農村ライフ 日々是好日

山形・庄内平野でお米を作る太ももの会広報部長の農村日記

カモ日和

2012-05-31 21:55:25 | 農作業

夕べハウスに泊り込んで監視を続けたカモたち。
今日順調に田んぼに放されました。
風はちょっと冷たかったけれど、よく晴れてまさにカモ日和。

最初は田んぼの広さにとまどっていたカモたちでしたが、
夕方には悠々と田んぼを泳ぎまわっていましたよ。


今日も無事に暮れました。

さあ明日から6月です。
田んぼも一段落して、
運動会にトライアスロン、
中体連の地区総体に保育園の羽黒山遠足もあります。

いい季節です。
6月も張り切っていきましょう!


カモの夜警

2012-05-30 21:04:40 | 農作業

明日田んぼに放す予定のカモのヒナを、舟形町まで取りにいきました。
今日1日はビニールハウスの特設プールで、水慣れさせます。


生後10日のヒナは水に入るのは初めてです。
まだ羽に油が乗っていないので、
最初はごらんのように濡れネズミ状態。
気温が低かったらこのまま冷えて死んでしまうこともあります。


ハウスの中は日が差して30度以上の暑さです。
小1時間で毛づくろいが済んで、
ごらんのように羽がふんわりしました。

これで羽に油がのりました。
明日の田んぼデビューも心配ありません。

今晩、600羽のカモたちはハウスで過ごしますが、
外敵の来襲が心配なので、これからハウスの見回りに行きます。
シュラフ持参で泊りがけの夜警を勤めてまいります。
おやすみなさい。

忘れ物 県外編

2012-05-29 23:07:42 | 思い出
昨日のお昼、テレビは(NHKの昼ブラ)京都の宇治から生中継でした。
宇治で連想するのは、お茶や平等院が一般的なのですが、
わが家では「忘れ物」を連想してしまいます。

といいいますのも、もう30年も前の話なのですが、
ばっちゃんが関西に住む同級生を頼って一人旅の途中
宇治に立ち寄り、駅に財布を置き忘れたことがあったのです。

慣れない自動券売機で切符を買うのに神経を使い、
なんとか切符を買うことはできたのですが、
券売機の前に置いた財布をそのまま忘れて電車に乗ってしまったのでした。

旅行の途中なので、財布にはある程度まとまったお金が入っていたそうです。
京都市内に戻って気がついて、青くなって京阪宇治駅に電話したら
幸い拾得物として届いていまして、事なきを得たのでした。

これがばっちゃんの宇治財布事件。

これを聞いていたじっちゃんは、昨年真室川の郷土資料館のトイレに
カバンを置き忘れた話を始めました。

用を足すときになにげなく目の前の棚に置いたカバン。
そのまま何も持たずにトイレを出て、資料館も出ようとしたとき
たまたまトイレで置き忘れられたカバンを発見した職員の方から
「もしもし」と声をかけていただいたのでした。

これがじっちゃんの真室川カバン事件。

忘れ物といったらオカアチャンも負けていません。

以前、イッセイとジュンが小学生の頃、
毎年ヒロキ君ちと一緒に家族ぐるみで、
あちこちのマラソン大会に出かけていました。

その時の忘れ物が2件、
題して紅葉の小国バッグ事件と
鳴子湯けむり財布事件。(なんだかサスペンスドラマっぽくなってきたぞ)

あはは、とそそっかしい家族の詮索ばかりしていた私はといえば・・・
ちょっと考えただけでも、いろいろな忘れ物の記憶がよみがえってきました。

秋田のトライアスロン大会(第2回北欧の杜大会)で、
レース後会場にそっくり持ち物(泥だらけになったシューズやウエア)
を忘れてしまったことがありました。

翌日実行委員会に電話で問い合わせて、宅配便で送っていただくことに。
後日届いたシューズやウエアはきれいに洗濯がされてありました。
なんと大会実行委員長の奥様が丁寧に洗ってくださったのです。
恐縮したしました。
当時の加藤委員長ならびに奥様、たいへんお世話になりました。
この場を借りまして改めて御礼申し上げます。

