、いつも通りにやらせた監督の手腕を評価したい。さらに先制後は圧倒的に支配し、横浜に何もさせなかった。復帰即スタメンのコテがかなり自由に動き回り、ボールを引き出すことで横浜の守り方を混乱させてた印象。林の負傷は本当に残念だけど、さんぺー、コテ、怜と立て続けに復帰してきたことは大きなプラス材料。ゲームマネジメントがうまくないという点だけは真摯に反省して、あとは自信を失わずにやること。ホントそれだけ。


自信を失うという点では今日のフクは残念だった。PKになってしまったシーンは自らスルーしたのか、相手に股を通されたのかは分からなかったけど、正直やむを得なかったと思うよ。あれくらいはある。ただフクがダメだったのは、その後メンタル面で自らを立て直せなかったこと。ここは自分次第でどうにでもなる部分だけに何とかしてほしかった。伊佐が最後に使えなくなることを承知で手を入れざるを得ないとまで片野坂さんに思わせてしまったことをしっかりと受け止めて練習から取り返してほしい。短い時間ながらもいいプレーをいくつか坂井達が見せてただけに、次節代わってもおかしくはないかなと思った。


惇のゴールもさんぺーのゴールも素晴らしかった。町田戦や水戸戦でもどかしいくらいに入らなかったのがウソのように、どちらもGKにはどうしようもないレベルのゴール。それだけにこれを勝ち点に結びつけたいところだったけど.... もちろん粗は探せばたくさんあるし、まだまだ改善しないといけない部分も多い。でもいまのこの流れの悪さは運が悪かったで片付けていいレベル。長いシーズンこんな時期もある。ここを乗り越えたチームは強い。
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ターニングポイントとなる試合(17節水戸戦)

2017-06-03 20:10:17 | マッチレポート17'
この試合が今季のターニングポイントとなる試合、にしちゃいけないと思うんだよ。そうじゃないと思うんだよ。我々はまだ高みを目指してサッカーをブラッシュアップしてる段階で、そんな過程から考えたらこんな試合つまずき程度のものでしかないし、サッカーを変えようとか見直そうとかはもちろんのこと、選手起用も見直す必要もないし、次節も今まで通りにやればいいだけ。むしろ今日の敗戦を受けて、もっともっと今のサッカーを磨いてほしいという思いを強くした。とか書いてて、いま試合後の片野坂さんのコメントを読んだら、全く心配なさそうだね。



今日の試合まずポイントだったのは翼の先発起用。今季ここまで途中出場すらなかった翼の先発は正直に言って唐突感があった。まさか前節の武田将平の先発起用に触発されたわけじゃないよね。前半の序盤ごろまでは判断も遅くボールロストをするシーンが散見され、ちょっと心配だったものの、前半の終盤からはチャンスにも絡み出し、徐々に期待感を出してはいた。人がいないわけではないので、この起用が成功だったとも失敗だったとも言い切れないので、片野坂さんの意図はこれからレポートなりが出てくるだろうからそれで確認する。


固い試合展開となったわけだけど、水戸のアタッキングサードでのアイデアのなさを考えると負ける試合ではなかったので、あとは仕留めきれるかどうかだなと思いながら後半は見てた。実際にビッグチャンスもあったし、こういう展開になってしまう前にスコアを動かしておかないといけなかったという極めて普通の感想。わずかな差を手繰り寄せないと勝ち点3は取れない状況の中で前節冴えずにチームのブレーキとなったさんぺーをほとんど同じ使い方をして、また失敗した片野坂さんの采配はちょっといただけない。ポスト直撃のシュートはそもそもさんぺーのボール奪取から始まったからまだいいにしても、判断の遅さからくるボールロストと攻撃時にボールが足につかない感じは、もう少し時間をかけてから試合で使ってもいいんじゃないかと思う。


片野坂さんも言ってる通り、こういう類の失点はいつかはする。似たようなスタイルを長く貫く広島でさえちょくちょく見かける。自分も安い失点はいつかはすると言い続けてきた。ただ今日の失点に関しては、自分がイメージしてた安い失点とは少し印象が違う。今日に関しては驚愕のスピードでボールを追い回し続けた前田大然にやられた印象が強く、相手をほめるべきと感じている。選手たちについては片野坂さんも言い切っているだけに、次節からの気持ちの切り替えも心配なさそうだけど、心配なのはスタンドの方。自分が応援しているはずの選手たちが少しリスクを負ったボール回しを始めるとすぐに「前!前!」としか言えない、「お前は前兄弟(※)のサポーターか?」といいたくなるような人間たちが以前よりホームゲームではSB席を中心に生息が確認されていた。ホームゲームではその人数があまりにも多いので、駆逐する気にもならないが、もはや物好きしか来ないような北関東アウェイでもその存在が確認されるようになり、正直辟易としている。こういう層の共通点はバックパスには敏感に反応するくせに、パスを繋いで相手のプレス網をかいくぐっても拍手すらしない。他人のことだからどうでもいいけど、スタジアム全体がチームの目指すサッカーに理解を示せないのであれば、強いチームにはなり得ないだろうなと思う。
※前兄弟とは前貴之(山口)、前寛之(札幌)のこと。なおプレースタイルは決して「前」への推進力のみを売りとしている兄弟ではない。


林が心配。ちょっと間に合わないかなと思ったけど、アレを飛び込まなきゃFWじゃないしなとも思うし。接触後、水戸の選手が林の状態を見て、すぐに担架のサインを出した時に「これはヤバい」と感じた。脱臼とかで済んでくれればいいけど、ケガは本当に切ない。特になかなかうまくシーズンを過ごせてない選手のケガは特に切ない。心からケガの程度が軽いことを祈る。


ちょっと個人的にも順位とかを気にし過ぎてたところがあるから、しばらくはどうしたら勝てるか勝ち点を取れるかの部分にフォーカスしていこうと思う。何度も言うけど、今日悔やまれるのは勝ち点が取れなかったことだけで、この試合が示唆することなんてほとんどない。




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整理(16節岡山戦)

2017-05-28 17:05:57 | マッチレポート17'
DAZNで大分のホーム戦をご覧になってる皆さまは中継があのクオリティでよく耐えられるなと思う。シュートやクロスのシーンでは画面がブレまくるし、終盤の黒木のシュートまでの過程を捉えきれないのは素人同然で、もう本当に怒りしかわいてこない。「アップ入れんなよ、アップ入れんなよ」と思ってると、まあまず100%入れてくるからね。ダチョウ倶楽部かよと思ってしまう。大分のサッカー文化で最も進歩してないのはテレビ中継で間違いない。素人。(Optaっぽく)


