農村ライフ 日々是好日

山形・庄内平野でお米を作る太ももの会広報部長の農村日記

2月も雪が消えました

2014-02-28 21:33:05 | 季節

春に播くイネの種籾の準備が始まりました。

「雪がほとんど融けてなくなりました」
と書いたのが1ヶ月前の1月末。
「でもこのままで冬が終わるはずはなく、2月には・・・・」
とも書きました。

しかし寒い日はあったものの寒気は長続きせず、
積雪もたいしたことがないまま、2月が終わろうとしています。
現在も積雪0です。
したがって車の運転もこの時期にしては快適そのもの。

大雪で甚大な被害が出た地方の方々には
なんだか申し訳ないような・・・・

明日から3月。
多少の寒の戻りはあるでしょうけれど、
小雪のまま春を迎えることになるのじゃないでしょうか。

年度末の春3月。
わが家でもいろいろ動きがありますよ。

明日は県内の公立高校の卒業式。
イッセイも晴れて高校卒業いたします。
3年間早かったなあ。

あさって日曜日は村(自治会)の総会が予定されています。
その前に神社や自治会館の雪囲い撤去作業があります。
明日の卒業祝賀会では美酒をたくさん頂くことになりそうですので、
日曜日ちゃんと仕事できるかなあ。

カネチョウ味噌 深瀬善兵衛商店

2014-02-27 21:45:58 | 食べ物
太ももの味噌「福味噌」を製造していただいています、
山形市印役町の深瀬善兵衛商店に行ってまいりました。
原料の大豆とお米の搬入です。

庄内はすっかり雪が解けたのですが、
山形市内の路肩には先週の大雪の残骸がまだ残っていました。

お忙しい中、お母さんみそ先生の尚子さんが応対してくださいましたよ。
深瀬家は先祖代々麹を扱って300年もの歴史があるそうです。
現在はカネチョウ味噌の商標で商いをなさっていらっしゃいます。


古い蔵を見せていただきました。
今はあまり使われていないそうなのですが、
巨大な味噌桶が並んだ様子は壮観で、
麹屋善兵衛の歴史を感じさせました。

味噌作りの過程で仕込みの適期は春(3~5月)。
低温に遭うと麹菌の動きが停滞してしまうそうです。
農作物の生育とも大いに共通点がありそうですね。

ありがたいご縁をいただきまして、
今年も太ももの味噌を仕込んでもらいます。
お米の出来が楽しみなように、
味噌の出来秋もとても楽しみです。

山形市のカネチョウ味噌 深瀬善兵衛商店

なお3月2日(日)YBCテレビの番組「時を越えて」で、
伝統を受け継いだ味噌作りの尚子さんの想いが放送されるそうです。
昨年放送された夕方ニュース「YBCnews every」の中でのコーナーの
再編集版のようですよ。

