田中啓文著"ストーミー・ガール サキソフォンに棲む狐Ⅱ"
を読みました。
"ウィンディー・ガール"の続編で完結編です。
前編では主人公の永見典子のお母さんがサキソフォンを
壊してしまうところで終わりました。
棲んでいた狐はどうなるのか気になるところでした。
続編がなかなか出版されなくて待ち遠しかったです。
絶望した典子ですが楽器を修理してくれるところを
探しに行きます。
出会ったのが尾之上というリペアマンです。
彼によってサキソフォンは修理されました。
チコも姿を現します。
典子は学生のバンドのメンバー募集のチラシを見て
メンバーとなります。
同時に募集に応じた女性のサックス奏者の水之江由加里
と二人のサックスとなりました。
彼女のサキソフォンの前の持ち主はモトキという人物
だとわかります。
典子は新宿の暴力団員に何度も狙われます。
誰もが何かを恐れて知っていることを話そうとしません。
警察も信用ができません。
家も荒らされお母さんは逃げ出しました。
お父さんの死に関係があります。
全編にジャズのことが語られています。
音楽好き、ジャズ好きな人には内容が深く理解できる
ことでしょう。
私にはチンプンカンプンです。
雰囲気だけ感じるといったところでしょうか。
ジャズを含め音楽って難しいものなんですね。
残念ながら私には音楽は聞いてよかった、よくなかった
とかしかいえないものです。
ま、それでいいかと思っています。