試合前に敵将・長澤監督が「サッカーが整理されている」と大分を評していたけど、まさにその部分の差がそのまま出たような前半だった。ある程度までは組織的にどう動かしていくかということが整理されている大分に対して、岡山は大分がプレスのスイッチを入れると、まず勝てないであろう豊川にロングボールを入れてしまったり、横へのパスがズレることも1度じゃなかった。その結果、押し込む時間が長かった前半だけど、結局ゴールは奪えなかった。後半も同様にやればいいと思ってたけど、配置変更も含めて岡山が動いてきたことや、気温の上昇が原因と思われるけど、時間が進むにつれて試合をグズグズの展開に持ち込まれてしまうと苦しい。気温が上がろうが、本当に優れているチームであれば、それもはね返せるんだろうけど、今の大分にはまだそこまでの力強さはないし、J2の中で優位性を保てているわけでもない。岐阜、名古屋と難しいところを連破してから3連続ドロー。これからもっと気温が上がってくる中で、そろそろ押し込みながらリードを奪えない展開でも良しとは出来なくなってきたかもしれない。スカウティングによる相手の修正や試合の進め方等、ここからは一つ上のステージへのチャレンジだ。


伊佐のゴールは彼のキャリアの中でも最も素晴らしい部類に入るゴールだったんじゃないだろうか。それまでくさびのボールに対してバチバチとやり合っていた中で、かなり前への圧を意識したであろうDFを鋭いターンで置き去りにしてから、寄せられながらも素早く振り抜いてニアをぶち抜いた左足のシュートは本当にお見事。本当に素晴らしいゴールなんだけど、前節も今節も何となく1ゴールじゃ物足りないとサポーターに思わせるところに伊佐も一つ上のステージにチャレンジしてる感じがうかがえる。


今日勝つために唯一悔いが残るのはさんぺーの投入。復帰戦で30分以上の時間が与えられながら、正直今日はチームのブレーキだったさんぺー。あの出来なら、前田を投入して川西を上げるか、國分を残しておいた方が間違いなく良かった。これから感覚の部分も含めてもっと上げてきてくれるとは信じてるけど、伊佐やごっちゃんはもちろんのこと、今日最も鋭いシュートを放った國分のフィットもあるし、さんぺーの戻る場所が約束されてるわけじゃない。これは林にも言えることだけど、コテや川西も含めて前線の競争は激化してる。さんぺーには覚悟してこの競争に臨んでほしい。今日の状況では正直厳しい。


またもプロ入り初ゴールをプレゼントしてしまった若い子に優しい大分トリニータ。神奈川大出身の武田は、彼のアマチュアキャリア最後の試合を現地で観ていて、それでプロ初キャリアを大分の地で踏んで、ついでに初ゴールまで決められちゃうと、もう逆に親近感わいてきちゃうよね。リンク先の記事にも書いたけど、彼はアマチュアキャリア最後の試合で残り2分くらいまで母校の1部昇格を掴みかけていたのに、最後の最後で手放してしまう(選手名鑑によると去年の岡山の昇格POにも帯同してたらしいからそこでも昇格掴めず)というなかなか悲劇的な体験をお持ちなので、この後も注目していきたい選手。ちなみに伊勢原市出身で神奈川大とさんぺーの直系の後輩。この試合では明暗分かれましたな。


次節はまたも遠方アウェイで水戸。水戸はここ9試合負けていないらしい(の割には12位だけど)。前田大然が猛威を振るってるらしいので、今節の試合を観とこうかな。
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面白い、それが根拠(15節町田戦)

2017-05-21 22:23:44 | マッチレポート17'

試合後の気持ちはこんな感じ。ウソです。


前回の3連戦は1勝1分1敗の勝ち点4、今回の3連戦は1勝2分の勝ち点4。日程に恵まれていた前回の連戦と比較すると今回はかなり苦しい日程だった。正直に言って、試合前は今日は苦しい試合になるだろうとある程度は割り切っていた。そんなことを加味すると少しではあるけど、成長してきてることが感じられる。

勝ち点の取り方に若干の拙さを感じるものの、そんな状態でもPO圏をキープ出来ちゃってるのって考えようによっては素晴らしいことなんじゃないかと思う。例年のJ2を見てると、序盤戦にグッとチーム力を蓄えて虎視眈々と上を狙ってたチームが気温の上昇とともにバーンと順位を上げてくイメージがある。チームの方向性は絶対に間違ってないし、そんなチームに今季の大分がなれるんじゃないかと本当に期待している。何でチームの方向性が間違っていないと思えるのかの根拠は「試合が面白い」。これに尽きる。福岡、ヴェルディ、山形、湘南、岐阜、名古屋、町田と今季は既に7試合を観て、勝った試合も負けた試合もあったけど、いわゆる「外れ試合」は一度もなかった。どの試合の帰り道も次の試合への期待感でワクワクしながら帰らせてもらってる。これって本当に幸せなことだし、これからもずっと続けてほしい。あと、折り返しまで残り6試合だけど、残りの対戦相手のうち6分の5が順位表のボトム11(降格圏の2チームともに含む)ってのも地味に前を向ける要素。






相手の強烈な高さに屈する形で勝ち点は落としたけど、厳しいコンディションの中で本当に面白いサッカーをしてくれた。やっぱりごっちゃんなんかはいつもの強さとキレがなかった印象だし、ラストの走り合いは苦しそうだったよね。それでも、序盤からサイドを捨ててる町田相手に練習のようにサイドチェンジがズバズバと決まり、その都度町田のフォーメーション全体が右に左に振られてるのが、ゴール裏からだとよく分かったし、これは後半に効いてくるはずだと思ってた。ただ思ってたほど、町田全体の足は止まらなかったけど、特に中島は前半から積極的に戸島にフォアチェックに行くなと指示を出すほどに、明らかに我々のボール回しを嫌がっていた。終盤に前田が相手にボールをぶつけてしまって中島に絶好機が訪れたけど、アレが枠を外れるあたりに試合を通して打ち続けたボディブローが効いてたと確信してる。中島は本当にいやらしい選手で、ああいう転がり込んできたチャンスをモノにする能力に関してはJ2でもトップクラスのイメージだったし、ヒヤッとしたけど、こういうところにも試合展開の面白みが潜んでる。


マグがファールじゃないと止められないくらいに林のポストプレーは的確でポイントになっていたけど、相手DFラインの裏がザッルザルなのに気付いて、これポイント作る必要ないなと感じた片野坂さんは早々に伊佐にチェンジして徹底的に裏を狙わせた。もっとクロスに精度が欲しいなと感じるタイミングでのギシさん投入も良かったし、片野坂さんの采配も的確だった。超がつくビッグチャンスが同点以降だけでも3回はあっただけに片野坂さんの言う通り、勝ち点3を取り切らないといけない試合だったと思う。主に疲れから来てるであろう質の低さ、雑さについては今後の課題として、言い換えれば伸びしろとしてとっておきましょう。それにしてもあれだけのライン裏の攻撃に晒されても一切手を入れようとしなかった(入れられなかった?)相馬監督の鋼のメンタルには恐れ入ったよ。


