Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

完敗(10節京都戦)

2017-04-29 17:31:44 | マッチレポート17'
今季10試合目にしてスコアも内容も完敗の試合となりました。今季最悪の試合でしたな。感覚的には試合前に片野坂さんが言ってた「試合に出てないメンバーにはもっとギラギラしてほしい」という懸念がそのまま的中したような印象。特に右サイドでそれぞれ45分間出場した2人にはもっと頑張ってほしい。ハーフタイムで交代させてしまった片野坂さんにも胆力が足りなかったと思う。そのまま若い方を出しておけば、2失点目は防げたように思う。


十分に対策は立ててたとは思うけど、ほぼ思い通りにやられてしまった田中さん対策。試合が終わってみてどうすればよかったか考えてみると、結局もっと圧倒的にボールを保持して孤立させるくらいしかやりようはなかったのかなと思う。1失点目から2失点目までの時間帯を90分通してやるような展開が必要だったかな。出来たとも思うし。


チームとしての課題のステージが一つ上がったかなと思う。前節の湘南戦を観てて、今季のJ2ではビルドアップの段階で手こずるチームはそうそう出てこなそうだなと感じた。もちろんもっとブラッシュアップは必要だけど、片野坂さんがこだわってきた戦術は実を結びつつあると言っていいと思う。ただ今後はそのビルドアップに過度にリスペクトしたリトリート戦術を採用してくるチームに対しての対策だとか、最も難しいゴールの仕上げの部分の質の向上が課題になってくるかな。この完敗もチームの成長として捉えたい。



最後はアクチュアルプレイングタイムについて書きたい。調べてみたら今季のJ2第8節までのAPTのデータがあった。多分そうだろうなとは思っていたけど、8節中4節でトリニータの試合が最長のAPTを叩き出している。さらに今季のJ2のゲームの中で最長のAPTのゲームはホーム愛媛戦の67分26秒。30分台の試合が何試合もあったり、そもそも60分台を出せているのは大分と岐阜とヴェルディだけという中でこれは圧倒的に長い。APTについてはJリーグが出来る限り長くしようとキャンペーンをはるくらいだし、短いよりは長い方がいいとは思うけど、決して優劣を分けるほどのデータではないと個人的には思っている。ただ今季のボールを大事にするという片野坂さんのサッカーが具現化出来ていると判断する裏付けとなるデータだとは思う。で、こんなデータを持ち出して何が言いたいかというと、TOSは猛省しろや!ってこと。このブログでももうかれこれ7〜8年前からTOSを批判し続けてきてるけど、今日も最低の品質の中継だったので、改めて糾弾したい。APTならぬATT(アクチュアルTOSタイム)をTOSは自分で調べて公表しなさい。アクチュアルTOSタイムとは実際にボールがオンの時間帯にちゃんとTOSがテレビにボールを映していた時間のことだ。考えたのはオレだ、文句あっか。APTとATTの差をとったら、今日なんか下手すりゃ▲2分くらいあるんじゃないかと思う。例えばマイボールのゴールキックになって、上福元がボールをセットして誰にボールをつけるかから片野坂サッカーの醍醐味は既にスタートしてる。相手と駆け引きして繋ぐのか、蹴るのかの判断なんか今のサッカーでめちゃめちゃ重要なのに、そんなとこほとんど映ってない。ボールが動いているところでさえ映せないんだから、そんなとこまで求めるのは酷なことは百も承知だけど、数年ぶりに戻ってきて少しは成長してるかと期待したけど、まあ相変わらずというかむしろクオリティは下がってる。とにかく1つだけ守ってほしい。ボールがオンの時にアップ映像はいらないから。違う角度からの映像が観たいのはボールがオフの時だから。これだけでもお願いします。これくらい出来るよね。


試合の感想よりも、TOSへの不満の方が遥かに長いという唯一無二のブログ。

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アウェイで湘南に勝った!(9節湘南戦)

2017-04-23 00:02:19 | マッチレポート17'


やっと勝った。この大嫌いなスタジアムでやっと勝てたよ。低くて遠くて、ついでにホームチームが容赦なく強いというホスピタリティの欠片もないこの大嫌いなスタジアムでやっと勝てたよ。やったー!


ざっくりと言ってしまうと、序盤にセットプレーで奪った虎の子の1点を守り切ったということになってしまうけど、個人的には内容までを含めてこの勝利を本当に評価してる。今節の結果で6位に浮上したとか、首位まで勝ち点2差とかいう数字面の事実だけでなく、試合後の漠然とした思いが本当にワクワクしていることに自分自身が気が付いた。いいシーズンが送れるんじゃないだろうかとワクワク感で満たされている。


そのワクワク感が生み出される源はやはり今日も選手たちが勇気を持って、自分たちが取り組んでいるサッカーを湘南相手に真っ向からぶつけにいったから。キックオフ直後の最初のゴールキックで湘南の前線がPAギリギリまでプレッシャーをかけにきているのを見て、これは苦しいなとすぐに思った。でも最初のゴールキックこそ竹内の指示で大きく蹴ったものの、2本目からはそのプレッシャーに負けずにしっかりと繋いだ。結果的にその2本目のゴールキックの流れが決勝ゴールに結びついたわけだけど、若干不細工になりながらも繋ぎ切って前進した選手たちを讃えたい。往年の勢いはさすがにないもののそれでも湘南の前線からのプレスは今でもJ2ではトップクラスの強度。そのチームを相手にやり切ったことを自信にしてほしい。


前半はミラーゲームらしく膠着気味だったけど、後半から一気にアクセルを踏んだ湘南に押され始めた。今までであれば、あそこで湘南の勢いに押し切られてしまってたと思うけど、カウンターをきっちりと湘南の喉元に突きつけながら踏ん張れてたから危ないシーンは最終盤まではそんなになかった。むしろさんぺーのヘッドが決まっていれば試合は終わっていた。今日は相手のシュートをブロックする回数が多かったように思う。それは崩されていないことの証左だと思うし、本当に危なかったのは岩田のサイドを突破されてジネイのシュートがギリギリ外れたシーンくらいだったと思う。前半からきっちりと前線の選手のスタミナを奪ってることも地味に終盤に効いてるんじゃないかな。


今日良かったなと思う選手が2人。ギシさんと川西。ギシさんは何よりもさんぺーに合わせたクロスの質。去年J3をじっくりと観て、最近は大学サッカーをたくさん観て、個人の技術の差は色々なところに出てくるんだけど、一番質の差を感じるのはクロスだと最近思い始めてる。J1やJ2じゃなくても、ドリブルが速い選手、シュートが強い選手、FKがうまい選手等々はたくさんいるけど、クロスがうまいと感じる選手は本当に少ない。自分の後ろをフクが駆け上がる時間を作って、対面の選手に飛び込ませない間を作って、中をしっかりと確認して、そしてピッタリの距離とスピード。惚れ惚れするクロスだった。やはり90分出られないのは、若干物足りないところはあるものの、山形戦ではさんぺーへのアシストもあったし、局面でのうまさは頼りたくなるもの。


川西は前節の金沢戦からそんな感じがあったけど、守備面での貢献が目立つ。山形時代はそんなこともなかったように思うんだけど、今日も守備が良かった。ボールホルダーに対して寄せていくだけじゃなくて、ボールを奪いにいってる姿勢がいいと思う。ちゃんと足を出して相手を自由にさせない、あわよくば奪っちゃうよみたいなディフェンス。そこで徐々に持ち味を出せれば、少しずつ攻撃面で本来の良さも出せてくるんじゃないだろうか。元々はFWだったわけだからもっとシュートもみたい。林の不在はケガなのかどうかは分からないけど、川西が入って一つずつポジションを押し出す形で、コテもさんぺーもきっちりと役割を果たせてた。さんぺーの1トップを久々に見た気がするけど、やっぱりいいなと再確認した。1点は決めてほしかったけど。













最初は苦しいなと思ってた湘南→京都→松本→岐阜→名古屋の流れも今では楽しみだとハッキリと思える。いまこのチームのサッカーを観るのが楽しみで仕方ない。
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判断と質(8節金沢戦)

