農村ライフ 日々是好日

山形・庄内平野でお米を作る太ももの会広報部長の農村日記

2時間でまわる伊勢神宮 内宮編

2018-01-22 20:00:42 | 

内宮へはバスで移動します。
外宮前から乗って片道430円。




およそ10分で到着。
目の前が内宮です。


ん!?この見覚えあるロータリーは・・・


11月に行われる全日本大学駅伝のゴール地点ですね。
おそらく。


鳥居をくぐって宇治橋を渡ります。

鳥居の柱は元正宮の御柱で前回(5年前)の
式年遷宮の際に再利用され移築されました。


内宮は原則右側通行。(外宮とは反対)




五十鈴川の上流に立っている橋脚のようなもの。
橋を建て替えたときの名残かと思ったら、
これは木除杭(きよけぐい)といって、
大雨の時など上流からの流木から橋を守るための杭なのだそうです。


宇治橋を渡ったら右にまがって川の上流方向に進みます。
ここは神苑と呼ばれる庭園です。


実は明治までここには民家が立ち並ぶ町がありました。
立ち退いてもらってから庭園に。
その名残は足元にある直線の石(見切り石)です。


火除け橋を渡って境内に。






五十鈴川の河原に降りるための広い石段の先は・・・


五十鈴川の清流で汚れを祓う天然の手洗場なのでした。

この日は流れも実に穏やか。


手洗い場を背にまっすぐ上がっていくと正宮なのですが、
右手の小道ににそれると五十鈴川の守り神「瀧祭神(たきまつりのかみ)」があります。
シンプルでより自然に近いお社です。


そのまま小道を進むと・・・


別宮「風日祈宮(かざひのみや)」へ向かう静かな参道が続いています。


正宮の方向に戻りました。




さあまもなく正宮とご対面です。


見えてきました。


その正面にあるのが「御贄調舎(みにえちょうしゃ)」。
天照大御神に捧げるものとしては別格の海の幸アワビを
お供えするための建物なのだそうです。


天照大神宮の正宮を参拝します。
内宮の正式名称は「皇大神宮」。
ここは地元の氏神様皇大神社のいわば総本家です。

天照大御神は孫の邇邇芸命(ににぎのみこと)を地上に使わしました。
その際に持たせたといわれる三種の神器のうち「八咫鏡(やたのかがみ)」
がここ内宮にあるといわれています。

その邇邇芸命のひ孫が神武天皇。
したがってここ伊勢神宮内宮は皇室にとっても大切な場所なのです。

これらの話は神話なのですが、
日本の天皇制度がその神話に基づいているのも事実です。


正宮の北隣に荒祭宮を目指します。
天照大御神の荒魂を祀る別宮です。




















神苑まで戻ってきました。
ここから見える山々すべてが伊勢神宮の境内なのだそうです。


門前町のおかげ横丁を横目にバスで駅まで戻ります。

ここまでまわってほぼ2時間。
時間通りなのですが、やはりかなり駆け足参拝だったことは否めません。

今回の初参拝は伊勢神宮入門編として、
次回はぜひゆっくりとまた伊勢を歩き回りたいと思います。
参道で食べたい名物もいっぱいあるもんね。

あわただしくもしっかりと神々の息吹を感じた充実の2時間でした。



昭和天皇は2度伊勢神宮内宮を参拝しています。

1回目は昭和17年、軍服姿で戦勝祈願に。
2回目は昭和20年、敗戦の報告と国民の平和を祈って。

そしておっしゃいました。
「伊勢神宮は軍の神にあらず。平和の神である」
(戦勝祈願などして神様が怒ったのかも知れない)

伊勢神宮は恒久に平和の神。

どうか世界が平和でありますように。




 







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