黒木は初ゴールおめでとう。弾道を見ると、あれはシュート狙いだよね。國分もやっぱりワイドよりシャドーだよ。仕掛けたり、トリッキーなパスを出せたりと期待感がある。ただワイドに戻って交代直前に出した50m近いサイドチェンジはお見事だった。あのパス1本で20m×10人=200mはチーム全体が走らされてるからね。まさに効果的なボディブローだよ。最近は試合を観ながら「川西すげぇ」って少なくとも10回は言ってる気がするし、もう「すげぇ」としか言いようがない。惇のバー直撃弾の直前のシュートも惜しかったし、早く初ゴール取らせてあげたい。




仕事とはいえ、この頼りなく組まれた柱に板が1枚乗っかってるだけのところに2時間もいるの地獄でしかない。



町田も相変わらずお客さんが増えない。あれだけアウェイエリアにパンパンに詰め込んで、隣のブロックに2人くらいしか座ってないのマジでダサいから何とかした方がいいよ。「バンデイラの付近がまだ空いてるんで詰めて座ってくださーい」じゃねえよ。
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判定に左右されるシーズン(14節長崎戦)

2017-05-17 22:12:05 | マッチレポート17'
(PKの笛を吹かれる)
「岩田ぁー、無理して行くとこじゃないだろぉー。」

     ↓

(こぼれ球を押し込まれた直後)
「岩田ぁー、PKはしゃーないにしても、自分側のこぼれ球に詰めてないとはどういうことだ!」

     ↓

(リプレイを観て)
「フライングじゃん・・。アレに追い付くように出てたら蹴り直しだわ・・。」


勘弁してよ・・。


という何とも言葉では説明のしづらいスッキリとしない水曜日の夜。監督や選手の皆さんも切り替えるのが難しい試合だと思いますが、オレもあと2日も仕事があるし、この試合をすぐには消化しきれない。


連戦(特にアウェイ)は勝ち点を取れれば大体OKと思ってるので、竹内のゴールが決まったところまでは最高の展開だったし、同点になってもまずまず受け入れられてた。ただ最後に誤審で勝ち点失うのはやっぱり受け入れ難い。ちなみにPKの判定は2本とも正しいと思ってる。


まあこんな試合はあれこれ言っても仕方ないので、いいとこ探しだけしてとっとと寝て、町田戦に備えよう。


やっと決まった竹内のセットプレー。ごっちゃんのボールも良かったし、ポジションへの竹内の入り込み方が抜群だった。ただ竹内に感心したのは、ゴールの数分後の別のセットプレーの時にわざわざ密集を離れて審判に「オレのマークの奴、ハンパなく手使ってるから」みたいな告げ口をして、次のCKの時に本当にイエローを出させた場面。アレはベテランならでは。ゴールの後も良い意味で冷静でいられるのはさすがベテランの落ち着き。


それとやっとサイド以外で使われた國分。やっぱり中で前を向いて仕事した方が輝く。ゴリゴリの1対1の場面に晒させて彼のいい面を削いでしまうよりは今日のようなポジションでそのひらめきを使ってもらいたいと思う。そろそろ怜も帰ってくるだろうし、2列目のポジション争いに集中させてあげたい。



今日の深夜に帰って、明日はクールダウン。1日だけ町田対策の練習をして、翌日にはもう移動。今の選手たちのメンタル状態を考えても、町田戦は相当難しくなると思う。2年前の雪辱を晴らしに行きたいところだけど、今回ばかりは結果は期待せずに、死ぬほどしんどいであろう選手たちの背中を押すためだけに野津田の山頂にアタックかけてくる。


こういう被害者としても受益者としても判定に左右されるシーズンは、不思議なくらい続くからね。選手たちには少なくとも試合中は心乱さずにやってほしい。
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手強い名岐を連破(13節名古屋戦)

2017-05-14 01:04:03 | マッチレポート17'
一言で言ってしまうと、「岐阜の方が強かった。」ということ。


立ち位置をハッキリしておくと、自分は風間監督を監督としてずっと評価してきていない。

・監督就任早々自分の息子を2人も入団させるのはどうなの?
・川崎時代の功績も大久保がいたからじゃない?
・発言に可愛げがない。

まあこんなところが理由なんだけど、そういう立ち位置なもんだから、この惨敗の後にどんなことコメントするのかも猛烈に気になる。

『いくつか問題があった。一つは、あれだけ押し込んでいたときに、全ての選手がそういう状況に慣れなければいけない。もう一つは、ゴール前の決定的なところで点を取り切れなかったこと。それから、もっとやり続けること。続ければもっとチャンスができたはずなのだが。』

まず気になるのは『あれだけ押し込んでいたときに』という部分。あれくらいで押し込んでいるつもりならまだまだ甘いから。お隣さんもっとすごいから。それと『決定的なところ』とおっしゃりますが、そんなの玉田のシュートくらいで、あれも福森のミスからだし、随所にオレたちの方が優れてたから感を匂わすのとかが嫌い。あ、嫌いって言っちゃったね。そう、嫌いなの。


今日はかなり暑かったし、名古屋がコンディショニングを失敗してたと思うよ。じゃないと説明がつかないくらいに走ってなかった。風間監督が言うように『あれだけ押し込んだ」のなら、カウンターの発動地点は低い位置になるはずのに、大分の前3枚に入る度に同数くらいで期待感のあるカウンターを次々に繰り出すことが出来た。ハイライトで見返すと、先制点の場面でも最初の勝負パスを出した川西に誰もプレッシャーかけに来てないし、そうなるとさすがに効果的なパス出ちゃうよ。風間監督は『あれだけ押し込んだ』(しつこい)と言うけども、決定的なフリックやラストパスが出たシーンあったかね?ほとんど大分のマーカーが相手選手を離してないから、効果的な攻撃に繋がらないわけだよ。片野坂さんだけじゃなく、我々サポーターでも今日のような展開になることは容易に想像がついたわけで、スペースのない展開で寿人さん使っても活きないのは分かりそうなもんだけど。頭からシモビッチの方がずっと嫌だったよ。










