雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

あの夏、二人のルカ

2019-03-23 21:00:00 | 

誉田哲也著"あの夏、二人のルカ"を読みました。
現在と14年前の出来事を別々の語り手で
綴られています。

現在の話は沢口遥が語り手です。
東京から名古屋に移り住んでいましたが、離婚し
職も辞めたため、東京に戻ってきました。
母親が残してくれた貸しビルのワンフロアに
住むことにしました。
近くにギターのリペアの店があることに気が
つきました。
店の名前はルーカス・ギタークラフトです。
店主は乾滉一です。

14年前の話の部分は佐藤久美子が語り手で、
当時高校生です。
父親が貸しスタジオを経営しています。
彼女はドラマーです。
二人でギターを弾いている美悠と翔子に
出会います。
久美子は二人を誘ってグループとなりました。
練習場所は自宅の空きスタジオを使わせて
もらいました。
転校生としてきたヨウの歌声のすばらしさに
気づいた美悠らは彼女を仲間に誘いました。
もう一人演奏には関わらずに側にいてくれる
瑠香という仲間がいました。

遙はギター修理屋の乾と知り合いになりました。
乾は若いころ父親とはそりが合わず喧嘩ばかり
でした。
そのとばっちりで妹の指に怪我をさせてしまい
妹は好きなピアノができなくなりました。

久美子らのグループは高校の文化祭で評判を
取りました。
久美子には音楽プロデューサの従兄がいます。
久美子はどうしてもプロになりたいと思っています。

ある出来事があってヨウは仲間からも音楽からも
遠ざかってしまいます。
以来ヨウは彼女らに会っていません。

過去と現在が交わってきます。
不思議な巡り合わせで再会がかないます。

離れていた期間があっても仲間なんですね。
二人のルカの意味は読んでみてください。

コメントを投稿