農村ライフ 日々是好日

山形・庄内平野でお米を作る太ももの会広報部長の農村日記

外壁張り替え

2023-10-20 22:28:47 | 日記

稲倉(もう中で稲の仕事はしていないのですが習慣でそう呼ぶ)の
外壁波トタンの張替え進んでいます。
こちらは西風が直接当たるところなので痛みが大きい。
ちょこちょこ修理もしてきましたが、大掛かりな張替えは
昭和39年の建築以来だから今までよく持ちました。

新しい材はガリバリウムで耐久性に優れています。
今では車庫兼物置の稲倉ですが、今回の大修理で
また半世紀は持つでしょう。

白布温泉 東屋

2023-10-19 11:03:07 | 温泉

米沢市街地から大樽川沿いに遡ること10数km、
坂道沿いに数件の旅館が在るのが白布温泉です。
県内では有名な温泉地なのですが、
こちらもやっと初めて来ることが出来ました。


東屋(ひがしや)にて入浴。


歴史ある石表です。


隣接して奥が西屋。
今はない中屋跡地の湯車周辺の再開発工事中でした。




温泉が流れる側溝の坂道の奥に東屋旅館。
同じアングルの・・・


館内にあった昭和20年代の貴重な記念写真。
よく大型バスがここをバックで入ったものだ。


明るいエントランス。
玄関上がり框の欅と思われる分厚い一枚板は一見の価値ありです。
日帰り入浴700円。


加水なしの源泉かけ流しが嬉しい。


内風呂には3本の高い打たせ湯が滝のように大きな音を立てています。
浴槽は年季の入った石造り。
のちに増設したのでしょうか露天もあります。
湯の華がけっこう舞っています。
以前硫黄が採れた天元台の麓ですからね。


湯屋の高い天井には縦長の湯気逃がしが。
風情あります。


いやあいいお湯でした。
今度は泊まりでゆっくり来たいものです。


貴重な晴天に恵まれた秋の休日になりました。




天元台高原

2023-10-18 21:54:40 | 

今週末もお天気悪そう。
今週の紅葉見物は今日しかないと思って、
休みをもらって発作的に米沢の南方、天元台に行ってきました。


初めて訪れた天元台高原は標高1350m。
白布温泉上部の乗り場からロープウェイで手軽にここまで上がれます。


平日だから人出も少ない。
広い平坦地はスキー場になっています。

最初の写真をみてもらえばわかりやすいのですが、
ここからさらにリフトを3本乗り継ぐと(往復1600円)、
一気に福島との県境吾妻連峰のなだらかな稜線近くまで
上がることが出来るんですね。


展望台からは・・・


米沢の市街地が一望できます。
逆に市街地からこちらを見上げると、
異様に平坦な横幅の広い大きな山塊が控えているのが印象的でした。

ちなみに雲がかかっている写真右手が蔵王方面、
左手が朝日方面です。


こちらは西側に聳える飯豊連峰。
やはり上部稜線からは雲が取れていません。

これら高い山々はこの週末の寒気で雪化粧するでしょうから、
東北の高山の登頂チャンスはかなり限られてくるでしょう。


こちらはロープウェイ(往復1700円)
標高差400mをわずか6分で上り下りします。


ロープウェイ乗り場から奥に1kmくらい登ると、
米沢八湯のひとつ秘湯新高湯温泉吾妻屋旅館があります。
行ってみたかったけれど、立ち寄り湯は受け付けていないと書いてあったので断念。

またここから山岳観光道路西吾妻スカイバレーが、
県をまたいで檜原湖まで延びています。
こちらも紅葉見物にはいいタイミングなのですが、
日帰りなのでこちらも今回はパスです。


実は天元台の台地はもと硫黄鉱山の跡地なのでした。
昭和20年代の最盛期には従業員800人、
その家族を含め2000人がここに暮らしていたとは知りませんでした。
お昼を食べたロッヂアルプ天元台はその分校跡に建てられたものだそうです。