来年度の親子遠足は

2014-02-26 22:03:12 | 学校行事
年度末です。
今晩は、新旧役員一緒になって保育園の保護者会がありました。

年間行事の反省や会計報告。
ホント1年は短いものです。
楽しい行事をいろいろとありがとうございました。

議題の一つだったのが、
来年度の親子遠足はどこに行きましょうか?
日程は6月12日木曜日です。

保護者会長さんが参考資料として、
いくつかの候補地施設のパンフレットを用意してくれていました。

意見が出てこないので議決は多数決に。

候補1
「フェライトこども科学館(仁賀保市)に行きたい人?」
1名。

候補2
「さくらんぼ狩り(櫛引)?」
ゼロ。

候補3
「加茂水族館?」
ここで5、6名が挙手。

そうです。
クラゲで有名な加茂水族館は現在リニューアル中。
オープンは6月1日だそうです。


いいじゃありませんか。
新しくなった加茂水族館のクラゲたちを見に行きたい、
とは誰でも思っているはず。

記念すべきリニューアルオープンの直後に
行って見る価値はありますね。
ただでさえ混雑する土日よりは多少空いているかも知れないし。

と賛同したものの、来年はユウちゃんまだ未満児なので
親子遠足には残念ながら参加できません。
新しい加茂水族館には家族で行ってきましょうか。


この夏には、加茂水族館でロケされた映画も公開されるんですよ。

ちなみに「遠足で行きたくないところは?」の問いに、
「羽黒山」との声が上がりました。
石段上りがしんどいんだそうです。

私なんか毎年羽黒山でもいいのになあ。
ナンジャク大人が増えてくると、
これ以降遠足の行き先として、
羽黒山が選ばれることはなくなるかも知れません。





関東甲信の大雪 拡がる農業被害

2014-02-25 23:12:40 | 日記
関東甲信地方を襲った大雪の
被害状況が連日報道されています。

特にビニールハウスの倒壊や、
葡萄や桃など果樹の枝折れなど
甚大な農業被害が拡大しています。

政府は特別交付税を前倒しして支給するなど、
倒壊したハウスの撤去や再建に支援策を打ち出していますが、
補助金ですべて賄えるわけもなく、
途方にくれる農業者の悲痛な叫びが聞こえてくるようです。

栃木の佐野で改良普及員をしている友人に電話できいたところ、
大雪のみならず台風並みの強風で倒壊したハウスが多いとのことでした。

また桃や葡萄などの果樹はダメージが大きくて、
元の状態に近づくには4~5年はかかるだろうと言っていました。

作物のダメージは耕作者の心のダメージにつながります。
あきらめて事業を縮小する農家も少ないようです。

現在も野菜の価格が高騰しているようですが、
これからの春夏野菜や果物の流通量や価格にも
大きな影響が出てくるのは必至の状況です。

ふだん雪が降らない地方で拡大した大雪被害。
数十年に1回の状況だったかも知れません。
しかし大雪という災害に備えた農業を初めとした産業、
そして暮らし全般の見直しが必要になってくるでしょう。



飯米缶

2014-02-24 22:51:41 | 暮らし

大きなブリキの円筒。
飯米缶(はんまいかん)です。

ひと昔いやふた昔前だったら、
お米を生産している農家には必ずあったと思います。

農家自身が食べるお米(飯米)を保存していた容器です。
商品名は「米麦貯蔵器」とあります。

不要になったものを知り合いから頂きました。
蓋をくり抜いて、くん炭を焼く缶として使うのです。

写真左手の大きい缶は10俵用、
右手の小さい缶は6俵用と書いてあります。

排気筒の付いた二重通気式構造なので
比較的新しい年代ものですね。

農家ではこれらの飯米缶を土蔵などに設置して、
玄米を入れて保存していました。

缶の上にお米の投入口があって蓋が付いています。
お米を出すときには、正面下方の丸い口から抜き出します。

新米のうちはいいのですが、土蔵に置いてあるとはいえ
梅雨から夏になる頃にはどこから入るのか、
穀ぞう虫が沸いてしまうものでした。

さらに私のこどもの頃は玄米ではなくて
精米した白米を入れて保存していました。

コイン精米機の普及した現在では考えられませんが、
当時は1年分の飯米を、秋のうちに全部精米してしまったのです。

当然季節が進むごとに品質が劣化して、味が落ちます。
夏になるとお米が変質して黒っぽくなるものでした。
そんな米を食べていた時代があったのです。

だから古米から新米に切り替わったときの感動が
現在の比ではなかったことはもっともなことですね。

今日はもらってきた飯米缶の蓋を
5つもハサミで開けたものですから、
手の指に豆が出来てしまいました。

春を掘り出せ!地面出し競走

2014-02-23 23:20:14 | イベント
「第5回 地面出し競走 WORLD CUP 2014 in 肘折」
いよいよ開幕です。

会場の元肘折小中学校グラウンドには、
全国から参集した精鋭(?)34チーム(1チーム6名)が
スコップやスノーダンプを持って結集。

栄光の金のスコップを目指して、
地面出しの速さを競います。

「(昨夜の)前夜祭で、地面出しのテクニックに関する
マル秘情報がとうとう流出してしまった。したがって
今回は地元のみならずどこのチームが優勝するのかまったく分からない」
というような思わせぶりな会長挨拶で開会しました。


競技はまずソリンピックから始まります。
ソリは何かと言いますと、
特設大蔵山シャンツェから1チーム2名が一人ずつソリで滑降して、
その滑った距離の長さ順で、地面出しをする場所を決めるものです。