一つだけ風間監督に提言申し上げるとすると、八反田使った方がいいよということ。本来であれば、田口がキーマンになるはずなんだろうけど、今日は随所に軽いミス連発。失点直結のボールロストもあった。我々の知る八反田はあんなに攻守の切り替え時にテレテレやったりしない。大体、今日の古巣相手の試合で八反田が燃えてただろうことは容易に想像がつくし、それを監督として利用すればいいのに、結局交代でも使わない。そういうところも嫌い。関係ないからいいけど。ちなにみ2枚目の写真は林と八反田が握手してるところを撮ったんだけど、端っこに「よーし、PKのこと文句言ったろ」みたいな風間監督が写りこんでて、笑ってしまった。









ま、相手のこと抜きにして本当にナイスゲームだった。2試合で5ゴール(どこのバケモノストライカーだよ)のごっちゃんだけじゃなく、伊佐、コテの前3枚の圧がすごい。それこそどこぞのバケモノストライカーみたいに少々アバウトなボールでもモノにしてくれそうな期待感がある。3点目の伊佐の粘りっぷりとか特にすごい。それを信じてスペース狙ってるごっちゃんとの連携も素晴らしい。


それと川西ね。これで2試合連続で川西起点で大事なゴールが決まった。パス出しにセンスを感じる。相変わらず守備面での貢献度は高いし、ポジションが1列上がった終盤のゴール欲しいオーラを出しまくって狙ってた姿勢も買いたい。


シーズン前からカウンター鋭いチームスタイルを構築してきたわけじゃないけど、ここ2試合は相手のスタイルを考慮したうえで、そういうサッカーにも適応して連勝をもぎ取った。この後の長崎、町田、岡山あたりが今どんなサッカーをしてるかはこれから観ようと思うけど、岐阜や名古屋と全く違うサッカーだとしても、今度は主導権を握るサッカーにすぐ適応出来てしまいそうなのがとても頼もしい。今季のチームはそういうところで、「次はどうかな?」と考えた時に、ドキドキよりもワクワクが先行するから、楽しいし嬉しい。


とりあえずPO圏に浮上はしたけど、ハンパなく勝ち点が接近してるからまたあっという間に順位が下がることもあるだろうけど、一喜一憂しないというよりは、このサッカーを純粋に楽しんでるうちに勝手に順位や勝ち点がついてきそうな雰囲気が今の大分にはある。監督や選手たちには大変かもしれないけど、中3日でまたこのチームを観られると思うと楽しみで仕方ない。
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サトミキ全勝神話(12節岐阜戦)

2017-05-08 23:50:51 | マッチレポート17'

サトミキ全勝神話。それも今季ここまでで1、2を争う難しいアウェイゲームに勝つという縁起の良さ。ここまで縁起が良いと今季またどっかで巡り会えるような気がしてくる。緑系のチームが続いてるから、次はアルウィンかな。


「大分の皆さーん、お久しぶりでーす。」と言われて、思わずちょっと照れちゃったおっさんです。サトミキかわいい。


単純にサッカーの試合としても楽しみにしてた岐阜戦。案の定本当に面白い試合になった。岐阜はうちが湘南戦を勝つことが出来た伏線を作ってくれたという思いがあった。チョウ監督は岐阜戦でジネイを先発させてあまり前線で追い回さなかったところ岐阜に圧倒的に支配されてしまった。これはまずいと思ったか、岐阜と似たようなサッカーをする次の対戦相手であるうちとの試合で1トップをジネイから端戸に替えてきた。端戸はキックオフから猛然と追い回してきたものの、組織としてのプレッシングは不全で前半は特にうちが思い通りにサッカーをすることが出来た。後半から投入されたジネイがこの試合での一番惜しいシュートを放ったように正直に言ってジネイが頭から出てきてたら嫌だなと思ったので、岐阜にはそういう意味でも感謝してるし、単純に岐阜のサッカーは観ていて面白い。その岐阜にやりたいサッカーをさせた上で勝ち切ったのは本当に素晴らしいし、これからがますます楽しみになった。


試合前のピッチ内練習を見てると、我々の陣取るバックスタンド側からフクが入念に何本もクロスの練習をしてて、「あ、これは4バックやるな」と思ったら、案の定スタートから4バックできた片野坂監督。真相の部分は監督のみぞ知るところなんだろうけど、単純に考えて相手の前線が3枚なので、イレギュラーにスライドさせるよりもスタートから4枚並べることを選んだんじゃないかなと想像してる。岐阜の両翼の田中パウロと古橋はキレ味鋭いドリブルがあって厄介だけど、1対1でやられるような場面を作り出さなかったことは4バックの採用が成功したと判断する一つの材料にはなるんじゃないだろうか。



昨日の試合のポイントの一つに散水があったと思ってる。ピッチ内アップ前、試合開始前、後半開始前と3度も昨日は散水を行った。それも毎回かなりの量だった。特に3度目は既にメインスタンドの影がピッチに届き始めてる時間帯で、17時を回って気温も下がり始めてたので、やり過ぎだろと思ってた。案の定、試合が始まってすぐの川西のスローインがすっぽ抜けたのを見て、やっぱやり過ぎだよと思った。先日とある大学サッカーの記事を読んでたら、FC東京U23が大学サッカーのメッカでもある夢の島を使うようになってからピッチの状態がとても良くなったけど、ピッチの状態が良くても水をまかないと全く転がらなくてやりたいパスサッカーが出来なかったみたいなこと(ちょっとうろ覚え)が書いてあった。岐阜のサッカーは誰が見てもパスが生命線でよく転がった方がやりやすいのは明らか。だからあれほどの散水を行ったんだとは思う。前半に上福元から鈴木にアンダースローで付けたパスが流れてかっさらわれたのも、後半にも上福元からのパスがズレたのも、どちらも走り過ぎるピッチの状況にアジャスト出来てなかったからだと思う。ただし、岐阜がちゃんとアジャスト出来てたかというと、今まで5試合ほど岐阜の試合を観てきたけど、こんなにパスミスする岐阜を見たことがなかったので、岐阜にとっても昨日のピッチは走り過ぎてたんじゃないかな。


1点目については岐阜側からすれば単なるミスと評するかもしれないけど、それまで伊佐とごっちゃんが岐阜のCB2人にかけ続けたプレッシャーが生み出したミスだと思ってる。90分通してヘニキに負けないどころか、ゴリゴリと間を割ったり、前に体をねじこんだりと2人の圧はこの試合では本当に効いていた。ゴールの前はかなり長い時間岐阜に回されていて、それまでじっと前線で我慢してた伊佐がここぞと狙いに行くと、すぐにボール奪取してそれがゴールに繋がった。決してミスにつけ込んだだけのラッキーなゴールではない。



