ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

ROAR (Official Music Video) / ulma sound junction 2023年10月

2024-01-28 08:09:46 | プログメタル
ulma sound junction - ROAR (Official Music Video)

ウルマ・サウンド・ジャンクションは2005年結成の沖縄県石垣島のバンドです。
「うるま」とは珊瑚の島という意味だそうです。

ジャンル的には、プログ・メタル、すなわちプログレッシブ・メタルで、ダークなイメージのサウンドを売りにしています。クリーン・ヴォイスとグロウル(デス声、咆哮)を使い分け、現代的なメタルバンドと言えると思います。

デス声が嫌いな音楽ファンは敬遠すると思いますが、昨年10月に発表されたこの曲「 ROAR」は心を震わせるほどのメロディと繊細なサウンドが打ち出され、なかなかの名曲に仕上がっていてかなりの魅力を放っています。
曲が始まったとたんにドキドキ、ワクワクを感じさせる雰囲気は只者ではないオーラですね。

なぜ、彼らがこんなキャッチーな曲を作ったのかというと、それはアニメのテーマソングとして作られたからなんですね。
人間と竜の一族が戦うという「ラグナクリムゾン」というダークファンタジーのアニメのテーマを彼らが作ったのです。
ちなみにアニメとのコラボMVはこちら。
アニメの世界を理解すると、この曲もより味わいがでるかもしれません。

『ラグナクリムゾン』×『ROAR』(ulma sound junction)原作コラボMV

静と動、そして光と闇、絶望と勇気と希望。そんなダーク・ファンタジーの魅力を深く感じる、彼らの世界に浸ってみるのもおもしろいのでは。



この曲もダークながら魅力を感じます。
英語が自然に聴こえるのがいいな。
メッセージ性を感じさせる曲です。

ulma sound junction - Hopeless Raven (Official Music Video)  
コメント (2)
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Dolly Parton 豪華な共演 「Rock Star」 2023.11.17リリース

2024-01-21 06:33:11 | 女性ボーカル
ドリー・パートンといえば、アメリカのカントリー・ミュージック界のスーパースター。1/19生まれなので、78才になったところです。
何と、グラミー賞8回受賞!
彼女が昨年11月に出した企画アルバム「ロック・スター」がすごい。
ゲストが、ビートルズ組のポール&リンゴ、ピーター・フランプトン、ミック・フリートウッド、スティング、エルトン・ジョン、ジョーン・ジェット、スティーブ・ペリー、リッチー・サンボラ、ジョン・フォガティ、スティーブン・タイラー、マイケル・マクドナルドなど多数。
どれだけお金をかけたんだろう?
ロックの有名な曲をオリジネイターと共演したりしてるので、けっこう楽しめるのではないでしょうか?ロックのクラシック・カヴァーが21曲入っているそうです。
まあ、クリスマス・アルバムなのかな?

この曲がやはり一番印象に残ったので、この曲をアップしました。

Dolly Parton - Let It Be (feat. Paul McCartney & Ringo Starr) (Official Audio)


せっかくなので、彼女の最も有名な曲も紹介します。
これは1980年発表。映画のテーマ曲です。

Dolly Parton - 9 To 5


いかにもカントリーっぽいという曲で有名なのがこれ。
オリビアがカヴァーして大ヒットしましたね。
オリジナルはこれです。

Dolly Parton - Jolene (1974).  

いやあ、若いです。まだ、20代ですね。



最近の動画もいっぱい見れます。
まだ元気いっぱいで、とても80近い人とは思えません。
スタイルもすごい。色気たっぷりです。
まだまだ頑張ってほしい人ですね。
元気をもらえます!
コメント (4)
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たまには最近のプログ・メタル系を Haken、Riverside、katatonia 、そしてポップなA.C.T

2024-01-14 06:15:46 | プログメタル
クラシック・ロック好きではあるのですが、
最近のロックもジャンルを選んで、いろいろ聴いています。

最近のプログレッシッブ・ロックもけっこういいものがあるので、
取り上げたいと思います。
まずはイギリスのヘイケン。
2007年結成のモダン・プログレ。マルチプレイヤーのリチャード・ヘンシルとヴォーカルのロス・ジェニングスを中心に結成されていて、メディアでは「プログ」なんていう省略化された呼び方をされてますね。どうも海外で使われるようになったようです。
最新アルバムは昨年の春に発表された7枚目「Fauna」。
そこから、最もポップだと思われる「Lovebites」を紹介いたします。
レゲエのテイストがあって、面白い曲です。オリジナリティありですね。

