農村ライフ 日々是好日

山形・庄内平野でお米を作る太ももの会広報部長の農村日記

二番目の穂出盛り

2023-10-11 21:49:08 | 田んぼ

刈り取り後のお天気が良かったので、例年になく成長したひこばえ。


早くも?穂を出していました。
やはりこれから季節は秋から冬に向かい
気温はどんどん下がっていくという状況を
植物の生理としてちゃんと認識しているのですね。


5月に田植えをする通常の稲の一生は、
大きく分けて自分の体を大きくする栄養成長期、
子孫(お米)を残すための穂づくり、種子(米)づくりをする生殖成長期に分かれます。
(その分岐点は6月後半)
ひこばえの場合、自分の寿命があとわずかしかないということが分かっていて
茎葉を伸ばしながらもすぐ穂を出す(作る)準備をしているのでしょう。

ただ庄内ではこれからの時期どんどん気温が下がり冬へ向かっていきますので、
残念ながらこの稲穂が実ることはなく、やがて藁色になり枯れていきます。


農研機構の栽培実験でこんな二期作の記事がありました。
1作目の田植が4月、収穫が8月という条件です。