ま、いいか

日々の徒然を思いつくままに。

「ツバキ文具店」「桜風堂ものがたり」

2019-05-20 23:08:43 | 

 

「ツバキ文具店」 小川糸 幻冬舎 2016.4.20

 

「キラキラ共和国」を読んだので、再読。

 

祖母との関わりを後悔している鳩子にモリカゲさんが言う。

「後悔しないなんて、ありえないんです。ああしてあげればよかった、あの時あんなことを言わなければよかった、ってね。

でも、ある日気づいたんですよ。

失くしたものを追い求めるよい、今、手のひらに残っているものを大事にすればいいんだって、それに」

「誰かにおんぶしてもらったなら、今度は誰かをおんぶしてあげればいい」

 

台所に貼られた祖母の書き残した標語ーー

 

 春苦み、夏は酢の物、秋辛み、冬は油と心して食え

 

内容に合わせた手紙が味わい深く、

それに合わせて書かれた萱谷恵子さんという方の文字(書)が絶妙。

 

 

「桜風堂ものがたり」 村山早紀 PHP研究所 2016.10.4

 

「星をつなぐ手」を読んだとき、再読しようとリクエストしていたのだが、

まだ、かなりの予約が入っていて、回ってくるまで随分タイムラグがあった。

 

「星をつなぐ手」も、もう一度読み返したくなった。

 

万引き事件がきっかけで、長年勤めた書店を辞めることになった月原一整。

でも、思いがけない出会いがあって、

田舎町の桜風堂書店を引き受けることになる。

 

本への熱い思いが伝わってくる。

 

 

コメント
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