2017-04-15 23:27:29 | マッチレポート17'
山形戦が「勝てた試合」だったとすると、今日の試合は「勝たなければいけなかった試合」といったところだろうか。こじ開けるまでに苦労はしたものの、きっちりとモノにした試合運びには改善が見えたんじゃないかな。


最近は試合の結果よりもと言ってしまうと大げさかもしれないけど、それと同じくらいにどれだけボールを保持するサッカーで挑んでいけるかということが試合前に気になってしまう。金沢の前節岡山戦は最後の決勝ゴールがなかったとしてもしっかりと戦えていたという印象の好ゲームだったし、今日はかなり苦労するんじゃないかと思ってた。ところが、課題だった序盤からペースを握り、結局最後までその主導権を渡すことはなかった。愛媛戦の時も、手合わせをしてみて「これはヤバい」と感じた間瀬監督がリトリート戦術に試合中に切り替えたり、タイトなマンマーク戦術を標榜している柳下ツエーゲンにもボールを保持するサッカーで押し込むことが出来た。自分たちで思っている以上に徐々にこのサッカーが形になってきていると言っていいんじゃないだろうか。何よりもブラッシュアップしながらもきっちりと結果がついてきているのが素晴らしい。


3試合休んでいたフクが復帰。やっぱりノリ、フク、竹内の3枚が揃うと重厚感がある。ディフェンスの安定感はもちろんなんだけど、今日は特にノリがドリブルで持ち上がる回数が多かった。ボールを保持するサッカーをやろうとするとパスに固執してしまう雰囲気があるけど、スペースがあるならドリブルした方が効果的なわけで、とてもいい判断だと思った。とにかくパスにしてもドリブルにしてもある程度は相手を食いつかせないとチャンスは作れない。最近片野坂さんが頻繁に口にする「判断と質」のうち判断はまさにリスクテイクの話。ここはもう選手たちの鍛錬を信じるしかない。


一方で「質」の部分は今日も気になった。特に最後の3分の1の部分での質の低さが目につく。崩しまではいいのに、利き足のシュートが枠を捉えない、サイドを本業とする選手の利き足のクロスが大きく逆サイドまで飛んでいってしまう。こういうプレーはせっかく押せ押せのリズムになってもガクッとしてしまうからなくすのは無理にしても出来る限り数を減らしてほしい。ズバッと決めろ、ピタッと合わせろとは言わないけど、2次攻撃に期待を持たせるくらいにまではしてほしい。


ベンチワークが固定化してきたのも気になる。これがやれることだというところをまだ見せ切れていない川西や國分が使われ続けるのもどうかと思うし、監督が迷うくらいにそれ以外のメンバーはアピールしてほしい。特に姫野にはそんな空気をぶち壊してほしいと思うし、オレは鈴木惇のポジションも決して安泰だとは思っていない。それとコテの扱い。得点シーンの走り込みと落とし、それと國分に出したスルーパスともっとゴールに近いポジションの方が輝くんじゃないかと今日の試合を観ると思ってしまう。


次節はアウェイで湘南戦。14年シーズンほどの圧倒的な強さはないものの、それでもきっちりと2位をキープしてるところはさすが。金沢戦の後にそのまま湘南−岐阜を観たけど、今季観たJ2の中で一番面白い試合だった。今季大木監督に替わってショートパスを繋いでいくスタイルを徹底している岐阜が真っ向から湘南に挑んで大半の時間で主導権を握ったこの試合は次節に向けて示唆に富んでいると思う。大木監督はハーフタイムのインタビューで一言「勇気」と言い切ってたけど、オレも大事なのはそこだと思う。ハイプレスの餌食になるのか、もしくはここで勝ち点を取れるようなら真剣に昇格争いも見えてくるんじゃないだろうか。序盤戦の試金石と位置付けて間違いない大事な試合。楽しみだ。ちなみに今季の大分トリニータはまだ九州内でしか勝ち点を取っていない。そろそろ頼むよ。
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初志貫徹(7節山形戦)

2017-04-10 23:35:57 | マッチレポート17'
こんなにももったいない試合であっても微塵も片野坂さんや選手たちへの信頼は揺るがないわけで、今こそこのクラブスローガンを思い出すべきだと思いますよ。ここから先は楽しみばかり。恐いのは結果が出ないことによる方向性のブレだけ。今こそ初志貫徹。





強がりでもなんでもなくて、この試合から悲観的なものは何も感じなくて、本当にただ単純に試合が面白かった。そんな感想しか残らなかったな。NDスタももう4回目になるけど、このスタジアムのゴール裏は本当に観づらくて、多分国内で5本の指に入ると思ってる。だから試合をちゃんとした視点では観られていない。そんな中で思ったことが一つ。この試合を勝ちに持っていくためには一つじゃなく色々なたらればを実現していかなきゃならなかったんだろうけど、個人的に一番強く思ったのは試合の入り。それも序盤に失点を許したことではなくて、自分たちのリズムに持ち込むまでに15分くらいかかってることだ。主導権を握りたいサッカーを志向してるわけで、相手云々ではなくもっと早くに自分たちのリズムに持ち込めるようになってほしい。ここがなかなか改善しないなという印象。後半の面白さはその反動なのかなとも思うけど。


ごっちゃんで追撃、さんぺーで同点、林で逆転だったらこんなにも美しいシナリオはなかったし、林のシュートが一番決めやすかっただろうし、オフサイドも見逃してもらってたし、と色々な思いが巡るけど、それは誰よりも林自身が分かってると思う。交代ボードに自分の番号が刻まれてるのを確認すると、林はかなりのスピードでピッチを後にした。それは1秒でも早く交代して逆転をしてほしいからではなく、自分の不甲斐なさを隠し切れずに思いが先走ってるように見えた。伊佐も戻ってきてFWのポジション争いも激化してる。昇格争いが現実味を帯びてくれば、夏の移籍期間で外国籍選手の獲得がないとも言えない。だからあれを外してしまった林に次はやってくれるだろうなんてことを無責任に言うつもりはない。やるか、やれないか、そんな職業としてのストライカー像が林には一番似合ってる。じっくりと見たい。


それにしても後藤優介である。いまこの男への気持ちを一言で説明するのは不可能だ。ただ一つ言えるのは、大分が攻撃に転じた時に無意識に自分の目が後藤優介を探していることだけは事実。HOYOにレンタルで出た時も観に行った、J22に選出された時も観に行った、ずっと期待してた、というよりも時折見せる煌めきに期待せざるを得なかったという方が正しいかもしれない。でもそれよりもずっと多くの落胆もさせられてきた。こんな気持ちのやり取りをもう5年以上もやってきたから、「いよいよだ!」なんて特別に高揚したりもしない。もう手の付けられないようなところまで行っちゃって、一言「知ってた。」ってスカしたいだけ。





次節はホームに戻って金沢戦。序盤つまずいて昨シーズンをまだ引きずってるのかなと思ってたけど、前節の岡山戦で初めて今季の金沢を観た。中美を除くと攻撃陣にあまり恐さはないものの、ディフェンス面は組織的に守れててかなりソリッドな印象。「柳下監督の新しいサッカーを浸透させていくためには結果が必要だった」と決勝点を決めた廣井がヒーローインタビューで話す様は充実感たっぷりだった。かなり歯応えがあると思うけど、今のサッカーを試すには格好の相手とも言える。楽しみだ。




昨日は山形に行く前に福島に寄って、天皇杯福島県予選の決勝を観てきた。日帰りなのに、福島と山形をハシゴするとか我ながらアホだな。





去年の8月に福島戦を観に行った時にもチラシが配られてて行きたかったんだけど、予定が合わずに断念してて、今年はうまく山形遠征とハマったので念願の一戦が観られた。カードは福島ユナイテッド−いわきFC。去年は延長までいわきが食い下がるも何とか福島が王座を守ったようだ。いわきが7部クラブだということがやたらとクローズアップされるけど、そこにはあんまり意味を見出せない。成り立ちが全く違う県内のライバル同士の一戦という位置付けでいいと思う。