これが秋田北欧の杜泥んこ洗濯恐縮事件。

さらにその前年の夏、
新潟の粟島にランニングシューズを忘れたことがあります。
当時恒例だった焚火研究会粟島遠征の帰り、
フェリー乗り場のどこかに置き忘れてしまいました。
たぶんサンダルに履き替えたときと思われます。

帰宅して忘れ物に気づいて粟島汽船に電話しました。
そして翌日の便で岩船港までシューズを届けていただいたところを、
岩船港まで取りに行きました。

これが粟島ランニングシューズ岩船港往復事件。

さらに記憶はさかのぼって20代前半、
学生最後の夏に中央アルプスを縦走しました。
縦走最後のピークだった南駒ヶ岳の山頂に、なんとカメラを置き忘れたのです。
単なるうっかりでした。

この後、南アルプス、富士山と連続登山で移動したために、
どこで忘れ物に気づいたかは思い出せませんが、
場所が場所だけに、いまさら取りに引き返すことはできません。

そこでどうしたかといいますと、
山雑誌「山と渓谷」の読者のページに落し物広告として投稿したところ、
期待したとおり、奇特にも拾って下さった読者の方から連絡をいただき、
数日後カメラが無事送られて戻ってきました。
(雨に降られたので、フィルムは現像できなかったと思います)

これが南駒ヶ岳山頂カメラ事件でした。

その他せっかくの土産物の包みを電車の網棚に置き忘れたことなど二度三度。
ふりかえると忘れ物ばかりしていた半生だったような・・・

これからは忘れ物などしないように、大いに気をつけます。
したがって今回のお話の内容に続編はありません、
のつもり・・・なのですが・・・。

(もしもし、北高(旧)の体育館の脇に落ちていたケータイなのですが、
どうもイッセイくんのお父さんのものと思われ・・・)

634m

2012-05-27 22:58:04 | 

東京スカイツリーがオープンしました。
連日大勢の観光客で賑わっているようですね。

いずれ登ってみたいものですが、
わが家ではたぶん来年(中学3年で)修学旅行で訪れる(でありましょう)
ジュンが初登頂するものと思われます。


さてスカイツリーの全長(高さ)は、タワーとしては世界一で
武蔵の国にちなんで634mもあるのだそうです。

この634mという数字、
どれほど高いのか郷土の身近な山岳と比較してみましょう。

鳥海山でいえば三合目の駒止あたりの標高がスカイツリーなみです。
といってもぴんとこないので、
視覚的にスカイツリーに匹敵するのは、
秋田県境に丸く盛り上がる観音森(685m)が分かりやすいでしょうか。

さらに庄内平野の東に連なる、いわゆる出羽丘陵の山々がほぼ600mクラスです。

南に目を転じますと金峰山(471m)と母狩山(751m)の中間の尾根あたりが
ひとつの目安になりそうです。

もし庄内にスカイツリーが建っていたとすれば、
庄内の東山くらいの高さなのですね。

ちなみにわが家から最も身近なお山といえば
土門拳記念館そばの飯森山。
この山は標高が42mなので、
飯森山を15個重ねてようやく、スカイツリーの高さということになります。

分かりにくいけれど、とにかく634mって高いんだなあ、
ということをガッテンしていただけましたでしょうか。






若葉のころ

2012-05-26 21:21:22 | 日記

目に青葉・・・新緑が美しい季節です。
風薫る5月。
梅雨入り前のこれからおよそ1ヶ月間は、
1年でいちばん過ごしやすい時期ですね。

ビージーズのバリー・ギブが亡くなりました。
ご冥福をお祈りします。

名曲「若葉のころ」の原題は「First of May」。
歌詞の内容は、忘れられない幼い頃の恋心を歌っているのだそうです。

When I was small, and Christmas trees were tall,

Now we are tall, and Christmas trees are small,

クリスマス・ツリーの前で過ぎ去った昔の出来事を思い出します。
そして若かった時代を5月にたとえて、想い出を偲びます。、

ビージーズ 若葉のころ(First of May)

先日NHK「SONGS」で放映されました、
再結成ザ・タイガース武道館ファイナルは大盛況でした。
途中、病気療養中の岸部シローがステージに登場するサプライズ。
ジュリーの強い働きかけで、実現したのだそうです。


