2022 備忘録

思いついたことを書き残す。

3月から4月へ

2015年03月31日 | ひとりごと
ただの時間の推移とはいえ区切りである。身の廻りでは大きな変化はないものの異動の季節でなにとはなしにざわついている。

上半期が終わる。期末に向かって成果を重ねていこう。
1991年3月31日に以前の勤め先を正式に退職し明日はいよいよ看板を出そうという日。
たぶん、今頃はグリーングラスで送別会の二次会でカラオケを歌っていたかな。年月の経つのは早いものだ。

そのときの志のどのくらいが達成でき、まだ何が未達なのか。まあほとんど未達かも知れないが、ほとんどということは達成できたことも少しはあるということ。
まだまだこれからです。

さくら、さくら

2015年03月30日 | ひとりごと
前橋宮久保歯科に薬剤を受領に出かける道の途中で様々な桜に出会う。前橋公園、敷島公園など利根川河畔も、点在する社寺の境内も、まもなく満開。





前橋神明宮の枝垂桜。通りの反対側に神明幼稚園があり一年間一人で徒歩で通った。今では考えられないことだ。通園の途中、遊んだ境内。当時の境内の様子が断片的に思い出される。



48年前に桜を初めて意識した通り。入学式の日は桜吹雪だった。母校、旧前橋工業高校岩神校舎の正門につながる桜並木もだいぶ本数が減ったがまだ幾本か健在。ここから建築設計の道も始まった。



広瀬川河畔の桜もすっかり開花。今週末は中学校の同級生も帰ってきて観桜会。12名集まる予定。
また思い出深い桜になることであろう。


仕事もお花見も日曜日

2015年03月29日 | ひとりごと
新規案件の設計打ち合わせがあり高崎へ。
日曜日とはいえ期限を考えるとどんどん進めなくてはならない。
大きなプロジェクトになりそうだ。気持ちを一層引き締めてかかりたい。



明るいうちに打ち合わせは終わったので慈眼寺に立ち寄る。
満開。なんという間であろう。幸運である。
2010年に夜桜、それは見事なしだれ桜だったが2011年に夜間照明は中止。
震災後の厳しい電力事情によるものだった。
しかし夜間照明はさくらにはストレスになるようで今は行なわないとのこと。
これもひとつの見識であろう。

震災後一時は夜間照明(ライトアップ)もまた復活し始めた。
しかし電力が限りある化石燃料、または非常に危険な原発によって生み出されることを考えると手放しでは喜べない。
月明かりにほのかに浮かび上がる静かな桜を鑑賞したいものだ。

白木蓮、そろそろ終わり

2015年03月27日 | ひとりごと
事務所の近くのお宅の白木蓮が散り始めた。今日は撮影させていただいた画像をプリントして訪問。
なごやかなご夫婦の二人暮らし。穏やかな日にはぴったりの空気。



上信越道沿道は白木蓮が満開。他の木もそうだが開花はその存在を訴える一年に一度のことなのだ。

新たに焼き菓子の店の案件が始まる。試作品をいただいたが華美ではないがしっかりした、どっしりとした大人の味。この味に似合うような店舗にしたい。
医療施設や店舗、戸建住宅と身近にある建築の設計を続けてきた。
発注者と使用者が共通という思い入れの深い建築の設計だ。
発注者の思いに答えなくてはならない。重たい仕事だ。

【に】日本で最初の富岡製糸

2015年03月26日 | ひとりごと
富岡市内で住宅の打ち合わせ。
二世帯住宅というありそうでなかった形式。
難問である。

市内は富岡製糸場の駐車場標識など、今話題の世界歴史遺産にちなみ賑わいが伝わってくる。
ただし、国宝姫路城のような観光地ではなく、産業遺産である。
この工場の特徴はフランス式の技術で成り立っていることで明治も後期になるとイギリスとドイツの影響が強く、国内では例が少ない。
一方地元の土を使ったレンガや瓦や地元の木材を使った日本伝統の素材や技能の融合などもみられ明治初期の事情が興味深い。

これからの息の長い保全には苦労も多いと思われる。
せっかく長い間保全に尽くしてきた片倉製糸の努力に報いるためにも地道な努力が求められる。

冬に逆戻り

2015年03月25日 | ひとりごと
沼田市内へ設計の打ち合わせに向かう。
迦葉山方向は降雪で白く曇り山並みが見えない。
尾瀬から日光方面、赤城山は山頂は白く包まれているものの青空。
山間部の天候は不安定だ。時間が逆戻りしたようだ。

市内も朝20センチくらいの降雪があったそうだがさすがに道には融けて残ってない。
春を待って工事にも着手する。

佐藤晋一さんの誕生日

2015年03月24日 | ひとりごと
知人の萩原さんから佐藤晋一さんが久しぶりに外に出るとの知らせ。誕生日に元の店に顔を覗かせるというのだ。
佐藤さんとのお付き合いはもう40年以上になる。その間にいくつもの店などの設計をさせていただいた。
久しぶりにお目にかかったが元気な様子に一安心。