この一戦にJ3全勝で単独首位という付加価値を付けた最大の功労者の田坂監督。終始非常に大人しく戦況を見守っていて、誤解を恐れずに言ってしまうと、本気を出していないというか、優先順位を高くつけていないのか、自分のよく知る何としてでも勝ちにいこうとする田坂監督の姿ではなかった。むしろこのメンバーでよくJ3で4連勝出来たなという感想の方が強かった。リーグ戦はこのまま突っ走っていってほしい。







さて注目のいわき。サッカー自体はまあ普通のサッカーでそんなに印象には残らなかった。福島のやりたいことがことごとくハマらなかったという印象の試合で、もちろん7部クラブということを加味すればスゴいのかもしれないけど、試合自体は普通だった。いわきFCがどこを目指してるのかとかは分からないけど、スタンドに一般サポらしき人はわずかでアカデミー要員を大量投入してたり、アンダーアーマーの関係者っぽい人ばかりで雰囲気は完全に実業団クラブ。元気のいい社員っぽいおじさんが、「カンピオーネ」のメロディーで「がんばろーぜ、がんばろーぜ!」って歌ってるのにはさすがに失笑した。ノリが完全に運動会。

いわきと今治が今度どうなっていくかは注目。
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課題を1つ克服(6節愛媛戦)

2017-04-01 18:08:01 | マッチレポート17'
考え過ぎているのかあまりパッションを感じない試合の入りから先制ゴールを喫して最後は押し込むも敗戦というのが、今季ここまでの2敗と今日の93分までの共通点。どんな形であろうとそれを繰り返さなかったことは評価に値すると思う。大きな勝ち点1。


シーズン前から片野坂さんも懸念してた通り、土曜開催と日曜開催が混在する今季のJ2。今日は今季2度目の日曜→土曜という中5日しかない日程。今日の低調な内容といい、もう一つの徳島戦といい、やはり調整が難しいようだ。パスや細かいタッチといったイージーなミスが本当に多かったし、鈴木惇を筆頭にサイドチェンジはことごとく通らなかった。色々と戦術を練ったとしてもあれだけミスが多いと試合を優位に進めるのはちょっと難しいと思う。片野坂さんのコメントにもあったけど、しっかりとボールを動かすことで相手を走らせて、後半の運動量を落とさせたいという意図は今日もあったと思う。ただ今日の前半のボールの動かし方では相手もバテないし、あれは動かしたのではなく、ただボールを持っていただけ。特に失点して相手ゴール前のスペースを消されてからはボールを持てど何も出来なかった。狭い局面で崩していくアイデアやチャレンジは今のところまだないに等しい。1分以上我慢してボールを持ちながらも最後はやや捨て気味に縦に無理なパスを入れるということが何回かあったけども、それならもっとアグレッシブにゴールを狙う姿勢があっても良かったかなと思う。何人かの選手を除いてドリブルという選択肢を持たずにやっているような印象を持ってしまうけども、相手との間を外すために5m程度のドリブルはこういうサッカーでこそ重要だと思う。


前節の福森に続いて今節は伊佐も理由が分からないまま欠場。前半の林は落としの部分でさすがのところを見せたものの、後半はほとんど持ち味を出せていなかった。それでも最後に決めてしまうのはFWとしての本能なのかさすがとしか言いようがないけど、さんぺーがどうしても90分もたないことを考えると、林と伊佐は揃っていてほしいと今日のような展開だとなおさらに痛感する。


前節の愛媛の内容を観ていたら、ホームだし勝っておきたい1戦だったけど、とにかく勝ち点1を拾えたことを前向きに捉えたい。やっぱり上を狙いたいとも言い切れないし、残留が目標じゃ寂しいとも思うし、そのどちらの顔ものぞかせる現在のチームが今後どちらに振れていくのかとても楽しみ。まずはトップ11の順位表に食いついていきながら、じっくりとチームを構築していきたい。次節は今季のアウェイゲームの中でも最も遠距離となる山形戦。過去にここでいいゲームをした印象もないし、間違いなく厳しいゲームになるでしょう。古巣対戦となる川西の活躍に期待。


怜のケガの程度が重くありませんように。
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我慢強さの勝利(5節熊本戦)

2017-03-26 21:30:55 | マッチレポート17'
多分今季はスペイン人監督のチームにしか負けないから38勝4敗の勝ち点114のぶっちぎりで優勝するわ。自動昇格だわ。


熊本の前節福岡戦を観ていて、今日はもっと苦労すると思ってた。熊本の勤勉なハイプレスにもっと苦労すると思ってたけど、我慢強くそして心折れずにチャレンジし続けた監督と選手たちに拍手を送りたい。個人的にここがポイントだったと思うのは、竹内のハンドっぽいブロックでCKに逃れたプレーのきっかけとなった黒木のパスミス。今までであれば、あれだけ狭い局面でパスを付けられた選手は前に大きく蹴り出すのが関の山だったけど、黒木はそこでまだ展開しようと横にパスを送るもズレて相手に渡りピンチとなった。正直に言って、このミスをきっかけに全体的に消極的になって蹴る展開が増えるかなと思ったけど、その後も心折れることなく、果敢にパスで崩しにかかった。ここで徹底出来たことがこの試合の勝ち点よりも大きい収穫だと思ってる。危ないシーンもあったけど、ある程度相手を食いつかせることが出来なければ、効果的なビルドアップなんて望めないわけだし、監督が求めるサッカーに意欲的に取り組む選手たちを支えたいと思う。きっとこれからのシーズンで安い失点をしてしまうこともあるかとは思う。でもそれ以上にアグレッシブなサッカーから得られるものは大きいはずだし、ミスがあってもグッとこらえて、野次などはお控えいただきたいと心の底から思う。ちなみにポゼッションというとパスばかりに注目がいくけど、終盤に相手のプレスが緩み始めると、コテがパスを受けてからスッと5mほどドリブルで進んで1枚はがすシーンが何度かあった。これがすごい効果的だと思ったし、こういう判断はとても大事だ。最終盤に同点に追い付きたい熊本が猛攻撃出来なかったのも、地味に序盤からパス回しで走らせてたからっていうのもあると思う。まだこの部分は優先順位としては低い効果なのかもしれないけど、今季最後に大分の選手がヘロヘロになる展開の試合が少ないのと無関係じゃないと思うんだよね。


熊本の最終ラインに多数のケガ人と出場停止があったわけで、1点では物足りないのが正直な印象だけど、それでも前線の選手たちから感じる期待感は日に日に高まっている。さんぺー、伊佐、ごっちゃんはもう3シーズン目になるので、本当に連携がいい。ゴールシーンのごっちゃんのシュートのこぼれ球にただ一人反応してたのは伊佐だったし、後半にさんぺーがヒールで後ろの伊佐にラストパスを送ったシーンも素晴らしかった。中でもごっちゃんの力強さにワクワクする。当たり負けすることもほとんどないし、今日は2人まとめてドリブルでちぎるなんてシーンもあった。ゴールシーンも中に入りすぎずインサイドのレーンに位置取って、完全にマークを外してたし、いよいよ9番らしくなってきた。伊佐も唯一の複数得点者となったし、まさかさんぺーの2つの決定機逸にガッカリするような試合がこんなにも早く来るなんて去年は思いもしなかったよ。林もこのまま黙ってるわけないだろうし、ゴリゴリに争ってほしい。


今日が大分移籍後初出場となった黒木がとても良かった。これまでベンチ入りすらなかったというのが嘘のように躍動した。特に伊佐がオフサイドを取られたシーンのラストパスはコース、スピード、タイミング全てが素晴らしかった。木曜日のW杯最終予選の酒井宏樹が久保に送ったパスを彷彿とさせるものがあり、テレビの前で思わず声を出してしまった。岩田や怜のようなロングスプリントを繰り返せるようなタイプではないかもしれないけど、ボールの扱いがとてもうまいし、ここで出てきてほしいというタイミングで必ず前線まで顔を出すうまさがある。毎試合後にここのポジションの争いが激化してきたと書いてるような気もするけど、サイドも人材が豊富になってきたよ。いいよいいよ。


