幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

明日から何を楽しみにするかな? チャップリンの言葉

2014-05-10 01:00:20 | ブログ

さいたま新都心で多くの人が乗り込んで来ました。二人連れの女性の一人が「明日からは何を楽しみにするかな?」とつぶやくのが聞こえました。

何か、さいたまスーパーアリーナで催し物があった帰りなのがわかりました。つぶやいた彼女は下記の催し物を楽しみに日々の様々なことを乗り越えて来たのでしょう。

http://fujitvdirect.pia.jp/pc/sp/mj.jsp より一部引用

“キング・オブ・ポップ”マイケル・ジャクソンと、世界を代表するエンターテインメント集団シルク・ドゥ・ソレイユ。コラボレーションを熱望していたマイケルの想いを形にすべく、彼と親交のあったクリエーターやミュージシャンがシルクのもとに集結。コンサート、サーカスを超えた全く新しい形のショーが誕生した。

何か先に楽しみがあると、嫌なことや辛いことがあっても何とかそれを通り過ぎることが出来る場合があります。真っ暗なトンネルの先に明かりがあると不安はなくなります。ところが先に明かりが見えないと、いつまで真っ暗が続くのが不安でいっぱいになります。

学校や職場に好きな人がいる。その人の顔を見る楽しみがある。次の連休には旅行に行く。明日は友達と食事に行く。そういった楽しみをいかに作って行くか。

何でもいいので、先に何か楽しみがあると乗り越えるエネルギーになるようです。その楽しみがないと、不安から睡眠不足や食欲不振などにより体調が悪くなったりします。あるいは、頭痛や肩こりなども起きる場合もあります。

日々、何か先の楽しみや希望があるから頑張っているところがあります。その楽しみが終わり、次の楽しみが見つからないと意欲が出てこなくなる場合があります。生きる意欲がないと何をするにしてもむなしくなるのではないでしょうか。人生において無くならない楽しみは見いだせないのでしょうか?

喜劇王 チャールズ・チャップリンの言葉に「人生に必要なものは、希望と勇気、そしてわずかなお金」があります。

ヴィクトル・フランクル「夜と霧」の著者は、どのような時にも、人は生きる価値を見出せると言っています。「創造価値」、「体験価値」、「態度価値」の3つを上げています。創造価値とは何かを生み出す価値です。体験価値とは、人が何かを体験することで価値があるということです。態度価値は、身体が動かなくなっても、死ぬ直前まで生み出せる価値だと言っています。自分が何もできなくても、それを受け容れ、笑顔で過ごすことだけでも十分価値があるとのことです。

死の瞬間」の著者 エリザベス・キュープラ・ロス女史は、末期の人にインタビューしました。助からない人に何と言って接してよいか、かける言葉も見つからない、そのような人に話を聴きました。そうするとそれまで生きる意欲を失っていた人が、死んでいく気持ちを話をすることでそれがその人の今生きている価値になり、最後まで生きる意欲を持つ人が出て来ました。自分が何かの役に立っていると思えると末期であっても生きる意欲を見出すことができることに、エリザベス・キュープラ・ロス女史は気づきました。

瀬戸内寂聴さんは「亡己利他(もうこりた)」を生きる上で大切だと言われています。己を亡くし、他を利する。自分が幸せになるには、誰かのために何かをすることだと説いています。

「人はいつか亡くなる。何かをなしても亡くなってしまったら全て意味がなくなってしまうのではないか。人生に意味があるのだろうか?」この命題は避けて通れないように思います。この命題を考え続ける人、考えることを避けて考えないようにする人、答えが見いだせずに生きる意欲を持てない人、自分の答えを見出した人、様々ではないでしょうか。自分の答えを見出した人は、目先の楽しみとは関係なく、生きるエネルギーを自ら産みだしていけるのだと思います。先ずは考え続けることのように思います。