ちなみに大蔵山シャンツェとは、
体育館の屋根から滑り落ちた雪が溜まった天然の斜面なのでした。
けっこうな急斜です。

わが「焚火研究会ホリターンズ」の滑走者はユージとイッセイ。

なんとイッセイは坂の頂上でやおら衣服を脱ぎ捨て、
ポーズを決めて上半身裸のまま滑走して喝采を浴びていました。
(photo by イーノ)

そのためアナウンスされたチーム名は、
「チームらぞく」ってソリは何じゃい!
残念ながら滑走距離はイマイチで34チーム中27番目なのでした。


滑走距離の長い順に掘る場所を決めました。
ちなみに掘る場所の決め方としましては、
地面出しを報告する審判員まで近いか、
掘り上げた雪の排出スペースの有る無しなどを
考慮して決めるそうなのですが、よく解からん。

掘る場所の周りにスノーダンプ2台とスコップ4丁を刺して、
いったん選手は枠外のスタートラインに並びます。

号砲一発、選手はルマン方式でダッシュして
地面出しの陣地まで新雪を漕ぐのです。


競技が始まりました。
最初はスノーダンプ2台で表面の雪を少し大きめに掘ります。

私はその係りだったのですが、
スタートダッシュを張り切りすぎてしまって
陣地に到着したときには心拍数が上がりすぎてしまって
(ネイティブに言うと「こうぇぐでこうぇぐで」)
スノーダンプのハンドルを持つ手が定まらなくて困りました。



ある程度掘ると、今度はスコップ隊が掘り始めます。
現場に入れるのは6人中4人です。
作業は交代交代で行います。
(photo by イーノ)


次第に段階上に掘り進み、
1番坑(?)の作業者が掘り上げた雪を、
2番手、3番手の作業者が排雪します。
チームワークが大切です。

中盤の層からはざら目雪が出てきました。
先月よく降った雨の影響で、地面の雪が締まったのです。

と本部から早くも法螺貝の音が鳴り響きました。
開始からわずか8分弱、
優勝チーム地面掘り出し終了の合図です。
「えっ!もう!早すぎ」

それからは次々と法螺貝が・・・・


「もう少しだぞ」
しかし穴が狭くなるにつけ、
スコップをうまく傾けることが出来ないために、
なかなか効率良く底の雪を掻き出せません。

最後はショーホが剣スコを突き刺して、
ついに肘折の春を掘り起こしました。

3m45cm下の地面の土くれをリレーして上に上げて
最後はイッセイがチーム名のプラカードと一緒に
審判長までダッシュして、晴れてゴールインとなりました。

やったー!疲れたー

順位は17番目だから参加チーム中真ん中でした。
タイムはいったい何分だったのでしょうか。


掘った穴最深部は上から見るとこんな感じ。


こちらが優勝したチーム「ラブスノー」の竪穴。
なんと人数はたった2名。

いかに効率よく最適な大きさの穴を掘り、
効率よく雪を掘って、その雪を上げて地面を出したか分かります。



係員がスタッフを使って、あちこちの穴の深さを計測していました。
やはり当初の発表どおり、3m50cm程度でしたね。

こんなに深く掘って皆さんお疲れ様でした。

1時間以内には34チームすべてが地面を出したようです。


最後に「焚火研究会ホリターンズ」メンバー記念撮影です。
マツウラさん、ショーホとユージのサトウ兄弟、
ベテランのイーノ、そして私とイッセイ。

皆さんどうもありがとう。
(photo by ジュン)


さて春を掘り出して、いい汗をかいたら温泉です。
肘折いで湯館からは昨年開通した「希望(のぞみ)大橋」がよく見えました。


そして風呂上りに食べたのが、「のぞみラーメン」。
希望大橋を模したデコレーションに大箸(大橋)が付いてきます。
おいしかったですよ!