画像を整理していたら今はもう営業していない「志賀高原ホテル」の画像が出てきた。
「林檎亭」の設計をしているころデザインの検討で佐藤さんと一緒に見に行ったことがある。
東京などにも幾度も出かけ、夢を語り合ったものだ。
とにかく商売熱心な姿勢が忘れられない。



照れくさいが小さな鉢を贈った。
お返しに「デメル」のチョコレートをいただく。
いくつになられてもおしゃれでいることを忘れない佐藤さん。
今なお目標の一人である。

神葬祭

2015年03月24日 | 訃報
前橋八幡宮の宮澤健二氏の神葬祭が営まれた。
仏式の葬儀は仏教徒ではないので非日常の感が強いが神葬祭は葬儀がとても身近に感じられる。
今日の祭壇も色身の少ない質素な神官の葬儀にふさわしいものだった。

自宅での葬儀では祖父母と妹を見送った。
祖母と妹の葬儀では宮澤健二氏が祭事を務めていただいた。
自宅の地鎮祭もお宮参りもいつも身近にある。
境内を掃き掃除されていた姿も思い出される。

前橋八幡宮とは長年のご縁である。なぜか葬儀が身近に感じられて、複雑な思いもする。

春分

2015年03月22日 | ひとりごと
春分は昼間のほうが夜の時間より長くなる日。
活発に活動するにはふさわしい日。



墓参りを済ませて、「グランボア」でパンを買い、白川の土手で昼食。
菜の花の黄色い色に河原が包まれている。
穏やかな日差し、優しい風。春だ。



グランボア」は以前設計させていただいた前橋市川原町のちいさなパン屋さん。
しかしいまや多くの従業員さんで作業場は溢れ、活気に満ちている。
なにかと大企業が地方を収奪していくなかにあっても元気に頑張っている人達がいる。
勇気づけられる。頑張らねば。

春の散走

2015年03月21日 | ひとりごと
この冬は自転車をまったくサボってしまったので陽光に誘われ、とりあえず散走。
利根川は雪代によって水かさが増し春を告げている。
利根川河畔は河津桜、梅が満開。華やかの一言。
薄い緑の芽吹いたばかりの木々がなんともいえない柔らかな表情。

足元はショカッサイやオオイヌノフグリが咲き始めこれまた春めいている。


今日は休日なのでSLの牽引する特別列車に遭遇。撮り鉄と一緒に列車を見送る。


赤城インターの坂道を登るとやはり春の足音は遅い。風が少し冷たくなる。
怠けていた足をいたわりながら赤城南麓を横断した。

歴史的木造建築耐震改修

2015年03月20日 | ひとりごと
構造設計家の山辺豊彦さんの講演会を所員全員で臨江閣で聞く。
文化財クラスの木造建築の耐震補強設計についていくつかの事例をもとに最新の設計手法について学ぶ。
といっても前半は構造設計の専門家でも日頃扱わない範疇であるから非常に難解。
しかし自分の理解が及ばないことはよくわかった。また水平剛性の大切さを具体的にお聞きし、大変有意義。



奇しくも5年越しの明治期の養蚕農家、名主を務めたという大規模家屋のリフォームが始まる。
古いものしか持ち得ない価値を損なわないように慎重に進める。

前橋市内の住宅、引渡し

2015年03月19日 | ひとりごと
前橋市内の住宅、引渡し。
桜並木沿いで開花に間に合った。
窓のすぐ外が桜の枝。

設計が始まってからあっという間に二年がたつ。
新しい生活が始まるがぜひこの建築を楽しんでいただきたい。

長期優良住宅の認定を取得している。
この制度は長期間の保全計画を実行していることを明らかにして住宅の価値を示すものだ。
100年住宅の掛け声から始まり、長期優良住宅に収まったがいずれにせよ二世代以上にわたって使い続けることを目標にしている。
欧米各国に比べ、建替えサイクルが短いとされている日本の住宅を長寿命化を図ることで建設時に発生する二酸化炭素を減少させようとするもくろみも含まれる。

この規格には省エネルギー性能、耐震性能の高規格化、また改装の容易さなどが求められる。
長期に亘っての維持保全には当然設計者も関与しなくてはならない。
そのためにも事務所の継続性についても真剣に取り組まなくてはならない。
引渡しの説明をしながら改めて感じた。


白木蓮

2015年03月18日 | ひとりごと
白木蓮が咲いていた。
いつも気にかけていたのにちょっと目を離していた数日のあいだに咲いてしまった。



事務所のすぐ近くに白木蓮がある家がある。
普段は道路からこの花を覗いていたのだが、カメラをぶら下げてうろうろしていると何かと物騒な前橋の町である。
しょっ引かれてしまったのでいけないので意を決してご主人に「撮影をさせてほしい。ついては敷地に立ち入らせてほしい」とお願いすると快諾していただいた。
「今日が見ごろですよ」と言い残しお出かけ。撮影していたら今度は奥様が出てきてまたご挨拶するとにこやかに対応していただいた。
時間がゆっくり流れている春の日にふさわしいのどかな時間。

昼休みのひと時を楽しんだ。