新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

よさこい讃歌2018・・・刻まれた記憶④ 「会いたい」 TOKYO PHANTOM OHCHESTRA ASOBOSISTEM☓DD 

2018-11-29 | よさこい讃歌
 「TOKYO PHANTOM OHCHESTRA」






















 だれかに あいたくて

 なにかにあいたくて

 生まれてきた

 そんな 気がするのだけれど 

 それが だれなのか なになのか

 あえるのは いつなのか

 おつかいの とちゅうで

 まよってしまった 子どもみたい

 とほうに くれている

 それでも 手のなかに

 みえない ことづけを
 
 にぎりしめているような 気がするから

 それを 手わたさなくちゃ

 だから 手わたさなくちゃ

 あいたくて
               (工藤 直子)

 「ASOBISISTEM☓DD」











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よさこい讃歌2018・・・刻まれた記憶③ 「橋の向こう」 早稲田大東京花火 おどりんちゅ 実践女子大WING 日体大舞桜 

2018-11-26 | よさこい讃歌
「東京花火」

 














 少女よ

 橋の向こうに 何があるのでしょうね

 私も いくつかの橋を 渡ってきました

 いつも 心をときめかし

 急いで 駆けて 渡りました


 あなたが今 渡るのは

 明るい 青春の橋

 そして あなたも 急いで渡るのでしょうか

 向こう岸から 聞こえる

 あの呼び声に ひかれて

              (高田 敏子)

 
 「おどりんちゅ」
















 「WING」


 「舞桜」


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よさこい讃歌2018・・・刻まれた記憶② 「前へ」 鴉 東京メトロシーブルー KAGURA 夏舞徒 朔空

2018-11-23 | よさこい讃歌
 「鴉」


 
















 過去を 追うな

 未来を 願うな

 過去はすでに 捨てられた

 未来はまだ やってこない

 ただ 今日なすべきことを 

 熱心に こなせ

 誰か 明日の死のあることを 知らん

 (懸命に 日々を生きてさえいれば

    きっとそのうちに 見えてくるものがある)

                       (垣根 涼介)

 「夏舞徒」


 「東京メトロシーブルー」


 「KAGURA」


 「朔空」






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よさこい讃歌2018・・・刻まれた記憶① 「生きる」 百華夢想

2018-11-19 | よさこい讃歌
 今年も何度か「よさこい」のイベントに足を運んだ。その中で印象に残るチームをいくつか紹介しよう。題して「刻まれた記憶」。

 「百華夢想」



 


 

 






 かたちになり あるきだす

 ぶつかりあい くだけちる

 くだけたかけらを ぼくがひろう

 くだけたかけらを あなたがひろう

 そのてに もてるだけのかけらをあつめて

 ぼくらは またあるきだす

                      (gimlet ichi)











 ゆめを追って 頑張ること
 
 頑張りすぎて 疲れること

 疲れてしまって どうしようもない自分がいること

 でも それを諦めきれず

 頑張ろうという 自分がいること

                  (24108)


 












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バルジェッロ博物館でルネサンス美術の幕開けともいえる世界初の美術コンペ優勝作品を見る

2018-11-17 | フィレンツェ・バルジェッロ国立博物館

次にバルジェッロ国立博物館のダビデ以外の作品を見て行こう。

 ミケランジェロの「バッカス」。杯を手にして少し酔ったように不安定に立つバッカス。背後ではサティロスがブドウの房を食っている。

 放心の表情だが、一方で熱を感じさせる肉体が異彩を放っている。ミケランジェロの若き頃の作品だ。

 そのミケランジェロの胸像があった。ダニエーレ・ダ・ヴォルテッラの作品。見事に気難しい大芸術家の性格までを像に込めているかのように見える。

 「イサクの犠牲」の競作が、ここに収められている。1401年、世界初の美術コンペが行われた。フィレンツェ・サンジョヴァンニ洗礼堂の門扉製作者を決めるコンペ。多数の応募者の中からブルネレスキとギベルティの2人が1位になった。

 テーマの「イサクの犠牲」とは、旧約聖書に登場するエピソードで、神がイサクに対して神の指示を忠実に実行できるかどうかを試す1つの試練を与えた。「我が子を殺せ」と。イサクはそれを実行しようとする。その直前、天使が現れ、「あなたの忠誠心は証明された」と、その行為をやめさせる話だ。


 ギベルティは均整のとれた構図でそのレリーフを完成させた。

 一方ブルネレスキは飛ぶ天使のダイナミックさを強調した。

 いずれも甲乙つけがたく同時優勝。だが、ブルネレスキは受注を辞退、彫刻の道を離れローマで建築の修行に入る。
 後にブルネレスキはフィレンツェに戻り、街の象徴ともいうべきドゥオモの巨大なクーポラを、卓越した技術で完成させて、その名を後世に残すことになる。

 ジャンボローニャ「メルクリウス」。飛び立とうとするメルクリウスの躍動感は見事。もともとはローマのヴィラ・メディチの噴水に設置されていた。波しぶきの中でのこの像はさらに魅力的に見えたことだろう。

 後方からのアングルはその飛躍の感触が一層鮮明になる。

 ジャンボローニャ「彫刻の寓意」。ねじれねじれの彫刻を得意とした作者にしては珍しく素直に腰を下ろす女性像を作り上げた。

 すらりと伸びた長い手足が心地よい。彼の理想の女性像を作り上げたのではないかと思えてしまう。

 もう1点のジャンボローニャ。「ピサに対するフィレンツェの勝利」。
 タイトルの通り女性がフィレンツェの象徴で、押さえつけられているのがピサの象徴。一見優雅な女性像に見えるが実は戦いの後の勝敗を表すもの。ここではジャンボローニャのマニエリスムが生かされている。

 ドナテッロとデジデリオ・ダ・サンガッロ「洗礼者ジョヴァンニ」。聖者の落ち着きが伝わってくる。

 ドナテッロ「アモーレ」。ドナテッロ作品の中でもこれは全く異なった雰囲気だ。無防備な幼子のあどけなさを感じさせる。

 本当に駆け足でフィレンツェの美術館を回ってきた。こんな方法は邪道なのだが、日程の関係で無理をしてしまった。いつか、今度はゆっくりと暮らすようにフィレンツェの街に滞在してみたいものだ。

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