ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

Sweet Little Rock and Roller - Rod Stewart, Keith Richards & Faces 1974年 ロンドン

2024-03-31 09:40:30 | ロックンロール
Sweet Little Rock and Roller - Rod Stewart, Keith Richards & Faces | The Midnight Special

久々に友人のK君からリクエストをもらいました。
大感謝です。
フェイセズ時代のロッド・スチュアートがキース・リチャーズと共演している珍しい映像です。
テレビ番組の映像がパッケージ化されて発売されたようですね。
山内テツが参加した後期のフェイセズにキースが参加しているみたいです。
キースとロン・ウッドが並んでギターを弾いていると、まるでストーンズのようです。ドラムスはケニー・ジョーンズ、キーボードはイアン・マクレガンだと思います。
山内テツは日本人なのに、外国人と並んでも体格にそん色がありませんね。
ぱっとみると、全然日本人という感じがしません。

曲はチャック・ベリーのSweet Little Rock and Rollerで、ノリノリですね。
全盛期のロッドの姿と声を楽しめる作品です。
彼のお尻の動きが実にセクシーですね。
当時、彼の髪型を真似した日本の中高生がどれだけいたことか笑
私がいた学校にもいました笑
まあ、かまやつひろしも真似してましたし。

このカヴァー曲はフェイセズのスタジオ・アルバムではなく、この年に発売されたロッドのソロ・アルバム「スマイラー」に収録されています。
すでに、ソロ化に向かって動きだしていた時期ですね。ロンのストーンズ参加を予告しているような感じでもあります。



では「スマイラー」ヴァージョンも聴きましょう。
パーソネルをみると、ベースを除き演奏しているのはフェイセズ(笑)。
ベースはスパイク・ヒートリー という人。
ギターが実にかっこいいです。チャックが宿っているようです。
スタジオ・ヴァージョンなのに、ライブよりもノリがいいような気もします。
ギターの音がすごくいいなと言った印象です。

Sweet Little Rock 'N' Roller



ついでにオリジナルのチャック・ヴァージョンも。1959年ですね。
やはり彼は偉大です。
カヴァー曲と違って、実にシンプルなアレンジで、ちょっと驚きますが、
オリジナルあってのカヴァーですからね。敬意を表すべきですね。

Chuck Berry - Sweet Little Rock & Roller (1959)

K君、リクエストありがとうございました♪
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Here Comes the Sun  / Steve Harley & Cockney Rebel 1976年

2024-03-30 05:50:15 | ブリティッシュロック
Here Comes the Sun

3月17日、Steve Harley が死去しました。
私は1974年ごろからロックを聴いていたのに、彼というか彼が率いるコックニー・レベルというバンドはあまり聞いたことがありませんでした。
でも、もちろん名前は知っていました。
当時よく読んでいたミュージック・ライフ誌ではこのバンドはグラム・ロックのバンド群の一つとして取り上げていたような記憶があります。
日本では、あまり人気がなかったし、ラジオでもかからなかったのですが、コックニー・レベルという名前がすごく印象的で、頭にこびりつきました。
コックニーとはロンドン子という意味で、「コックニー訛り」なんて言葉もあったと思います。直訳はロンドンの反逆者という意味のようです。

さて、何曲か彼ら(彼)のヒット曲を振り返ってみると、イギリス特有のひねくれたポップ・センスがすごく特徴的です。当時のイギリスのロック・マーケットでは、こういう斜に構えた曲を作るのがすごくうまいバンドが出てきて、一定の評価を受けてます。芸術家的というかアーティスティックな感じで、一筋縄ではいかない曲作りが趣味人をうならせるという感じでしょうか。
わかりやすいのが、今回ご紹介するビートルズの名曲のカヴァー。
原曲の雰囲気を完全に変えてしまうアレンジに驚きます。でも、これはこれで楽しい。何回も聴くとクセになります。お試しあれ。


最大のヒット曲もご紹介します。
これは聴きやすいですね。
全英第一位になったようです。

Steve Harley & Cockney Rebel - Make Me Smile


よく言ってますけど、YouTubeの時代になり、こうして、青春時代に名前は知っていても、時間とお金がなくて聴くことがなかった素晴らしいアーティストの名曲に簡単に触れることができるようになったのは素晴らしいことです。

Steve Harleyのご冥福をお祈りいたします。
R.I.P.

