デクスター・ゴードン(Dexter Gordon)のアルバムに“Swingin' Affair”というのがある。
アルバムの1曲目に入っているのが“Soy Califa”で、デクスター・ゴードン自身の作曲である。これは、ラテン・リズムを使ったミディアム・アップテンポの軽快な曲である。
soy は英語では「大豆」という意味で、soy sauce (← shoyu sauce 醤油)、soy bean (英豪では soya bean)や、大豆を原料にした SOYJOY という名前の菓子などで、おなじみの言葉である。
Califa は California の短縮形ということにして、“Soy Califa”は「カリフォルニア大豆」と勝手に解釈する人もいるかもしれないが、実は、“Soy Califa”はスペイン語なのである。
さて、この曲の出だしに“Soy Califa”というセリフが出てくるが、英訳すると“(I) Am Caliph”である。soy は am に相当するが、主語は「私」(yo) に決まっているので、特に強調するのでなければ、yo は省略するのが普通である。
「私が」と言って,強調したいときは yo を強く言ってもいいが、“Califa soy yo”のように、主語を後ろに持ってくることが多い。英語で“It's me”というときは、スペイン語では“Soy yo”(直訳は Am I)というのが一般的である。
“Soy Califa”は「私はカリフ(教主)」ということだが、例によって、何でスペイン語のタイトルになったか考えてみた。
デクスター・ゴードンはロサンゼルス生まれの黒人系で、ヒスパニックではなさそうである。当時のバンドにラテン系のメンバーがいた様子もない。
そこで、毎度のことながら、英語版ウィキペディアを調べてみたら、意外なことにスペインとかかわりがあることが判明したのである。
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“Soy Califa”は「私はカリフ(教主)」ということだが、例によって、何でスペイン語のタイトルになったか考えてみた。
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