2022 備忘録

思いついたことを書き残す。

久しぶりの木曜休日

2019年10月31日 | ひとりごと

契約上木曜日は休日だがなかなかそうは問屋がおろさない。JIAの行事で上京する際の振替で出勤することはあるがともかくだいぶ休日出勤が溜まってしまった。まあありがたいというべきか。専門職にとってON、OFFの境界線は曖昧だ。働き方改革などとのんきなことを言っていては置いてきぼりだ。
我々の職能は法律で保護されているとは言い難い。出し抜くか出し抜かされるかの戦場にいるのだ。常在戦場。

とはいえ半分引退した身としては体をいたわりつつ、時間を大切にせねばというところだが来月の旅行の段取りをしていたらほぼ一日終わる。
両親の体調を考え列車の予約を変更。僅かの間に良い席が埋まっていた。もっとも乗り換え時間をたっぷりとったのでやむを得ない。
前回のような事故だけは勘弁なのでもう一度入念に準備を点検しよう。




















なんとなく金曜日

2019年10月25日 | ひとりごと

朝から雨模様、そして低温。今年始めて電気ヒーターを使う。あまりの気温の変化に閉口。あっという間に一週間が終わりそうだ。今日も弘前での会議のテープ起こし。なんとはメドが立つ。というかこれから文章のまとめ。
自動車の任意保険の更新手続きを行う。一年で7000km位走ったらしい。結構乗るものだ。

定期受診

2019年10月24日 | ひとりごと

持病のかかりつけが変わって二度目の受診。とりあえず6週間後にまた受診。まあ大したことはないということ。
夜は弘前でのシンポジウムのテープ起こし。意外と皆さん、要点を突いていない話し方で要約するのに悪戦苦闘。

仕事場に復帰

2019年10月22日 | ひとりごと

久しぶりの職場。留守中大過なく一安心。平常に戻りつつある。飯山の「御宿飯山館」から近況報告。
家族経営の小さな旅館で人でも足りないはず。12月には営業再開したいとのこと。機会を作って泊まりに行ってみたい。

東北旅行 これからどうする

2019年10月20日 | ひとりごと

普段と全く違うペースの4日間が終わり、日常に戻りつつある。今日は荷物の整理や散髪やら休みらしい休み。
画像の整理をしていると様々なことが思い出される。気ぜわしい毎日とは違う時間を楽しんだと言いたいところだが中心はあくまでJIAの2つの会議。明日が議事録のまとめ。まだ余波が少し残る。

北東北を鉄道で巡った。新幹線ができ便利になった一方で在来線の寂れようは著しい。さらに過疎化が進む地方でありながら東京地方の文化の進出も進んでいる。交わした言葉もほとんど普通の標準語。20年ほど前に秋田に出張した際にはほとんど言葉が聞き取れないこともあった。もっとも自分よりずっと高齢者ではあるが。住宅も地方色も全く感じられない。全国規模の住宅メーカーの仕事は目立たないもののそれらの影響は強く受けているようだ。
今後の課題が少し見えた。





東北旅行 雨の酒田

2019年10月19日 | ひとりごと

2日続けて好天に恵まれ気を良くしていたら朝から本降りの雨。またレンタサイクル移動を目論んでいたがとても無理。
今日のお目当ての土門拳記念館は交通の便が少々悪い。もっとも自家用車移動を前提の街の構造からすれば止む得ないところ。





バス移動も本数が少なく活動が大幅に制限される。酒田を訪れる人は事前に事項表をしっかり把握することがおすすめだ。
結局まず「山居倉庫」まで歩き、ここからタクシーで「土門拳記念館」へ移動。



土門拳の画像(プリント」に圧倒される。油彩ではないかと錯覚するような仏像の写真など現代に画像とは違う迫力を感じる。
建築は谷口吉生。30年以上前にも一度訪れたことがある。しっかり作られた建築は未だすきを見せない。照明ルーバーなど時代を感じさせるところはあるものの本物感が素晴らしい。

見終わって市街地に戻り昼食。「米沢屋」という焼きそば屋さんで初めて食べた「あとかけのソース焼きそば」つまりソースは自分の好みによって量を計る。
麺そのものの味を味わう。