Haken - Lovebite (Official Video)


もう一曲行きましょう。「beneath the white rainbow」。こっちの曲の方がダークで、彼ららしい曲です。高レベルで、ドリーム・シアターが好きな人は
けっこう惹かれるかも。凝った曲です。
Beneath the White Rainbow


では、モダン・プログ・メタルのバンドをもう1バンド紹介します。
ポーランドのRiverside ですね。昨年2月に出た作品から。
ニュー・ウエイブか?と思わせる曲ですが、冗談で作ったような曲かもしれません。面白いです。
RIVERSIDE - “Friend or Foe? (Single Edit)“ (Official Video)

プログ・メタルらしい曲はこっち。
Riverside - Big Tech Brother (Official Track Visualizer)  

こんどはスウェーデンのKatatoniaをご紹介します。
このバンドは1991年に結成された歴史あるメタル・バンドなんですが、ブログレかかってるんです。ゴシック・メタルとかメランコリック・メタルと言われてますが、プログレの雰囲気があって、心地良い感じがあります。 
このバンド、来日予定です。
昨年発表されたアルバムから、「Birds」。

KATATONIA - Birds (Official Video) | Napalm Records




もう一曲 、同じスウェーデンからA.C.T。
プログレではないのですが、ドリーミィなモダン・ポップが素晴らしいバンドですね。緻密でものすごくポップ!クイーンとかチープ・トリックのメロディが好きならおすすめかな。バグルスの「ラジオスターの悲劇」とかが感覚的に近いかも。
聴いていて快感のサウンドです。

昨年発表の 「The girl without a past」は名曲です。

A.C.T - The girl without a past (music video)
コメント (2)
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 Ballad of a Misspent Youth / Tuk Smith and The Restless Hearts  2022.11(日本2023.12)

2024-01-06 06:04:38 | ロックンロール
昨年末に日本デビューを飾ったバンドを紹介しましょう。
すごくいいバンドです。

「遅れてきたピュア・ロックンローラー!」 という売り出し文句はよく考えたものです。まさにそんな感じのタック・スミス。

昨年末、2022年にアメリカ本国でデビューした Tuk Smith and The Restless Hearts のファースト・アルバムが大手ソニー・ミュージックから日本発売されました。
約1年遅れとなりましたが、力が入っています。
70年代のグラム・ロックやあのシン・リジィ、モトリー・クルーの雰囲気を持つバンドということでレコード会社が考えたのか、何と邦題だらけです!

アルバムタイトルは『しくじった青春のバラッド』(Ballad of a Misspent Youth) です。そして、ファースト・シングルは「イースト・サイドの女たち / Girls on the East Side of Town 」ときました。
他の曲も面白い邦題が付いています。まるで70年代のロック作品のようです。

このバンドの主役はタック・スミス。2009年よりBITERS(バイターズ)のフロントマン/ソングライターとして活動してきたジョージア州出身のロックン・ローラー。新人ではありません。
どうも、そのバンドの時は今一つ売れなかったようで、苦労したようです。
しかし、新バンドで巻き返しという勢いです。
実に、かっこいいので、これは盛り上げたいバンドですね。

まずは、ファースト・シングルの「イースト・サイドの女たち / Girls on the East Side of Town 」を聴きましょう。

Tuk Smith and The Restless Hearts - Girls On The East Side Of Town

まるで、シン・リジィのイントロなんですが、やはり21世紀のバンドらしい溌剌さを感じます。メロディもアレンジも秀逸。ポップでいいです。
こういうバンド好きですね。

次に「死んだら愛されるのさ / Everybody Loves You When You’re Dead 」。
この曲はちょっとモトリーっぽい感じもしつつ、70年代のポップスの甘さを感じさせる素晴らしいパワーバラード。
声がまずいいですね。そして、メロディがよく、アレンジも最高。
これは名曲です。
これは応援しなくては!

