農村ライフ 日々是好日

山形・庄内平野でお米を作る太ももの会広報部長の農村日記

相手が欲しい情報

2011-05-30 23:31:42 | マラソン、駅伝
今晩のNHK「ディープピープル」、
テーマは女子マラソン。
その道を極めた山下佐知子、有森裕子、千葉真子
御三方のデイープなトークでした。

山下さんは現在実業団の第一生命の監督で、
この夏の世界選手権代表、尾崎好美選手育ての親でもあります。

尾崎選手が代表の座を射止めたのは、
2月の横浜国際女子マラソンでした。

レース終盤3人の先頭集団から尾崎選手がスパートして抜け出します。

そこで待ち構えていた山下監督が、
沿道から尾崎選手に声をかけたのはどんな言葉でしょう?

「がんばれー!」
ではないんですね。

今トップに立って必死に逃げている尾崎選手本人の立場になって、
選手が欲しい情報を与えるんです。

「後ろは離れているよ!後ろは離れているよ!
24分切ろうよー!」

目の前を通過していく選手に声をかけられるタイミングは
ほんのわずか。
その瞬間を逃さずに、短く的確な指示(情報)を発します。

つまり、スパートして気になるのが後ろとの距離。
離しているのか?あまり離れていないのか?

選手としての経験豊富な監督は、選手本人の気持ちがよく分かるのです。
「離れているよ(スパートは成功したよ!)
24分切ろうよ(このままがんばったら23分台が出るよ!)」

順位の太鼓判とタイムの詳細という、尾崎選手が欲しい2つの情報を
山下監督は瞬時に与えたのでした。

番組の中で面白かったのが、3人それぞれ靴下を脱いで素足を見せ合った場面。
山下さんは重度の外反母趾。
有森さんは逆に内反小趾。
千葉さんはアーチが高くきれいな足でしたね。

「これだけひどい外反母趾でも走れるんだから、あなたも走れる!」
といって山下監督は選手を鼓舞するそうです。

あと現役時代ファンだった鯉川なつえさん(筑紫女学園から順大)
のお姿も拝見できて良かったねえ。
現在は順天堂大学の助教授だそうですよ。



Tシャツ解禁

2011-05-29 21:27:48 | 季節
昨日と同じようなまるで梅雨に入ったような
雨の多い一日でした。

喜んでいる(?)のは田んぼのイネたち。
葉の緑色が濃くなって、ボリュームが出てきた感じです。

ちょっと動き回ったらすぐに汗ばんできて、
夕方からはずっとTシャツ一枚で過ごしました。
梅雨前線の南側には「夏」が控えています。
いよいよTシャツの季節到来ですね。

ただ今の時期は紫外線がとても強いので、
いきなりの日焼けには気をつけないといけません。
特に1日外にいるようなスポーツイベントなどは要注意。
(来週はもう地区運動会ですよ)

若いころは日焼けしたくて、農作業中も積極的に肌を露出させていました。
その結果いつの間にできたのでしょう?腕の肌にはたくさんの黒い斑点が。
これがシミソバカスなんですね。
今では夏でもなるべく長袖を着るようにしています。

農家のオトーサンたちは仕事柄、春の農繁期を経て
顔だけが真っ黒です。
正確には外仕事では帽子を被っているので、
顔の下半分(口の周り)が黒い。(まるでサザエさんに出てくる泥棒のよう)

バランスを取って脚なんかもほどよく日焼けできるような、
真っ当に暑い夏になって欲しいものです。(去年のような猛暑は御免)

さてTシャツといえば、マラソンやトライアスロンの大会でいただく完走記念Tシャツ。
以前レースに出ていた頃は、大会の度にいただくTシャツでタンスがいっぱいになったものでした。
農作業などで着古して、今では一枚も残っていません。

また人気の大会や参加レベルの高い大会のTシャツなどは、
一種のスターテスシンボルのようなもので、
ハワイアイアンマンのTシャツなど着ていようものなら、
「おっ!」と注目させること請け合いです。