坂田駅では14:30分発の「いなほ10号」を待つのに時間を持て余す。構内がにぎやかだったので覗いたら何かのイベント「トレインフェスタ@湊町さかた」というらしい。撮り鉄が大集合。イベント列車にはあまり興味がわかないが、JRも苦労しているなとの印象。

今回の旅行で使われなくなったレールや架線柱、ホームが草に埋もれている風景を随分目にした。おそらく農産物の積み出しのためのものだったのであろう。物流は自動車が主役になって久しい。もっとも羽越本をふくめ日本海ルートの貨物輸送は東日本大震災のときも東北本姓に変わって大活躍だったそうで今回も高崎線以上に貨物列車に遭遇した。


東北旅行 津軽平野

2019年10月18日 | ひとりごと

朝、岩木山がくっきり見え秋晴れ、弘前市内をレンタサイクルでまわる。ママチャリの類いは重心バランスがロードバイクとは違うのでおもわぬところであたふた。ただ段差のある歩車道境は容易に乗り上げることができる一方、たちこぎは明らかに不安定だ。それにしても弘前は立派な都市。吉幾三の「津軽平野」とは大違い。





午後は酒田に向け出発。それにしても時間がかかる。秋田駅で70分の持ち合わさせ。つい酒売り場で飲んでしまった。日本海は夕焼けは見えず。これは残念。ついまどろんでしまったらたっぷり陽が沈んでしまい残念。



酒田についたらなんと暗い街なのであろうか。深夜を思わせる通行人の少なさと暗さ。宿までとぼとぼと15分近く歩く。酒田の宿をわにざわざ駅から離れた場所にしたかつたのは伝説のバーテンダー井山計一のいるケルンを訪ねてみたかったからだ。



御歳93歳の現役。カクテル雪国の創案者であり映画にもなった方だ。非常にしっかりなさっていて雪国の入賞のときの話など60年前のことを昨日のことのように話していただいた。



雪国は優しい味わいのカクテルだった。

東北旅行 青森から弘前

2019年10月17日 | ひとりごと

朝はやく起きて青函連絡船の埠頭跡へ出かける。旅行好きだった祖父が旅先から青函連絡船の絵葉書を送ってくれたことがある。いつか乗りたいと思っていたらトンネルができ廃止に。松本清張の小説やそれの映画、石川さゆりの「津軽海峡・冬景色」等終着駅として、また連絡船の接続駅として特異な駅である。
3本あったと思われる専用埠頭も八甲田丸が係留されているもののほかは跡形もない。




構内は線路が海に向かって伸びていた形跡を若干残しながらも空白感が漂う。異様に長い跨線橋は健在。ただ新しい駅舎を作っている気配があるからもうじき短くなってしまうのかもしれない。
ホームの信号には東京方と表示があるのもかつて長大編成の長距離優等列車が発着していた名残だ。今は近郊用のE701系2両編成が発着と寂しい限り。



08:09のJR奥羽本線 快速リゾートしらかみ2号 秋田行で弘前に向かう。今回の旅行はJIA建築家大会2019青森inHIROSAKI の会議出席のためのものである。
ただし津軽といえば津軽鉄道、岩木山、斜陽館、十三湊と訪ねてみたかったところばかり。少々欲張ってレンタカーで五所川原まで進む。津軽平野をドライブしてたわわに実った赤いリンゴ畑を眺めながら景色を味わった。





もちろん前川國男の出身地である。こちらの見たい建築がある。と言いたうところだが設計の仕事から少し距離を置く現在どうも建築に対する興味が低下しがち。建築の世界に足を踏み入れた頃前川國男を巨人だった。上野の東京文化会館に感銘を受けたことは今でも時々思い出す。コンサート聞く機会を作って建築も味わおう。



弘前は人口17万程度だそうだが立派な街並み。前橋以上の集積された都市である。サラリーマン大名とは違い外様大名の威厳を感じさせるものが残っている。
新幹線を使えば日帰りも可能。弘前城の桜は是非見たいものだ再び見えることを期待しよう。