2点目については川西が右に展開したパスのあまりの素晴らしさにもう半分イキかけてたので、ゴールの瞬間はほとんど覚えていない。シーズン前に川西に漠然とこんなことしてくれそうだなと思っていたイメージ100%そのままの視野の広い素晴らしいパス。この日もそうだったけど、守備面で徐々に良さを見せ始めて、前節松本戦でも少しドロップする強烈な枠内シュートを見せたりと攻撃面の良さも見せ始め、もう完全にボランチのファーストチョイスとなった。今日のテゲバジャーロの公式で石崎監督と川西の2ショットが披露されてたけど、石崎監督にはこんなに素晴らしいボランチを育ててもらって本当に感謝。


2点リードしてからは両監督の選手交代、布陣変更によるめまぐるしい攻防戦。大分が3バック(5バック)に切り替えたタイミングを見逃していたので、失点の少し前からサイドで國分が山田との1対1にさらされてるの何でだと思ってたら、やっぱりやられてしまった。京都戦でもそうだったけど、國分は守備面ではまだちょっと物足りないところがあるから、3バックのワイドで使うのは違うかなとここ数試合で思ってた。ただ今日は4バックだったため、2列目での起用で後ろにフクが構えてる安心感もあり、國分の良さがより出そうだと期待してたから、失点シーンは「あれ?あれ?」と思ってるうちにやられてしまった印象。まあこうやって考えると怜の存在は偉大だなと思う反面、不在は仕方ないので、この部分の選手起用については片野坂さんにご一考願いたい。



最後は焦った岐阜も放り込みが多くなってきて、そうなるとこちらの思うツボ。うちの4番5番6番の単純な放り込みに対する頼もしさは特筆すべきものがあるし、レギュラー定着で自信が出てきたのか上福元もハイボールへの安定感が増してきて、そうそうやられなそう。田中、シモビッチ、イバあたりはJ2では別格なのでチームで対応したい。


正直に言って試合前はあんまり勝てる気がしてなかったこの試合。連戦の最後のアウェイだし、勝ち点が取れれば1でもいいよくらいに思ってた。出来れば次に繋がる何かを見せてくれるような試合だったらなくらいに思ってた。そんな薄い期待をあっさりと超えてくる今のチームは本当にワクワクする。シーズン前なら、林、さんぺー、怜、清本が同時離脱なんて考えたくもない悪夢のはずなのに今はそれを感じさせないくらいの力強さと一体感がある。そして何よりも片野坂さんが照らしてくれる明確な道筋が未来への希望だと思える。次節は名古屋戦。もう「ちょっくら足止め食らわせてやるか」レベルの期待感じゃなくなってきてる自分がいる。湘南戦のあとにしっかりとサッカーの恐さを教えていただきましたが、今のチームなら例え負けても何も残らない負け方はしないと自信を持って言える。敵として見る八反田も楽しみ。対風間家は今のところ1勝1敗だからここで勝ち越させてもらう。楽しみだらけの名古屋戦。




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幻のゴール(11節松本戦)

2017-05-04 00:18:11 | マッチレポート17'
今年のGWは最終日に岐阜に行く以外に用事もないため、今日は上福元の母校・順天堂大学まで大学サッカーを観に行っていたので、結果を知った状態で先ほど試合を観た。ちなみに順天堂大学は千葉県の酒々井(しすい)という成田の手前くらいのところにあって、連休初日の渋滞で、往復5時間もかかった。四方を田んぼに囲まれた小高い丘の上にあって、サッカーと勉学に集中するのには最高の環境だけど、ずっとあそこにいるのは若者にはちょっとしんどいだろうなと思った。とにかく素晴らしいGKを育てていただいた感謝の気持ちを持ってグラウンドに入った。開幕から3連勝で今年は優勝候補じゃないかな。


まずは伊佐のは完全に入ってますな。ただアレを2人の人間で完全にジャッジしろというのは無理な話なので、GLTを早く導入しようという感想にしかならない。ただ一度は我慢するけど、シーズンに二度以上あったらさすがに発狂するかもしれない。アレが決まってたら、松本ももっと攻勢を強めてただろうから、単純にミスジャッジで勝ち点2を失ったとは言わない。ただ勝ち点は1のままでいいんですが、伊佐のゴールだけはカウントしてもらえませんかね。ストライカーにとってゴール数は何よりのガソリン。伊佐がここからどんどん調子を上げていくには、ゴール数として認めてもらいたいんだよね。まあどうせ無理だろうから、オレが個人的に今季の3ゴール目として認定。あんないいシュート打てるんだからガンガン打っていこうぜ。さんぺーと林が帰ってきてもベンチに座っといてもらうくらいの気概でやってほしい。


スコアレスドローなので何とも評価しがたい試合。連戦でさらに相手が遠方から来てることも考え合わせると、1点は決めときたかった(決めたんだけど)とも思うし、最後は一気に押し込んだ内容も評価したいし、で色々と難しい。いずれにしても前節の敗戦は例外として片付けていいように思う。攻撃開始からフィニッシュまでの一連の行程の3分の2までは相手に関わらず常に均質に出せるようになってきたと考えてよさそう。もちろんこれから研究もされてくるだろうけど、それと同時に我々の精度も上がっていくだろうし、ブレずに続けたい。


今日は18人中7人が下部組織出身で、そのうち6人が試合に出場。1試合に6人の下部組織出身者が出た試合って今までにあったかな。ただレギュラーと言えるのはごっちゃんとコテくらいで、ヒメも大将も岩田も翔平も國分もみんないいとこを持ちながらあとちょっとが足りない。ここからの成長に期待。


次節は連戦の最後でアウェイ岐阜戦。この試合は本当に楽しみ。今季の岐阜はシーズン前から強いと思ってたので、序盤つまずいたものの一気にギアを上げてあっという間に順位で抜かれてしまったのもある意味で納得してる。うちの比じゃないレベルのパスサッカーを貫いていて、4月になってから勝ち点を落とした試合が3−3の撃ち合いを演じたアウェイ湘南戦のみで、6戦5勝1分。いまJ2で一番強いと言っても過言じゃない。どっちもボールを保持して主導権を握りたい意図があって、どんな展開になるのか読めない。もちろん勝ちたいけど、単純にサッカーの醍醐味として面白い試合が観られるんじゃないかな。


ちなみに岐阜の大卒ルーキー17番・大本選手(阪南大卒)は去年のインカレで一番印象に残った選手。インカレ時点でまだ進路が決まっておらず、どこ行くかなと思ってたけど、それから岐阜に決まって今日まで全試合に先発出場。速くてタフでいい選手。
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完敗(10節京都戦)