アウェイゲームにもかかわらず、今日は非常に聞いてて気持ちいいDAZNの実況と解説だった。特に解説の小林さん(元鳥栖)は注目選手に伊佐を挙げる等よく見てる感があったし、うちのビルドアップに対して度々好意的なコメントを出してくれていた。大分界隈で最もポジション争いが激化してないのってこのポジションなんじゃないかという漠然とした思いが今日の解説を聞いてて確信に変わった。注目選手にファンタジスタっぽい選手挙げときゃいいだろみたいのもういらないから。


次節は愛媛FC。昨晩はAマッチウィークでプレミアリーグがなかったので、トリニータの今節の試合を観る前に愛媛の今節の試合を我慢出来ずに観てしまった。今季観た対戦相手の前節の試合の中では一番出来が良くないと思った。有田が途中投入されてからかなり良くなったりとか、愛媛とは久しぶりだけど、間瀬さんとは半年ぶりだから油断ならないとか、色々と気は抜けないけど、十分にやれる相手だと思う。ちなみに新年度初日の4月1日にホームで愛媛FCと対戦するのは12年シーズンに続いて2回目。さらに3勝2敗の勝ち点9で試合を迎えるのも同じシチュエーション。そして試合はどうだったかと言うと、セットプレーからさんぺーのヘッド1発(確か)で勝った。さらにさらに12年シーズンといえば、昇格の年・・・ ってとこまではうまくはいかないだろうけど、こんな偶然な巡り合わせもあるんだね。
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スペイン風邪こじらせ中(4節徳島戦)

2017-03-18 17:14:28 | マッチレポート17'
4節を終えて2勝2敗の勝ち点6。まあまあでないかな。2敗はいずれもスペイン人監督のチームに前半低調で後半盛り返すも届かずというスコアが同じなら、内容もほとんど同じというもの。味スタの教訓を活かせなかったというところが今日の試合の一番の悔やむべきところだと思っていて、試合自体は決して悪かったとは思わない。


前節からは林のところに伊佐が入ったのが変更点。点を取りにいかなければならない展開で最後まで林を使わなかったところを見ると、林はコンディション不良だったかな。後半序盤のシュートシーンは決めてほしかったけど、伊佐自身も悪くなかったし、さんぺーやごっちゃんとの連携も悪くなかった。組み合わせやメンバー選考に片野坂さんがもっと悩むくらいにポジション争いをしてくれれば、チームの底上げに繋がる。勝ったり負けたりだけど、前線の期待感は引き続きある。あとは國分がデビュー。正直に言うと、ごっちゃん下げた時は「え?」と思ったけど、國分も面白かった。鋭角に入れたラストパスなんかはファンタジスタっぽい雰囲気だったし、サイドというよりは真ん中あたりで使うと面白いのかな。


解説のもう焼肉屋さんでもない人は徳島の監督が3バックに変更してから大分が攻勢に出始めたみたいに言ってたけど、単純に徳島の運動量が落ちてきた時間帯だったんじゃないかと思ってる。徳島は前半からかなり強度の高いプレッシングを続けてたし。ヴェルディも徳島も(多分今後上位にくるチームも)圧倒出来る時間は長く見積もっても45分で、どちらの試合も後半は押し込んだことを考えると、負けた試合はチームとしての最大値の使い方や配分に失敗している印象がある。相手の45分を悪いなりに無失点に抑えられていたら、自分たちの45分に何とかしてこじ開けられてたら、この辺が目下の最大の課題なのかなと思う。


唯一の失点となったシーンは混戦だったので何とかかき出したかったという精神論に走りたくなってしまうけど、ペナ内に何人も侵入させてしまうきっかけとなったバイタルエリアで右に付けられたパスが全てだったように思う。ボランチがバランス悪く中途半端に食いつきすぎてしまった結果、フリーの選手を作ってしまい、ボールが転がる先々で後手を踏んでしまった。攻撃面でもボランチが効果的にビルドアップに絡めた時は大きなチャンスに繋がっていることが多く、今のサッカーをブラッシュアップしていくにはボランチの質の向上は避けては通れない。今日先発した2人がベストだとはまだ決められないだろうし、特徴の異なる選手がたくさんいるからここもまだまだ上げていきたいポイントだと思う。


隠し切れないほどの悔しさがにじみ出る試合後の片野坂さんのインタビューはもっとやれるという手応えの裏返しでもあると思うし、片野坂さんの手腕には本当に期待してる。そこに片野坂さんの言う選手たちの判断の質の向上が相まってくれば、残留だけでなくもっと上が目指せるチームになると思う。今はこのチームの成長をじっくりと見守りたい。
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徐々に右肩上がりに(3節山口戦)

2017-03-12 23:56:01 | マッチレポート17'
前節ヴェルディ戦は後半に修正。今節は前節の敗戦から修正。負けたり、調子を落としてもちゃんと修正が出来そうなチームであることが頼もしい。


リーグ戦で初対戦となったレノファ山口。新旧J3チャンピオン対決。開幕戦の岐阜戦と前節の福岡戦の2試合とも観た。圧倒的に岐阜に支配されながらも2ゴールで勝ち点1をもぎ取った開幕戦、逆に福岡を押し込み続けながらも2ゴールを許し勝ち点0に終わった第2節。どちらが本当の山口なのか測りかねるところがあり、どんな試合になるか想像がつかなかった。蓋を開けてみれば、このスタイルでのサッカーに一日の長がある山口がボールを支配する展開となったものの、いわゆるラストパスの部分に恐さがないというか、適当というか、これは危ないっていうシーンは前後半1回ずつの上福元の好セーブに救われたところくらいだった。あれだけのメンバーが変わりながらチームスタイルをほとんど変えていないところは感心するけど、まだ去年のサッカーを思い出しているところくらいで、どうやってゴールを決めるかはこれから熟成させていく段階なのかな。シーズンの早い段階で当たれたのは幸運だったかもしれない。


前節から3人のメンバーを変えてきた片野坂監督。週中に代表で抜けてたこともあり岩田→山岸で怜と左右をチェンジ。エルゴラの予想では岸田となっていたので、山岸起用は意外だったけど、岩田や怜とは違う持ち味で良かった。ボランチは姫野→鈴木惇。山口が2戦ともにセットプレーに弱いところを見せていたので、高精度のプレースキックを持つ鈴木惇の起用は納得。思ってた以上に守備も良かったので、ボランチの激戦区ぶりがハンパないことに。そして一番意外だったのがGKの高木→上福元。高木は開幕から2戦続けて失点はしていたものの、セーブ、フィード、足元での繋ぎ、カバーエリアと高水準なところを見せていただけにしばらくは不動かなと思っていたところに上福元の起用。しかしその起用に好セーブで応えた上福元も素晴らしかった。前半のは本当にビッグセーブだった。途中出場した姫野は自分の良さをフルパワーでアピールし、伊佐も林、さんぺーに先んじて今季初ゴールを決める等、3節にしてメンバー選考が混沌としてきた感がある。


今日はフク(not福元洋平)をMOMに推したい。前半最も作りの良かったさんぺーのシュートで終わった攻撃でも山岸の大外を豪快にまくっていって可能性のあるクロスを入れていて、とても良かった。そしてそれをさらに上回る圧巻の60mドリブル。決して華麗にとは言えないけど、その豪快さに相手がひるんだところはあると思う。ラストパスを出す前でグッと内に進路を取ったところで勝負ありだった。そしてこれ以上ないパスの精度。あのスピードの中で枠に流し込んだ伊佐もうまかったけど、8割方フクのゴール。守っても今季初完封と文句なし。正直に言って、大分がずっとJ2より上のカテゴリーにいたら、フクの開花はもう少し遅れてたかもしれないとよく思う。今日素晴らしいゴールを決めたごっちゃんもそうだし、J3に落ちたことは悪いことばかりではなかったなと今なら思える。


今週末は生で観ていたサッカーで4本全てPKが決まらないという本当に奇跡みたいことになってる。昨日はガンバ−FC東京で大久保、その後のプレミアリーグのボーンマス−ウエストハムでは、キングが1本、アフォベが1本で3本連続失敗で今日を迎えていた。林がPKを獲得した瞬間に悪い予感がしないわけないよね。まあ失敗するよね。「あー。。」とかすら思わなかったよね。勝ててホント良かったよ。でもPKを獲得したプレーは良かった。キレイに崩すだけがサッカーじゃない。ああやって強引にゴールに向かう姿勢が林の良さだと思う。クソ雑魚野郎も決めたことだし、さあ次は林の番だよ。


やりたいサッカーの3割も出せなかったと思うけど、スコア上は完勝とも言える試合が出来ること。これは本当に素晴らしいと思う。鈴木惇の試合後のコメントに前節の教訓が活かされてることがよく分かる。4→3→4ときて、次は多分3。ディフェンダーの枚数でサッカーをするわけじゃないけど、苦労しそうだなという予感はする。1つ1つ課題を克服して、徐々に右肩上がりでいきたい。
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もったいない前半(2節東京V戦)

2017-03-05 21:46:29 | マッチレポート17'

低調だった上に失点までしてしまった前半の分を後半で取り返せなかったという負け試合としてはよくあるパターンの試合だった。そんなに悲観する内容でもないし、切り替えてホーム開幕戦で勝ってほしい。試合後のゴール裏の激励は選手たちに伝わってるように見えたし、次はやってくれると期待してる。


悔やむべきは決め切れなかった最後の質よりも勇気を持てなかった前半だと思う。アウェイだし、慎重に試合に入るのは悪いとは思わないけど、それなら絶対に失点は防がなければいけなかった。3−4−3同士で完全にマッチアップするので、誰の前にも必ず最低1人は相手選手がいるわけで、それを剥がしてやろう、突破してやろうという気概を持ってチャレンジする選手がいなかったのが残念。林が永田にきっちりと抑えられてて、福岡戦の時ほど縦パスが入れられなかった。ハーフタイムの修正後は裏を狙うようになり、思ってたよりヴェルディDFラインがそこへの対応が拙かったのでチャンスを量産出来たけど、結局福岡戦の課題であったラストパスから先の精度は一朝一夕に改善するものではなかった。「あとはクロス。本当にクロス。」と本人が言うように今日も目の前の選手にぶつけまくった岩田、縦に一度も仕掛けないためカットインの効果が全くない松本怜(松本さん振れ幅デカ過ぎ。。)、奪うまでは本当に素晴らしいもののその後が効果的でない姫野あたりに代表されるようにやっぱり技術的に低い部分が今日のような完全マッチアップの試合だと隠し切れずに露呈してしまう。後半にある程度リスクを背負って前に出れば攻撃は活性化したわけで、前半からもっとアグレッシブに入っていたらどうなっていたかと思わずにはいられない。42試合もあれば、こんな試合もある。2節までのスタメンがベストメンバーでないことが分かってチーム内の活性化にも繋がるし、試合運びの部分も十分に準備をして試合に入りたい。



レベスタで横から見てる時は気合いを入れるためにほえてるのかと思ってたけど、サポーターを煽ってんだね。これいいね。失点シーンは1本目がビッグセーブだっただけに周りのDFも含めて何とかかき出したかった。



長崎つながりの翔平と梶川。梶川は途中出場で入ってきてすぐに関学つながりで福森とも手を合わせていた。



こちらはガンバつながりでフタさんに挨拶に行く川西。



最近の対戦クラブはニータンを台車に乗せておけば「いいね」が稼げると思ってるフシがありませんかね?



試合後のインタビューを見てて気付いたんだけど、ヴェルディの通訳ってもしかして菅原智?あの世界最速退場記録を持つ菅原智?



ということで切り替えきりかえ。アウェイ連戦だったにも関わらず、自動昇格圏までたったの勝ち点1差。絶好のスタートじゃないの。さあ、ホームで巻き返すよ。
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開幕連勝を目指して

2017-03-04 21:43:06 | トリニータ
明日は第2節・アウェイで東京V戦。

開幕戦があれだけいい内容と結果だと次の試合までワクワクして待てないもんだけど、今週は転勤族の宿命でもある人事異動の内示がある週だったため、それでソワソワしてて何となくトリニータのことが頭から抜けていた。結果的には異動はあったものの転居の必要がない異動だったため、4月からも東京住まいが決まった。異動が出て心の中の懸案事項がなくなった瞬間に頭の中はトリニータ一色に。急に降ってわいたように明日の試合が楽しみになってきた。そりゃそうだ、あれだけ期待感のふくらむ開幕戦だったわけだから。


対戦相手の東京ヴェルディは開幕戦をアウェイ徳島で戦い、0−1で落とした。ヴェルディは開幕戦では大分と同じ形の3−4−3を採用。さらに対戦相手の徳島も同じ3−4−3だったために今節を分析する上では非常に参考になる試合だった。今季突如としてJ2に吹き荒れ始めたスペインの風。その一人であるヴェルディのロティーナ監督の「相手によって戦い方は変えない」というコメントが試合中に紹介されていた。これをそのまま受け取るとすると、なおさらに徳島戦を参考にスカウティングがしやすいんじゃないだろうか。徳島戦の全体感としては徳島の積極的なプレッシングに攻撃の形をほとんど作れないままに試合を終えてしまったような印象。勝ち点なし、得点なし、やりたい形もほとんど見えず、まだ両目ともに開いていないというのが今のヴェルディの状況だと言える。


この試合のキーバトルはヴェルディの右サイド・中野と金沢から移籍してきた徳島の左サイド・馬渡のマッチアップだった。ここで完全に主導権を握られたヴェルディは前半から何度もピンチを招く。多分中野は11番という背番号が物語る通り、ディフェンスはそこまでやってこなかったんじゃないかな。いわゆる本職ではないという意味で。この試合の唯一のゴールもそこを突破されたところから決まったもの。3バックシステムの両ワイドは攻守両面でかなりたくさんのタスクを求められるだけに若い中野にとってはちょっと荷が重そうな感じ。対面することになるうちの怜は絶好調だし、この部分は多分ヴェルディも手を入れてくるとは思うけど、もしそのままなら徹底して突いていきたい。ただゴールにつながるきっかけとなったカルリーニョスのロングフィードはスーパーなレベルのものだったので、参考外だとは思うけどね。


ヴェルディはCKの守備がゾーンマーク。別にマンマークの方が優れているとは思わないけど、相手がゾーンマークなら期待したいのが竹内。竹内のセットプレーのゴールで印象深いのは後方から助走をつけて高く飛んで点で合わせるヘッド。相手がゾーンならよりハマりやすいんじゃないかと思う。


去年南長野で対戦した時に「全然衰えてないなぁ」と唸ってしまうくらい良かった橋本、高校2年生の頃から見てて順調に成長して去年はほとんどトップチームに帯同していた渡辺皓太、去年長崎でキレまくっていた梶川、今季は柱になるであろう高木兄弟といい選手は多い。開幕戦の内容がさっぱりだったためホーム開幕戦での反発力にも警戒したい。ちなみに新戦力分析の第4弾として古巣対決となる鈴木惇の下書きを用意してたんだけど、冒頭に書いた通り今週はそれどころじゃなかったので残念ながらお蔵入り。鈴木惇が出るのかも含めてスタメンも楽しみだ。

これまでも嫌というくらい思い知らされてきたけど、いい時ほど手痛いやられ方をする。十分に気を引き締めて、そして楽しみたい。
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好発進(1節福岡戦)

2017-02-28 00:45:15 | マッチレポート17'

『これが大分のやり方かぁー!!』


しっかりと見させていただきました2017シーズン版大分トリニータのサッカーをね。


前日に今季のやりたいところが見られればいいと書いたけど、それが叶っただけでなく昨季J1の福岡、それもアウェイで勝ち点3まで付いてきたわけだから文句のつけようのない好発進。劇的さで言えば、昨季の藤枝戦と同じくらいだったかもしれないけど、内容も加味するとここ数年でも3本の指に入るくらいのナイスゲームだったかもしれないと思ってる。本当に最高だった。


新加入の選手たちが少し驚くくらいに繋ぎにこだわっていたという今季のサッカー。まずは選手たちが自信を持ってそのサッカーの成熟に取り組めるという意味からもこの開幕戦の内容と結果は大きい。何よりもまず観ていて楽しい。このサッカーを支持したい一番の理由はそこにある。きっと長いシーズンの中では自陣で引っ掛けられて失点というシーンも出てくるでしょう。でもそんな時でも我慢して勇気を持ってこのサッカーを貫けるか。監督も選手もサポーターも試されてると思う。貫きたい。


昨日の試合に限ったわけではないけど、勝負は紙一重だと思う。キックオフから10秒ほどでこの試合のキーバトルになると思われたウェリントンと竹内のハイボールの競り合いのところでファールを取られた時は嫌な予感がした。さらに笛を吹いた後に今村主審の右手がポケットに入りそうな動きを見せた時は本当に肝を冷やした。でも竹内がさすがだったのはその後。ベテランらしく徐々に落ち着きを取り戻すと、ウェリントンに競り勝てなくてもいいところには落とさせないようにきっちりと体をぶつけて対応出来てた。それは両脇を固めるフクにもノリにもうまく伝わっていったように見えた。ウェリントンは今季のJ2のビースト系CFの中でもトップクラスだと思うので、ここに3人ともがしっかりと対応出来たのはかなり心強い。


序盤は動き自体が固くうまくボールも動かなかったけど、前半の終わり頃から狙い通りのパス回しで相手ゴールに近付けていた。福岡4バック、大分3バックとフォーメーションにギャップがあったため、ワイドが目一杯サイドに開くことで相手の守備陣形のコンパクトさを失わせ、間を通す縦パスの道筋を確保するというのが狙いだったんじゃないかなと見てる。実際にフクorノリからグラウンダーのパスで林に縦パスが入る回数は多かった。さらに、最終ラインの3枚にヒメ(前田)かコテのどちらかが加わり4枚でウェリントンと松田力のフォアチェックをかいくぐると福岡のプレスにはその後の連動がなく、面白いようにサイドに展開出来た。後半はさすがに井原監督が修正してくるかなと思ったけど、この傾向は後半より顕著になったところを見ると福岡はサイドは捨てて、中を4枚以上で固める戦術に舵を切ってきた印象だった。残念ながらクロスの精度、中との連携いずれもイマイチだったため、チャンスが多くあった割にはサイドのクロスから決定機を演出することはほとんど出来なかった。2014年最終節の先制点となった林容平の右からのクロスに飛び込んだヘディングゴールは彼のゴールの中でも一番好きなゴールなので、次節以降は林の迫力のあるニアへの飛び込みに期待したい。ちなみに試合前のアップで、サイドのクロスに中が合わせるという練習をよくやると思うんだけど、昨日見てたらクロスにボランチの2人が合わせる練習をしてたので、サイドで主導権を取って、そのクロスに枚数を増やして飛び込みたいという想定は十分にしてたのかもしれない。


パス回しが以前よりもスムーズになった。特にノリのパスを受ける前の動きを見て、かなり訓練されてきてるなという印象を持った。相手選手が寄ってくる→横の選手にパスをつける→相手選手の裏側(つまり相手ゴール寄り)に弧を描くように動き出してまたもらい直す、というのを何回か見せてて、これは4バックのCBだった時には見られなかった動きだなと思った。ノリもフクも2人とも前線まで何度か顔を出したように持ち場を捨ててでも攻撃に厚みを持たせる動きが出来てたと思う。もちろんそこにはボランチの賢いフォローの動きがあるからだけども。開幕戦で情報も少ない中で個の力では勝ると思われた福岡が相手だっただけに、少々面食らって1試合を通して修正が出来なかったという可能性が一番高いと思ってる。このサッカーをお披露目した後で、さらに福岡よりも個の力が劣るクラブ(大半がそうだと思うけど)は当然のことながらフォアチェックの強度を高めてくることが予想されるわけで、それをいなせれば本物だと思う。



誰が先発の座を勝ち取るか全く分からなかったGKのポジション。開幕戦は高木が勝ち取った。1試合を通して見ててここは恐いなと思うようなところが全くなくて非常にアベレージの高いGKだという印象を持った。千葉時代はもっとビッグセーバー系のGKだという印象だったけど、キャッチング、フィード、カバーエリア、野太いコーチングと申し分なかった。駒野のFKから失点はしたけど、アレは致し方ないと思う。駒野の前半ATの直接FKといえば、シャムスカラストマッチのヤマハもそうだったなと一瞬でフラッシュバックしたけども、あれから8年も経つのにキレ味の衰えない駒野はさすがだなと思った。



見せ場らしい見せ場はそこまでなかったけど、相変わらずの収まりの良さに頼もしさを感じた。試合開始から一気に押し込まれて苦しいなと思ってるところで5分くらいだったか、最初のくさびのパスを収めて相手のファールを誘っていったん流れを切ってくれた時はこれぞポストプレーヤーの鏡だと唸ってしまった。林を含めた前線の3人の連携は初の公式戦とは思えないくらいにスムーズな流れを見せるシーンが何度かあった。特に前半のごっちゃんのシュートでフィニッシュしたシーンは手数少なく効率的で可能性を感じた攻撃だった。まだまだ上げてきてくれると思う。次節は味スタでヴェルディ戦。多分FC東京サポーターが1万人くらい応援に来てくれると思うから、林さんのワンマンショーにしちまおうぜ!



今回のスタメンの中で最も意外だったのがコテのボランチ。そしてかつてコテに持ってたイメージを根こそぎ覆されるようなプレースタイルに新鮮な驚きを覚えた。軽快さと頼もしさを兼ね備えたような唯一無二のスタイル。ヒメと組んでも、前田と組んでもプレーのリズムが異なるのがいいと思った。ダブルボランチの異なるリズムがとてもいいアクセントになっていた。鈴木惇と組んだ時にどんな風になるのかも見てみたい。もちろんヒメも最高だった。交代直前に立て続けにボール奪取から相手のファールは誘った時間帯は痛快の一言。ボランチのスタメン争いから目が離せない。





黙々と守備に勤しむルーキー時代の印象から一気に「持ってる男」へ変貌を遂げつつあるノリさん。カッコいいぞ!



そして何と言っても松本さんである。そう、怜さんである。あの岩田でも足をつってしまうくらいにワイドのプレーヤーに負担を強いる展開となった昨日の試合。苦しさのピークだったであろう後半ATに城後にカウンターを食いそうになったところで見せた怜さんの超絶ネガティブトランジションは驚愕の一言。映像で見ると一部切れちゃってるけど、あれこそスタジアムで見るべきプロの業。そしてさらに返す刀で押し込んで決勝ゴールに繋がるCKも怜さんがゲット。あの時間帯にあれだけの強度を持てることこそ怜さんのストロングポイントだと思う。ジャスティスで滑り倒して、恐いものがなくなったのか、吹っ切れた怜さんからもう物足りなさを感じることはなかった。









永芳からは注文が付いてたけど、いつも以上にキレのあったさんぺーダンス。そう、オレたちは「踊るキミが見たいのだ!」



試合前のアップ後、ポツンと置き忘れられてたドリンク用のバッグを坂井達弥が抱えて小走りで帰ってくる姿を見て、絶対にいい奴だなと思ったよ。



もちろんこれで終わりにしたくないけど、何試合通ってもなかなか出会えるようなもんじゃないレベルの試合だったと思う。スタンドをギッシリと埋めて選手たちをバックアップしたサポーターたち。そしてそれに内容と結果で応えた選手たち。立ち上がりはしないものの、メインスタンドのサポーターも終盤は手拍子で加勢。最後のCKの時の雰囲気はいま思い出しても鳥肌がたつ。最高の試合だったけど、これを今季のピークにはしたくない。今季の大分トリニータのサッカーがたまらなく楽しみになってきた。
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2017シーズン J2開幕前夜