最近のTシャツは「クール○○」など素材がよく、
速乾性で首周りも伸びたりしませんね。
衣替えで衣装ケースから出してきた去年のTシャツは
だいぶくたびれていたので、この夏は何着か買い足すことにしましょう。

Tシャツ選びがまた楽しいんですよね。


早い梅雨入り 東北も間近か

2011-05-28 22:32:59 | 季節
「なんで土曜日になると雨降るんだよ!」
ジュンがぼやくのももっともです。
サッカーの試合がある週末になると、
決まって雨降りになってしまいます。

イッセイの野球もそうです。
雨上がりのグラウンドでプレイするので、
いつもユニフォームは泥だらけ。

今日の雨は10時ごろいったん上がりましたが、
夕方にはまた降り出して、もう梅雨のようなお天気です。
けっこう気温が上がって蒸しました。

それもそのはず日本列島の南岸には
はっきりとした梅雨前線が横たわっており、
すでに関東まで梅雨入りしてしまいました。

5月にもう梅雨入りとは近年になく早いですね。
東北の梅雨入りは例年では6月10日頃なのですが、
ひょっとしてこのまま入梅したりして?

台風2号の接近で前線が刺激され、
押し上げられたら可能性があるのかも知れません。

      *                *

そんな中、村でめでたい花嫁行列がありました。
昨日の飛島のムツコさんの実家です。

着飾った人の群れを見て、一瞬
「(もしかして)ミサキ、あど嫁さ行ぐなだが!?」
と思ってしまいましたが、嫁いだのは三女のコノミでした。
おめでとう!良かったね。

      *                  *

そんな中、たまたま立ち寄ったスーパーでは
入り口付近にテントが張られ、黒山の人だかり。
リニューアルオープンセール開催中で、
いろいろな食材が廉価で販売されていました。(ラッキー♪)

売り出しの目玉は、ニンジンつめ放題で200円。
皆さん真剣になって、小袋にニンジンをギュウギュウ詰めてらっしゃいます。
(写真撮ればヨカッタナー)
私も今晩のビーフシチュー用のニンジンをと、13本ゲットしました。
もうすっかりオジサンだから、バーゲンも恥ずかしくないのだ!うん。

     *                  *

そんな中、ジュンが出ているサッカーの試合をアイちゃんと観に行きました。
会場は近所の飯森山公園グラウンド。
上級生の人数が少なくて新人ながらいつも試合に出させていただいているジュンは、
よく声を出して懸命にボールを追いかけピッチを走り回っています。
小学生の時と比べ、一皮向けたような雰囲気です。

またこの飯森山周辺の環境はとっても良くて、土門拳記念館から東北公益分科大、
出羽遊心館、酒田美術館と巡るコースは散歩やジョギングに持って来いです。

アイちゃんとぐるっとひと歩きした後、いつも立ち寄るのが大学の食堂。
ここで100円のソフトクリームを補給するのが楽しみです。
あいにく今日は機械のメンテナンスで、クリームの販売はお休みでした。


     *                        *

そんな中、早朝夕方と本荘(秋田県)遠征のイッセイを学校まで送迎しました。
ほかの運動部もそうなのかも知れませんが、
野球部は部活が終わってから、帰宅してくる時間が異常に遅い。
練習が終わってグラウンドを整備して後片付けして帰ってくると、
帰宅は午後10時を回ります。
夕べなどは、翌朝試合で朝5時前出発なのに、帰宅が11時を大幅に過ぎました。

連日こんな具合なので疲れが溜まる一方です。
今朝もやっと起きて行きました。
休養を入れてやり心身をリフレッシュさせてやりたいところですが、
明日も一日練習試合、月曜も6月は練習にお休みはないそうです。

まるで野球学校にでも入学したような野球に明け暮れる毎日。
いったい高校生の本分の方は大丈夫なの?と心配になります。
まずはモチベーションが下がって怪我しないようにと祈るばかりです。






こころ旅 飛島編

2011-05-27 23:23:03 | 

火野正平さんが自転車で全国を旅する、
NHKBSプレミアム「にっぽん縦断 こころ旅」。
今日は飛島からの放送でしたよ。

飛島は酒田の沖合い39kmの日本海に浮かぶ
周囲10kmの小さな島です。
酒田港から定期連絡船が出ています。

「こころ旅」は視聴者から寄せられた「心の風景」にまつわる手紙をもとに、
旅の行き先が決められて、旅人である火野さんがその地を訪れるという番組です。

39年前に飛島に嫁いだきっかけとなったのが、
飛島の荒崎から見た夕日と飛島甘草の群落。
という手紙を番組に投稿したムツコさんとは、
実は当村出身、キンシロイモヂのムツコさんなのですね。

飛島に上陸した火野さんは、ひたすら島を歩きます。
その海のきれいなこと、透明度抜群です。
季節が早くて、お目当てのカンゾウの花はまだ咲いていませんでした。

浜のおばあちゃんと会話したり、カスベの干したのを見たりしながら
火野さんは目的地荒崎を目指します。
小中学校の子どもたちが交流授業で島から離れていたのは残念でした。

5年前、イッセイが5年生のとき海浜学校の付き添いで
2泊3日で飛島に行ったときのことを思い出しました。
もちろん荒崎にも行きましたよ。

飛島いきいき体験スクール

飛島いいところです。
また行って見たくなりました。
島の校長先生がおっしゃっていましたように、
どうぞ全国の皆さん、飛島にお出でください!

(ムツコさんはテレビに出なかったのね・・・)



さなぶり

2011-05-26 22:55:30 | 日記
田植え終わりました!!
無農薬JAS「コシヒカリ」350a完植です。

10日から始めた田植え。
中休みはあったものの、
おおよそ半月、総面積で31町歩の田植えでした。

まずは皆さん、お疲れ様でした。
ありがとうございました。

夜は当然大慰労会「さなぶり」です。
さなぶりとは「早苗振り」のこと。

昔、手植えの時代、
当然ながら田植えは重労働で
日数もかかりました。

また家族労働だけでは足りずに、
親戚縁者はもとより、他地区にまで声かけして
田植えの人夫を集めたりしていました。

そこで田植えという一大イベントの無事終了を祝って、
ご馳走を並べて互いの労をねぎらったわけです。
(ねぎらうは漢字で労う)なんですね!

それが「早苗振り(さなぶり)」です。

太もものさなぶり、メンバーのみならず
関係者一同お集まりいただいて
盛大に(?)宴を催しました次第です。

まずは良かった良かった。


農道脇に咲いていた気になる花。
コンフリという飼料作物だそうです。
野鳥が種を運んできたのでしょうか。


花の径

2011-05-25 21:27:10 | 田んぼ

田植え第2部再開です。
お天気に恵まれ、順調に進みました。

畦畔に足を踏み入れると野の花が盛りです。
気分が良くてうれしくなります。
踏んでしまうのを躊躇ってしまいますね。


田んぼではおたまじゃくしがたくさん孵っていました。
夜になるとかえるの大合唱に癒されます。


無農薬「でわのもち」70a
無農薬「つや姫」20a
無農薬「コシヒカリ」310a 植えました。

明日はいよいよ最終日。
順調に田植えが終わったら、夜は「さなぶり」です。

水田のある風景

2011-05-24 20:22:21 | 田んぼ

昨日の写真「ケヤキと田んぼ」の夕方偏です。


田んぼに張られた水に映しこむ風景は、
あと2週間くらいで見られなくなります。
イネが生長して大きくなってくるからです。


悠然とマガモが泳いでいきました。
絵になるなあ。


期待通りの豊かな夕焼けになりましたよ。
この時間帯の田んぼは実に美しい。
至福の時です。


清清しい一日のフィナーレです。

明日も快晴。
いよいよ田植えの最終、
JAS有機コシヒカリの田植えです。

畦シート

2011-05-23 21:26:38 | 農作業

ケヤキの新緑も力強く繁りました。
農村には水を張った水田がよく似合います。


早苗が植えられた田んぼで、
今必要な管理は保温的な水管理です。

しっかり水を張って苗を保護してやります。
いわば早苗にとって田んぼの水は着物のようなものです。

田んぼの水持ちを良くするためには漏水を防がなければなりません。
田んぼの尻(奥の排水路側)に畦(あぜ)シートを張れば、
ネズミ穴、ケラ穴など漏水箇所をシャットアウト。
俄然水持ちが良くなります。

畦シートは硬質のプラスチックシートです。
強度を増すために波板形状をしています。
幅は30cmが標準。

水持ちが悪いと、毎日冷たい水を補充しなければならず、
そのたび生育が遅くなってしまいます。


畦シートを張るのは手作業。
簡単な畦マルチ(ポリフィルム)を張る方法もありますが、
畦マルチは使い捨て。

畦シートは繰り返し使えるし、
畦にしっかり日光が当たるから
しっかりと草が生えて畦が固く丈夫になります。

昭和9年生まれ

2011-05-22 20:23:17 | 日記
児玉清さん、長門裕之さんと相次ぐ訃報です。
お二人とも享年77。
昭和9年生まれという共通点があります。

西暦1934年昭和9年に生まれて活躍している芸能人は多くて、
「昭和九年会」という親睦団体があるそうです。

昭和九年会

実はうちのじっちゃんも何を隠そう(別に隠さなくてもいいのですが)
昭和九年生まれ(誕生月は9月)なのです。

石原裕次郎、坂上二郎、玉置宏、藤村有弘と
故人になってしまった方もいらっしゃいますが、
じっちゃんからはまだまだ達者で長生きしてもらいたいものです。

「アイちゃんの花嫁姿が楽しみだのー」
そうそう、その調子。

さて私と同い年の芸能人といえば誰がいるのでしょう?
ちょっと調べてみたら、いましたいました・・・

柴田 理恵 、山口 百恵、京本 政樹、前田 日明 、
キム=ヨンジャ、嘉門 達夫、榊原 郁恵 、片平 なぎさ、
古手川 祐子、森 公美子、赤井 英和、吉俣 良、
石井 竜也、渡辺 謙、田中 美佐子、赤坂 泰彦etc

さて私は昭和何年生まれでしょうか?
もうひとり春風亭 昇太といえば判るかな?




来週の予定

2011-05-21 19:34:29 | 農作業
ノートパソコンいよいよ不調です。
画面が乱れて、この記事をアップするのが精一杯。
まいったなあー。

来週の田植第2部に備えて、明日は久々にお休みがとれそうです。

なぜ田植を2部に分けるのか?

まず第1部では通常のイネを植えます。(慣行栽培とも言う)
通常とは田植後に除草剤や殺虫剤など
必要最小限の農薬が使えるイネのことです。
太ももでは減農薬の「ひとめぼれ」「つや姫」「でわのもち」
飼料用米の「夢あおば」がこれに当たります。

第2部では、有機無農薬で栽培するイネを植えます。
これらの田んぼには田植後カモを放します。
「コシヒカリ」「(天日干し)つや姫」「でわのもち」がそうです。
農薬を使用しないため、雑草やイネムシゾウムシなどから
稲を守るためにいろいろな工夫が必要です。
またカモを入れるための柵を設置したりと、
田植後の作業が目白押し。

したがって田植を2部に分けて、
後半は無農薬米の対応に集中したい
というわけです。

予定では週明け仕上の代を掻いて、
25、26日の2日間で田植を終らせるつもりです。