新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

「かまくら長谷の灯かり」で夜の鎌倉を満喫してきた!

2018-08-24 | 鎌倉散歩

 今開催中の「かまくら長谷の灯かり」を見てきました。この催しは長谷地区にある鎌倉大仏を始めとした8つの施設をライトアップするという夏の新企画で、今年で3回目。

 ライトアップ時間は午後6時30分からとなっていたが、今は日没がちょうどそのころ。大仏のある高徳院に着いた時はまだまだ空も明るく、ライトアップの効果を感じるまでには30分近く待つ必要があった。

 ようやく夕闇が濃くなり、大仏にあたるライトが明るさを増してきた。

 観光写真でよく見る大仏像は正面からなので、こんな横顔は現地に行かないと拝むことはできない。
 ちなみに大仏像の高さは11・3m、重さは121t。顔の長さだけでも2・35mあるという。

 午後7時過ぎ、他の場所も回らねばならないため、お別れに大仏像の正面から全体像を!

 次に長谷寺に向かった。観音堂は見事な青色にライトアップされていた。清涼感満点。

 中に入ると高さ9・18mの十一面観音が、正面奥に立ちはだかっている。金色に輝いているが実はクスノキの木造観音だ。しかも日本最古の木造観音だという。

 大仏とはまた違った意味で巨大さに圧倒された。

 この寺は広大な敷地を持っており、中にうっそうとした林まである。

 観音堂横のスペースは石畳が渦を巻くように敷かれており、それがライトを浴びて虹色に反射していた。

 次に向かったのが甘縄神明宮。710年創立ということで、鎌倉一古い神社。緑に包まれた階段に灯がともされて神秘的なムード。

 神社の建物は、かつて源頼朝も修理をさせたことがあるとのことで、由緒ある歴史を抱えている。

 そこから光則寺へ。花の寺と呼ばれ、季節ごとの花で彩られる寺。ただ今回は花より光。長く続く参道の両側に明かりが灯り、その最奥、山門がライトアップされていて、緩やかな上り坂を歩きながら一歩ずつ別世界に足を踏み入れて行くかのような気分にさせられた。

 ライトアップは午後8時30分までだが、最終入場が8時都のことで時間が亡くなり、急いで御霊神社に駆け込んだ。

 ここの社殿は周囲がかなり暗くなっていたので、闇から両手を広げた物の怪が襲い来るといった幻想的な姿に見える。

 ライトの色も変化する。

 境内全体も趣のある場所だ。

 この神社は正面の鳥居のすぐ前を江ノ電が通っているという珍しいロケーション。

 そこから線路沿いに歩いて長谷駅まで戻った。

 線路がカーブする先に見える夜のプラットホームもなかなか趣があった。

 時間がなくて8か所のライトアップすべてを見ることは出来なかったが、楽しい鎌倉の夜散歩だった。
この催しは26日の日曜日まで行われている。


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