漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
http://kampo.no.coocan.jp/

辛味で体を鼓舞する

2018-01-20 | 薬膳・食育
寒いときはトウガラシの効いたピリ辛料理が食べたくなります
トウガラシはお腹や胸や背中を温めて、消化を促す働きもあります
お腹が温まれば元気になれそうですよね。気分が落ち込んでいる時もいいかもしれません

写真はモランボンのページから

トウガラシ以外にも辛いものはあり、その辛味にはいくつかの性質があるので組み合わせてみましょう

・発散:体の中に侵入しようとする邪気を追い払う
風邪を引きそうなときとか寒気がするときは、ショウガやネギ、ニンニク、シソなどがいいですね

・行気:気のめぐりを改善する
なんとなくイライラする、胸のつかえ、お腹の張りなどを感じるときは
大根や、カルダモン、厚朴、枳実、陳皮、ミントなど香りのある辛味
トウガラシの激辛はイライラを助長するかもしれませんので控えめに

・行血:血の巡りをよくする
冷え性や生理痛、不妊、慢性疾患などは血流改善が必須
紅花、玉ねぎ、ラッキョウなど

ところで暑い地方のカレーは辛いのですが、
さまざまなスパイスを組み合わせることによって
こもった熱を発散するので、食後は涼しくなります(辛涼解表)
夏にカレーが食べたくなるのは、体がそのことをわかっているからでしょう
食文化は奥が深いです

漢方家ファインエンドー薬局HP
http://kampo.no.coocan.jp/
生理・不妊症・更年期・婦人科疾患のための漢方薬
http://kampo.no.coocan.jp/seiri.html
全国実力薬局100選子宝部門
漢方美肌づくり
http://kampo.no.coocan.jp/beauty.html
漢方家ファインエンドー薬局フェイスブック いいね!クリックどうぞよろしく


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (simosan)
2018-01-20 19:01:49
今晩は。

辛いものは好きです。
でも辛過ぎる物は駄目です
唐辛子を油で炒めて・・・
あの煙は毒ガスのようで
あれは駄目ですね。
simosanさんへ (やく)
2018-01-20 19:28:00
人によってちょうど良い辛さはずいぶ異なるようですね。

毒ガスのようですか(笑)
中国大陸にいくとそのような料理方法が多いようですね。先日もテレビで見ましたよ

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。