2017-04-29 17:31:44 | マッチレポート17'
今季10試合目にしてスコアも内容も完敗の試合となりました。今季最悪の試合でしたな。感覚的には試合前に片野坂さんが言ってた「試合に出てないメンバーにはもっとギラギラしてほしい」という懸念がそのまま的中したような印象。特に右サイドでそれぞれ45分間出場した2人にはもっと頑張ってほしい。ハーフタイムで交代させてしまった片野坂さんにも胆力が足りなかったと思う。そのまま若い方を出しておけば、2失点目は防げたように思う。


十分に対策は立ててたとは思うけど、ほぼ思い通りにやられてしまった田中さん対策。試合が終わってみてどうすればよかったか考えてみると、結局もっと圧倒的にボールを保持して孤立させるくらいしかやりようはなかったのかなと思う。1失点目から2失点目までの時間帯を90分通してやるような展開が必要だったかな。出来たとも思うし。


チームとしての課題のステージが一つ上がったかなと思う。前節の湘南戦を観てて、今季のJ2ではビルドアップの段階で手こずるチームはそうそう出てこなそうだなと感じた。もちろんもっとブラッシュアップは必要だけど、片野坂さんがこだわってきた戦術は実を結びつつあると言っていいと思う。ただ今後はそのビルドアップに過度にリスペクトしたリトリート戦術を採用してくるチームに対しての対策だとか、最も難しいゴールの仕上げの部分の質の向上が課題になってくるかな。この完敗もチームの成長として捉えたい。



最後はアクチュアルプレイングタイムについて書きたい。調べてみたら今季のJ2第8節までのAPTのデータがあった。多分そうだろうなとは思っていたけど、8節中4節でトリニータの試合が最長のAPTを叩き出している。さらに今季のJ2のゲームの中で最長のAPTのゲームはホーム愛媛戦の67分26秒。30分台の試合が何試合もあったり、そもそも60分台を出せているのは大分と岐阜とヴェルディだけという中でこれは圧倒的に長い。APTについてはJリーグが出来る限り長くしようとキャンペーンをはるくらいだし、短いよりは長い方がいいとは思うけど、決して優劣を分けるほどのデータではないと個人的には思っている。ただ今季のボールを大事にするという片野坂さんのサッカーが具現化出来ていると判断する裏付けとなるデータだとは思う。で、こんなデータを持ち出して何が言いたいかというと、TOSは猛省しろや!ってこと。このブログでももうかれこれ7〜8年前からTOSを批判し続けてきてるけど、今日も最低の品質の中継だったので、改めて糾弾したい。APTならぬATT(アクチュアルTOSタイム)をTOSは自分で調べて公表しなさい。アクチュアルTOSタイムとは実際にボールがオンの時間帯にちゃんとTOSがテレビにボールを映していた時間のことだ。考えたのはオレだ、文句あっか。APTとATTの差をとったら、今日なんか下手すりゃ▲2分くらいあるんじゃないかと思う。例えばマイボールのゴールキックになって、上福元がボールをセットして誰にボールをつけるかから片野坂サッカーの醍醐味は既にスタートしてる。相手と駆け引きして繋ぐのか、蹴るのかの判断なんか今のサッカーでめちゃめちゃ重要なのに、そんなとこほとんど映ってない。ボールが動いているところでさえ映せないんだから、そんなとこまで求めるのは酷なことは百も承知だけど、数年ぶりに戻ってきて少しは成長してるかと期待したけど、まあ相変わらずというかむしろクオリティは下がってる。とにかく1つだけ守ってほしい。ボールがオンの時にアップ映像はいらないから。違う角度からの映像が観たいのはボールがオフの時だから。これだけでもお願いします。これくらい出来るよね。


試合の感想よりも、TOSへの不満の方が遥かに長いという唯一無二のブログ。

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アウェイで湘南に勝った!(9節湘南戦)

2017-04-23 00:02:19 | マッチレポート17'


やっと勝った。この大嫌いなスタジアムでやっと勝てたよ。低くて遠くて、ついでにホームチームが容赦なく強いというホスピタリティの欠片もないこの大嫌いなスタジアムでやっと勝てたよ。やったー!


ざっくりと言ってしまうと、序盤にセットプレーで奪った虎の子の1点を守り切ったということになってしまうけど、個人的には内容までを含めてこの勝利を本当に評価してる。今節の結果で6位に浮上したとか、首位まで勝ち点2差とかいう数字面の事実だけでなく、試合後の漠然とした思いが本当にワクワクしていることに自分自身が気が付いた。いいシーズンが送れるんじゃないだろうかとワクワク感で満たされている。


そのワクワク感が生み出される源はやはり今日も選手たちが勇気を持って、自分たちが取り組んでいるサッカーを湘南相手に真っ向からぶつけにいったから。キックオフ直後の最初のゴールキックで湘南の前線がPAギリギリまでプレッシャーをかけにきているのを見て、これは苦しいなとすぐに思った。でも最初のゴールキックこそ竹内の指示で大きく蹴ったものの、2本目からはそのプレッシャーに負けずにしっかりと繋いだ。結果的にその2本目のゴールキックの流れが決勝ゴールに結びついたわけだけど、若干不細工になりながらも繋ぎ切って前進した選手たちを讃えたい。往年の勢いはさすがにないもののそれでも湘南の前線からのプレスは今でもJ2ではトップクラスの強度。そのチームを相手にやり切ったことを自信にしてほしい。


前半はミラーゲームらしく膠着気味だったけど、後半から一気にアクセルを踏んだ湘南に押され始めた。今までであれば、あそこで湘南の勢いに押し切られてしまってたと思うけど、カウンターをきっちりと湘南の喉元に突きつけながら踏ん張れてたから危ないシーンは最終盤まではそんなになかった。むしろさんぺーのヘッドが決まっていれば試合は終わっていた。今日は相手のシュートをブロックする回数が多かったように思う。それは崩されていないことの証左だと思うし、本当に危なかったのは岩田のサイドを突破されてジネイのシュートがギリギリ外れたシーンくらいだったと思う。前半からきっちりと前線の選手のスタミナを奪ってることも地味に終盤に効いてるんじゃないかな。


今日良かったなと思う選手が2人。ギシさんと川西。ギシさんは何よりもさんぺーに合わせたクロスの質。去年J3をじっくりと観て、最近は大学サッカーをたくさん観て、個人の技術の差は色々なところに出てくるんだけど、一番質の差を感じるのはクロスだと最近思い始めてる。J1やJ2じゃなくても、ドリブルが速い選手、シュートが強い選手、FKがうまい選手等々はたくさんいるけど、クロスがうまいと感じる選手は本当に少ない。自分の後ろをフクが駆け上がる時間を作って、対面の選手に飛び込ませない間を作って、中をしっかりと確認して、そしてピッタリの距離とスピード。惚れ惚れするクロスだった。やはり90分出られないのは、若干物足りないところはあるものの、山形戦ではさんぺーへのアシストもあったし、局面でのうまさは頼りたくなるもの。


