ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

フロンティア・レコードがプッシュ!メロディック・ロックの新星!About Us

2022-11-27 10:24:38 | メロディアス・ロック
70年代後半から80年代にアメリカで大流行した「ジャーニー」のようなメロディック・ロックが大好きな社長がやってるイタリアのフロンティア・レコードは次々と作品をリリースしている。
アメリカ本国ではほぼ死滅しているこの「メロディック・ロック」は世界的には薄く広くマニアがいて、インターネット全盛の現代は全世界からの需要を集め、ビジネス的にはうまくいっているようだ。アメリカの流行に頼らなくてもいいというのはまさにネット社会ならでは。
日本の「アニメとアニソン」、「シティ・ポップ」もネット社会で需要捉まえてますしね。
もはや、国ごとのヒットチャートなんて関係ないかも。

メロディック・ロックには日本にもいっぱいマニアがいて、私もその一人です。

さて、今回ご紹介するフロンティア・レコードのバンドは、11月新作をリリースしたバンドであるが、何とインドのバンド!しかも、人種的にはモンゴロイド、すなわち我々日本人と同じ黄色人種。音だけ聴いたら、北欧のバンドと間違えそう。
インドなのに、黄色人種って?と調べてみたら、インドの北部の方に少しだけいるみたい。そっちの方のご出身なのでしょう。
MVに出てるお姉さんはかなりのモンゴロイド美人。日本人としては、親しみが持てる感じです。
それにしても、演奏も歌も完璧です。
ハイトーン・ヴォーカルが好きな人は気持ちいいのではないでしょうか?

日本でも売れそうな予感がします。
というか日本人のバンドと思われちゃうかも。


About Us - "Right Now" - Official Music Video
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北欧のベテラン・メタル・バンドの会心の16作目 Stratvarius 「Survive」

2022-11-26 06:06:43 | metal
今回はメタルの話。
フィンランド出身のベテラン・メタル・バンドの最新作(今年9月発売)の「Survive」が現在の私のヘビロテ作品。
この作品、けっこうネットで好評で、多くのブロガーが傑作ということで、レヴューしています。だから、わざわざ私がブログに載せることもないかなとも思いつつ、やはり好きだから載せることにしました。
このバンドは日本のメタルマニアにとても人気があるので、ちょっと調べればネットにわんさか情報があります。ウンチクについては他の人に任せます。

私がちょっと感動したのは、デビューして30年以上たつのに(しかもお家騒動もありました)、いい作品を作り上げたこと。
ベテラン・バンドはいっぱいいますけど、なかなか若い時の作品を超えたり、それに並ぶ作品を作るというのはできないのが常識なのに、頑張ったんですね。

この作品は何といっても、メロディがいい。メロディラインの展開がいい。CDの帯に「これをメロディック・パワー・メタルの傑作と言わずして何と言う」と書いているが、まさにその通り。アルバムの帯って、信用できないことがあるんですが、この作品は当たっています笑。曲のフックが見事で、アレンジも緻密に練られている。まさにベテランバンドの叡智が詰まったような作品。

まず、ご紹介するのは、バラード調のこの曲、「Breakaway」。
メロディのよさは、この曲に象徴されます。
日本人が大好きな、甘く、哀愁のあるヴォーカル・ラインです。
こういう曲が好きな日本人は多いと思うのです。
ずばり、エイジアのようですけど。アレンジも大げさだし。

Breakaway


次にはアップ・テンポのこの曲、「Demand」。
これぞストラトヴァリウス!という疾走感があり、乗れる曲です。
アップテンポでありながら、メロディがゆったりしていて、メロディを楽しめるというのが、このバンドのいいところ。ギター・ソロ、キーボード・ソロもツボを押さえまくりです。オールド・ファンなら、レインボーあたりを思い出すかも。

Stratovarius - Demand (NEW SONG 2022)


純粋なメタル・ファンならパワー&スピードのあるこの曲がお気に入りかも。
でも、メロディはきちんとしています。起承転結がはっきりしていて、日本人が最も納得できるメロディ・ラインです。メタルの曲って、演奏が素晴らしくても、ヴォーカルの声やメロディ・ライン、特にサビの部分でがっかりということがあるのですが、この曲は全然違う。素晴らしい。間奏も完璧。ティモ・コティペルトの歌唱は見事の一言。
Glory Days