しんどそうに椅子に腰掛けながらも、
つぶやくように絞り出すように岸部シローは一曲歌いきりました。
その歌は「若葉のころ」。

When I was small, and Christmas trees were tall,

「ほんま、ジュリーのおかげやわ」と涙ぐみます。

彼は「若葉のころ」を歌いながら、
タイガースで過ごした青春、
若かりし頃の自分に戻っていたのかもしれません。

季節はめぐり、若葉のころ。
人はふと幼いころを思い出すのでしょうか。




天晴れ大食漢

2012-05-25 23:27:55 | 家族
予報どおり昼過ぎから雨が降り出しました。
鶴岡天神祭りのパレードも雨につかまってしまったのでしょうか。

田んぼにカモを入れる準備、ネット張りをしていたのですが
やむなく中断。
おかげで床屋さんに行けましたが。

雨降りの夜は部活の終わったイッセイを車で迎えに行きます。
野球部の練習グラウンド(旧北高グラウンド)までは片道13km。
市内を抜けてさらに4kmほど北上します。

帰路、車中でのイッセイは言葉少なに、しきりにケータイをいじっています。
用意してきたパンをかじりながら、
たまに頭を上げてしゃべるのは、きまって食べ物屋さんの話。

「最近ここのうどん食ってねーなー」
「ここののおススメは○○ラーメンに、焼肉丼」
「この時間、この店人入っているなあ」
「○○飯店の○○はすごくおいしいらしい、いっぺん食ってみたい」

食べ盛りの高校球児、練習終わってお腹もぺこぺこ、気持ちは分かります。

そんなイッセイ、先日の日曜日のお話です。
日大山形に大敗して意気消沈、
せっかくの酒田祭りだというのに、祭り見物の気分にもなれません。
それでもお昼時、腹は減ります。

「ラーメン食いたいな」
「よーし、ラーメン食いにいくか!」
久しぶりに中学校の近くのラーメン屋さんに二人で出かけました。

イッセイが注文したのは、冷やし坦々麺。
当然大盛りです。
私は最近は大盛りはちょっと苦しいので、普通盛りのチャーシュー麺です。

それと餃子が2人前。
ラーメンと餃子のセット、定番ですね。
メニューを見たらチャーハンも美味しそう。
えびチャーハンを一人前追加しました。

あっというまに大盛り坦々麺を平らげたイッセイ。
(こっちは猫舌でひーふーいっているのに)

続いて餃子とチャーハンもあらかたイッセイが食べました。
見ていて気持ちのいいほどの食べっぷりです。

これで、あー食った食ったと落ち着くのが普通の胃袋。
しかしイッセイの胃袋は違いました。

さらにイッセイ、物足りなげにメニューをながめて、
「オトーサン、塩ラーメンってうまいか?おれ、食ったことねーんだ」

マジか?まだ食う気かこいつ!
お前は川内優輝か!

このままでは予算オーバーなので、
デザートとしてコンビニのアイスを付けることで、手を打たせました。

そういえばイッセイは中学時代、このラーメン屋さんで
極辛の地獄ラーメンそれも究極の五丁目を完食して、
ラーメン1杯無料券を獲得したことがありました。

おそるべし、いいや天晴れだー若人の大食欲。
しかしイッセイを寿司屋と焼き肉屋に連れて行くには二の足を踏みますね。
外食するなら、やっぱり食べ放題のお店でしょうかね。







思案するネコ

2012-05-24 22:34:13 | 田んぼ

我輩は猫である。
名前はかつてあったが、今は忘れてしまった。

朝の日課は田んぼで野鼠を捕獲すること。
しかし今朝はいまだ収穫なし。
まずいぞ、夕べもろくな獲物にありつけなかった、

先程、この家のおかみが生ゴミを肥塚に空けていったぞ。
人間が捨てたものに喜び勇んでたかるのは、我輩の美学に反するが・・・

しばし思案にくれる思案橋・・・

残念ながら待ちぼうけを食っている余裕が、今の我輩の胃袋にはない。
背に腹は変えられぬ、どうれ移動するとするか。

とっ!