川西は前節の金沢戦からそんな感じがあったけど、守備面での貢献が目立つ。山形時代はそんなこともなかったように思うんだけど、今日も守備が良かった。ボールホルダーに対して寄せていくだけじゃなくて、ボールを奪いにいってる姿勢がいいと思う。ちゃんと足を出して相手を自由にさせない、あわよくば奪っちゃうよみたいなディフェンス。そこで徐々に持ち味を出せれば、少しずつ攻撃面で本来の良さも出せてくるんじゃないだろうか。元々はFWだったわけだからもっとシュートもみたい。林の不在はケガなのかどうかは分からないけど、川西が入って一つずつポジションを押し出す形で、コテもさんぺーもきっちりと役割を果たせてた。さんぺーの1トップを久々に見た気がするけど、やっぱりいいなと再確認した。1点は決めてほしかったけど。













最初は苦しいなと思ってた湘南→京都→松本→岐阜→名古屋の流れも今では楽しみだとハッキリと思える。いまこのチームのサッカーを観るのが楽しみで仕方ない。
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判断と質(8節金沢戦)

2017-04-15 23:27:29 | マッチレポート17'
山形戦が「勝てた試合」だったとすると、今日の試合は「勝たなければいけなかった試合」といったところだろうか。こじ開けるまでに苦労はしたものの、きっちりとモノにした試合運びには改善が見えたんじゃないかな。


最近は試合の結果よりもと言ってしまうと大げさかもしれないけど、それと同じくらいにどれだけボールを保持するサッカーで挑んでいけるかということが試合前に気になってしまう。金沢の前節岡山戦は最後の決勝ゴールがなかったとしてもしっかりと戦えていたという印象の好ゲームだったし、今日はかなり苦労するんじゃないかと思ってた。ところが、課題だった序盤からペースを握り、結局最後までその主導権を渡すことはなかった。愛媛戦の時も、手合わせをしてみて「これはヤバい」と感じた間瀬監督がリトリート戦術に試合中に切り替えたり、タイトなマンマーク戦術を標榜している柳下ツエーゲンにもボールを保持するサッカーで押し込むことが出来た。自分たちで思っている以上に徐々にこのサッカーが形になってきていると言っていいんじゃないだろうか。何よりもブラッシュアップしながらもきっちりと結果がついてきているのが素晴らしい。


3試合休んでいたフクが復帰。やっぱりノリ、フク、竹内の3枚が揃うと重厚感がある。ディフェンスの安定感はもちろんなんだけど、今日は特にノリがドリブルで持ち上がる回数が多かった。ボールを保持するサッカーをやろうとするとパスに固執してしまう雰囲気があるけど、スペースがあるならドリブルした方が効果的なわけで、とてもいい判断だと思った。とにかくパスにしてもドリブルにしてもある程度は相手を食いつかせないとチャンスは作れない。最近片野坂さんが頻繁に口にする「判断と質」のうち判断はまさにリスクテイクの話。ここはもう選手たちの鍛錬を信じるしかない。


一方で「質」の部分は今日も気になった。特に最後の3分の1の部分での質の低さが目につく。崩しまではいいのに、利き足のシュートが枠を捉えない、サイドを本業とする選手の利き足のクロスが大きく逆サイドまで飛んでいってしまう。こういうプレーはせっかく押せ押せのリズムになってもガクッとしてしまうからなくすのは無理にしても出来る限り数を減らしてほしい。ズバッと決めろ、ピタッと合わせろとは言わないけど、2次攻撃に期待を持たせるくらいにまではしてほしい。


ベンチワークが固定化してきたのも気になる。これがやれることだというところをまだ見せ切れていない川西や國分が使われ続けるのもどうかと思うし、監督が迷うくらいにそれ以外のメンバーはアピールしてほしい。特に姫野にはそんな空気をぶち壊してほしいと思うし、オレは鈴木惇のポジションも決して安泰だとは思っていない。それとコテの扱い。得点シーンの走り込みと落とし、それと國分に出したスルーパスともっとゴールに近いポジションの方が輝くんじゃないかと今日の試合を観ると思ってしまう。


次節はアウェイで湘南戦。14年シーズンほどの圧倒的な強さはないものの、それでもきっちりと2位をキープしてるところはさすが。金沢戦の後にそのまま湘南−岐阜を観たけど、今季観たJ2の中で一番面白い試合だった。今季大木監督に替わってショートパスを繋いでいくスタイルを徹底している岐阜が真っ向から湘南に挑んで大半の時間で主導権を握ったこの試合は次節に向けて示唆に富んでいると思う。大木監督はハーフタイムのインタビューで一言「勇気」と言い切ってたけど、オレも大事なのはそこだと思う。ハイプレスの餌食になるのか、もしくはここで勝ち点を取れるようなら真剣に昇格争いも見えてくるんじゃないだろうか。序盤戦の試金石と位置付けて間違いない大事な試合。楽しみだ。ちなみに今季の大分トリニータはまだ九州内でしか勝ち点を取っていない。そろそろ頼むよ。
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初志貫徹(7節山形戦)

2017-04-10 23:35:57 | マッチレポート17'
こんなにももったいない試合であっても微塵も片野坂さんや選手たちへの信頼は揺るがないわけで、今こそこのクラブスローガンを思い出すべきだと思いますよ。ここから先は楽しみばかり。恐いのは結果が出ないことによる方向性のブレだけ。今こそ初志貫徹。





強がりでもなんでもなくて、この試合から悲観的なものは何も感じなくて、本当にただ単純に試合が面白かった。そんな感想しか残らなかったな。NDスタももう4回目になるけど、このスタジアムのゴール裏は本当に観づらくて、多分国内で5本の指に入ると思ってる。だから試合をちゃんとした視点では観られていない。そんな中で思ったことが一つ。この試合を勝ちに持っていくためには一つじゃなく色々なたらればを実現していかなきゃならなかったんだろうけど、個人的に一番強く思ったのは試合の入り。それも序盤に失点を許したことではなくて、自分たちのリズムに持ち込むまでに15分くらいかかってることだ。主導権を握りたいサッカーを志向してるわけで、相手云々ではなくもっと早くに自分たちのリズムに持ち込めるようになってほしい。ここがなかなか改善しないなという印象。後半の面白さはその反動なのかなとも思うけど。