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The Loco-Motion / GRAND FUNK RAILROAD  1974年

2024-03-20 15:17:59 | アメリカンロック
中学生の時に初めて聞いたGFRの曲がこれ。
当時はかなりヒットしてましたねー。全米一位ですからね。
ビートルズを除き、ポップスばかり聴いてなかった当時の私にとって、ハード・ロック入門曲としてはこれ以上ないほどふさわしい曲はなかったと思います。
プロデューサーのトッド・ラングレンが選曲したのでしょうけど、見事にはまったカヴァー曲でした。
たぶん、当時はポップなハード・ロックというのはそんなにない時代で、ラジオから流れてきて、ごく自然に耳に馴染んだのを覚えています。
そのあと、同じくヒット曲の「アメリカン・バンド」を聴いて、初期の後楽園球場の伝説的ライブや「ハート・ブレイカー」を知ることになるのですが、この曲がほかの曲を聴くきっかけになったのは間違いありません。
まあ、ロックを聴いていこうと思っていた時期ではありました。

オリジナルのリトル・エヴァの可愛い曲を男っぽい重厚感のある曲に変えたトッド・ラングレンの手腕には驚くばかりです。
曲を作ったジェリー・ゴフィン、キャロル・キング夫妻もこうなるとは思わなかったでしょうね。
私も、ポップでありながら、男っぽさあふれるところに惹かれたと思います。
ギター・ソロのところは、やっぱりロックですね。


The Loco-Motion (Remastered 2002)  

GRAND FUNK RAILROAD - The Loco-Motion


この曲はいろいろな人がカヴァーしているのですが、面白いのを見つけました。
何と、キース・エマーソンとグレッグ・レイクがコージー・パウエルと組んだエマーソン・レイク&パウエルがこの曲をインストでやっています。
この企画的バンドは1枚アルバムを出したのですが、印象的な作品ではなかったと記憶しています。でも、こんな曲をやってたんですね。

The Locomotion
コメント (2)
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デビュー50周年で、若さ溢れる19作目  Invincible Shield  / Judas Priest  2024年3月

2024-03-09 10:07:03 | metal
最近新作を発表したローリング・ストーンズのミック・ジャガーは80才(若い頃は30才になったらロックなんてやっていないなんて発言をしてました笑)。
その彼には負ける73才ですが、やっているのは、ブチ切れるハイトーン唱法のヘヴィ・メタル。まさかまさかの70代のヴォーカリスト!がロブ・ハルフォードです。
彼のメタル魂というかロック魂には敬意を表せざるを得ません。
そんな、ロブ・ハルフォードを擁するJudas Priest の最新作をご紹介します。
今作品はYouTubeでボーナス・トラックを含め全曲配信です。スマホさえあれば、別にサブスク契約がなくても、全曲聴けます。時代は変わりましたね。

このバンドは日本でデビューした1976年からずっと追っかけていますが、まさか48年後も新作を発表しているとは当時は想像もしなかったと思います。
実際、3作前の「ノストラダムス」あたりは、かなり落ち着いた作風になり、バンドも引退を迎える雰囲気がありました。
ところが、若い新メンバーを迎えて、リフレッシュ。
そして、今月発表したこの作品「 Invincible Shield 」は凄まじいほどの現役感と若々しさで満ちています。賛否両論はあるでしょうが、今まで最高傑作と言われていた1990年の「Pain Killer」を超えた最高傑作だと思います。リッチー・フォークナーとアンディ・スニープがもたらした力は大きく、古参のメンバーとの化学反応が素晴らしい音に昇華したという印象です。

