2022 備忘録

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012メモ 令和3年度建築物省エネ法の説明義務に使える手法

2021年12月04日 | ひとりごと
令和3年度建築物省エネ法の説明義務に使える手法が簡易に学べる動画説明会、省エネ相談会に講師として参加しました。
簡易に省エネ法の適合がわかる点で事務処理が苦手な方でも省エネ適合の説明義務を果たせるようになると思います。

一方、仕様規定ではモデル解析で安全側を採っているので温熱環境負荷計算によって求めた仕様よりむしろ重装備である可能性があリます。また全般的に多数使用されている建材、設備についてのみ適合とみなされるため設計の多様性を損なう可能性もあります。そして一次消費エネルギー量の想定ができないなど設計者としてはさらに前向きに捉えて詳細計算に取り組む必要を感じます。

建築設計者に求められる環境負荷低減について真摯に受け止め長所短所を設計者はよく見極めて使用することが望まれます。
とはいえ建築主も含めコストと環境負荷の釣り合いの板挟みになることも事実で2,025年に向け省エネ対策は一層進む中で現在は断熱仕様についてはほぼ足踏み状態ですが義務化と合わせて基準そのものも上がっていくことを考えると一層詳細な温熱環境負荷計算が重要となるでしょう。

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