色選稼業

2023-10-17 22:13:17 | 農作業

新米の等級が苦戦しています。
やはり夏場の猛暑が影響して、1等米が大変少ない。
「はえぬき」でJAの情報ですが、みどりもたがわも1等は10%台しか出ていません。

実際、1等も2等も食べるには大差ないのですが、
生産者の手取り額が1俵60kg当り600円も減ってしまいます。
3等だとさらに1000円減。


そこで重宝するのが色彩選別機。
お米の等級を下げる原因となる白や黒、茶などの着色粒を取り除いてくれるのです。

以前は玄米の選別と言うと網目を通して選別する方式しかありませんでしたが、
これは粒の大小を分けるだけで、着色粒は弾けない。

そこで10数年前でしょうか。
登場したのが個人農家向けの小型色彩選別機です。
米粒が細い縦溝を通過(落下)する際に光線を当て、
着色したお米を瞬時に感知、エアーで弾いて除去してくれる優れものです。

ただしこのように高性能な精密機だから価格が高い。
弊社のような50チャンネル(縦溝が50本ある)タイプだと、
実勢300万はするかも。

この機械を導入して7年になりますが、カメムシなどの斑点米を弾いてくれるなど毎年大活躍。
今では色彩選別なしの玄米調整は考えられません。

しかし高価ゆえ一般米農家では導入を躊躇っているのが実情です。
今年は米の品質が悪かったので、にわか需要で機械の在庫が品薄になったという話もあります。

そこで利用したいのが作業委託。
太ももでも毎年知り合い農家から一部の色選作業を請け負っていますよ。
玄米30kg当り税別300円で引き受けます。
委託希望の方はどうぞご連絡ください。

今回はめずらしく最後は宣伝になりました。

フラワーアートin土門拳記念館

2023-10-16 23:07:28 | イベント

開館40周年を迎える土門拳記念館では、
フラワーアートのイベントを行っていました。


エントランス前には700輪の
カラフルなダリアが敷き詰められています。
市内の花屋さんによる作品だそうです。


このダリアのアートの展示は明日17日まで。

会館内では古寺巡礼オールスターズ後編、
マニアックコレクションを開催展示中です。

週末問題

2023-10-13 21:46:17 | 

今日は天気が良く、見応えのある白い雲が景色を楽しませてくれました。
でもお山にかかった雲は一日中取れることがありませんでした。

週末になると気になるのが山のお天気。
紅葉が見頃なこの時期、
頂上付近が雪に覆われてしまう直前のこの時期、
山に行くチャンスを窺っているのです。

今週末だったらチャンスは土曜日。
日曜には午前中から雨が降り出す予報です。
しかし土曜は仕事で行けない。飼料用米の出荷があるのです。

紅葉の見ごろは短く、最適なタイミングはちょっとの間です。
10月の週末はお天気がいいのか、それからのっぴきならぬ行事は入っていないか?
それが今月の週末問題です。

ちょうど1年前の2日間、岩手の姫神山、八幡平、藤七温泉、
そして岩手山を巡った山旅はとても楽しかったなあ。

担当の新米の籾摺りも一段落したし、来週はお天気のいい週半ばに休みを取ろうかしら。

いきなり同窓会

2023-10-12 21:52:57 | 日記

京都のマサより写真が送られてきました。
大学のワンゲルと山岳部合同の同窓会を行ったそうです。
懐かしい顔、顔、顔・・・
みんな年取ったなあ(当たり前だけれど)

今回の同窓会はマサが音頭を取ってセッティングしました。
以前私も誘われましたが、稲刈りを控えているタイミングだったので当然行けません。

そもそも同級会や同窓会は、誰かが幹事役として積極的に動き回らないと実現しません。
京都在住の(該当メンバーで実際に京都に住んでいるのは意外と少ない)マサで、
もう世間のしがらみや家族の扶養義務を卒業した身だから出来る仕事でしょう。
彼はアナログ人間なのでおそらく連絡方法は全員電話のはず。
ワンゲルの同期だけでも8人いるのですが、私以外全員出席したと聞きましたので、
マサ頑張ってようやりましたね。

昨夜の同窓会宴たけなわの最中、福井のオケヤから電話がありました。

「今、みんな集まってんのやけど、次の日程は〇〇(私のこと)の都合に合わすから。待って今マサと変わるから」

「もしもし」

「もしもし!〇〇か?ワシが誰か分かるか!」(迫力ある大声)

「マサ?」(違うと思ったけど)

「マサとちがう!」(さらに大声)

「ジョー?」

「ジョーやない!!」(怒ってんのか?)

「(ほな誰や)・・・」(なんでこんなに威圧的なんだ)

「おまえが一回生のとき、五回生やった・・・」

(ひえー カガワさんやないですかー)
「カガワさん、えらいお久しぶりです」

「あんなー、こうして毎年一回みんな集まることにしたから!
 次はおまえの来れる日程に合わせるからな!」

「(恐縮して)ありがとうございます。わかりました」(と言うしかない)

かくして大盛り上がりの同窓会だったようです。
幹事役のマサ、お疲れさまでした。

写真は四条大橋のたもとで、円陣を組んで学歌を歌うところのようです。
当時は山に行って下山後、駅やバス停など最終到達地点でその場で解散式を行いました。
一人ひとり感想や反省を述べたあと、最後に汗臭い体で円陣を組んで学歌をがなり
主将が「フレーフレー」とエールを叫んでお開きとなりました。
バンカラが残っていた時代でしたねー
山では行動中、ろくに水も飲ませてもらえませんでしたから。
学歌は好きです。今でもちゃんと歌えますよ。

永久に揺るがぬ実りきき

寄する思想の波静め

久遠の光まどかなる

真理の大樹栄ゆけば

見よ黎明の空澄みて

吾らが学府光輝あれ

「フレー! フレー! 龍大!」








二番目の穂出盛り

2023-10-11 21:49:08 | 田んぼ

刈り取り後のお天気が良かったので、例年になく成長したひこばえ。


早くも?穂を出していました。
やはりこれから季節は秋から冬に向かい
気温はどんどん下がっていくという状況を
植物の生理としてちゃんと認識しているのですね。


5月に田植えをする通常の稲の一生は、
大きく分けて自分の体を大きくする栄養成長期、
子孫(お米)を残すための穂づくり、種子(米)づくりをする生殖成長期に分かれます。
(その分岐点は6月後半)
ひこばえの場合、自分の寿命があとわずかしかないということが分かっていて
茎葉を伸ばしながらもすぐ穂を出す(作る)準備をしているのでしょう。

ただ庄内ではこれからの時期どんどん気温が下がり冬へ向かっていきますので、
残念ながらこの稲穂が実ることはなく、やがて藁色になり枯れていきます。


農研機構の栽培実験でこんな二期作の記事がありました。
1作目の田植が4月、収穫が8月という条件です。

秋のお山

2023-10-10 22:35:16 | 

午後4時前。酒田市内を走行中、
陸橋の上から見えた鳥海山が素晴らしかったので
西荒瀬まで移動して写真を撮ったのですが、
時すでに遅し、でしたね。


山肌に当たっていた光線が消えてしまって
急激に色褪せてしまいました。


千畳ヶ原や心字雪渓(雪はもうない?見えない)の辺りは
草紅葉が進んでいます。
河原宿の辺りはまだ緑が濃いように見えます。
笹でしょうか。

日曜に不注意で怪我した右足。
当日の夜は甲が腫れて、痛くて足を付けて歩行できませんでしたが、
幸い大事に至らず、日に日に痛みが治まってきました。
今夜のプールでも泳ぎには支障なし。
良かったー

これは週末には山に行けるかも?
今週は天気予報が良いだけに期待してしまいます。

パリーグ最終戦、ロッテが楽天を下して
二転三転した結果2位でペナントレースを終えました。
CSを行う是非は別として、本拠地千葉で
3位ソフトバンクを迎え戦うことになります。
ということは今年限りで退任を表明した
名物場内アナウンサー谷保さんの再登板あり!ですよね。
これは生で聴きたい!
千葉まで行って来ようかな?