最新作のポイントは、彼らの平均年齢からは考えられない若さ溢れるエネルギーと練りに練ったアレンジでしょうか?
どの曲も、一筋縄ではいかない展開があり、かつキャッチーです。ギターのフレーズなどは、完全にメロディアスに作りこまれていて、完成度が高い。ここにはこういうメロディやソロ、リフが欲しいと思ったところに、そうしたものが見事にはまっています。まさに緻密なデザインの芸術作品を見るよう。
長年のジューダス・プリースト・ファンならわかるでしょう。今回の作品はルーズなつくりはほぼありません。メロディの展開も起承転結がはっきりしてて、よくメロディアス系のメタルでありがちな、欲求不満が一切発生しません。ちゃんとサビの部分やギター・ソロで至福の満足を達成するというようなアレンジになっています笑。
まさに傑作を作ろうとして、傑作になった作品と言えるのではないでしょうか?
一番の肝は、やはりロブのヴォーカル!ブチキレの叫びが見事です。この年齢で出せるんだ!!と驚きます。若い頃に負けない凄まじさで、鬼神のよう!
そして、リッチー・フォークナーのギターの上手さにも脱帽です。たぶん、パーキンソン病のグレンは簡単なリフとかフレーズのみ担当でしょうから、激しいプレイはすべて彼がやっている可能性が高い(プロデューサーのアンディも弾いているとは思いますけど)。痒いところに手が届くような細かいプレイを見事にやりきっています。

メタリカ、アイアン・メイデンとともに、クラシックなヘヴィ・メタル&ハード・ロックのレジェンドである彼らがここまでの作品を作り上げたことで、全世界の彼らのファンはかなり満足したのではないかと推測します。
彼らがこの先、どこまでバンドを続けられるかわかりませんが、間違いなく、大きな足跡を残したと考えます。

今回は珍しく、全曲紹介をやります。

1曲目は、「Panic Attack」。
やはり、リーダー・トラックだけあって、実に完成度が高い曲です。
ドラマティックな構成は貫禄の出来栄え。この曲で、ロブは高音を披露しており、いまだに現役のシャウターであることを誇っています。過去50年の歴史に基づくサウンドでありながら、実にきらびやかでモダンに仕上がっていると感じます。まさに集大成ともいえる曲です。聴きこめば聴きこむほど味が出てきます。

Judas Priest - Panic Attack (Official Video)


2曲目 「The Serpent and the King」も、強力です。
元気いっぱいの彼らの典型的なスピード・チューン。
ロブのヴォーカルはあの「ペイン・キラー」発表時と変わらず、ブチ切れています。驚異の喉としか言いようがありません。
ワイルドな曲でありますが、キャッチーなメロディが散りばめられていて、実に耳になじみます。
ギターのリフやソロは見事に熟練の職人の技で手抜きは一切感じません。
圧倒的な力を誇る曲に仕上がっています。
Judas Priest - The Serpent and the King (Official Video)

3曲目もパワー・チューン。アルバム・タイトル・ソング「Invincible Shield」
です。3曲連続で攻撃的な曲が来るというのは予想しませんでした。キャッチーなサビのメロディと歌詞はライブで大合唱になりそうな予感がします。この曲も彼らの楽曲におけるクラシック・タイプではあるのですが、仕掛けがたっぷりあって、並みの曲と盛り上がり方が違います。ドラマティック・メタルと言いたくなりたくなります。曲の最後の方の哀愁たっぷりのメロディアスなギターのフレーズは感動を引き起こします。こういう技は昔からうまいんですよね。

Judas Priest - Invincible Shield (Official Video)

4曲目「Devil In Disguise」はちょっと落ち着いた曲です。でも、キャッチーな展開でギターもドラマティック。

5曲目 「Gates Of Hell」はちょっとしたハイライトになる曲です。
イントロのアレンジが実にキャッチーで、期待をさせる感じです。
80年代のアリーナ・ロックを思わせるスケールの大きさを感じさせる楽曲。過去の彼らのいろんな要素がいっぱい入っていて、ベテランのファンならニヤリとしまいそう。ギター・ソロはまるで、80年代のヒット曲を思わせる親しみやすさですね。

Judas Priest - Gates of Hell (Official Lyric Video)  