2017-02-25 22:39:15 | トリニータ
今日J1が開幕し、いよいよ明日J2が開幕する。J3だった昨年は2月に早々に開幕する上のカテゴリーを指をくわえて見てるしかなかったから、まずは開幕の日に試合があるということだけでちょっと満足してしまっているようなところがある。気を引き締めねば。


各媒体の予想スタメンをチェックした。最も予想外だったのはボランチの組み合わせ。福岡戦ということで鈴木惇が出られないことも影響してるのかは分からないけど、コテと前田の組み合わせ。コテが中盤の底にコンバートされてきたことや昨季一気に出場機会を増やしたヒメが外れたことの両方で驚きだった。それ以外は3バックなんだなということくらいで、メンバーはある程度予想通りかなというとこ。今月号のWGのさんぺーと林のやり取りが抜群に面白かったので、ピッチ上での2人の連携にも大いに期待したい。


今日のJ1で初めてDAZNのライブ放送を観たけど、正直に言って心配。安定してる時間もまあまああるけど、他の会場の試合が全て終わってそこに集中したのが原因だと思うけど、大宮−川崎戦の後半戦の頭はもうほとんど機能してなかった。J2だから観る人も少なくて安定しそうならそれはそれでいいけど、根本的な解決ではないから、まずは少々の画質には目をつむるから、何とか安定させてくれ。がんばれ、DAZN!


エルゴラで開幕戦の各チームの予想スタメンを見たけど、今季J2の22チームのうち3バックを採用しそうなのが13チームと何と半数を超えた。この辺もややトレンドに変化が出始めてるのかなと感じるとともに毎試合戦術を変えるような戦い方はちょっと向かなそうだなと思う。あとスタメンに外国籍選手が1人も入っていないチームがうち以外にも熊本、水戸、山形、町田、山口、金沢と意外と多い。


軽くJ2の昇降格予想でもしとこう。Aクラス(6チーム)、Bクラス(10チーム)、Cクラス(6チーム)にまず振り分けてそこから詳細の順位を振ってみた。

昇格予想

1位 アビスパ福岡
2位 湘南ベルマーレ
3位 京都サンガ
4位 名古屋グランパス
5位 大分トリニータ
6位 FC岐阜

自動昇格予想は福岡と湘南の2チームが出戻りと予想。福岡は何と言っても選手層が厚い。あえてウィークな部分を挙げるとするとキム・ヒョヌンの抜けた最終ラインかなと思うけど、一方でアタッカー陣はめちゃ豪華。さらに三門、ダニルソンの中盤センターは強烈。この中盤はJ2レベルではなかなか攻略出来ないんじゃないかな。湘南は秋野、野田あたりの補強に好印象ってのもあるんだけど、昇降格を繰り返すエレベータークラブの超長期政権の未来が単純に気になる。

PO圏の最上位は京都。プロでの監督キャリアは初めてとなる布部さんが新監督となるわけだけど、井原さんを見てるとネルシーニョ監督の下で勉強してきてから監督になるといい成績を出しそうな雰囲気がある。京都の最終ラインの予想が右から石櫃、牟田、闘莉王、本多になってるんだけど、この4人全員直近のキャリアが名古屋→京都なんだよね。名古屋にだけは絶対に負けなそうだし、名古屋の上に持ってきた。名古屋は4位で、さらにJ2残留と予想。確かにいいメンバー揃ったと思うけど、今までの1年で帰っていったサプライズクラブたちと比較するとそこまで豪華じゃない。未知のブラジル人が3人とも大当たりだったりすれば変わってもくるかもしれないけど、エルゴラの予想スタメンにそのブラジリアントリオが1人も出てこないし、頼みの田口がケガ、風間さんの川崎での1年目の成績も加味するとズッコケ要素満載なのはまさに名古屋。ちなみにそのエルゴラの予想スタメンで八反田が3バックの最終ラインに入ってたり、杉森のコメントが「J1初ゴールを狙う」とかもう番記者さんもメチャメチャだし、クラブの混乱はこんなとこにも反映されている。5位は大分。何か?6位はサプライズ枠で岐阜を挙げとく。大木監督、長島HCと充実の指導者陣。大卒、移籍ともに補強もなかなか面白かった。そこそこ面白い順位に突っ込んでくるんじゃないかな。


降格予想

21位 水戸ホーリーホック
22位 ロアッソ熊本

補強に魅力的なところがあまりない上に清武弟が抜け、さらにニューイヤーカップでJ3の北九州にボコボコにされてるのを見て熊本は即決だったけど、21位は水戸、讃岐、山口でめちゃめちゃ迷った。最後は消去法的に昨季からの上積み要素がないという点で水戸にした。


ま、どうせ当たらんよ。予想というより妄想だから。



ということで明日はレベスタ行きます。福岡に行くのは5年ぶりくらいだと思うので楽しみ。昇格予想でも1位に推しただけに明日は厳しい試合になるとは思うけど、大分が、片野坂さんが今季まずはどんなサッカーがしたいのかそれだけでも分かればいいかな。どうせ高揚して寝られないと思うから、もうちょっと夜更かしして明日のシミュレーションでもしとこうかな。
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デンソーカップ チャレンジサッカー

2017-02-20 00:29:45 | トリニータ


デンソーカップ チャレンジサッカーを観に刈谷へ出撃。日本全国の大学サッカー界の好選手が一度に観られる見本市的な素晴らしい大会。出来れば1泊して2日ほど観たかったけど、まあそんなに好き放題は出来ないので、最終日の今日だけで全日本、関東A、関東B、関西と4チームが観られた。



全日本選抜は何と言っても岩武くん。高校時代の活躍からこれくらいは十分に予想出来たとはいえ、それでも順調なステップアップぶりだ。今や多くの好選手を輩出する大学サッカー界の選抜チームで堂々と右SBのレギュラーポジションを獲得。本当に素晴らしい。












チーム戦術と思われるけど、あまり頻繁にSBが上がることはないため、最終ラインに張り付いてる時間が長かったけど、非常に堅実でディサロや鈴木国友といった個性豊かな関東Aのアタッカー陣とバチバチにやり合っていた。高校時代よりも体も少し厚みが出た感じがあるけど、相変わらず体幹がしっかりとして相手の寄せに負けない強さを90分通して見せていた。

これだけの注目選手が集まる大会なので、Jクラブのスカウトもかなりの数が来てる。今日分かっただけでも宮さん(FC東京)、慎吾(京都)、寺川(新潟)と大分に縁のあるスカウトも多く来ていた。ここ数年の明治の最終ラインでレギュラーだった選手、デンチャレでレギュラーだった選手を見れば、岩武くんもまず間違いなくかなりのJクラブから注目されていると思われる。


ちなみに同じ全日本選抜で逆サイドの左SBの小池裕太(流通経済大・2年)を比較対象にしてみると、新潟ユース出身の2年生で昨年鹿島に特別指定され、ルヴァン杯で既にプロデビュー済み。岩武くんと重なる部分が多く、普通に考えると岩武くんが今年もうどこかの特別指定として登録されてもおかしくない。理想を言えば、大分に帰ってきてほしいけど、こういう時に九州にあるクラブはとても不利だ。そして多分うちよりもずっといい条件を提示出来る、いい環境を提供出来るクラブからも声がかかるだろう。心の準備はしとこうと思う。

岩武くんは今大会のベスト11は逃したものの、この後のドイツ遠征と日韓定期戦のメンバーには選出されていた。今年の夏はユニバーシーアード。このまま順調にいって、是非とも日の丸を付けて戦ってもらいたい。






