ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

イギリスの偉大なるヴォーカリスト!ダニー・ボウズ Thunder - "Broken"

2020-10-31 22:01:58 | ブリティッシュロック

Thunder - "Broken"

一般の洋楽ファンはあまり知らなくても、日本のマニアックなハードロック・ファンには絶対的に支持されているバンドが、イギリスのサンダーだ。

本国イギリスでも、ベテラン・バンドとして、大事に扱われている。地に足がついた安心して聴けるロック・バンドというイメージなんだろう。国民的バンドと言っていいかもしれない。

一般の洋楽ファンは知らないと思うので説明すると、80年代過ぎに登場してきた、遅れて出てきた王道的なハードロック・バンドで、イメージ的にはバッド・カンパニーに近いと言っていいだろう。ヴォーカルのダニー・ボウズの歌のうまさに惹かれるファンが多く、ここ日本でも、かなりのファンがいる。

サンダーはアメリカおよび世界的にみると、商業的には全く成功していない。流行とは全く縁遠い音楽をやっているというのが理由だと思う。

でも、大ヒットしなくても、彼らはバンドを継続してくれている。これからも、できるだけ長く、このソウルフルなロック・ヴォーカルを聴き続けたいものだ。

 

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オシャレになったペッピー。Falling In Love - BALANCE

2020-10-24 20:37:53 | AOR

Falling In Love - BALANCE

Emil Thielhelm(エミール・チールへルム、ギター兼ヴォーカル)、後にPeppy Castoroと名乗るようになったペッピーの特集の最後の曲はこれです。1981年の作品。

バランスは彼の最後のバンドです(私の知る限りは)。

どうです?最初のブルース・マグースでの作品とずいぶん違いますねー。進化に驚きます。

このバンド、バランスは「東海岸のTOTO」と呼ばれたようです。まあ、その呼び方については賛否両論あるでしょうけど、なかなか高品質なオシャレな作品をつくるバンドであることは間違いなさそう。

でも、日本では、あまり知られていないのでは?

ちなみに、ネット上では、ファースト・アルバムは名盤と評価する人多し!

このバンド21世紀の2009年にもアルバムを出しています。ペッピー、しぶといですね。いぶし銀のようなロックの生き証人と言ったところでしょうか?

Breaking Away - BALANCE

この曲はビルボードで22位まで上昇したそうです。

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日本のシティ・ポップスみたいです。Blonde - Barnaby Bye

2020-10-15 20:49:24 | AOR

Blonde - Barnaby Bye

ブルース・マグースを率いて、最初はサイケ・ロック(ポップ)、そして後期はファンク・ロック、ジャズ・ロックの世界に展開した、ペッピー・カストロが1973年から1974年にかけて活動したのが、バーナビー・バイ。

9月の下旬に取り上げたばかりのバーナビー・バイです。前回はファースト・アルバムの曲を取り上げたので、今回はセカンド・アルバムを紹介しましょう。

どうも、アレッシー兄弟がブレイクする前のバンドというイメージが強いのですが、ちゃんとペッピーもギター兼ベース兼ヴォーカルで参加してました。アレッシー兄弟とはミュージカル「ヘアー」の仕事で知り合ったみたいです。

このバンド、プレAORとかソフト・ロックと言われていて、けっこうメロディ指向だし、おしゃれなポップ感覚に溢れています。

ややマニアックな方向に走っていたブルース・マグースと全然違う感じで、ブルース・マグースのリーダーがなぜこんなバンドに参加したんだろう?とちょっと驚いてしまいます。

もっと、実験的な音楽やりたかったんじゃないの?と突っ込みたくなりますね。

この「ブロンド」という曲は、金髪美人ばかり写す動画も気になりますが、やはり日本のシティ・ポップスみたいなアレンジが気になります。まあ、こういうアレンジはこっちが本家なんでしょうけど、なんか馴染んじゃう音なんですよね。

Can't Live This Way

この曲もほんとシティ・ポップスって感じです。見事にオシャレなアレンジで、彼らが只者でないことを証明するような曲ですね。

素晴らしいバンドでしたが、このバンドは2枚で解散。

アレッシー兄弟は1976年ごろからデュオ活動を開始し、大成功を収めることになります。

そして、ペッピーはというと・・・「バランス」というバンドを結成するんですね。

その話は次回に。

 

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Peppyとは?   Blues Magoos - Slow Down Sundown (Rock) (Jazz) (1970)

2020-10-13 20:34:35 | アメリカンロック

Blues Magoos - Slow Down Sundown (Rock) (Jazz) (1970)

前回に引き続き、ブルース・マグースです。5枚目のラスト・アルバムから2曲ほどご紹介します。

ジャージーな演奏がクセになるんですよね。好きな音楽です。

結局、バンド結成時のメンバーはEmil Thielhelm(エミール・チールへルム、ギター兼ヴォーカル)だけです。

この人、なぜか、途中から、Peppy Magoo とか Peppy(ペッピー)と呼ばれるようになるんです。そして、さらにPeppy Castoroと名前を変えていきます。その由来をネットで調べたんですがわかりません。

この人、けっこうしぶとい。ロックの歴史の中を生き残っていきます。ちょっと興味が湧く人物ですね。そして、やっている音楽性に一貫性がない(笑)このへんも面白い。ちょっと追いかけたくなる人です。

Blues Magoos-Magoos Blues.wmv

この曲を聴いていると、ルパン三世のテーマのジャズ・バージョンを思い出します。耳に優しい感じで、かっこいい。

ブルース・マグース、けっこういいバンドでした。

察しのいい方はわかっちゃったと思いますが、次回もPeppyの足跡を追います。

この人、最近私のブログで取り上げたバンドのメンバーでした。そのバンドで2枚、アルバムを作ります。

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初期と全く違うバンドに変身!BLUES MAGOOS - Heartbreak Hotel

2020-10-12 21:47:56 | アメリカンロック

BLUES MAGOOS - Heartbreak Hotel

「ブラック・ナイト」ネタで前回紹介したブルース・マグース。

ファーストアルバムからサード・アルバムまでは、サイケ、ガレージ・ロックといった雰囲気。

例のヒット曲は飛ばしたけど、よくあるポップ・バンドという感じ?

それが、4枚目で大変身。レコード会社もマーキュリーからABCへ。メンバーもヴォーカル兼ギターのエミール・チールヘルム(別名ペッピー)を残して、他は交代。全く違うイメージのバンドになるのである。

これが、けっこういい。玄人好みというか、渋くてオシャレ!けっこうクセになる音なんですね。

ジャージーだったり、ファンキーだったり、プログレっぽかったり、アフリカ的であったりと、意外と楽しめる。

上の曲はエルヴィス・プレスリーのカバーだけど、センスいいアレンジではないでしょうか?

Blues Magoos - Heart Attack

この曲はファンキーで、1969年という年を考えると、最先端の感じのサウンドだ。

Blues Magoos - Never Goin' Back To Georgia

これは、アルバム・タイトル曲。お洒落です。イージー・リスニング的な音に、野性的なパーカッションが絡み、叫び声のようなコーラスが入るところなんか、ちょっといいですねー。

キーボードは何と、超有名シンガー・ソング・ライターのエリック・ジャスティン・カズ!!彼がロック史に登場するのはこのアルバムからなんです。

Blues Magoos - Georgia Breakdown (1969)

アルバムのラストを飾る曲はまさにエリック・カズのセンスが溢れてる。こりゃ、ジャズ・ロックですね。

ファースト・アルバムのサイケ・ポップとは全然違うバンドだって改めて感じます。垢ぬけてる!

 

 

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