Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

縁起の良いスタジアム、相性の悪いスタジアム

2016-11-14 22:56:33 | トリニータ
まだ1週間もあるのに、今からドキドキしてたら日曜日までもつのかなとちょっと自分のことが心配になるくらいに落ち着きが取り戻せない。


さあ、泣いても笑ってもJ3リーグはあと1試合。ここで終わらせられるのか、残り2試合やらなければいけなくなるのかは自分たち次第という状況は本当に幸せなことだと思う。夛田と長野には感謝してもしきれない。


さて、運命の決戦の場となるとりぎんバードスタジアムについて少し書きたいと思う。

まずよく知られていることだけど、とりぎんバードスタジアムは昇格を目指すクラブにとってはこの上なく縁起の良いスタジアムだということ。記憶に新しいところだと昨シーズンのレノファ山口があまりにも劇的なJ2昇格を掴んだのはこのスタジアムだった。そして2013シーズンには、後にも先にもたった一度だけ開催されたJ2JFL入替戦でこのスタジアムをホームとするガイナーレ鳥取を破りカマタマーレ讃岐がJ2に初めて昇格した。さらに遡ると2011シーズンを圧倒的な強さで勝ち抜いたFC東京が最後にJ1昇格を決めたのもとりぎんバードスタジアムだった。わずか5年で3つものクラブを昇格させてるこのスタジアムの縁起の良さは多分日本中探しても他にはないんじゃないだろうか。そんな縁起の良いスタジアムでのゲームが最終節に組まれていて、そしてそこに自力優勝の可能性を持って乗り込むとは出来過ぎたシナリオにも程があるというもの。こりゃ優勝だわ。間違いないわ。



と、浮かれていたい気持ちはあるものの、冷静に考えてみると大分トリニータにとってこのスタジアムはとても相性が悪い。過去にここでリーグ戦を戦ったのは2011年と2012年の2回のみ。ガイナーレ鳥取との初対戦となった2011年はスコアレスドローで何とか勝ち点1を拾ったものの、思い出したくもない2012年の対戦は、前節に千葉でのビッグゲームをモノにして意気揚々と乗り込み、まさか負けるわけないと思っていたところを本当に手痛いしっぺ返しを食うこととなった苦い思い出。その試合は0−1だったので、つまり大分トリニータはこのスタジアムで戦うリーグ戦で未だノーゴールというあまりにも恐ろしいデータが残ってしまっている。点が取れなきゃ当然のことながら勝ち点3は手に入らないわけで、栃木の動向次第とは言え、再びの2位転落は覚悟しておかなければならない。


確かにサンプルがたったの2試合だし、たまたまということも十分にあり得るとは思う。ただ大分と鳥取は同じ西日本とは言え、ソニック→新幹線→スーパーはくと、という行程で最低でも2回の乗り換え、楽に6時間はかかるという屈指の行きにくいアウェイであることが影響していることも考えられる。裏付けデータではないが、その逆順行程で乗り込んでくる鳥取が過去大分での3戦全てで負けていることもこの行程の厳しさを物語っているんじゃないだろうか。今季は長野と秋田で環境への順応を主目的に前々日移動を実施した大分。結果は1勝1敗と効果があったともなかったとも言えない。ただやらないよりはやった方がマシだろうし、大一番に向けて鳥取でも実施されるんじゃないかと思う。



昇格クラブにとっての縁起の良さが上回るのか、大分トリニータにとっての相性の悪さが上回るのか。


不吉なデータやジンクスは大目標の達成を目の前にした強い気持ちで打ち砕いてほしい。


キックオフまであと134時間。
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