悠歩の管理人室

歩くことは、道具を使わずにできるので好きだ。ゆったりと、迷いながら、心ときめかせ、私の前に広がる道を歩いていきたい

昔も今も

2017-09-06 21:16:22 | 雑記

吉村昭の小説を読んでいると、日本の潜水艦保有数の国際的取り決めの話がでてくる。
第二次世界大戦中の話である。国力に応じた台数しか保有を認められていなかったそうだ。

今朝のニュースで、トランプ大統領の「日本・韓国の武器購入を認める」との発言があった。
日本の総理は、「日本が武器を購入することでアメリカの雇用を創出している」との発言も。
第三次世界大戦の前々夜という雰囲気が醸し出されている。

北朝鮮脅威論は、株価を高下させ、武器の輸出入にも貢献しているという流れになってきた。
明治以降、財閥は戦争で太り(火事太りの拡大版)、関連業界も開戦を望んでいるようだ。
この時代、第三次世界大戦は起こりにくいが、小競り合いがあれば軍需産業は肥え太る。

戦争で、困るのは一般庶民だけというのは、昔から変わらない。今後も同じだろう。
槍で攻めていって、最新の武器(鉄砲)で虫のように殺されたおぞましい光景は、どうだ。
現代の戦争は、敵をパソコン画面上で確認し、ボタン1つで殺戮する形に変わっているが、
その前段では、米国のお手伝いの関係で、とばっちりを食うのは最下級の兵隊である。

これらの底流に流れているのは、トップの連中は壁の内側で体裁の良いことをいっているが、
所詮、株の売買と同じで、金儲け目的のゲーム感覚なのではないかと思わざるを得ない。