雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

天久鷹央の推理カルテ Ⅳ 悲恋のシンドローム

2017-07-13 21:00:00 | 

知念実希人著"天久鷹央の推理カルテIV
悲恋のシンドローム "を読みました。
統括診断部部長の27歳の女性医師鷹央と
部下の小鳥遊が出会う出来事です。

"迷い込んだ呪い"
秋穂は結婚しようという相手が現れると
体調をくずします。
腹痛に血を吐いたりと苦しみます。
以前に付き合っていた男性の悩みを真剣に
聞かなかったため自殺されてしてしまいました。
その呪いだと思い込み霊媒師に大金を払って
呪いを解いてもらおうとします。
こういうタイミングで体調をくずすのには
ちゃんとしたわけがありました。

"ゴミに眠る宝"
沼田という男の家はゴミ屋敷となっています。
向いに建つアパートの一之瀬という住民が
沼田の家に入って行ったあと家に帰ってこないと
いう医療とは関係ない話が持ち込まれました。
沼田の家を訪ねます。
一之瀬は姿を現し殺されてはいませんでした。
しかし隠された出来事を鷹央は見つけ出します。

"瞬間移動した女"
看護師の若菜が暗い表情をしています。
鷹央のところへ悩みを持ち込みます。
看護学生時代の友人の桜子がマンションで殺され
海で見つかりました。
マンションから発見場所までは10キロで、この間を
瞬間的に移動したようにみえます。
鷹央は事件の最後は手を引き小鳥遊にゆだねます。

知念さんはお医者さんだそうです。
医学的な話はそんなことがあるのかとおもしろいです。
しかし最初の話は理解できませんでした。
子宮の内膜組織が体のあちこちに散らばり子宮と連動して
体の不調を引き起こすなんてどうして?って思います。
体の中に無線があるわけではないしどうして子宮の
状態を他の場所の組織が気づけるのだろうと思いました。
ネットで検索したら女性ホルモンがスイッチになって
いるということです。
なるほどね、やはり知らせているものがあるのですね。