6曲目「Crown Of Horns」もキャッチー。ポップな曲が2曲続くというのは彼らとしては珍しい。
7曲目「As God Is My Witness」は再びスピード・ナンバー。機関銃のようなリフが心地良いです。そしてメロディアスなソロは見事。そして、ロブがメロディアスなサビを歌う時は神が如くオーラをまとう感じがします。曲が至高の高みに昇り詰める印象です。
8曲目「 Trial By Fire 」。この曲もイントロが凝っています。この曲はロブの喉に負担がないタイプの曲で、聴き手としては安心してしまいます。
9曲目「 Escape From Reality 」。ここに来て、やっとダークなリフの曲が出てきました。ややサバスのような雰囲気で、アルバム「ノストラダムス」の時に収録されていた曲はこんな感じが多かったような。こういう曲はアルバムの彩りに必要なのでしょう。
 10曲目「Sons Of Thunder」。ミディアム・テンポのパワフルなリフを持つ曲。やや地味かな?と思ってたら、ギター・ソロが実にかっこいい。短い曲。
11曲め「 Giants In The Sky 」 。正規のアルバムのラストの曲。他の曲と違った雰囲気を持つゆったりした曲。何となくリフは70年代の香りがします。。アコースティック・ギター・ソロとそのあとのバラード風の展開が印象的。

12曲目 ボーナストラック「Fight Of Your Life」。これも、70年代っぽいリフ。
ステンドクラスかキリングマシーン時代の雰囲気。昔の曲かな?と錯覚します。ボートラのせいか、アレンジがおとなしめ。でも、サビのメロディがキャッチーです。最後の方で見事に盛り上がります。
13曲目ボーナストラック「 Vicious Circl」。ノリのいいミディアム・テンポの曲。彼らの典型的な曲です。正規の収録曲にならなかったのは、今一つ個性を作れなかったからかもしれません。
14曲目ボーナストラック「The Lodger」。最後に、悲し気なメロディを持つバラードを持ってきました。この曲だけ、かなりイメージが違いますね。悪い曲ではありませんが、やはり地味さはぬぐえないところで、そういった理由から正規収録曲から漏れたのかもしれません。

それにしても、あらためて50年の歴史を持つバンドというのはすごいと思います。日本ではセカンド・アルバムから紹介されているので(ファーストアルバムは後から日本発表となりました。)、私のような最古参のファンでも48年の付き合いですね(もちろん、イギリスでデビューした時から追いかけている人はいるでしょうけど、ごく少数でしょう。)。興味ない人にとっては、全くどうでもいいことでしょうけど、私にとっては宝物の歴史です。
これを機会にすべての作品に向き合っていこうと思います。19作品はかなりのヴォリュームですね(笑)。

Judas Priest - Crown of Horns (Official Video)


 



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心に突き刺さる青春のサウンド The Struts - How Can I Love You (Without Breaking Your Heart) (Lyric Video)

2024-03-03 09:59:33 | ブリティッシュロック
The Struts - How Can I Love You (Without Breaking Your Heart) (Lyric Video)

2月9日配信されたばかりの曲。
この曲がいいんですよねー。
70年代、80年代に青春時代を過ごした方なら、ドストライクの曲調。
ヴォーカルのルーク・スピラーによれば、ロッド・スチュアートやフリートウッド・マックの雰囲気があるということですが、すごくハート・ウオーミングな感じです。

2012年結成され、ストーンズやクイーン、グラム・ロックや、ニュー・ウエイヴ等の懐かしいブリティッシュ・ロックを現代風に再現する優れた英国バンド、ザ・ストラッツの作る曲はまさに変幻自在。

この曲は本当に心に突き刺さります。
若い人が聴くと、古臭いかな?
でも、いいんです。私は大好きですね。



なお、2月23日にはもう一曲配信されました。

he Struts - Heaven's Got Nothing On You (Lyric Video)  

この曲も懐かしい雰囲気がすごい。
まさに、変幻自在。60年代~80年代のヒット曲と言われたら信じそう。




このバンドを知らない方がいるかもしれないので、
最後に2017年のこの曲を紹介しましょう。
The Struts - One Night Only  
クイーンというかマイケミカル・ロマンスというか、ダークネスみたいというか、ドラマティックですね。
まさに英国の誇りが溢れた曲です。
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