全国有数の豪雪地帯として名をはせる大蔵村肘折温泉。
真冬に訪れたのは何年ぶりだったでしょうか。
やはり別次元別世界でした。
美しくもあり恐くもあり。

そのハンデともいえる大雪を使ったとてもユニークなイベント、
地面出し競走。
このイベントが多くの人に愛されて、
これからも長く続くことを願います。











明日は全員で肘折に

2014-02-22 20:43:50 | 家族
明日はいよいよ肘折温泉の地面出し競走です。
積雪は現在3m30cmとのこと。
お天気もまずまずそうですね。

事前情報は以下の動画から
地面出し競争 会場準備で掘ってみた2014

わが「焚火研究会ホリターンズ」、
事前打ち合わせや壮行会が実現せずに、
当日朝集合、ぶっつけ本番という流れになりました。
皆さん、果たしてちゃんと集まってくれるのでしょうか?

遊佐のカワマタが欠場なので代わりにイッセイが出場することに。
ジュンも予備員として連れていきます。
応援団としてオカアチャンと二人の娘たち。
ということはわが家は全員参加です。

皆、肘折の温泉とおいしい蕎麦がお目当てのようですが、
それはそれでいいんです。

明日は大いに雪と遊んで格闘する休日(掘りデイ)になりそうですよ。


浅田真央のソチ五輪

2014-02-21 22:43:47 | スポーツ

夜中に拍手が聞こえたような気がしたら、
嗚咽がもれてきました。

テレビを見つめてオカアチャンが泣いていました。
浅田真央選手のフリーです。

ごめんなさい、寝ぼけていた私は
朝になってからニュースでその映像を。

集大成と言われたソチ。
悪夢のようなSPから一夜明けて、
まるで憑き物が落ちたような、
会心のフリーの演技でした。

胸が熱くなりました。
よくぞ、よくぞやりきりました。
彼女の挑戦には各国から
順位を超えた感動と賞賛の嵐が寄せられているそうです。

浅田真央のソチ五輪。
それは己に負けなかった勇者として
永遠に語り継がれることでしょう。

最高の演技をありがとう。
エキシビションでは真央スマイルを
思い切りふりまいてくださいね。


坂道発進

2014-02-20 19:45:51 | 日記
運転免許を取るため自動車教習所に通っているイッセイ。
現在仮免をいただいて路上教習を受けています。

「坂道発進が苦手だ」とイッセイ。
私もそうでした。
クラッチを離しながらアクセルを踏む感覚が
ただでさえつかめないのに、ましてや状況は上り勾配。
サイドブレーキを解除するたび、エンストしないかドキドキしていました。

車の運転は慣れれば慣れるほど上達します。
でも基本は安全第一。
何事もそうだけれども慣れからくる慢心が怖い。

今高校生たちが学んでいる交通教則を時々振り返っては、
安全運転を心がけることにしましょう。



時差5時間

2014-02-19 21:35:35 | スポーツ
熱戦が続いていますソチ五輪。
今しがた、スノーボードの女子パラレル大回転で、
竹内智香選手が見事銀メダルを獲得しました!
アルペン種目では女子初だそうです。

その競技の模様は夕飯後のちょうどいい時間に、
リアルタイムで観ることができました。

日本とロシアのソチとの時差は5時間。
やはり注目度が高い競技は試合時間が現地の夜の
いわゆるゴールデンタイムに設定されているのでしょうか。
日本ではどうしても深夜遅くになってしまいます。

翌朝以降でもテレビで観戦できるのですが、
どうしても試合の結果をあらかじめ知った上での
確認作業になってしまいます。

それが嫌なので、夜中に目覚ましをかけて起き出して、
ライブ映像を観たのが男子スピードスケート500mと、
男子フィギュア、そしてジャンプラージヒルでした。

しかし夜中にテレビ観戦してしまうと翌日こたえます。
齢なのでしょうか?

ニュース映像を見ると、夜中に関わらず選手の地元では、
公民館などに大勢集まって大声援を送っていますね。
夜分お疲れ様です。

さあ今夜はいよいよ女子フィギュアが始まります。
試合開始が午前0時だから、30番目最終滑走の
真央ちゃんが出てくるのは朝方になるのかも知れません。
気になるキムヨナはたしか17番目だし、リプニツカヤは・・・・・

さあ早く一寝入りして、夜半の観戦に備えることにいたしましょうか。

(明日のノルディック複合団体は試合時間が、
ジャンプ17時~、クロスカントリー20時~だから
リアルタイムで楽しめそうですよ)