ごっちゃんで追撃、さんぺーで同点、林で逆転だったらこんなにも美しいシナリオはなかったし、林のシュートが一番決めやすかっただろうし、オフサイドも見逃してもらってたし、と色々な思いが巡るけど、それは誰よりも林自身が分かってると思う。交代ボードに自分の番号が刻まれてるのを確認すると、林はかなりのスピードでピッチを後にした。それは1秒でも早く交代して逆転をしてほしいからではなく、自分の不甲斐なさを隠し切れずに思いが先走ってるように見えた。伊佐も戻ってきてFWのポジション争いも激化してる。昇格争いが現実味を帯びてくれば、夏の移籍期間で外国籍選手の獲得がないとも言えない。だからあれを外してしまった林に次はやってくれるだろうなんてことを無責任に言うつもりはない。やるか、やれないか、そんな職業としてのストライカー像が林には一番似合ってる。じっくりと見たい。


それにしても後藤優介である。いまこの男への気持ちを一言で説明するのは不可能だ。ただ一つ言えるのは、大分が攻撃に転じた時に無意識に自分の目が後藤優介を探していることだけは事実。HOYOにレンタルで出た時も観に行った、J22に選出された時も観に行った、ずっと期待してた、というよりも時折見せる煌めきに期待せざるを得なかったという方が正しいかもしれない。でもそれよりもずっと多くの落胆もさせられてきた。こんな気持ちのやり取りをもう5年以上もやってきたから、「いよいよだ!」なんて特別に高揚したりもしない。もう手の付けられないようなところまで行っちゃって、一言「知ってた。」ってスカしたいだけ。





次節はホームに戻って金沢戦。序盤つまずいて昨シーズンをまだ引きずってるのかなと思ってたけど、前節の岡山戦で初めて今季の金沢を観た。中美を除くと攻撃陣にあまり恐さはないものの、ディフェンス面は組織的に守れててかなりソリッドな印象。「柳下監督の新しいサッカーを浸透させていくためには結果が必要だった」と決勝点を決めた廣井がヒーローインタビューで話す様は充実感たっぷりだった。かなり歯応えがあると思うけど、今のサッカーを試すには格好の相手とも言える。楽しみだ。




昨日は山形に行く前に福島に寄って、天皇杯福島県予選の決勝を観てきた。日帰りなのに、福島と山形をハシゴするとか我ながらアホだな。





去年の8月に福島戦を観に行った時にもチラシが配られてて行きたかったんだけど、予定が合わずに断念してて、今年はうまく山形遠征とハマったので念願の一戦が観られた。カードは福島ユナイテッド−いわきFC。去年は延長までいわきが食い下がるも何とか福島が王座を守ったようだ。いわきが7部クラブだということがやたらとクローズアップされるけど、そこにはあんまり意味を見出せない。成り立ちが全く違う県内のライバル同士の一戦という位置付けでいいと思う。



この一戦にJ3全勝で単独首位という付加価値を付けた最大の功労者の田坂監督。終始非常に大人しく戦況を見守っていて、誤解を恐れずに言ってしまうと、本気を出していないというか、優先順位を高くつけていないのか、自分のよく知る何としてでも勝ちにいこうとする田坂監督の姿ではなかった。むしろこのメンバーでよくJ3で4連勝出来たなという感想の方が強かった。リーグ戦はこのまま突っ走っていってほしい。







さて注目のいわき。サッカー自体はまあ普通のサッカーでそんなに印象には残らなかった。福島のやりたいことがことごとくハマらなかったという印象の試合で、もちろん7部クラブということを加味すればスゴいのかもしれないけど、試合自体は普通だった。いわきFCがどこを目指してるのかとかは分からないけど、スタンドに一般サポらしき人はわずかでアカデミー要員を大量投入してたり、アンダーアーマーの関係者っぽい人ばかりで雰囲気は完全に実業団クラブ。元気のいい社員っぽいおじさんが、「カンピオーネ」のメロディーで「がんばろーぜ、がんばろーぜ!」って歌ってるのにはさすがに失笑した。ノリが完全に運動会。

いわきと今治が今度どうなっていくかは注目。
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課題を1つ克服(6節愛媛戦)

2017-04-01 18:08:01 | マッチレポート17'
考え過ぎているのかあまりパッションを感じない試合の入りから先制ゴールを喫して最後は押し込むも敗戦というのが、今季ここまでの2敗と今日の93分までの共通点。どんな形であろうとそれを繰り返さなかったことは評価に値すると思う。大きな勝ち点1。


シーズン前から片野坂さんも懸念してた通り、土曜開催と日曜開催が混在する今季のJ2。今日は今季2度目の日曜→土曜という中5日しかない日程。今日の低調な内容といい、もう一つの徳島戦といい、やはり調整が難しいようだ。パスや細かいタッチといったイージーなミスが本当に多かったし、鈴木惇を筆頭にサイドチェンジはことごとく通らなかった。色々と戦術を練ったとしてもあれだけミスが多いと試合を優位に進めるのはちょっと難しいと思う。片野坂さんのコメントにもあったけど、しっかりとボールを動かすことで相手を走らせて、後半の運動量を落とさせたいという意図は今日もあったと思う。ただ今日の前半のボールの動かし方では相手もバテないし、あれは動かしたのではなく、ただボールを持っていただけ。特に失点して相手ゴール前のスペースを消されてからはボールを持てど何も出来なかった。狭い局面で崩していくアイデアやチャレンジは今のところまだないに等しい。1分以上我慢してボールを持ちながらも最後はやや捨て気味に縦に無理なパスを入れるということが何回かあったけども、それならもっとアグレッシブにゴールを狙う姿勢があっても良かったかなと思う。何人かの選手を除いてドリブルという選択肢を持たずにやっているような印象を持ってしまうけども、相手との間を外すために5m程度のドリブルはこういうサッカーでこそ重要だと思う。


前節の福森に続いて今節は伊佐も理由が分からないまま欠場。前半の林は落としの部分でさすがのところを見せたものの、後半はほとんど持ち味を出せていなかった。それでも最後に決めてしまうのはFWとしての本能なのかさすがとしか言いようがないけど、さんぺーがどうしても90分もたないことを考えると、林と伊佐は揃っていてほしいと今日のような展開だとなおさらに痛感する。


前節の愛媛の内容を観ていたら、ホームだし勝っておきたい1戦だったけど、とにかく勝ち点1を拾えたことを前向きに捉えたい。やっぱり上を狙いたいとも言い切れないし、残留が目標じゃ寂しいとも思うし、そのどちらの顔ものぞかせる現在のチームが今後どちらに振れていくのかとても楽しみ。まずはトップ11の順位表に食いついていきながら、じっくりとチームを構築していきたい。次節は今季のアウェイゲームの中でも最も遠距離となる山形戦。過去にここでいいゲームをした印象もないし、間違いなく厳しいゲームになるでしょう。古巣対戦となる川西の活躍に期待。


怜のケガの程度が重くありませんように。
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