Tuk Smith and The Restless Hearts - Everybody Loves You When You're Dead  


あと、1曲ご紹介します。
「おさらばしよう / Say Goodbye」です。
なんか、ボン・ジョビのようですね(笑)。
でも、練られたメロディとアレンジはやはりかっこいい。
クラシック・ロックへのノスタルジーと言ってしまえばそうなのかもしれませんが、やはり若いバンドがこういう質の高い作品を出してくるのは、ちょっと嬉しいものです。
何より歌が上手くて、声がいい。
ソニーがピック・アップして売ろうとしたのがわかる気がします。

Tuk Smith & The Restless Hearts - Say Goodbye (Official Audio Stream)


前身のバイターズの動画を探したら、これがありました。
何と曲名は Restless Heartsでした!
現在のバンド名につながるタイトルです。
このバンドもなかなかかっこいいのです。ただ、やはりこれって特徴がないので、新しいバンドで、いろいろ販売戦略を考えたと思われます。

Biters - Restless Hearts (Official Uncensored Video)




Tuk Smith and The Restless Hearts は新しいバンドとはいっても、中身はクラシック・ロックですね。
でも、古さを感じさせません。
そして、レベルが高い。
こういうロックに出会えると、ロックを聴いていてよかったと思います。
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RIO / TREVOR RABIN  2023年10月

2024-01-03 05:43:46 | プログレ
ブログ復活します。

能登半島地震で被災された方に、一刻も早い平穏が訪れますようにお祈りいたします。余震等が早く収まり、復旧活動の本格化することを望んでおります。
日本は地震国家であることを、改めて感じました。どこで地震が起こっても不思議ないんですね。

さて、ブログ再開の第一回めはイエスのメンバーとして大活躍した TREVOR RABIN の ソロ作品「RIO」です。
昨年10月リリースされました。34年ぶりにヴォーカルをフィーチャーした作品とのことです。例によって、ゲストはいるものの基本的にマルチプレイヤーぶりを発揮しています。まさに、天才、多才と言った感じの作品が満載で、イエスの「ロンリー・ハート(90125)」が好きなら、たっぷり、あの世界が満喫できると思います。楽器はうまいし、歌は上手いし、アレンジ能力も高く、そして、ポップで聴きやすい。文句なしってところですが、あまりにも整然としているところが、逆に飽きる要因にもなりそう。

それにしても、ロンリー・ハートの時期のイエスのサウンドは、当時、トレヴァー・ホーンのプロデュース力がすごいのかなって思ってましたが、ラヴィンの力がかなりすごかったんだなって、この作品を聴いて感じました。
ひたすら心地よい音を作り上げる手腕は、本当にすごい。
この人、この能力をしばらく映画音楽のサウンド・トラックに使っていたようです。まあ、これだけの才能があれば、映画音楽でも、大活躍だったんでしょう。そして、かなり儲けたかな?

さて、全10曲、全てすごい曲ですが、ここでは3曲をご紹介します。

まずは、リーダー・トラックの 「Big Mistakes」です。
まさに、イエスとつながるポップで広がりを感じる音世界。実に快適な音世界。個人的にはベースの音が心地よいです。ジョン・アンダーソンが歌えば、まさにイエスの新曲になりますね。 

TREVOR RABIN - Big Mistakes (OFFICIAL VIDEO)


次は2曲目の「 Push」です。
テクニカルでひたすら爽快なイントロから、まるでジョン・アンダーソンのようなラビンの高音ヴォーカルが入ってきます。そうですね、イエスにかなりイメージ近いです。イエスの新作とか未発表曲といえば、信じてしまう人がいそうですね。かっこい!
多くのクラシック・ロックの名手が年を取って、その能力をさび付かせてしまっているのですが、この人は全く違いますね。40年前と全く同じ能力を示しています。というかそれ以上かもしれませんね。これだけの新作を作れるというのは、まさに天才!

TREVOR RABIN - Push (OFFICIAL VIDEO)


もう一曲は「Thandi」。
テクニカルな演奏とバラードが交互に現れます。
プログレですねー。
研ぎ澄まされたギター・テクニックが聴きどころです。
69才ですが、まったくギターの腕の衰えは感じません。

Thandi



テクニカルなのに、ポップな音楽を作ってしまうという彼の才能に脱帽の今回の作品です。
完璧すぎて、そこに不満を感じる人もいるかもしれません。
そして、ややワンパターンなメロディ展開もあります。
でも、素直に聴けば、彼のすごさに参ってしまいます。
充実の一枚と感じました。

今年もいろいろ、新旧織り交ぜて、いろんなロックをご紹介したいと思います。よろしくお願いします。
コメント (2)
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