なんだ!この男は、
急に現れて、断りも成しにカメラで我輩を撮り始めたぞ。
ええい!傍若無人の極み。
いつも人間はこうだから困るのだ。

しかし我輩とて誇り高き猫族のはしくれ。
ここはココロ落ち着けて泰然自若をきめこもう。
もしかしてあの男、
我輩の勇姿をブログなぞに載せるやも知れぬしな。

嗚呼、厄介なるかな人間。

         *                      *


直播きイネの芽、伸長中!
早く大きくなって安心させておくれ。


田んぼの夕日シリーズ(?)
昨日の夕日です。

早苗のこの時期は、田んぼに張られた水が夕日を反射して
夕日を撮るのには、1年でいちばん適した時期かも。

あと2週間もすると、イネが大きくなって水鏡は消えてしまいますよ。

田植第2部

2012-05-22 21:26:08 | 農作業

皆さんのところでは、きのうの日食は見ることができましたか。
酒田は金環食のエリアではありませんでしたが、
お天気に恵まれて、太陽が欠けていくのをしっかり観察することができましたよ。


昨日から田植最終章、有機コシヒカリの田植始めました。
今日はあいにくの強いダシ風。
苗の空箱が飛ばされてたいへんでした。


明日で田植は終わる予定です。

直播のはえぬきの芽も発芽してきましたよ。


祭りの朝

2012-05-20 22:25:54 | イベント

酒田まつり本祭りの朝です。
気持ちのよい晴天になりました。


試合のあるイッセイを学校まで送って、
(なんと早朝5時半!集合でした)
帰りに日和山公園に回ってみました。


今年の祭りの目玉、
高さ20mの立ち山鉾が広場の中央にそびえています。
そして「前へ進もう!!」のメッセージが黒々と。


正面右手には、稲刈りをする庄内おばこの姿が。


公園の日枝神社側には、定番お化け屋敷も出店していました。

帰宅してから、朝早いからお化け屋敷のお化けはまだ寝ていたよ、
とアイちゃんに話したら、なんとも複雑な顔をしていました。

日中は暑いくらいに気温が上昇、
お天気に恵まれて、本当にいいお祭りになりましたね。

     *                        *

春の県高校野球2回戦です。
残念ながら光陵高校は日大山形に敗れました。
10対0の5回コールド完敗、しかもノーヒットに抑えられてしまいました。

悔しいけれど攻撃も守備もそして応援も、日大は1枚も2枚も上手でしたね。
光陵は一矢も報いることも叶わず、応援団もぐうの音も出ませんでした。
あー残念!
夏はリベンジだ!



トラックを取りに

2012-05-19 20:15:12 | 家族

代かき(第2部)が終わり、トラクターが自宅に戻ってきました、
夕方、田んぼに置いてあるトラックを取りに自転車で出かけようとしたら、
「アイちゃんも行く!」
アイちゃん今日も元気いっぱいです。

しかし田んぼまでの距離はおよそ4kmはあります。
はたしてアイちゃんのスタミナは大丈夫か?

「よし、天気もいいので一緒にいこうか!」


西の農道を片道4kmのサイクリングです。
さいわい風は追い風。
お昼頃から照ってきた日差しが優しく肩に当たります。

前後の車に注意しながら、
ゆっくり道路の左側を自転車をこぎました。

「くたびれた?大丈夫?」
「ダイジョーブ!」
道中は長いぞ。


途中、道端の野花を摘みました。
これがほんとの道草です。

がんばった甲斐があって、
次第に青いトラックが見えてきましたよ。


無事田んぼに到着、トラックを回収しました。
帰りは荷台に自転車を積みました。

「よくがんばったのー。さすがアイちゃん」
「ちょっとつかれたけど、楽しかったー!」

さてお天気も回復して、今日から酒田祭りです。
アイちゃん、このあとじっちゃんと宵祭りを見に行って
まだ帰ってきません。

それから1日順延された春の高校野球県大会。
光陵高校が見事1回戦を突破しました!
(対 山形明正 10対2のコールド勝ち)

イッセイの出番はなかったものの、
ヒロヤが幻のホームランを含む3安打と活躍しました。

明日は光ヶ丘で9時から日大山形と対戦します。
酒田の町は本祭りで1日熱く燃えます。
市民の皆さん、どうぞ酒田光陵を応援してくださいね。