 
コメント (6)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

この混沌がかっこいい!Blodwyn Pig - Modern Alchemist

2022-11-13 17:38:51 | サイケデリックロック
Blodwyn Pig - Modern Alchemist

ソフト・マシーンの初期を聴いた後に聴けば、十分聴きやすいのが、
ブロドウィン・ピッグ。
ジェスロ・タルの創設メンバー一人、ミック・エイブラハム(G.V)が結成したバンドのファーストのこの曲がかっこいい。
スタジオ・ヴァージョンの方が、好みかも。
ジャズっぽいけど、やっぱりロックというのが、混沌としている。
実に「クール」だ。
1969年発表ですが、古さを感じさせません。
この時代のロックのすごさを思い知る名曲だと思います。

The Modern Alchemist (2006 Remaster)
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カンタベリー・ロック特集21 ソフト・マシーン、フュージョン化路線継続「Softs」

2022-11-05 16:31:24 | カンタベリー・ロック
久々にカンタベリー・ロック特集です。
ソフト・マシーンの歴史をたどってきましたが、今回でソフト・マシーンは最後です。1976年発表、名作と言われる9作目「Softs」。

メンバーは
ジョン・マーシャル:ドラムス、パーカッション
カール・ジェンキンス:キーボード。マイク・ラトリッジ脱退に伴い、キーボードに選任
ジョン・エサリッジ:ギター、元ダリル・エイズ・ウルフです。
アラン・ウエイクマン:サックス、リック・ウエイクマンの従兄弟。
ロイ・バビントン:ベース
ゲストとして、
脱退したマイク・ラトリッジが3曲目と4曲目でシンセサイザーで参加。

超絶技巧ギタリスト、アラン・ホールズワースが脱退後、加入したジョン・エサリッジもテクニシャンでした。そして、今回の作品もフュージョン志向。
全体的に聴きやすくなっていますが、変な曲も入っていて、何だこれは?という部分もあります。そこが、彼ららしい。ポップになりきれないんですよね。
ジョン・エサリッジのギターはアラン以上に上手いんですけど、アランほどの存在感はありません。だから、バンド・サウンドの一部には収まっています(でも目立つところは目立ちます)。とにかく、前作の音楽性の延長線上のようであるんですが、また違った個性を発揮しているというところに魅力を感じる作品です。


まずは、2曲目の「The Tale of Taliesin」をご紹介しましょう。
この曲は強烈です。フュージョンというよりロックのインストという印象が強い。静と動の対象が聴きどころ。怪し気なメロディのピアノによるリフレインが続いたあと急変して(3分過ぎ)、激しいインタープレイになるところは驚きです。炸裂するジョンのギターは明らかにロック。前任者に劣らない速弾きには圧倒されます。ゲイリー・ムーアに通じる限界を究めるような音数の多いプレイかな?ただし、速弾きはすごいけど、メロディ・ライン的にはおもしろくないかも。まあ、好みですけど(笑)。
激しい音の後、またスローな展開へ。
曲としてわかりやすいのは前作同様ですね。

The Tale of Taliesin


次に「Song of Aeolus」を紹介します。
メロウなギター・フュージョン・ロックです。まるで、ゲイリー・ムーアかジェフ・ベックのようです。メロディアスで過去のソフト・マシーンから想像できない音です。かなり感傷的な曲で、日本人好みですね。

Song of Aeolus


最後にもう1曲。「 One Over The Eight」です。
まさに、おしゃれなフュージョン。こういう曲でアルバム1枚を作らないところが、ソフト・マシーンでしょうね。
メインはサックス。アレンジが凝っていて気持ちいい。
曲の長さ、展開が秀逸。

Soft Machine - One Over The Eight


この特集でのソフト・マシーンの歴史は一応終了です。
カンタベリー・ロック特集はまだまだ続きます。
よろしければ、また覗いてみてくださいね。
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする