漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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女性のための漢方レッスン~六本木ヒルズにて:中島たい子さんのこと

2005-08-01 | 生理・生理不順・生理痛
昨日六本木ヒルズで行われた『女性のための漢方レッスン』に出席しました。
ゲストは、『漢方小説』でスバル文学賞を受賞した中島たい子さんと、女性ファッション雑誌『oggi』のモデルミカさんです。

中島さんは、さすが小説家。人懐っこいトークが楽しく、ついつい聞き入ってしまう。

彼女の漢方愛用暦は長く、高校生のころは今みたいに漢方がメジャーではなかったので、漢方を飲んでいるというのを友人に知られるのが恥ずかしく、こっそり学校のトイレで飲んでいたそう・・・

中医学が好きな理由は、
相談したときに「なんだかふわふわって感じです」とか「今日はもうガ~~ンって感じなんです」とボキャブラリーのない表現をしても、ふ~むと聞いてくれて、カルテに「ふわふわ」と書いてくれたりするところ・・・
そんなたとえようのない症状をわかってくれるところがうれしいって。

中医学の本は、文科系の人間にも興味深く、思想的でおもしろいとのことでした。
「黄帝内経」を読んで感動しているというから、かなり中医学おたくといえるでしょうね。

次の小説は、女性の生理前緊張症(生理前に精神的にピリピリする状態、PMS)をネタに男女の物語を書こうと思っているとか。
中医師の話の中で、「夫が、月に一回の避難訓練と称して部屋を移動する」と、PMSのエピソードを紹介すると、中島さんはもう、小説のネタ見つけた!という表情をされてましたね。
すごく、素直にうれしそうでした。

今回の『漢方レッスン』で紹介された『当帰』というせり科の植物を気に入って、「物語の最後は、当帰の花畑でハッピーエンドなんて素敵かな~」とコメントをされていました。

おおらかな感じで、こんな友人がいたらいいなって思ってしまう人でした。

女性のための漢方レッスン~六本木ヒルズにて:ミカさんのこと

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『漢方小説』名言集


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