新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

石でできた‟美しい樹木”の町・・・アルベロベッロ②

2016-09-06 | アルベロベッロー南イ...

円錐形の屋根のドームにはいろいろな模様が描かれている。それぞれには意味があるらしい。

 ハートに矢が刺さった形は、キリストまたはマリアの心臓の表現とのこと。決して恋愛成就のおまじないではありません。

 
 丸印は太陽の形。

 三日月に+は、災いが来ないように見張っていることの表現だという。



 屋根の先端にあるピナコロ(小尖塔)は丸いものが多かったが、平べったいものや尖ったものなどいろいろ。

 街はとてもよく整備されており、玄関先に花を飾っている家もあちこちに見られた。逆に、、ごみなどは全く見られなかった。

 旧市街に広がるトゥルッリの家並みを見ながらの散歩で、30分もあれば一周できてしまう。

 「美しい樹木」を意味するという「アルベロベッロ」の地名。確かにトゥルッリが骨太の樹林のように見えないこともない。

 白い家に黒い枠のお洒落な門を見つけた。

 帰り際、薄雲が消えて本当に青い空が顔を出し、そこに突き刺さるように伸びるトゥルッリが良く映えていた。

 2つのトゥルッリの集落のうち、西側にあるリオーネ・モンティ地区の最奥、モンテ・サンミケーレの坂道頂上に、サンタントニオ教会がある。ここは世界で唯一のトゥルッリ造りの教会建築。

 20世紀初頭の建築とあって、中のキリストの描かれた壁画もかなり新しい感覚の絵だ。

 その隣の公園には、こんな大きなおじさんとおばさんの像がドカンと置いてあった。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 税金対策が生み出したとんが... | トップ | 荒涼とした岩だらけの街が突... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アルベロベッロー南イ...」カテゴリの最新記事