抜群のバランスだった重廣卓也(阪南大・3年)と柴戸海(明治大・3年)のダブルボランチ。特に重廣は広範囲に動き回って存在感がかなりあった。インカレでも見てたけど、こんなに戦える選手だと思わなかった。この2人は早々にプロ入りが発表されるでしょう。何の情報もないけど、柴戸海は甲府か仙台に決まる気がしてならない。





途中投入で劇的な決勝ゴールを決めた鈴木国友(桐蔭横浜大・3年)。その勝負強さはもちろん素晴らしいんだけど、そのゴールよりも少し前に左サイドで最終ラインにコンバートされてた柴戸海をドリブルでちぎったシーンの方が印象的だった。動ける183cmは魅力的だ。


優勝が決まって喜び爆発の関東A。きっとオレたちだって全日本でやれる力はあるっていうプライドの証明みたいなもんだったんだろうね。




第1試合は関西−関東B・北信越の一戦。後半はやや消えてしまったものの、前半は完全に石川大地(桐蔭横浜大・3年)の独断場だった。



大分U15出身の野口航(筑波大・3年)もボール際のトリッキーなプレーでスタンドをわかせること数度。



関西選抜で気になったのは末吉塁(大阪体育大・2年)。末吉に塁と大分サポーター的には親近感を感じる名前だけど、スピード豊かな左のサイドアタッカー。



一昨年のインカレで初めて見て、その雄叫びスタイルはすっかり定着した感があるけど、1年の時と比べると少しスケールダウンした感じがある菊池流帆(大阪体育大・2年)。ベスト11にも選ばれてたけど、途中出場した今日の3位決定戦ではイエローをもらった後にちょっとトーンダウンしちゃっててあまり良さが出てなかった印象。スタンドの反応もちょっと失笑気味になってるのが気になる。


ということで今年ももう少しすれば大学サッカーも開幕。4月からはどこに住んでるか分からないので、どこのリーグが観られるか分からないけど、今年も大学サッカーに注目してる。
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ブログ開設10年

2017-02-13 21:58:42 | トリニータ
このブログを開設してからちょうど10年が経ちました。2007年シーズンの開幕直前から始めてこの記事が1191本目。熱しやすく冷めやすいタイプの人間のため、正直に言ってこんなにも長く続けられるとは自分でも思っていなかった。以前はサッカーに関係のないこともちょこちょこと書いてたんだけど、今では完全にトリニータを中心としてサッカーオンリーに。遠征記もサッカーが絡んでないものは書いてない。


スカパーがJ1、J2全試合放送をやってたのも10年間らしいので、ちょうどスカパーの放送期間と同じだけ継続してたことになる。記念すべき10年目はトリニータがJ3に降格してしまったためスカパーの中継がなく、ずっと続けてたマッチレポートも遂に書くことが出来なくなってしまった。10年前の記事とか読むとなかなか恥ずかしい内容を書いてたりもするんだけど、そんなこともひっくるめて歴史だから、たまに読み返しても微笑ましい気持ちで読み流している。


もうあと2週間で11年目のシーズンが始まる。どんなシーズンになるのか、どんな記事を書きたい気分になるのか。「継続は力なり」。続けられる限り続けてみようと思う。
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【新戦力分析・その3】竹内彬選手

2017-02-11 11:11:35 | トリニータ
第3弾は名古屋から移籍してきた竹内彬選手。


1st・14節・A・湘南戦
1st・15節・H・鳥栖戦
1st・16節・H・柏戦
2nd・2節・H・川崎戦
2nd・7節・A・広島戦
2nd・8節・H・浦和戦
2nd・12節・H・ガンバ戦


以上の7試合をチェック。竹内の持つ最大の強みは何と言っても「経験」。33歳とCBとしてはピークを超えたとは言えない年齢にしてJ1で126試合、J2で122試合と十分な出場経験を持つ。名古屋は降格したけれども昨季もJ1で30試合に出場しているバリバリのCBだ。山形における川西もそうだったけど、名古屋が混乱しているような状況だからこそうちが獲得出来たような人材だと思う。


ポジションはCBで、昨季は組み合わせもあったかと思うけど、左に入ることが多かった。今季の大分は福森、坂井達と左利きのCBが2人いるので主には右に入ることが想定されていると思われる。昨季の名古屋は一時3バックも導入していたが、その時は真ん中に入っていた。はね返す力が強く、ベテランらしく読みも鋭い。下がってもらいにいく相手FWにけっこう高い位置まで食いついていってインターセプトを狙うシーンも多く見る。穴がなく、粗もなく、非常に堅実なプレーヤー。もの凄く雑に言ってしまうと、出来ないことはやらないけど、自分に課されたタスクは完璧にやり通す、そんな印象。まあ長いことGKやCBというポジションをやってると、出来ないものは出来ないという感覚を持ってないとやってられないよなとも思うけど。


昨季もJ1で2ゴールとセットプレーでは強みを見せる。我々も実体験として経験しているだけによく分かる。単純に高さがあるというよりは後方から走り込んできてその助走で高く飛ぶというタイプの合わせ方で少々ギャンブル的なところはあるものの、ドンピシャで合ってしまうと190cmある選手でもなかなか止められない高さだし、相手にとっては相当イヤだと思う。


昨季の名古屋は迷走したクラブらしく戦術やフォーメーションもコロコロと変わっていた。自分が観た試合の中では2ndステージの7節広島戦で3バックを採用していた。3バックの広島にマッチアップするフォーメーションを組みたい意図だったのかもしれないけど、この試合では他の試合に比べて名古屋の繋ぐ意識が異常に高かった。ただそこでの竹内のボールさばきは非常に拙いものがあり、試合も惨敗に終わった。先ほど出来ないことはやらないと書いたけど、いわゆるビルドアップの起点としての役割は昨季までのプレーを観る限りにおいては期待出来ない。CBなので当然ボールのタッチ数は多いわけだけど、試合を観ていてほぼ100%(誇張ではなく)次に竹内がどの選手にパスをつけるかが予想出来る。つまりは無難なパスに終始するということ。近年のCBに期待される攻撃のスイッチを入れる縦パスをビシッと通すような能力はないと思われる。トレーニングのレポートや選手のインタビューから去年以上にボールを繋ぐサッカーを志向してるいると思われる片野坂監督。ビルドアップの起点となるCBにも当然パスの部分は求められるわけで、相手のフォアチェックの間を通してボランチにつけるとか、1列飛ばして左右のMFに付けるようなパスは出来るようになってほしいなと思う。


あとは竹内の特徴として試合中によく水を飲むというのがある。CKやGKなどボールがアウトした際に、そのプレーに関与した選手の奥で水を飲みにいく竹内の姿がよく映る。若手選手には率先して竹内にボトルを渡すなどの気遣いを期待したい。


最後に竹内を語る上で外せないのは、加入が発表された2016年12月14日までは個人的に竹内のことが嫌いだったということ。好きじゃないというレベルじゃなくて嫌いだった。きっかけは2009年の開幕戦。大輔が一発レッドを食らうきっかけとなった竹内の危険なタックル。報復ととられる行動をとった大輔が悪いのはその通りなんだけど、そうは言っても怒っても仕方のないレベルに危険なタックルだった。数的不利になりながも1点差まで迫ったことを考えると、勝ち点1くらいは取れたと思ったし、もっと言うとあそこからチグハグだった大分トリニータにとって史上最悪のシーズンが始まったようにも思っていたから竹内のことが大嫌いだった。世間で言われているような試合後のコメントとかはあまり覚えていなくて、とにかくあのタックルだけが脳裏に焼き付いてる。まあでも、「2016年12月14日までは」と書いた通り、それは過去の話。大分トリニータの一員となることが決まったからには大事なのはチームに貢献してくれるであろうこれから将来の話だ。去年山岸の加入で、苦しい試合や大事な試合でバタバタしなくなったチームを見てベテランの重要性を改めて感じたし、竹内もきっとその豊富な経験をチームに還元してくれると思う。


今季は激戦区となるであろうCBのポジション争いを先頭を切って引っ張っていくような活躍を期待している。
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